スーパーマリオギャラクシー2 ~パラレルワールド冒険~ 作:ブルー・ハイパー
「まずはエントリー№1、ゲラーコビチームです。」
数千人の観客が歓喜を上げている中、まずは1チームが登場。
「ふるるるる!! 皆ワレの虜にしてやるるる!!」
「ゲ、ゲラコビッツ!! アイツも参加していたのか!?」
「一体何を始めようとしているのでしょう…。」
観客席にいたマリオと葉月はゲラコビッツを睨みながらそう呟く。
「まずはワレ特製のスーパーソースを掛けて~…、
そしてあとはタマゴと牛乳を混ぜれば完成るる~。」
登場してからわずか15秒程でスイーツを完成させたゲラコビッツ…。
果たして彼が作ったスイーツとは…!?
「では審査員の皆さん、食べてくださいるる~…。」
審査員の住人はゲラコビッツのスイーツを食べた。
すると…、
「う、うますぎる!!」
「こんなにウマいスイーツは初めてだ!!」
「一体どんなスイーツなんだ!?」
「ふるるるる…。お楽しみはこれからるる。」
裏で怪しい笑みを浮かべるゲラコビッツ。
それと同時に…、
「な、何だ!? 苦…しい。」
何と突然、審査員の住民が苦しみだした…。
「と、突然、審査員が苦しみだした!!」
「しかも、とんでもないおデブになってるー!!」
「ど、どうすればいいの!?」
司会を務めるチコやアンナも大慌て…。
「ルイージ、あれってまさか…、」
「兄さん、間違いないよ…、メタコロ病だ!!」
「ふるるるる!! このまま苦しみ続けるがいいるる!!」
メタコロ病に罹ってしまった審査員…。
その姿に周りのみんなは大慌て。
それを空高い所からあざ笑うゲラコビッツ。
「どうすればいいんだ…。」
「しかもアイツはリフトに乗ってて攻撃が届かない…。」
「マリオ、ルイージ!!」
「アンナ!! お前…、何で生きてるんだ!?」
「詳しい話は後よ!! 今はとにかくこの事態をどうにかしないと!!」
「…分かった。」
マリオとルイージ、イエロースター、そしてアンナは審査員たちのもとへ向かう。
「ガハハハハ!! 優勝してパワースターをゲットしてやるのだ!!」
「まだかな…。緊張する…。」
「どんな時でもrelax。 余裕を持てば勝てるぜ? saya。」
「うん、ありがとう。」
一方、こちらはsaya達がいる控室。
外の様子が全く分からないせいか楽しみな気持ちでいっぱいのようだ…。
「それにしても遅いですね…。ボクが様子を見てきます。」
ミドリは外に出て様子を伺う。
しかし、その時、彼らも今の事態を知ることになる。
「た、大変です!! 審査員の皆さんがすごいデブになってます!!」
「何!? どういうことなのだ!?」
「とにかく一旦外に出るぞ!!」
だが、アカ達が出た時には信じられない光景が見えた…。
「う、嘘だろ…!? 空に黒い穴が開いてるぜ…。」
「これは…、コントンのラブパワーの力かもしれん。」
「クッパさん、コントンのラブパワーって…、何のことを言っているんですか!?」
出場メンバーの中で勇者の一人だったクッパはそう確信した。
saya達は何の事だかさっぱり分からない。
するとそこに…、
「ふるるるる!! どうるる? 世界の崩壊が始まった気分は。」
「せ、世界の崩壊!? どういうことですか!?」
「貴様…、さてはコントンのラブパワーを蘇らせて…。」
「残念ながら違うるる。ダークスターの力るる。ダークスターは更なる進化を遂げるため、
このギャラクシーを丸飲みしようとしているる。」
「な、何だと!? そんなことができるのか!?」
今の言葉でソニックは驚愕。
世界を丸飲みするなんて聞いたら誰だって驚愕するのは当たり前だ。
「そしてもう一つ教えてやるる。ダークスターとワレは一心同体、ダークスターが強くなれば
ワレも同じように強くなるる。そしてダークスターが完全なる進化を遂げた時、ワレも完璧
な存在に進化するる!!」
「コ、コイツ、何て野郎だ…。ならお前を潰してやる!! ヒップドロップ!!」
アカはゲラコビッツめがけて急降下。
「ゆ、許せません!! ウイング・ストーム!!」
「俺も行くぜ!! これでも喰らえ!!」
「カモン!! ボコスカブロドック!!」
続いてソニック、クッパ、sayaも攻撃に入る。
3人の連続攻撃にゲラコビッツはなす術もない。…と思われていた。
「ふるるるる…。もうおしまいるるか?」
「な、何っ!?」
しかし、そんな3人の連続攻撃もゲラコビッツには通用しない。
しかも最悪なことに…、
「ワレの新たな力を見るがいいるる…。…インフェルノモードー!!!」
ゲラコビッツはダークゲラコビッツに変身し、更に地獄の炎までも召喚し、彼は
地獄の力をも操る『ダークインフェルノ・ゲラコビッツ』へ変貌した…。
「思い知るがいいるる。…インフェルノ・カオスブラスター!!」
ゲラコビッツは無数の炎の魔人を召喚。
そのまま地獄へ誘うほど強烈な攻撃力だ…。
そしてなす術もなく彼らは…、
「グ…、グォワーーーーーーーーーー!!!!!」
一瞬の出来事だった。
たった一瞬で街が燃え、人は皆焼き尽くされ、星は崩壊。
夢の街に芽生えた悪魔の力。
それが急激に大きくなり、何もかも…、葬り去った。
そう…、皆終わってしまった。
惑星も…。
仲間も…。
自分自身も…。
「起きて…。起きてよ!!」
「う、う~ん、ここは天国なのか!?」
「何馬鹿なこと言ってんの? もうすぐ大会が始まるよ?」
「ゆ、夢だったのか…。」
1人の女性が声をかける。
クッパは目覚め、気付けば自身は材料を調達していた惑星で眠っていたのだ。
「お前…、アンナ…、なのか?」
「そうよ。」
「お前…、消滅したはずじゃ…。」
「私は貴方達の知っている『アンナ』じゃないわ。別の世界から来たのよ。」
「パラレルワールドの…アンナって訳だな。」
「いつまでも私と話している場合かしら? 皆会場へ行っちゃったわよ。」
「何ーーーー!!? それを早く言えーーー!!」
慌ててクッパもスターリングを潜り、会場へ向かう。
果たしてクッパが見た夢は一体何を意味するのか!?