スーパーマリオギャラクシー2 ~パラレルワールド冒険~   作:ブルー・ハイパー

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ギャラクシー3 再び対決! VSダークゲラコビッツ

「ん? ピーチ城が見えてきたぞ!!」

「本当だ!! 早くゲラコビッツを倒そう!! 兄さん。」

 

ゲラコビッツとの決戦が近づいている中、会話を交わすマリオとルイージ。

 

「ママ…、どこにいるの? 怖いよ…。」

「大丈夫よ、マリオ達が絶対貴方の『ママ』を探し出すに決まってるんだから!!」

「う、うん…。」

 

チコもいっしょだが、未だに『ママ』が心配で怯えているようだ…。

イエロースターもそんなチコを元気にさせようとフォローしている。

 

「あと20分くらいでピーチ城に到着しそうなのだ…。そろそろ準備に掛かったほうが

 いいのだ。」

「サンキュー、クッパ。」

 

マリオが声をかけると皆は船の中に入り、戦闘体勢を整える。

 

 

 

 

 

「ピーチ城に着いたか…。」

「絶対ゲラコビッツを倒そう!! 兄さん。」

「あぁ!!」

 

「では扉を開けるのだ…。」

 

クッパが入口の扉をパンチを壊す。

そしてマリオ達が見たものとは…、

 

「な、何なのだ!? このピーチ城は…。」

「辺りが…、ダ、ダークスターの絵に塗り替えられているわ!!」

 

城のホールはとても暗く、部屋の壁と床の模様がキノコではなく、

ダークスターに塗り替えられている…。

 

「こ、怖いよ…。」

 

部屋の光景が怖すぎて思わず泣き出してしまうチコ…。

泣き出すのも無理は無かった。ただでさえ暗い部屋の中で不気味に

光る悍ましい星なんて見たら誰だって恐怖で溢れてしまう。

 

「ふるるるる!!!!」

 

「ゲラコビッツね…。」

「ワガハイが叩きのめしてくれるわ!!」

「どうるる? このゾクゾクするダークスターの壁は。」

 

ゲラコビッツはいきなりダークスターの壁のデザインをどう思うかを

聞いてきた…。

 

「随分と酷いデザインだわ!! そのおかげでこの子が泣いちゃったじゃない!!」

 

イエロースターは怒りの気持ちでいっぱいだ。

広すぎるホールのせいか、怒りの叫びは山彦の様に響く…。

 

「教えてやるるる…。ワレはダークスターの力を全て制御し、前よりはるかに強力な

 肉体と強い精神を手に入れることに成功したるる!!」

 

「な、何だと!?」

「嘘…でしょ!? そんな…ことって…。」

「し、信じられない…!!」

 

マリオ、ルイージ、イエロースターは信じられないような顔で大慌て…。

 

「変身!! ダークゲラコビッツるるるー!!!」

 

あの時と同じだ。

黒いオーラが彼を飲み込み、姿を変えさせていく…。

 

「変身完了、さぁ覚悟するるる!!」

 

「クッパ、ルイージ、俺達もいくぞ!!」

「OK、兄さん。」

「言われなくとも分かっているのだ。」

 

 

宇宙のある変わり果てたピーチ城でバトルが始まった…。

しかも、クッパにとっては2度目のダークゲラコビッツとの戦いでもある。

 

「ボコスカアタック ボコスカカメック!!」

「スペシャルアタック あちこちウィンドウ!!」

 

先手を取ったのはマリオブラザーズとクッパ。

マリオ達は不思議な窓を使っていろんなところから出入りしてジャンプ攻撃。

クッパは叫びと共にカメック12体を呼び寄せ、無数の魔法攻撃。

どちらも連続でダメージを与える技、ゲラコビッツに反撃の隙を与えない。

しかし…、

 

「ふるるるる…。もうおしまいるるか?」

 

「何ッ!? 強力なカメックの魔法が効かないというのか…。」

「コイツ…、踏みつけて分かったんだが、かなり堅い体をしているぞ。」

「僕も踏みつけて分かったよ…。」

 

「無駄口叩いているならワレの攻撃るる。…エレキトリックブラスト!!」

 

ゲラコビッツは手から邪悪な雷を召喚し、マリオ達を苦しめる。

 

「ぐ、ぐぼぁーーーーーーーーー!!!!」

「どうるる? どうるる!? とっても素晴らしいこの暗黒の力…、いやワレ

 の力は。」

 

「マリオーーーー!!!!」

 

見ていたチコも思わずマリオ達のもとへ向かう…!!

 

「ちょっと、飛び出しちゃダメよ!! ゲラコビッツにやられるわ!!」

 

しかし、イエロースターの警告を聞かないチコはそのままマリオの頭の中へ…。

するとマリオにもの凄い力がみなぎってくる。

 

「何だ? 宇宙といえるくらいこの絶大な力は…。」

 

突然、力がみなぎっているマリオ自身も驚く…。

頭の中のチコがマリオに語りかける。

 

「ボクが入るとクルクルするよ。」

「ど、どういうことだ? チコ。」

 

「止めるる…。ダークネス・キャノン!!」

 

ゲラコビッツが止めを刺そうとしている…。

彼は体から暗黒のエネルギーを生成。それをマリオ達めがけて発射する。

 

「クルクル? …兄さん、スピンだよ!!」

「そうか、スピンか!! サンキュー、ルイージ。」

 

「終わりるるーーー!! 死ねー、マリオーーるる!!」

「…スピン!!」

 

暗黒のエネルギーはマリオに当たる直前の状態。

対するマリオはスピンしてエネルギーを飛ばそうとする。

そして…、

 

「ふ、ふる!? 技をかき消したるるか?」

「そういうこと、残念だったな。ゲラコビッツ!!」

 

マリオは余裕な構えで技をかき消していた…。

予想外の出来事にゲラコビッツは驚愕。

 

「兄さん、フルパワーで倒そう!!」

「OK!!」

「ワガハイも最強技で行くのだ!!」

 

「ど、どう反撃してもワレの勝利に変わりはないるる!!」

 

「行くぞ!! イエロースター!!」

「分かったわ!!」

 

「カモン!! ブロドック!!」

 

クッパの呼び声で地球のクッパ城が起動。

犬小屋のブロドックと15体のブロキャットは大砲に入り、ピーチ城へ向かう。

 

「スペシャルアタック こいこいスター!!」

「ボコスカアタック ボコスカブロドック!!」

 

マリオとルイージの掛け声でイエロースターが大きな星へ変わり、2人がその星に

無数の小さな星を投げてくっつける。

クッパは泥まみれのブロドックをモップで掃除し、攻撃の準備をする。

 

そしてたくさんの星をくっつけた大きな星は高く上昇。

ブロドックとブロキャット達もその星に乗りかかる。

最終的に大きな隕石となってゲラコビッツめがけて急降下。

 

「ふ、ふる!? ふるーーーーーーーーーーーーー!!!!!」

 

マリオ達の連携攻撃によってかなりのダメージを負ったゲラコビッツ…。

だが、彼はそのまま消えるようなことはしなかった…。

 

「こうなれば…、奥の手を発動るる!!」

 

「どういうことだ?」

 

するとピーチ城が揺れ始め、更にはブラックホールが出現した。

ブラックホールはマリオ達を吸い込み始める…。

 

「わー!! 吸い込まれるよー!! 兄さーん!!」

「ルイージ!! 大丈夫か!? アイツ…、ブラックホールを用意していたのか…。」

「マリオ、吸い込まれたらボク達一生出られなくなるよ…。」

 

チコがマリオにブラックホールについて説明する。

『吸い込まれたら一生出られなくなる』そう聞いた皆は驚愕。

 

「な、何ですってーーーー!!?」

「ピ、ピーチ城は後回しにして…、まずは脱出するのだ!!」

「ピーチ姫はどうするのよ!! 放っておくわけ!?」

「チッピーよ、よく聞くのだ。ここで全員吸い込まれたらピーチ姫を助ける奴が

 いなくなる。それだからこそ今は逃げるのだ!!」

 

だが、こうやって無駄口を叩いている場合ではない。

まずは脱出しなければピーチ姫を助けられず、ゲラコビッツの野望を食い止められずに

マリオ達は人生が終わってしまう…。

 

「ルイージ、逃げるぞ。」

「OK。」

 

「ブロドック、ブロキャット!! お前達もワガハイの船に戻るのだ!!」

「ガルルルル…。(仕方ねぇ…。親分の命令なら…。)」

 

「ふるるるる!! …逃げるがいい、逃げるがいいるる!!」

 

不気味に笑うゲラコビッツ…。

クッパも悔しい気持ちで溢れているが、無駄死にしては意味がない。

首領、司令官である彼はそう考え、マリオ達と共にここを後にした…。

 

 

 

 

 

「アイツ…、まさかブラックホールを用意していたとは…。」

「ブラックホールをどうにかしない限り勝てないみたいだね…。」

「でもどうしてゲラコビッツが蘇ったのかしら…。」

 

マリオとルイージは船の中に戻り、体力を回復している所…。

イエロースターも一緒だ。すると…、

 

「ん? 何だここは…。」

「青空がきれいだね、兄さん。」

 

突然マリオ達は見知らぬ小さな惑星に立っていた。

 

「アンタがマリオとルイージ、イエロースターだね?」

「何だ? 紫のチコ!? ルイージ、あんなチコいたか?」

「さぁ…。」

 

「アンタ達に話があるんだよ…。」

 

突然、小さな惑星に飛ばされたと思ったら今度は紫の大きいチコが現れた。

果たしてあのチコは何者なのか!? 

マリオ達の宇宙を駆け巡る冒険がここから始まる!!

 

「久しぶりだな、マリオ!!」

「お、お前は…、」

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