もしもモモンガ様が人間だったら   作:15巻まだ?٩(๑•ㅂ•)۶

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感想、誤字報告等本当にありがとうございます!
まだまだ誤字や矛盾等あるかもしれないですが、頑張って書くのでお付き合い下さい!

是非お楽しみください!


第22話:ヤルダバオト

 

イビルアイはモモンガよりも一足先に都市庁舎へと辿り着いていた。なぜ彼女がここに向かったのか、そう問われればそれは彼女の冒険者としての勘と言わざるを得ないが、ある程度の知性をもつ悪魔たちが効率よくこの都市を征服するために指揮官である都市長を狙うことはある程度予想出来た。そのため、この騒ぎを早く鎮めるためにも首魁の悪魔を先回りし討つために都市長の元へと向かっていた。

 

(くそっ、このままでは……魔力切れだぞ……)

 

 マジックキャスターであるイビルアイの強さは魔力に依存したものだ。イビルアイは特例でヴァンパイアとしての力もあるが、それもたかが知れている。

 つまり、このまま悪魔たちの相手をしていてはやがて魔力切れになり、戦うことが出来なくなる。

 

 イビルアイは一直線に都市庁舎へと向かった。

 

 

 

 都市庁舎へと向かうとイビルアイは崩壊した建物に向けて「生命感知《ディテクト・ライフ》」を使用し、庁舎の中の人間を探す。

 

 (あれか……?)

 

 イビルアイは多数の生物の中から人間と思われる反応を確認し、都市庁舎の中に入り込む。

 

「おい!大丈夫か」

 

 反応があった地点には中年の男がいた。身なりから恐らく彼が都市長なのだろうと推測する。

 

 しかし、息はあるものの揺さぶれど起きる気配はない。恐らく建物が崩壊した影響で頭を打ったのだろう。

 

 イビルアイは彼を連れ、場所を変えるかその場で首魁を待つか考え始めた。

 

 その時だった。

 

「おや、どうやら先客がいらしたようですね」

 

 ゾワッ。そんな擬音がピッタリなほどの悪寒がイビルアイの背中を駆け巡る。理性ではなく本能でここは危険だと感じた。しかし、その恐怖は冷たい手が心臓を掴んだように、身体が強張らせ、全く脚が動かない。

 

「おまえが……首魁……か?」

 

「ええ、ご明察通りですよ」

 

 悪魔は紳士的にされども同時に冷たく言い放つ。

 

「都市長をどうするつもりだ」

 

「それを貴方にお話してメリットがあるとは思えませんが、隠すものでもありませんからお教えしましょう。我々の目的は我々を召喚した強大なアイテムを回収することです。都市庁舎にそれがあるとの情報が入ったので来たということですよ、都市長に用はありません」

 

 悪魔は何故か、ここに至る理由をベラベラと喋り始める。イビルアイは情報収集と作戦を練るためにその話をさらに促す。

 

 (何としてもこいつとの戦闘は避けなければ)

 

 戦力差をこの身にヒシヒシと感じるイビルアイは撤退を選択する。

 

「そしてもう1つの目的、それはこの都市の住民を皆殺しにすることですよ。ですから貴方が逃げることも許しません「次元封鎖《ディメンジョナル・ロック》」」

 

 しかし、その選択は悪魔の放つ次の魔法により完全に封じられてしまった。悪魔の使った魔法は転移を無効化し、イビルアイの切り札を完全に封ずるものだった。

 

「……っく!「魔法最強化・結晶散弾《マキシマイズ・マジック・シャード・バックショット》」」

 

 そうなればもはや戦うのみ。イビルアイは得意の結晶魔法を最強化し、悪魔へとぶつける。

 

 しかし、悪魔は全く避ける素振りすらなく優雅に両手を広げ、魔法を受ける。だが、それは全く効く様子は無い。

 

「っっつ……!無効化能力……」

 

 自身の得意な結晶魔法、それも最強化まで行っても傷一つつかない悪魔にイビルアイは改めて絶望を味わう。

 

 ならばとイビルアイは防御突破を込め、再び魔法を放つ。

 

「「魔法抵抗難度最強化・水晶の短剣《ぺネトレートマキシマイズマジック・クリスタルダガー》」」

 

 防御突破と共に込めたイビルアイの期待はまたしても悪魔の防御の前に虚しく散る。それを受け、悪魔は何か呟いた。

 

「「悪魔の諸相:豪魔の巨腕」」

 

すると視界に巨大な腕が映ったと感じた瞬間に凄まじい痛みと共に吹き飛ばされる。

 

「ガハッ…………「損傷移行《トランスロケーション・ダメージ》」」

 

 咄嗟に発動した魔法により、肉体のダメージを魔力で受け、何とか瀕死を免れ、態勢を立て直す。

 

 悪魔はその様子に少し感心したように呟く。その様子はまるで虫を殺すかのような何も感じていないようだった。

 

「ふむ……思ったより耐えますね、では「隕石落下《メテオフォール》」」

 

 そして悪魔が発動した魔法はシンプル。しかし、頭上から落下する隕石はイビルアイに生を諦めさせるのには十分だった。

 

(ああ……だから行くべきでは無いと言ったのだ……私は何とか……愚かなのだ……)

 

 イビルアイは目を閉じ、死の瞬間を待った。

 

 しかし、その死は一人の騎士によって決して訪れないものとなる。

 

「大丈夫ですか、イビルアイさん」

 




こんなモモンガ様来たら誰でも惚れるだろうという男になってしまった。人にやさしくそしてそれを実行するだけの力を持っている騎士。

オマケに顔もイケメンでモテモテなんですが、女性への免疫が未だにありません、人間形態になったことでナザリックに居ずらくなっているのであまり今のところ帰っておらず、アルベドやシャルティアとの接触もないので、、

いつになったらプレイボーイな悟くんを書けるのか、、

お読み頂きありがとうございました!

クレマンティーヌはどうすべきか

  • 生きる(逃亡
  • 生きる(ナザリック送り、実験
  • 死ぬ(逃亡先で
  • 死ぬ(ナザリック勢により
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