もしもモモンガ様が人間だったら 作:15巻まだ?٩(๑•ㅂ•)۶
是非お楽しみください!
エ・ランテル内部。炎に包まれたここでは仮面の少女、イビルアイが都市内の悪魔と対峙していた。
(我ながら愚かだな……)
決して突入してはならないと分かっていた都市内へイビルアイは突入していたのだ。
あちらこちらであるものは悪魔に襲われ、あるものは崩壊する建物の下敷きなっている。
「ひっ…………ひっぃぃ……」
「「水晶騎士槍《クリスタルランス》」」
「ぐぁぁぁぁ………」
イビルアイの魔法が悪魔を貫き、住民を救う。
「だ……誰か……」
「待っていろ」
イビルアイは一人一人魔法で助けていく。下敷きになっている女性は悪魔に襲われることこそは無かったようで、何とか重症ではないようだ。
「あ……ありがとうございます……」
「気にするな」
イビルアイはそれだけ言い残し、「飛行《フライ》」を発動させ、次なる救助へと向かう。
(こんな事をしても時間稼ぎにもならん、召喚してる奴を叩かねば、この都市で何をするつもりだ…………)
――――――――――――――
「はぁっ!」
モモンガと漆黒の剣の面々は都市長のいる建物へと向かっている。道中には数え切れないほどの悪魔達が行く手を阻む。しかし、その悪魔達には少し違和感があった。
「何かがおかしいな」
「左様でございますか?」
モモンガはナーベに語りかける。
「召喚された悪魔達が弱すぎる、この程度に都市の冒険者たちが全滅すると思うか?」
「ガガンボが何匹集まってもたかが知れているかと」
相変わらず人間に冷たいナーベだ。しかし、いくら都市の防衛力が低いとはいえ、ラキュースさん達のような冒険者がこの都市にもいることを考えれば簡単に陥落させられたとは考えずらい。
「いや、エ・ランテルは交易都市だ。王都程では無いが、ここにも冒険者は多い。先の蒼の薔薇のような実力者もいるであろうことを考えるとこの押され具合は明らかにおかしい」
「なるほど素晴らしいご慧眼です」
ナーベの大袈裟な褒め言葉に少しむず痒いものを感じるが、恐らく自身の推測は正しいとモモンガは思った。
(やはり首謀者がいるよな、それもかなりの高レベルの)
「ペテルさん、都市庁舎はどっちですか?」
「あの建物です!」
ペテルが指を指したのは先には1本の直線の道が整備されている。そしてその先には都市庁舎と思われる大きな建物があるが、まだかなり距離がある。
(この数の悪魔を全て倒して、住民を救助していくのは流石に時間がかかりすぎるな……こうなれば魔法で一気にやるか……いや、でもそれじゃあ確実に住民も死ぬしなぁ……)
いくら雑魚の悪魔とはいえ数は力である。都市庁舎までには数百体の悪魔達が跋扈して、建物を破壊し、人々を追いかけ回している。
「モモンさん、ここは俺達が何とかします、モモンさん達は都市庁舎へっ!」
「しかし、この数はいくら何でも」
勝てるはずは無いとモモンガは思った。モモンガが見る限り、ペテルたちのレベルはせいぜい10後半だ。知り合ったばかりとはいえ、彼らが死ぬところは流石に見たくは無い。
「しかし、このまま都市庁舎を目指しては手遅れになってしまうかもしれません。悪魔たちの目的は何なのか分かりませんが、やはり一番狙われるのはこの都市の長、都市長でしょう!ですから、早く救出に!」
そう告げるペテルの表情は決して死を覚悟しているようには見えなかった。それどころかむしろ、生き残るにはこれしかないと確信しているようだった。
「そうだぜ!俺たちに任せなよ」
「であるな」
「こちらは気にせず、向かってください」
他のメンバーも同意のようだ。ここで行かねば覚悟が無駄になってしまう。モモンガはそう思った。そして彼らにかつての仲間たちを重ね、より一層死んでほしくないと感じた。
「でしたら、私がこちらに残ります。モモンさ〜んは都市庁舎へ」
そんな気持ちを察してかナーベがペテルたちと残ることを決断する。
(普段のナーベなら絶対そんなことは言わないのに……どうしたんだ?)
普段のナーベならば至高の御方の盾となり死ねないと寝場所も必ず一緒の部屋で、トイレにも付いてこようとする程だ。
「ならばナーベ、彼らをよろしく頼む」
モモンガはそう言い残し、都市庁舎へと一直線へ向かった。
今回モモンガ様はこの襲撃がデミウルゴスの作戦だと全く気づいて居ないのに対し、ナーベは完全に気付いているという、、、なので、主人の迷いを察知して残ることを選ぶようにしたのですが、流石に優秀すぎましたかね?笑
お読み頂きありがとうございました!
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