産まれる世界を間違えたヤツ、お前なんでここに居るんだよ。   作:INUv3

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連載5個あるのに短編書き始めた阿呆が私です。


エピソード・1 氷上の絶叫MACHINE

 

この世界には必ず天才に勝てない存在がいる

それは凡人と言われる者たちだ

だが、その天才にも勝てない存在は居る

それは鬼才や神才等と言われる

そんな存在達が蔓延る才能の世界に

1人の異端者が混じる、そんな喜劇が始まるのだ

多分、キット、オソラク…Maybe…

 

この世界では頂点を極めるためには

に蹴落とさなければならない

上を下に蹴落とすためには

常人の何倍もの努力を重ねなければならない。

コレは、誰しもが通る道である。

鍛錬を続けて、努力を続けて、根性で立ち上がっても

時には結果が出ず、挫折する者も出るだろう。

だが頂点を極め、更に向こうを見る為には

その苦痛すら糧とし人よりも多くの差を広げるのだ

そうして、誰よりも経験を重ね、実力を伸ばし続ける者が

たった少しの小石に躓いたとしても(ひと握りの天才共)

上に行くためには、立ち上がり、何度でも重ね

己を高めていかなければならない。

コレは、そんな物語なのだから

 

 

「…変な夢見たな…まぁ良いか、確か今日だよな、ルクス東山FSCの体験会」

 

今となっては懐かしい記憶だが、確か俺は言わゆる

前世の記憶を持つ系の痛い奴なのだが

何故か欠如している点が多いが、それは追追話して行こう

まずは自己紹介を───明星 煌(みょうじょう こう)という

4月20日産まれ、血液型はO型、145.2cm、体重31.8kg

現在は小学五年生で10歳となっている。

出身地は愛知県名古屋市のとある住宅街って所だな

 

そんな俺が、何故、スケートをしに行こうとしているのかと言うと

至極単純な事だ、俺の肉体に運動をさせてやりたい

これに尽きる、その理由は俺の肉体に問題があるのだ

引き締まりまくった肉体は体脂肪率は脅威の5%なのだが

何故か、細マッチョの域を出ない完璧な筋肉

幾ら運動しても疲れる事を知らない心肺機能

どんな激しい運動をしても悲鳴を上げない柔軟性と剛性を兼ね備えた身体

寒さや暑さ等の変化にも一瞬で適応し

怪我をしても捻挫程度ならば数分もすれば治る治癒力

パーフェクトな神秘を宿した肉体に育ったのだ

そんな、有り余って止まない運動魂を解放する為

両親に頼んで、様々なスポーツをやらせてもらったが

全てマスターは出来たが、何か足りないのだ

そうして、粗方やり終わり放心していた時に見つけたのが

夜鷹 純(よだか じゅん)が滑るフィギアスケートだったのだ

それを見た俺は、前世の記憶に微かに残っていた

"天才"のSP*1を思い出した為、両親に頼んで体験会に応募した事が始まりだろう。

そうして今、俺は1人で体験会に来た訳だが…

 

「こんにちは」

「あら、こんにちは。貴方が明星 煌君ね?君のお母さんから話は聞いているわ」

「はい、今日はよろしくお願いしまs(グギィ!…お願いします。」

 

なんと、俺を担当して下さる方が、女性なのだ

うん、産まれてこの方、お兄さんやオッサン位しか

関わりが無かった俺が、いきなり美人と話せる訳ねぇだろ

いい加減にしろ!さて、そんな美人である

高峯 瞳(たかみね ひとみ)先生にファーストコンタクトから

致命的な失敗(ファンブル)を噛ましたのは俺です。

何故か移動コマンド(50)で100ファンを起こして

何も無い平地で足首挫いたわ、泣きてぇ…!

 

「…すみません、足首を挫いただけなのでお気になさらず、見学と体験に来ました、明星 煌です。よろしくお願い致します。」

「え、えぇ、よろしくね?それより…足首、大丈夫なの?」

「はい、大丈夫です。もう治りましたので」

 

さて、そんな初日から幸先不安な体験会

俺がしょっちゅう致命的な失敗(ファンブル)現実逃避(放心)する事になる原因を作る天才達が集う魔境に来てしまった事を後悔するのは、遠くない未来にあるだろう。

 

 

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さて俺がルクス東山FSCを人生初めての

フィギュアスケートクラブとして選んだ理由は

単純に家から程よい遠さの場所で練習をしている為

行き帰りでもランニングにもなるからであり

別に出来るならば何処でもよかったが本音だった

 

「───そう考えていたのだが…何時の間にか体験時間が過ぎていた」

 

そう、俺はただポツンと一軒家並にルクス東山FSCの体験が終わり

大須スケートリンクの入口前に立っていたのだ

さて、初のスケートの感想だったのだが

 

「死ぬほど楽しかった…情熱が湧くとは、この事か!って思えたな」

 

最初は貸靴のスケートシューズを慣らす作業なのだが

コレは平衡感覚がある為、普通に出来た

だが、そこからが問題なのだ、氷上に出た瞬間

まず、足首くじいて転けた、それも盛大にコケた

頭から行った結果、脳震盪が起こりかけた

だが、諦めないのが俺クオリティ〜

という訳で、何度目かで氷上に立てたが滑れねぇのよ

肉体の平衡感覚と空間把握能力で立てるけど

動けねぇのよ…という訳で、無理やり身体を動かしたら

転びましたね、はい、致命的な失敗です。

そこから数十分の練習で人並みに滑れる様にはなったが

スピードを出して滑った結果、股間が破壊されました。

はい、何時もの致命的な失敗です。〇すぞ〜!

まぁ、治る速度は早いので、直ぐに立ち直ったら

瞳先生にヤベェ奴居るな〜って目で見られました。

俺は悲しいですよ。チキショウメー!ダイッキライダ!バーガー!

そうして、スピードを出せるようになった為

スウィズル…あぁ、ひょうたん*2を教えられたのだが

まぁ、ここでも股間の関節が破壊されそうになった為

何としてでも回避しようとブリッジをしてみたら

背骨と肩関節がぶっ飛んだよね。

結果、氷上で高速移動しながら悶絶する男の子の完成って訳よ!

ハイハイ、致命的失敗、致命的失敗

コレには瞳先生も焦って来たが、約5分で回復したよね。

俺の肉体万能過ぎねぇ?

んで、治ったんで、再開したら出来る様になりましたよ

ひょうたん滑りがね…!

 

という感じで、その後は好きな様に滑っていたのですが

最後に、ジャンプしてみてぇな〜って事で、誰も居ない片隅で

現状で出せる全力のスピードを出しながらジャンプをしてから

物凄い力ずくだけど、身体の筋力を使い回転してみせた

大体3回半位かな?すると瞳先生が、驚いた顔で近付いてきた

え?俺なんか悪い事したか?って思ったら

是非、このクラブに所属してぇー!って事らしい…

いやまぁ、子供に決定権は無いのよ。

コレは両親に相談しないと分からないが、掛け合うことにした

 

そうして、家に帰宅後、両親と話し合った結果

俺、ルクス東山FSCに所属する事になりました、丸

あと、全身の筋肉が喜んでるのか知らんが

人生初の軋む筋肉痛が来たって事を記載しよう。

 

 

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俺は次の日、軋む肉体に鞭をぶち込みながら

学校に来た訳だが…何だろう…視線が可笑しい

そうしていると、友人Aが話しかけて来た

 

「なぁ、煌、お前もしかしてさ…筋肉痛起こしてる?」

 

「そうだが、何か不思議か?」

 

「「「「「いやいやいやいや!お前が筋肉痛おこすとか何したんだよ!?」」」」」

 

「スケートをやっただけだ!」

 

そう、筋肉痛を起こした事に大変、驚かれたのだ

コレには俺も、遺憾の意を示すぞコノヤロウ

 

「いや、お前がスケートで筋肉痛!?」

 

「有り得ねぇ!真面目に有り得ねぇ!」

 

「まだ、日本海横断したとかの方が真実味あるぞ!」

 

「大丈夫?煌くん、危ないお仕事とかしてない?」

 

「何で君たち、そんなに人の心無い発言するん?俺も人間なんやぞ?泣くぞ?良い歳こいた上級生が恥を捨てて全力で駄々こねながら咽び泣いてやるぞ?」

 

そう言っていると予鈴がなった為、皆が席に着いた

俺達は勉強をする学生なのだからな

ちゃんと勉強するのだよォ!

だけど、休み時間にスケートの事を話せる人が居ないか

友人ABCDに聞いてみるか

 

「てな訳で、おめぇら、教えろ」

 

「「「「何がてな訳だ、一から十まで教えろ筋肉野郎」」」」

 

「しょうがねぇな〜、カクカクシカジカ」

 

「「「「メシメシウマウマって事か〜」」」」

 

「んで?誰か居ないか?そんな人」

 

「右に同じく」「俺は知らんな」 「左に同じく」

︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ ︎︎ ︎︎「上に同じく」

 

「使えねぇ!」

 

という訳で、この学年には

スケートを滑れる人は居ないようだ。

つまりだ…

 

 

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「まぁ、俺は此処に来たと言うわけですよ。分かりますか?高峯チャンセンセー」

 

「本格的にクラブに加入してくれたのは嬉しいけど…その呼び方は何とかならない?」

 

「まぁ、唯の冗談で呼んだだけですよ。それで今回は何をするんですか?」

 

「えぇ、今日は昨日のやった事の確認をしてから、T字ストップと逆T字ストップの練習かな?」

 

時は飛んで、ルクス東山FCSに来た訳だが

早速、交渉技能を失敗したわ。

コレには某愉快犯な邪神もニッコリだろう、APP18がよォ…!

という訳で、10分程度でひょうたんまで終わらせた為

T字ストップ&逆T字ストップの為にフェンスに手を付いて

練習したのだが、ものの15分でOKを貰えた為

更に先に進む事になったのだが

 

「煌君なら多分、ルッツジャンプかアクセルジャンプが出来ると思うんだけど、どうする?」

 

話が因果律すら超越する程にぶっ飛んでませんか?

 

そう、瞳先生が俺に無理難題を

押し付けてきやがったのだ

チキショウメー!顔がいい美人だからって

笑顔で何でも思い通りになると…!

 

「大丈夫!行けるわよ!私も頑張って教えるからさ!」

 

…やってやる!やってやるぞぉ!

 

 

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「…結果を言おう…何とかなった……How come!?

 

「凄いわ!2日目でアクセルジャンプを、それも3回転半を成功させるなんて前代未聞よ!」

 

「そのおかげで、俺の右脚が俺の左脚のせいで、足首の関節が消し飛びそうになりましたがね。」

 

「そ、それはごめんなさいね…?」

 

「まぁ、治り始めてますから大丈夫ですよ。」

 

そう、試行8回目程度の時に着地時に勢いが付いたせいで

着地した右脚に勢いそのまま左脚が直撃し

俺の足首関節が深刻なダメージを受けたのだ

何でクリティカル&ダメボ1d6になるんだよ…ッ!

痛過ぎて、先日に続き氷上を高速で滑りながら悶絶する

一般男子小学五年生になったわコノヤロウ

そんな、俺を見る皆の目が精神的にも痛かったしさぁ〜!

ただ一つだけ…そう一つだけ問題があるのだ…

 

「ねぇ瞳先生…俺って他の子達と仲良くなれてねぇの不味いよねコレ」

 

「そうね〜」

 

「瞳ちゃん先生、信用、説得、言いくるめの技能持ってない?俺、その3つには振ってなくてさ…」

 

「明星君は何を言ってるの…?」

 

駄目だ、俺は元々の交渉系技能に-50のデバフ持ってんだわ

初期値15だから、余裕でマイナスの世界に突入してんだわ

コレはAPP1の存在にも負けるバッドコミュニケーションですわ。

 

「でもまだ大丈夫だ!まだチャンスは残ってる!まだ、俺は誰とも会話してないから誰か作れるかも…」

 

氷上を高速で滑りながら悶絶している一般男子小学五年生に誰が会話してくれると思う?

 

「開始前から終わってたわ。コレはトゥルーエンドも望めねぇ」

 

「状況的には本当に最悪のスタート。正直、私では手の施しようがないわね」

 

絶 望 し た !俺 の 会 話 力 の 無 さ に 絶 望 し た !

まだクトゥルフの方が友達作れるよこれぇ!

ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!!!(絶叫BV)

スケートしたら友達100人作れるだろ計画が

始動する前に空中分解しやがった!

 

俺はその場で、絶望しながら氷上で五体投地した

こんな事してるから引かれるんだよね…

 

「でもコレから色んな子達と会話する機会は来ると思うから、その時に仲良くなろ!…まぁ女の子が多いけど」

 

難易度がエクストラ以上なんですが?

散々踏み間違えた俺の1歩が今更クリティカル成功する訳ねぇ!

てか、クリティカル成功してもマイナスを打ち消せねぇ!

もうダメだァ…おしめぇだぁ…!

助けてヒトミエモーン!

 

「でも、明星君は、顔はイケメンに分類される位に整ってるし、その顔使って根気よく話したら大丈夫だと思うわよ?」

 

「だが、その会話が絶望的なんですが、そこん所どう思いますか瞳先生」

 

「無理ね☆」

 

「終わったア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!!!!!!!」

 

「でも、スケートの練習と同じで、何度も練習を積み重ねていくように、会話を積み重ねて行けば、相手との距離感とか、相手の事を知る機会が多く増やして、交流を重ねていけば友達は作れると思うわよ?」

 

とは言っても、俺は未来予知なんて技能持ちじゃないんで

コレから起こる出来事なんて知らないから

瞳先生が言う事も分かる…

踏み出した結果、盛大に転落して孤独な存在になる可能性もあるが

踏み出さなければ分からないし始まらない事も事実だァ…

なら踏み出して、その未来を掴み取ってやろうじゃねぇか、この野郎…!

そうと決まったら、誰か近くの子に話しかけ…

 

「瞳先生、氷上でも無いのに俺の周りに人が瞳先生以外居ないのは気の所為でしょうか?」

 

「あはは…気の所為じゃないわよ…?」

 

「おっと、俺のメンタル(SAN値)ブレイクアウト(逃走)したみたいです。今なら白痴の王を見ても生き残る自信あります。」

 

「本当に何を言ってるの…?」

 

おっと、現実逃避をしてたわアハハ!(現実逃避中)

 

「瞳先生、俺…頑張ってみます。まるで激辛ラーメンを食べている時に渡される牛乳の様な包容力で友達を作ります!」

 

「うん、それで頑張ろうか!」

 

「うぅ…!(泣)まるで、スコビル値が化け物レベルの唐辛子的な辛口過ぎる酷評から砂糖をぶっかけて蜂蜜をぶち撒けた様な甘過ぎる言葉の包容力…!これが鞭と鞭!」

 

「とりあえず、明日も頑張ろうか!」

 

「瞳先生も、ツッコミを諦めて現実逃避しましたね?コレで貴方とも縁が出来た」

 

「変な縁を作られた!?」

 

そうして俺の2日目のスケートは終わった

 

 

⟡.· ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ⟡.·

 

 

彼を初めて見たのは体験会の予約時に見た時だったわ

余りの精巧な肉体と顔立ちに全てを飲み込む様な黒髪

スケート界に現れた衝撃…夜鷹 純に似た雰囲気を感じたけど

その印象は、彼と初めて話した瞬間に瓦解したわね。

 

『はい、今日はよろしくお願いしまs(グギィ!…お願いします。』

 

彼は、何も無い平地で足首を挫いたのよ…

そこで完璧な存在では無いこと理解したわ。

そして次に驚いた事は驚異的な身体能力ね。

スケートシューズに履き替えた

彼は氷上に歩いて行くけど、転ぶ事なく歩いていたの

まぁスケートだから滑る事になった瞬間に盛大に転けて

一回転してから後頭部から激突したのは驚いたけど…

でも、ものの数分で人並み以上に綺麗に滑れる様になる

適応能力は正に天才の才能だと思えるわね。

そんな感じで、ひょうたんでも事故って

このクラブ内で広く伝わる伝説的な不名誉な渾名の元ネタが

発生したけど、それはどうでもいいわね。

彼は体験会終了10分前に突然、私に対してお願いをしてきたの

 

『瞳先生、最後にジャンプをしてみても良いですか?』

 

『え、えぇ大丈夫だけど…』

 

私はその時、ジャンプと言われたから

ただ氷上でジャンプするだけなのだろうと思っていたけど

彼はあろう事か、誰も居ない氷上に出た後から

スピードを上げていき、ちょうど中央に来た瞬間に

前向きに踏み切って後ろ向きに着氷する

フィギアスケート最高難易度のジャンプである

アクセルジャンプを初見で3回転半まで行って成功させたのを

見た時、信じられなかったわ、拙く雑なジャンプとは言え

フィギアスケート最高難易度であり、成功させる事が難しい

そんなアクセルジャンプを、未経験の初心者が1日で出来たのだから

そこから、私が熱心に彼にクラブに入るよう促したら

次の日には彼は正式加入してたわね。

なんと言うか、即決力があると言うか行き当たりばったりな

そんな雰囲気を感じたわ…

 

でも、そんな天才の一面を見た印象は

2回目に会った時に瓦解したわ

彼は死ぬ程コミュニケーションに問題があるわ

まるで電波を受信したように現実逃避や

意味不明な会話をしたり、負傷をすると

悶絶しながら凄いスピードで氷上を滑るから

他の子達は、珍生物を見る様な目で見てたわね…

そうしてると、彼はものの25分程度で

今日、教える内容を完璧に終わらせたから

昨日、飛んでみせたアクセルジャンプと

必ず飛べると思われるルッツジャンプを

練習させる事にしたの

 

まぁ結果だけ言うと

試行回数10回でアクセルジャンプは3回転半をこなして

試行回数12回でルッツジャンプを4回転までこなした

コレには流石に観戦していた子達やコーチ陣も

化け物を見る様な目で見ていたわね。

それ程に彼は異質だったこの時点で普通の天才達を

完全に超えていたわ

それに氷上を滑る彼は失敗して悶絶する以外は

何時も感情を感じれない真顔で滑る事も

その異質さに拍車をかけた事になった

結果、彼の周りには人が集まらなくなったわ

まぁ彼はそれに対して、物凄く後悔していたけど

友達の作り方を私に聞いてきたけど

この状況じゃ、誰も会話してくれないって伝えると

五体投地しながら、絶望した後

ブリッジに移行してカサカサ動いてたわ

余りのキモさに、Gを思い出したけど

この子の先生として何とか理性で耐えたわ

 

彼の強い所は諦めない心と努力を忘れない事

そして天から与えられた様な肉体と

それを十二分に扱える思考回路ね。

 

そして、彼の欠点は絶望すると絶叫する事と

失敗すると悶絶して氷上を滑る事と

会話能力に致命的な問題がある事ね

コレは、日常生活に支障が出る位で

スケートには関係無いわね!()

 

イカロスは太陽に近過ぎて翼を焼かれたけど

彼は、それにはならないと思う

だからこそ、私は思う、彼は何処まで飛んで行けるのか

それを見てみたいと感じる程に

 

「だから、期待しているわよ。明星君」

 

 

⟡.· ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ⟡.·

*1
ショートプログラム

*2
滑った軌跡がひょうたん型になるように、両足を開いたり閉じたりしながら滑ること




主人公君はコレから、死ぬ程頑張ります。
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