もしもモモンガ様が人間だったら   作:15巻まだ?٩(๑•ㅂ•)۶

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絶賛エ・ランテルの話を書き溜め中で少々遅くなります!

本編に全く基づかないお話なので楽しい半面時間かかりますね。今回はみんな大好きなあの人達が出ます!

是非お楽しみください!


第20話:エ・ランテルは何処

 

モモンガは困惑していた。エ・ランテルとは交易都市で栄えていると聞いていたのだが、眼前にはあまりにも高い炎の壁が都市全体を囲っていた。

 

「なんだ…………あれは…………」

 

 その光景を眺めたイビルアイはあまりの状況に声を出すことも出来ずにいる。モモンガは一周まわってもはや冷静だ。

 

 (他のプレイヤーか?いやぁでもこの炎の柱は……まさかデミウルゴスか……?いやぁ、流石にこんなことはあいつもしない……よな?)

 

 中からは大量に人々が街の外へ我先にと逃げていく。

 

「本物の炎ではないのか……幻術……?」

 

 イビルアイはその様子を冷静に眺めながら、炎について分析する。炎を通った人々が焼けていないことからあの炎が本物の火である可能性は低い。しかし、全くの幻術であるかと言われればNoと言わざるを得ない。何故ならばあの壁からはイビルアイには嫌という程の魔力を感じるからである。

 

「モモン撤退するぞ」

 

 そんな中に挑んでいくのはあまりにも愚かだ。せめて蒼の薔薇のメンバー全員でなければ、イビルアイにとっては実力も素性も怪しい2人と共にでは、当然撤退を選択する。

 

「そうですね……イビルアイさん」

 

 モモンガとしても当然同意だ。もし仮にプレイヤーの仕業だった場合ここ数週間使ってきたとはいえ、ガチ対戦をしていないこの身体ではあまりにもリスキーだ。それに加えナーベの事も逃がさなければならないとなればリスクは跳ね上がる。

 

 エ・ランテルに背を向けようとしたその時、自身の身に纏う白銀の鎧が目に入る。

 

 (たっちさん……)

 

 それはあの日、異形種狩りに遭っていたことを思い出させた。もし、壁の中で同じことが起こっていたなら。

 

「おい、モモン。どこへ行くつもりだ」

 

「エ・ランテルです」

 

「何を言っている……この中が危険なのはお前も分かっているだろう。これほどの結界を発生させるやつだ、どれ程の力を持つかなど……」

 

「分かってます。ですからイビルアイさんは撤退してください」

 

 モモンガは引かないことを決断する。

 

 (馬鹿だよな。ここは引いて情報をもっと手に入れてから行くべきだよな。ぷにっと萌えさんに怒られちゃうな……でも、それでも……)

 

「何故だ、モモン。引くべきだと分かっているだろう」

 

「ええ……ですが。誰かが困っていたら助けるのは当たり前……そう言っていた友人に、今なら恩を返せるような気がして」

 

「なんだその愚かな……いや、何も言うまい……」

 

 イビルアイはモモンから発せられる言葉に呆れたように肩を竦める。

 

「……行くぞ、ナーベ」

 

「はっ」

 

 しかし、モモンガは迷うことなくナーベと共に炎の中へ飛び込んで行った。

 

「愚かだ……本当に愚かだ……」

 

 イビルアイにとってその姿勢は余りにも眩しいものだった。

 

 

 

 ――――――――

 

 

炎の中には逃げ惑う人々とそれを追いかける悪魔達が発生し、まさに地獄絵図とも言える状況だった。

 

「しかし、思っていたよりも低位の悪魔達だな」

 

「これであればモモンさ〜んのお手を煩わせずとも私だけで、掃除出来ると思いますが?」

 

「ダメだ、お前の魔法では住民も巻き込んでしまう」

 

「はっ、御心のままに」

 

 モモンガは100レベルの戦士の肉体を最大限活かし、住民を襲う悪魔を次々と切り伏せる。

 

「あ……ありがとうございます」

 

「いえ……それよりも貴方たちも冒険者ですか?」

 

 モモンガは助けた者たちのうちシルバーのプレートを付けたもの達に声をかける。

 

「ええ……俺たちは漆黒の剣といってこの都市で冒険者をしてます。私はリーダーのペテル・モークといいます」

 

 そのうち金色の短髪の青年が自己紹介を始める。その他にもレンジャーと思われる青年とマジックキャスター、そしてドルイドの4人パーティーを組んでいるようだ。

 

「ペテルさん、私はこの都市に今来たところなのですが、知っている限りで良いので状況を説明して貰えますか?」

 

「分かりました……」

 

 ペテルが言うには、最初は墓地からのアンデットの襲撃から始まったという。城門で衛兵が応戦していたが全く対応しきれず冒険者が当てられた。しかし、有力な冒険者は謎のマジックキャスターと女戦士に襲われ、死んでしまった。そこから前線が崩壊したという。

 

「そこで残された冒険者たちで再度前線を構築したのですが……」

 

 都市全体を謎の炎が囲ったという。そこからいつの間にか悪魔達が出現し、アンデットと共に都市を襲い始めたという。

 

「なるほど……」

 

 聞いている話を聞く限り、女戦士とマジックキャスターが主犯だと思われるが。

 

  (悪魔とアンデットは別口か?)

 

「悪魔の発生源に検討は?」

 

 そうモモンガが問いかけるとペテルたちがハッキリと答えた。曰く前線を構築し、目の前のアンデットの対処に当たっていた冒険者たちの背後から現れたという。

 

「一番考えられるのは都市庁舎だな……」

 

「であるな」

 

「都市庁舎ですか?」

 

 ルクルットとダインの推測では現れた位置とそこにある重要なものを考えれば恐らく発生源は都市庁舎だろうと言うものだった。

 

 (確かに衛兵や冒険者の纏め役をしている都市長を潰すのは悪魔たちにとって合理的だ)

 

「なるほど、では都市庁舎へ向かいます。案内していただけますか」

 

「ええ、勿論」

 

 ペテル達に誘導され、モモンガは都市長の元へと向かった。




ペテル達、ンフィーレアと関わらなければこんな感じで生きていたのではと考え、登場してもらいました!とはいえ、クレマンティーヌとカジットの襲撃よりも地獄なエ・ランテルで生きていけるか不安ですが、、

お読み頂きありがとうございます!

クレマンティーヌはどうすべきか

  • 生きる(逃亡
  • 生きる(ナザリック送り、実験
  • 死ぬ(逃亡先で
  • 死ぬ(ナザリック勢により
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