もしもモモンガ様が人間だったら 作:15巻まだ?٩(๑•ㅂ•)۶
村長夫妻は周辺の地理について、知る限りのことを語ってくれた。国の情報は大まかにはエンリの言う通りだが、今回襲ってきたのはバハルス帝国とは限らないらしく、スレイン法国の可能性もあるとの事だった。
であれば、騎士の一人でも捕らえておけば良かったと今更ながら後悔するが、流石に時間は戻せないし、復活させて聞くのはコストが高すぎる。
「1番近くの都市はエ・ランテルです」
近郊の都市、エ・ランテル。帝国との戦争の際にも要所となることから交易が発展するとても魅力的な都市だ。
ここを出たらそこに向かうのも良いかもしれない。
「……とその辺が私の知る周辺の情報です」
村長は周辺の地理について語り終えるとこちらを伺うように視線を動かした。
「ありがとうございます。とても参考になりました」
モモンガは答えるように感謝を述べると村長は安心したように微笑んだ。しかし、それも束の間村長宅の玄関にノック音が響き渡った。
「すみません、何かあったようで」
村長は外に出て、要件を済ませると即座に舞い戻った。
「それで、何かありましたか?」
モモンガが問いかけると村長は困ったような表情で、詳細を話す。何でもまた騎士たちがこちらへと向かっているとの報告があったというのだ。
「それでは私が対応致しましょう」
「あっ……ありがとうございます」
村長は再び頭を下げ、感謝を述べる。モモンガはその返答に満足するとナーベを連れて村の中心へと向かった。
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「あれか」
モモンガの耳には騎士たちについての大量の情報が寄せられていた、数はせいぜい50名以下でレベルも最大でも30程度だそうだ。特に警戒するべきことはないが、それでも先程のもの達を考えれば強者なのだろう。
まあ問題はそっちでは無いが。
「ナーベ、あれは恐らく正式な騎士団だ。何があっても指示なしに攻撃することは許さんぞ」
「はっ」
ナーベに指示を出すとハッキリとした返答が帰る。一先ず満足し、騎士たちに備えるべく、一応村人達を纏めている建物に守りの魔法をかける。
「「矢守りの障壁《ウォール・オブ・プロテクション・フロムアローズ》」「生命拒否の繭《アンティライフ・コクーン》」」
今の形態では信仰系の魔法以外は使えないのでスクロールを使用することになるが、念には念をだ。
「さて、来ましたね」
騎士団が村の中心へと駆け寄るとリーダーと思わしき男が馬をモモンガ達の直前で止め、馬上から挨拶を交わす。
「私はリ・エスティーゼ王国、王国戦士長のガゼフ・ストロノーフ。この周辺を荒し回る帝国の騎士たちを討伐するべく王命に従い、参ったものだが……村長だな、横にいるのは一体誰なのか教えてもらおう」
「この方は……」
王国戦士長と名乗るだけあり、鋭い眼光と気高い振る舞いでモモンガ達と言葉を交わす。村長は思わぬ、高位人物の登場に急いで対応を試みるが、モモンガがそれを阻止する。
「それには及びません。初めまして王国戦士長殿。私はモモン、そしてこちらは相方のナーベ。偶然通りかかったこの村が襲われていたので助けに入った旅のものです」
モモンガが一通り身分を、全て嘘だが、説明するとガゼフは馬上から素早くおり、頭を下げた。
「この村を救って頂き感謝の言葉もない。国からは厳しいかもしれないが是非ともお礼をさせて頂きたい」
王国戦士長という高い地位にいながら、旅のものに直ぐに感謝を述べる。その実直さにモモンガはたっち・みーを重ねる。
「いえ、礼は村長から頂きました、結構ですよ」
「そうか」
戦士長の礼を断ると、戦士長はすぐさま部下と思わしきもの達から耳打ちされる。
「周囲に複数の面影がこちらに接近中です」
モモンガにとっても警戒するべき相手の登場だ。
モモンガのクラスとしては
パラディン聖騎士
悪の存在と闘う騎士。単純な戦闘能力において戦士には劣る*20。聖騎士はその他系統に属する”加護”の力による魔法を使う。*21高位階の魔法には飛行魔法がある。*22治癒魔法も使える。*23
ケンセイ 剣聖。
戦士職。
このふたつを考えていて、原作でもあまり記載がないので想像で勝手に強くしてます。剣聖はリゼロの影響で強そうなので笑
でも魔法はあまり使えないのでそこは弱点ですね。まあオーバーロードの形態に戻ればいいのですが、骸骨なので警戒されるのが難点ですね。
お読み頂きありがとうございました。