七星のスバル OverParadoxBraveConnectIcs(オーバー・パラドックス・ブレイブ・コネクト・イクス) ~過去と未来をつなぐ時を超えた時渡り(パラドクスブレイク)と七つの星の英雄~   作:タケノコ屋

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ガガガ文庫の小説及びアニメである「七星のスバル」をベースにした小説作品「七星のスバル Over(オーバー) Paradox(パラドックス) Brave(ブレイブ) Connect(コネクト) Ics(イクス) ~過去と未来をつなぐ時を超えた時渡り(パラドクスブレイク)と七つの星の英雄~」の序章にして、過去と未来をつなぐ始まりの物語が描かれています。

序章はスバルの始まりの物語を描く「七星のスバル0」のクライマックスシーンと終盤のアニメ「七星のスバル」冒頭シーンを組み込んで描かれており、オリジナルストーリーにより原作を読んだ人でも驚愕する予想もしない展開が特徴で、必見です。
一話を読む前にこちらを読んでくだされば幸いです。また、一話と一緒に読めばより楽しめますので、好きに読んでも構いません。

主に謎の少年、少女達が登場しますが、うち一人は終盤で少しだけ明らかになりますが、それは本作の一話と読めばわかります。

なお、冒頭付近から「七星のスバル0」のクライマックスシーンがありますので、原作である「七星のスバル0」のネタバレになると思い、視聴の際はご注意を。

では、PLEIADES00「過去と未来をつなぐ始まりの序章」をご覧ください。


第0章 過去と未来をつなぐ始まりの序章
PLEIADES00「過去と未来をつなぐ始まりの序章」


七星のスバル Over(オーバー) Paradox(パラドックス) Brave(ブレイブ) Connect(コネクト) Ics(イクス) ~過去と未来をつなぐ時を超えた時渡り(パラドクスブレイク)と七つの星の英雄~

 

PLEIADES00「過去と未来をつなぐ始まりの序章」

 

 

とある未来の世界 とある研究所

 

ここはある研究を行われている研究所で、今まさにその実験を行われようとしていた………………。

 

カアアアア………チュドオオオオオオオオオオン~~~~~~~。

 

巨大な大爆発に巻き込まれた研究所。その凄まじい爆発力は周囲の都市をも巻き込み、消滅させてしまった程。

この爆発は後の“V()9()9()-()D()A()Y()”と呼ばれる世界を巻き込む大事件の始まりであった………。

 

この事件が巻き起こる5時間前

 

とある施設の中

 

タッタッタッタッタッタッタッタッ………………。

 

施設内の通路に走る無数の人影。その数は七人で小柄から子供のようで、何やら追われているようだ。

 

???「追え~~~………逃がすな~~~………。」

 

ガチャッ………タッタッタッタッ………バタンッ。

 

少年、少女たちは部屋に籠り、追手を去るのをやりすぎるのであった。

 

???「………!?。」

 

少年の一人が何かを気づいた。それから数分後………。

 

ガチャッ………タッタッタッタッタッタッ………。

 

追手が少年たちがいる部屋に入ったが、中はもの家の殻で、そのまま放置して探索を続けに去って行った。

少年、少女達はダクト内へ入り、追手に見つからずに順調に進んでいた。

 

ガサガサ………ガサガサ………ガコンッ。

 

ダクト内で這いずりながら進む少年達だったが、ダクトが壊れて落ちていくのであった。

 

少年「………!?。」

 

少年達が落ちた先は物々しい機材が置かれた白い部屋で、ディスプレイや高価な小型の機械が中央の水槽へと繋がっていた。

その水槽の中身に少年の一人が何かを気づいた。

 

少年「………。」

 

水槽の中に入っていたのは、一人の少女であり、その姿はさながら眠り姫であった………………。

 

ガコーーンッ………。

 

少年、少女達「!!っ。」

 

突然ドアを開いた為、少年、少女達は水槽に繋がる機材の影に隠れた。

 

そこへ銀髪の少女とショートカットの少女が入ってきた。少年、少女達は彼女達の会話を聞くことにした………。

 

銀髪の少女「ここは………。」

ショートカットの少女「ようやく来られたね、ここに………。」

 

ドアを塞いだショートカットの少女はどこか寂しく悲しく、辛そうに呟いていた。

 

ショートカットの少女「目的を果たせて………よかった。」

銀髪の少女「わたしをここに連れて来ること………か?。」

ショートカットの少女「うん、()()()()ちゃん……これが“歴史創造(ノルンシステム)”だよ。」

銀髪の少女「なっ!!?。」

少年、少女「?。」

 

何やら訳が分からない会話に理解できない少年、少女たち。さらに二人の会話は続く………。

 

エリシア「この周りの機械が、“()()()”の作った“歴史創造(ノルンシステム)”ということか?。」

ショートカットの少女「………違うよ。その女の子、“空閑(くが) 旭姫(あさひ)”さんが、“歴史創造(ノルンシステム)”そのものなんだよ。彼女の“()()()”が“()()()()()”の未来を作っているの………。」

少年「………。」

エリシア「………こ、これが“()()()”なんて………そんなはずは………」

 

納得できない様子を見せるエリシアと呼ばれる少女。そんな彼女にショートカットの少女がこう言った。

 

ショートカットの少女「“()()()()”さんは意識を奪われて、勝手にセンスを使われているんだよ。彼女の「“未来視(プロフェアータ)”」というセンスをナハッシュの洗脳を利用して、セトが操って未来を自由に操作してるの。それが………“歴史創造(ノルンシステム)”の真実よ。」

少年、少女達「………。」

 

かなりの衝撃的な会話に幼いゆえに理解できない少年、少女たち。

 

コオオオオオォォォォォォ………………ドクッ…ドクッ…ドクッ…ドクッ………。

 

少年、少女達「!!?。」

 

突然、少年、少女達の光だしてきた。自らの身に起きた出来事に動揺する中、エリシア達の会話は続く………。

 

エリシア「…う、嘘だ……では、わたしたちが恨んでいた、“()()()()()”とは………。」

ショートカットの少女「利用されているだけの、かわいそうな女の子なんだよ……。」

エリシア「………な、なんで、ルシアが………そんなことを………。」

ショートカットの少女「………助けを呼ぶ声が聞こえたの。」

エリシア「………空閑(くが) 旭姫(あさひ)、が………。」

ショートカットの少女「“()()()()()”が言っていたこと覚えている?。あたしが“星を継ぐ者(アイオーン)”として選ばれたうちの一人で“未来視(プロフェアータ)”のセンスを埋め込まれたから………失格の烙印は押されたけど、それから時々、彼女の思考が夢の中で途切れ途切れ流れ込んでくるの………。」

 

彼女によれば、生命活動とセンス以外、自我を封じられるも、封印された後も、ずっと懺悔と罪悪感を抱き、嘆き続けていたとのこと。

そんな話をしている中、少年、少女達の身に異変が起きていた………。 

 

少年、少女達「………はあ、はあ、はあ、はあ………。」

 

突然、体が光だし、体が熱くなり、めまいをするなどの異変が起き、悶える少年、少女達。

 

パシッ………カアアアアア………。

 

少年の一人が、水槽に触った瞬間、少年から放つ光が水槽に吸い込まれるように流れていく………。

 

………………ピクッ………。

 

水槽の少女「………………」

 

流れ込んだ光を受け、アサヒと呼ばれる少女の指が僅かながら動いた………。

 

ショートカットの少女「………ここまで来られてよかった………あたしの………“()()()()()()”に………。」

エリシア「?……そ、それはどういう………。」

ショートカットの少女「あたしね。この強襲作戦は失敗するって、“()()()()()()”。」

エリシア「え?……。」

 

二人の会話が続く中、少年、少女達の異変が起き続けていた。

 

少年、少女達「………はあ、はあ、はあ、はあ………。」

 

体が熱く、意識が朦朧していた最中、一人の少年に何かが聞こえた………。

 

少年「………………。」

???《………助ケテ………》 

少年「………?。」

???《………ゴメンナサイ………》 

少年「………。」

???《………助ケテ………》

少年「………ぐっ。」

 

少年は怠い体で立ち上がり、その声の主を見つけるべく周囲を見渡すも、どこにもいなかった………

 

???《………アナタハ誰?………》

少年「!!?。」

???《………ワタシノ声ガ聞コエルノ?………》

少年「………。」

 

少年が声がする方へ振り向くと、そこにいたのはアサヒと呼ばれる水槽の少女だったのだ。

 

少年「………。」

???《………アナタノ名ハ?………》

少年「………お、俺の名は………。」

 

少年とアサヒと呼ばれる少女の“運命的な出会い(ファーストコンタクト)”で、この出会いが少年、少女のみならず、多くの人間の運命を狂わせることになる………。

一方、アサヒのセンスと融合した事で、「“未来視(プロフェアータ)”」を得た事で未来を“()()”ことができたが、彼女の“未来視(プロフェアータ)”は彼女曰くできそこないで、宣託として識るしかできないのである。

ルシアが識る未来で味方の作戦が失敗するという最悪な結末を知り、彼女はエリシアに運命を変えられなかった事と話した………。

 

ルシア「このことを“()()()()”にも相談したんだ………。」

エリシア「………セインズは………なんて?。」

 

ルシアは小さな笑みこう言った………。

 

ルシア「セインズは………『俺が覆してやる』って………エリシアちゃん、これを。」

エリシア「?。」

 

ルシアが傍にあったヘッドマウントディスプレイのような器具を取ってこう言った。

 

ルシア「セインズの言っていた過去へ遡る為の機械、“()()()()()()()”。これをエリシアちゃんが手にする必要があったんだ。」

エリシア「これが、そうなのか?。だ、だが、なぜ、わたしが………?。」

ルシア「()ってるの………あたしたちの死と引き換えに、遠い未来に、あなたが世界を救う事を………。」

 

エリシアはルシアの言葉に衝撃に唖然、そのまま“()()()()()()()”と呼ばれる機材を受け取った。

呆然するエリシアにルシアは優しく言った………。

 

ルシア「さっき洗脳が解けたと同時に、“()()”があったの………それがどういう意味なのかはわからない………これからエリシアちゃんがどういう道に進むかも………エリシアちゃん、あなたに辛い事を背負わせることはわかっている。でも、お願い………世界を救って………。」

エリシア「わ、わたしが?………世界を救う?………そ、それにどういうことだ、死と引き換えって………。」

 

ブシュウウウウウウ………………

 

エリシアは彼女に問おうとした瞬間、ルシアの腹部から刃物が突き刺され、その血飛沫がエリシアの顔に降りかかる。

 

エリシア「………」

 

ドサッ。

 

ルシアは力なく床に倒れこみ、彼女の身体から生暖かい血溜まりが無情にも広がっていく………。

 

???「無垢な未来だ。」

 

その後ろにいたのは、無表情の白髪の優男であった。彼からただよらぬ気配を放っており、ルシアの負傷にショックを受けたエミリアは動けなかった。

 

エミリア「………き、貴様が……“()()”か!?。」

 

エミリアはルシアを刺したセトに対し、怒りを見せた。

 

エミリア「無垢な未来と言ったな!………貴様が言っていい言葉じゃない………ルシアの()った未来は………絶対に無垢なんかじゃない!………!!?。」

 

突然、エミリアの身体に今までない感覚が襲われた。

 

エミリア「………!?。」

 

目覚めたエミリアの目の前にセトの凶刃の罐が迫っていた。

一瞬の出来事に対応できず、エミリアは死を覚悟した。多くの仲間達の無念の思いと共に………。

 

エミリア「…………?………!!?。」

 

死を覚悟したエミリアはセトの攻撃を受けたはず………………“だった”。

 

エミリア「………こ、これは?。」

 

エミリアが見た光景は凶刃を迫ろうとしたセトがまるでテレビの停止ボタンを押したかにように静止していた。

 

セト「………な、何が起きたのだ?………。」

 

セト自身も異常な状況に理解できずにいた………。

 

エミリア「………!?………き、君は!?。」

 

エミリアは何か後ろに気配を感じ取り、振り向くと少年を見た。

 

少年「………。」

エミリア「い、いつからここにいたんだ!?………君は一体?………。」

セト「!!?………ば、馬鹿な………な、なぜっ!!?。」

 

エミリアは少年に問おうとした、その時、セトは驚きの声を出した。無表情だったセトの顔は驚愕の顔になっていた。

 

エミリア「?………えっ!!?。」

 

エミリアが見たのは、水槽の少女、アサヒが目を開けていたのである。

 

エミリア「………く、“()()()()”………。」

セト「ば、馬鹿な………め、目覚めるはずはない………意思は我々が奪ったはず………!!?。」

 

空閑旭姫が目覚めた事にセトも衝撃を受けていたが、その時、部屋の周囲に異変を感じた。

それは虹色のオーロラが広がっていた。

 

エミリア「………虹色のオーロラ?………!!。」

 

エミリアはふとルシアの方へ向くと、ルシアの指がピクリと動いたのだ。

 

エミリア「ルシア!!?。」

 

ルシアへ駆け込み、優しく抱くエミリア。その時、ルシアの身体に奇跡が起きたのだ。

 

シュウウウウウ………………。

 

エミリア「!!?………き、傷が治った!?。」

ルシア「………う、うう………」

 

何とルシアが受けた致命傷の傷が見る見る内に回復したのだ。

 

ルシア「………エ、エミリアちゃん?。」

エミリア「ルシア、大丈夫だったか?。」

ルシア「え、ええ………不思議な気分だね………まるで鳥の羽のように軽く感じたの………エミリアちゃん、これって、あなたのセンスの力なの?。」

エミリア「いや、違う………この力はまさかと思うが………間違いなく()()”だ。」

ルシア「え?………う、嘘………。」

 

エミリアが指を指した方向に見て、驚くルシア。そこにいたのは目覚める事がなかったはずの“()()()()”だったのだ。

 

ルシア「あ、あれは………本当に“()()()()”なの?。」

エミリア「そうらしい。わたしも驚いたが、セトの攻撃を阻止したり、ルシアの傷を治したのも“()()”のおかげなんだよ。」

ルシア「“()()”が!?………う、嘘……信じられない………あたしの“()()”にはそんなことがなかったのに………どうして?。」

エミリア「わ、わからない………ただ、彼女を目覚めた切っ掛けはあの少年が原因だと思う………。」

ルシア「あの子が?………!!?。」

 

その時、静止したはずのセトに異変があった。

 

セト「ぐ、ぐぐ………はっ!!?」

 

バキイイイイイン………………。

 

何とセトは自力で脱したのだ。とはいえ、さすがにこれを破るのに体力を多く消費したため、疲労していた。

 

セト「はああ…はああ…はああ…はああ……け、消さねばならない………障害(バグ)は消さねばならないっ!!?。」

 

セトは標的をエミリア達ではなく、少年の方へ襲い掛かった。

 

エミリア「!?………あ、危ないっ!!?。」

 

エミリアの声は虚しく響き、凶刃の鎌は少年の目の前まで迫ってきた………。

 

カアアアアアア………………ドガオオオオオオオン。

 

セト「がはっ!!?。」

エミリア、ルシア「!!?」

 

謎の光が発光し、セトが大きく吹き飛ばされ、壁に激突した。

 

セト「………げほっ、がはっ………な、何者だ?………今の力は………“()()()”なのか?………いや違う………なにか()()()か!?。」

 

血反吐を出しながら困惑するセト。そこへ、別の乱入者が現した。

 

ダダダダダダダダダダダダッ………。

 

現したのは警備員達のようだ。

 

警備員1「!?………セ、セト様!!?。」

セト「………お、お前達………や、奴を止めろ………。」

警備員達「え?、え??………こ、子供?。」

 

セトが指を指した方向に向けると一人の少年がいたことに不思議に思い、困惑する警備員達。

 

セト「躊躇うな!、奴らを消せ!一人も残らず消せ!!。」

警備員達「は、はっ!!。」

 

バババッ。

 

少年とエリシア達に向けて構え始める警備員達。

 

エミリア「くっ、ここまでなのか?………。」

ルシア「………いいえ、まだみたいの………。」

???「おりゃああああああ!!。」

 

ドガアアアアアアアアアン………………。

 

警備員達。「うわ~~~~~~~………………。」

 

雄叫びと共に爆発が起こり、警備員達は吹き飛ばされてしまった。

 

モクモク~~~ガラガラッ………………。

 

土煙の中から現したのは、赤と黒の短髪の男であった。体の周辺から赤いオーラが溢れていた。

 

エリシア「!?………セ、“()()()()”!?。」

セインズ「大丈夫か?、エリシア。」

エリシア「どうして、ここに?………。」

セインズ「色々と巡ってたらな………導かれたというか、気づけばここにいたんだよ………間に合ってよかったぜ。」

 

セインズはエリシアに抱えているルシアを抱き抱え、何やら赤いオーラが流れ込んだ。

 

ルシア「セインズ…ありがとう………。」

セインズ「喋るな、ルシア。俺の“()()”で治癒力を底上げして………。」

ルシア「“()()()”が………運命を守ってくれた………。」

セインズ「“()()()”?………何のことだ?。」

エリシア「あの子だよ。」

セインズ「あの子供が!?………マジかよ………。」

エリシア「それだけではないんだ。あの“()()()”が目覚めたんだ。」

セインズ「な、何だと!?………う、嘘だろ………おい。」

 

セインズは水槽の中にいるアサヒの姿を見て驚愕するのであった。

 

セインズ「………お、俺達………とんでもねえ事になっていねえか?………。」

エリシア「………セインズ、信じたくない気持ちがわかるよ………。」

 

ザッ。

 

エミリア、セインズ「!!?。」

 

そこに現したのは、負傷したセトだった。ダメージが残っているとはいえ、まだ戦えるだけの体力が残っているようだ。

 

セト「はああ…はああ…はああ…はああ………セ、セインズか………。」

セインズ「セトか………相変わらずだな………俺に危害を与えられるなんて、これっぽっちも思っちゃいないようなツラしやがって………。」

セト「……はああ…はああ………も、戻ってきたわけではないのか………も、もったいない………ことだ……はああ…はああ………。」

セインズ「ふんっ、抜けたおかげで目も覚めたからな………それより、ずいぶん見ない内にボロボロじゃないか。」

セト「ふ、ふん……はああ…はああ……ア、“星を継ぐ者(アイオーン)計画”を………き、君に………ま、任せて………いたというのに……はああ…はああ……。」

セインズ「黙れッ!、お前がその名を出すな!………その計画の為に俺の妹………“()()()”と()()()()”を差し出したのが、すべて間違いだったんだ!………無理矢理埋め込まれた“()()()”のせいで、あいつらはもう戻ってこられなくなった!………俺はそこで初めて気付いたんだ………取り返しのつかない大馬鹿なことをしたってな!………いずれ寿命が来る“()()()”の後継者を人が創り出すなんて、おごましいにもほどがある!、人は人として生きるべきだ!、センスなんて必要ねえんだ!、お前らが望む未来も、人の進化も、何もかも余計なお世話だ!!?。」

 

セトに対し、激情を見せるセインズ。それに対し、セトは相変わらず無表情であったが、ダメージの影響を受けているのか、疲弊と息遣いが目立つのであった

 

セト「……はああ…はああ……ごふっ、ごふっ………はああ…はああ……わ、私は……び、人を……正しい方向へ………導くための………ぼ、傍観者に…すぎない……はああ…はああ……。」

セインズ「何度も聞いている、人は“()()()”によって無限の可能性を手に入れた………だからこそ、人は新たなフェーズへと昇華させなければならないと………だが、俺は“()()()()()”を離れてわかった……誰もそんなことは望んでいないってな!。」

セト「………はああ…はああ………そ、それは………き、君の……か、観測範囲……での……統計だろ………き、君のセンスは………研究でも、有用だ………さ、さらなる革新の為に………も、戻りたまえ………はああ…はああ………。」

 

セトの言葉に対し、セインズは迷いもなく反論した。

 

セインズ「断る!、むざむざ妹を二人死なせて、大事な女まで傷付けられて、お前に従う道理はねえ!。」

セト「……はああ…はああ……な、ならば……ごふっ、ごふっ……こ、ここで消えるがいい…………。」

 

手を掲げ、黒い渦が現れ、禍々しい黒き大鎌(ウォーサイズ)を取り出し、セインズに向かって振るうセトだったが………。

 

ガキィィィィィン………………ガガガガガガガガガガガガガ~~~~~……………。

 

セインズとセトが激突、激しい斬り合いを繰り広げたが、優勢はセインズの方に軍配が上がった。

 

セト「くっ!………はああ…はああ……な、何故だ!?……何故、私の“時遡(コンストラクタ)”が発動できない!!?。」

セインズ「どうやら、自慢の“()()()”が発動できないようだな、セト。今のお前には俺の“()()()”抜きでも戦えるぜ。」

セト「くっ………(………い、一体何故、発動できない?………原因はやはり………あの“()()”かっ!!?。」

 

負傷しながら冷静に考えたセトは自身の“()()()”が使用不能になった原因はあの少年の攻撃だと看破する………。

 

セインズ「どうした、セト………今のお前の動きはスローすぎてあくびが出るぜ。」

セト「ぐっ………。」

ルシア「す、すごい………セトを圧倒している………信じられない………。」

エリシア「ああ、私も信じられない………まさかと思うが………あの子が?。」

 

エリシアは少年の方へ向くと少年は水槽にいるアサヒと何やら行動をしていた。少年は手をガラスの水槽の表面へ近づき、アサヒも少年の手に近づこうと動いた。

 

ルシア「………!!?。」

エリシア「?、どうした、エリシア。」

ルシア「………こ、これは………。」

 

ルシアの身に異変が起きたと察したエリシアはルシアを訪ねると、ルシアは予想もしない行動をした。

 

ルシア「エリシアちゃん、これを被って!!?。」

エリシア「えっ!!?。」

 

ガバッ………ガチャッ………。

 

ルシアはエリシアに無理やり、“()()()()()()()”を被せた。

 

エリシア「ル、ルシア?……な、何を!!?。」

ルシア「ごめん、エリシアちゃん………今さっき………あたしの“()()”を()ったの………エリシアちゃん、今から私の話を聞いて………これから過去へ行くのよ。」

エリシア「か、過去へ行くとは………ど、どういう事だ!?。」

ルシア「あたしが()った“()()”は………あの子とアサヒが手を合わせた瞬間、予想もしない“異常事態(イレギュラー)”が起きるの………………。」

エリシア「なっ!?……。」

ルシア「エリシアちゃん。何が起きようとも。絶対に“()()()()()()()”を手放ないで!………手が触れる瞬間前にあの子の傍に近づいて………。」

エリシア「………。」

 

何かの冗談かと思ったが、ルシアの顔は真面目であった事に真剣だと感じ取ったエリシア。

 

セト「!?………目、女神に近づくな!!?。」

 

セトはセインズとの戦闘を放棄し、“()()”へ向かった。

 

カアアアアアア………ドゴオオオオオオオオン………ドサッ。

 

セト「がはっ………ごふっ、ごはっ………ば、馬鹿な…………と、“()()”だけではなく………“()()”、“()()”、“()()”、“()()”を同時展開だと………あ、あり得ない………こ、こんなことは………。」

 

重傷を負ったセトは大の字に倒れた。

 

セインズ「ルシア、エリシア。大丈夫か。」

ルシア「ええ、聞いて、セインズ………今さっき、“()()”を()ったの………いまからここで“異常事態(イレギュラー)”が起きるの………。何が起きるのかあたしもわからないわ。」

セインズ「“異常事態(イレギュラー)”………い、一体何が起きるんだ………!!?。」

警備員達「動くな!。」

 

そこへ増援の警備員達が現した。そこへ、ひどく年老いた顔の黒フードの人物が現した。

 

セインズ「“()()()()()”!?」

ナハッシュ「なっ!?……セ、セト様………お、己~~~!!?………よ、よくも神の領域たるセト様を~~~………許さんっ!、一人も残さず殺せ!、生きてここから逃がすな!!。」

警備員達「は、はっ!!。」

 

ナハッシュと呼ばれるフードの男は激高しながら警備員達を指示する。それに対し、セインズは剣を構える。

 

セインズ「上等だ。俺が時間を稼ぐ!お前は今すぐ、あの子に迎え。」

エリシア「セインズ!………。」

セインズ「これが運命を変えるなら、お前にすべてを預ける………任せたぜ………俺の可愛い妹………。」

ルシア「エリシアちゃん、お願い………夢をかなえてね………。」

エリシア「………ルシア。」

ルシア「そんな顔しないで、これから世界を救うヒロインが泣いてちゃだめだよ。」

エリシア「………泣いてない。」

ルシア「ふふふ………セインズ、やろう。」

セインズ「ああ………今からこいつらに手痛い一撃を与えてやるぜ。俺とルシアでな。」

ルシア「ええ………あたしの“()()”ならセインズの“()()”を強化できるよ。」

セインズ「ああ………さあ、いくぞ、ルシア!。」

ルシア「うん、セインズ、お願い。」

セインズ「ああ……さあ、お前らの相手が俺がやってやる。命が欲しくない奴らはかかってこい!!。」

 

セインズとルシアがナハッシュ達と対峙した頃、エリシアは少年の方へ走った。ルシアが言う“異常事態(イレギュラー)”とは何なのかはわからないが、それでも過去へ行く為、少年に懸けたのだ。

 

セト「待つがいい………。」

エリシア「!?………セト。」

 

そこへ呼び止めたのは、手負いのセトだった。顔色が悪く、疲弊し、ダメージが深い事が伺える。

 

セト「はああ…はああ………そ、“エンセファロン(それ)”を使って……な、何を………するつもりだっ、ごほっ……はああ…はああ………。」

エリシア「この世界を、貴様の支配から解き放つために過去へ向かう……必ず貴様に一矢を報いて見せる。」

セト「はああ…はああ………ぐっ………だ、だが………お前達の存在は、危険すぎる………ここで遺恨を断たねばならない………」

 

そういうとセトは、禍々しい黒き大鎌(ウォーサイズ)を取り出し、襲い掛かかろうとした。

その時、エリシアはふと少年とアサヒを向けた。

 

エリシア「あっ!?。」

 

二人は今まさに手を合わせようとしていた。

 

エリシア「くっ、間に合うか!?………うああああああああああ!!。」

 

エリシアは少年の元へ全速疾走に走った。彼女の意志を知ったセトは急いで走るも、負傷していたため、足の

 

セト「そうはさせん!………ふ、二人仲良く消えるがいい!!。」

 

走るエリシアと追うセト、その頃、セインズとルシアも激戦を繰り広げていた………。

 

セインズ「紅蓮冥星(ハイパーノヴァ)

ナハッシュ達「ぐあああああああああああああああ………………。」

 

真っ赤に染まったセインズの剣から放つ赤いエネルギーにより吹き飛ばされるナハッシュ達。もはやセインズを止めようとする者はいないのであった。

 

セインズ「エリシア~~~~!!。」

ルシア「行って~~~~~!!。」

 

そんな戦いを繰り広げている中、少年は水槽の少女アサヒと手を合わせようとしていた………。

 

少年「………。」

アサヒ「………。」

 

水槽のガラスの間に手と手を合わせるように置いた………その時!!。

 

カアアアアアアアアアア………………ピシ、ピシシシシシシシシシシシ………………。

 

二人の間に不思議な光だし、さらに空間がガラスのように割れ始めた………。

 

警備員1「な、何だ!?」

警備員2「ど、どうゆう事だ!?。」

ナハッシュ「な、何が起きたのだ!!?。」

セインズ「………。」

ルシア「………。」

 

困惑する中、エリシアとセトは少年のそばまで追い詰めようとしていた。

 

エリシア「うおおおおおおおおおお………………(か、必ず、過去へ戻る………セインズ、ルシア、シェイ、十三番、十八番……そして、“アストローペ”の仲間達の残した生きた証の為に………)。」

 

仲間達の想いを背負ったエリシアは少年の方へ手を伸ばした。そんな彼女をセトの凶刃が迫る。

 

セト「おおおおおおおおおおお………………。」

 

セトの凶刃が後ちょっとまで迫り、その命を絶とうかに見えたエリシア………………しかし………“()()()()()()()()()()()()()()()()”………………。

 

カアアアアア………ピシ……ブガアアアアアアアアアン………。

 

周囲の空間がガラスのようにひび割れ、数分後で崩壊してしまった。

 

セト「ウワアアアアアアアアアア………………。」

ナハッシュ達「ワアアアアアアアアアアアアア………。」

エリシア「うわああああああああ………………。」

 

崩壊した空間に巻き込まれたセト、ナハッシュ達。そして、エリシアも巻き込まれてしまう………。

 

ブッ…ヴウウウウウウウウウウウウウウン………………。

 

エリシアが装着している“()()()()()()()”が突如起動し始めた。それと同時にまるで引き合うように少年とアサヒへ引き寄せられていく。

 

エリシア「!!?。」

 

エリシアは予想もしない光景を見た………。

それはアサヒが水槽から出て、少年を抱いて飛び去る姿だった。

 

エリシア「………!!?。」

 

エリシアはふと後ろを振り返ると、セインズとルシアが抱き合いながら飛ばされていく姿であった。

 

エリシア「セ、セインズ、ルシアっ!!。」

セインズ「ふ、振り向くな!!。」

エリシア「!!?。」

セインズ「お前はお前の道を行け!!………未来を任せたぞ!!。」

ルシア「あたし達を気にしないで行って!!」

 

そういうと二人は崩壊した空間の闇へ消えて行った。

 

エリシア「くっ!………あああああああああ。」

 

エリシアは必死になってアサヒの身体を触れた瞬間、意識が引きずり込まれるような感覚になり、彼女の意識はここで途絶えた………。

 

 

とある場所

 

チュンチュン………キャッキャッキャッ………

 

エリシア「う、うう………?。」

 

何処かの地にて、エリシアが目覚めた。彼女が目が覚ました場所は光輝く世界で、周囲には石造りの家に、空には天蓋大陸や飛行船が溢れ、街には多くの冒険者が溢れていた。

この鮮麗された自然と幻想が溢れた世界にエリシアは見覚えがあった………。

 

エリシア「………ここは………“()()()()”。」

 

()()()()”………それはかるてエリシアが本で読んだことがある“電子世界(インディヴィデユアリズム)”で、“()()()()()()()()()()()()()()()()”でもあった。

町に住む冒険者の話し合いからここは“()()()()()”が支配する以前の過去である事を知り、同時に新たに決意にするのであった。

 

エリシア「見ててくれ、セインズ、ルシア………わたしは、必ずやり遂げ見せる………必ずっ!!。」

 

こうして、エリシアはセインズとルシアから託されたセトを初めとする“()()()()()”打倒と未来からの手掛かりを探す為、幻想に彩られた冒険の世界へ飛び立ったのだ………。

 

とある『世界』

 

セインズ「………ん……んん?………ル、ルシア?。」

ルシア「セインズ……よかった………無事で………。」

セインズ「う、うう………!?……こ、ここは?。」

 

目が覚ましたセインズが周囲に見渡すと、異常な事態に衝撃を受けた………。

そこにあるのは崩壊した大地や天蓋大陸、多数の瓦礫が無重力のように宙に舞い、まるで闇に包まれたのように漆黒の夜が広がっていた。

 

セインズ「どうなっているんだ?、ここは?。」

ルシア「わからないの………この力は“()()()”とは全く違う“()()()”を感じるの………それに………。」

セインズ「それに?。」

ルシア「何だか………気味が悪いような気分になるの………ここは………。」

セインズ「………確かに………空間が歪んでいるわ………太陽がないのが気になる…………それに、何だか地が無いような感覚が感じてしまうな。」

ルシア「た、確かに………い、一体なのが起きたの?………………。」

セインズ「さあな………俺が知っている世界じゃないみたな………まるでここは“()()()”にいるみていだな………。」

ルシア「そうね………エリシアちゃん………無事に行けたのかな………。」

セインズ「安心しろよ、あいつならやれるさ………なんだって、“()()()()()()()”だからさ………。」

ルシア「うん………これからどうするの?。」

セインズ「まずはアジトに帰らなきゃならないからな………これからどうするのかは………生き延びている仲間や住民を集めてから考えるつもりだ。」

ルシア「ふふふ………セインズらしいね………それとセインズ、帰ったら伝えたいことがあっていったよね。」

セイン「………ああ、聞かせてくれ。」

ルシア「あたしね………セインズの事が好きなの………」

セインズ「………。」

ルシア「妹じゃ、いやだったから………だ、だから……手を…繋いでほしいの………。」

セインズ「あ、ああ……わかった。」

 

手を取り合い愛し合う二人。

 

ルシア「セインズ、あたしは幸せだよ。」

セインズ「俺もだ、もう離せねえぞ、ルシア。」

ルシア「うれしい、セインズ……ずっと一緒だよ。」

 

二人は手を繋いながら、歩き始めるのであった………。

後に彼らとの再会は“()()()()”で再開するのだが、それは別の話になる………。

 

 

とある現場

 

ザッザッザッザッザッ………ガササッ。

 

消防員1「対象者発見!。本部に報告だ。」

消防員2「ああ、わかった。こちら、本部、行方不明だった遭難者数名を発見、容体は無傷です……。」

 

消防員達が発見したのは7人の少年、少女。過去にいたはずのあの少年、少女達だった………。

その中の一人に“()()”がいた。

 

???「………………。」

 

その存在は周囲の人間が知覚できず、たとえ触れても通過して干渉しないものだった。

その姿は長髪の少女みたいようで、少年の頬を優しく触れながら微笑むのであった………。

一方、別の現場では………。

 

とある現場

 

ここ何か、爆発したように開けた巨大なクレーターがあった。その付近に何やら紫色の輝くを放つ宝石のようなものがあった。

 

ザッ………パラパラ………。

 

???「……ふっ………これで“()()()()”。」

 

それを拾った人物は宝石を見て、不敵に笑うのであった………。

 

この2つは後に彼ら少年、少女達の運命及び未来を大きく変えてしまう序章の始まりであった………。

 

そして、現在………とあるオンラインゲーム

 

オンラインゲーム【ユニオン

 

空に浮かぶ三つの月と中世の街並み、大陸に覆う大海原と空中大陸、四季が織りなす様々な森など、鮮麗な自然と幻想の世界………その名は“ユニオン”。

世界的大人気のMMORPGで、プレイヤーの“センス”がすべてが決める唯一無二の最高のゲームで、富と名声、信念などを欲する冒険者達が活躍するのであった。

 

とある冒険者3人の会話からあの冒険者達の物語は始まった………。

 

ウィッチ「ねえ、この間拾ったアイテムって………。」

モンク「お前が俺に持たせたんだろ………」

ウィッチ「だって、あなたのアイテムボックス、ガラガラなんだもん………あっ、お帰り。」

ナイト「もうクエスト決めた?」

モンク「これから………。」

 

ナイトはクエストを選ぼうとウィンドを開き、クエストを探すが………。

 

ナイト「!?………お、おい……最下の怪物クエストに挑戦しているパーティーがいるぞ!!?。」

モンク「マジかよ!、最下の怪物って言えば、上位ギルドのライトニングの精鋭を集めたパーティーが一度だけクリアしたっていう超難易度のクエストだろ。」

ナイト「それも半数もゲームオーバーしてようやく………それ以来誰も近寄らない……。」

モンク「そりゃそうだろう………この世界、HPがゼロになったらゲームオーバー、復活どころか二度とログイン不可、つまり、この世界で完全に死ぬってことだろうな。」

ウィッチ「だれなの?、その命知らずは?。」

ナイト、モンク「………ああ、“()()()()”か。」

 

ナイトとモンクはこの難易度のクエストを挑むパーティーに心当たりがあるようだ。

 

モンク「リーダーは強烈なユニークスキルで敵を圧倒する“獅子心王(レグルス)”の“闘気使い”。」

ナイト「サブリーダーは万能の“天理使い”………無数の精霊を使役する“精霊の女王”の異名を持つ“魔導使い”………変幻使い”、“夢堺使い”、“心奏使い”、あと………。」

ウィッチ「6つのセンスがフルセットじゃない!?。」

ナイト「それだけじゃない、中には未来を見るなんてというレア持ちもいる……そのレア持ちを狙って冒険者殺し(プレイヤーキラー)を束になってかかった時ですら鼻歌交じりで撃退したって話さ。」

モンク「もういいもういい………それ以上聞くと、プレイのモチベーションが下がりそう………。」

ナイト「まあ。名前だけ覚えとけ………今ユニオンで最強と言われているパーティー、“スバル”だ………あと、これは噂だけど………ゲーム内の姿は変幻で変装していて………リアルでは小学生らしい………。」

ウィッチ「へ~~………!?。」

ナイト「どうした?。」

ウィッチ「あ、あれ………。」

ナイト、モンク「?………っ!!?」

 

ウィッチはこちらに聞いている人物を見た。ナイトとモンクもそれに釣られて見るとその人物を見て驚愕した。

 

???「………。」

 

たったったったったったっ………。

 

こちらに見られていた人物は無言のまま立ち去って行った………。

 

モンク「お、おい……今の冒険者………まさか………。」

ナイト「あ、ああ………まさか………“あいつ”かよ………。」

ウィッチ「“あいつ”?………誰なの?。」

ナイト「そういえば知らなかったからな………この世界で最強のパーティーが“スバル”だが、もう一つのパーティーがいるんだ。」

ウィッチ「もう一人のパーティー?、誰なの?。」

ナイト「人前では言えないが、スバルとは違って、全く異なるセンスを持っているというすげー集団らしいんだけどな………。」

ウィッチ「けど?。」

モンク「ああ………あいつら、HPに0になってゲームオーバーになっているのに、どういうわけか、“()()()()()()()()()()()()()()()()()()”って

………。」

ウィッチ「う、嘘でしょう!?。」

ナイト「い、いや………噂は本当なのか知らねえが………噂じゃ、チートしている話もあるらしいぜ。」

ウィッチ「え~~、嘘っ!…え、運営はどうしているの?………今まで罰していないの?。」

モンク「いや、どういうわけは“()()()()()()()()()()”………裏で運営に取引をしている裏話もあるらしいぞ………。」

ウィッチ「ほ、本当?。」

ナイト「まあ、噂だけどな………そのせいか………実力があるにも関わらず、気味悪くて誰も近寄らないんだよ………。」

モンク「………っで、そのパーティ名って確か………名の無い星って意味で………。」

ナイト「ああ………確か、“無星の尻尾(ノースターテイル)”だろ。」

モンク「ああ、そうだ………まあ、もう一つ噂らしいけど、あの“()()()()()()()()()”らしいぞ………」

ウィッチ「“()()()()()()()()()”?。」

ナイト「おいおい………そうことは言わない方がいいぞ。何だってあいつらは“()()()()()()()()()()”らしいからな………近寄らない方がいいぜ………。」

モンク「………あ、ああ………。」

ウィッチ「………………。」

 

ザッザッザッザッザッ………………ふわっ………。

 

森の中で歩く冒険者。そんな彼に不思議な存在が飛び回っていた。

 

???「………。」

???『ねえ、“()()()”………大丈夫?。』

???「………ああ、大丈夫だ。気にするな、“()()()”。」

???「えへへへ………。」

 

()()()”と呼ぶ冒険者に心配しつつ笑顔を見せる“()()()”と呼ぶ半透明な少女。

 

彼と少女は“とある事件”により出会っていた“かの少年”で、未来で出会った少女“アサヒ”と似た少女であった………。

 

のちに起きるユニオンに起きた“スバル”と“無星の尻尾(ノースターテイル)”の悲劇と未来を繋ぐ大冒険の序章が始まるのであった………………。

 

                                     

PLEIADES00 終                            PLEIADES01 続く




如何ですか。PLEIADES00「過去と未来をつなぐ始まりの序章」は?。

冒頭からいきなり、「七星のスバル」の序章「七星のスバル0」の設定が登場し、名の知らない少年、少女達が、アサヒが眠る水槽にいる部屋に入り、その中の一人である少年がアサヒを目覚めさせるだけではなく、セトの能力を封じたり、大ダメージを与えるなど、予想もしない強さを発揮します。
ただ、これには少年、少女達に隠された秘密が隠されており、それが予想もしない展開を発生することになります………。
一方、原作では死亡するはずだったルシアやセインズが少年により、運命を歪んだことで生存、次元崩壊に巻き込まれながらも力強く生存するのであります。
一方、エリシア達がいる世界はグノーシスが支配する未来の世界で、いわゆるバッドエンドの世界ですが、一人の少年によって、運命が狂わされ、次元崩壊を引き起こされてしまう結果になりますが、その後の世界はどうなったのかは読んでみればのお楽しみです。

その後、少年、少女達が消防員達に助けられますが、ここで伏線が登場しており、謎の人物の暗躍も必見です。

その後、アニメ冒頭にあたる終盤ではプレイヤー達がスバルの紹介をした後、謎の冒険者を見て、無星の尻尾(ノースターテイル)について紹介しますが、スバルと無星の尻尾(ノースターテイル)に対する態度にも見所です。

その少年は集である事が明らかになりますが、何故か人間不信を抱いている模様で、未来のアサヒと似た謎の少女アサヒとはどのような関係は不明ながらも、終盤あたりで二つの関係を示すシーンがあります。

ラストは一話に繋がる重要なシーンがあり、続けて一話を読んでくだされば幸いです。
次回の一話は主人公が所属する無星の尻尾(ノースターテイル)の紹介及び、ユニオンにおける描かれており、さらに予想もしない急展開も見所です。

次回もお楽しみに。
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