もしもモモンガ様が人間だったら   作:15巻まだ?٩(๑•ㅂ•)۶

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今回もオリジナルスキル出てるので注意です。


第9話:神の降臨

 

「くだらんな」

 

 モモンガは困惑していた。最高位天使と男が言うから、流石に慣れていないこのビルドで戦うのは愚策とオーバーロードの形態に戻り、最悪の場合は撤退することまでも視野に入れていたが召喚された天使は最高位とは程遠いものだった。

 

「なに……?」

 

「あまりにもくだらん、お遊びだ」

 

「なに……を?何だその余裕はっ!ハッタリだ!人類では勝てない存在を前に!」

 

 ニグンは最高位天使に命令を下し、魔法を発動させる。

 

 (「ホーリースマイト《善なる極撃》」か、アンデットならば多少のダメージがあったと思うが)

 

「食らうがいい!」

 

 モモンガに光の柱が降り注ぐ。この世界の波の存在であれば、簡単に消し飛ばしたであろうそれの中で、モモンガは全くのノーダメージだ。

 

 (うわぁ、たっちさんの鎧魔法防御高すぎだろ)

 

「ふははははっ」

 

 それどころか、高らかな笑い声すら聞こえる。ニグンは恐怖した。魔神すら消し飛ばしたかの魔法を無傷で受け流す騎士の存在に。

 

「なんだ、もう終わりか、では次はこちらの番だな。絶望を味わえ「真断《ヴェリティスラッシュ》」」

 

 モモンガが剣を振るうと斬撃が放たれる。ニグンの自身の源であった最高位天使は一瞬で塵となり消え去る。

 

「ああ……お前は一体何者なんだ……」

 

「モモン、ただの旅の者だ」

 

 モモンガはニグン達を戦闘不能にし、ナザリックへ運ぶべく歩みを進めるが、その時空間に割れ目が発生する。

 

「これは……いったい?」

 

「何らかの情報系魔法を使ってお前を監視しようとした者がいたみたいだな」

 

 とはいえ、それはモモンガの攻性防壁によって反撃にあっているだろうが。

 

 モモンはニグンの呟きに答えると剣を持ち、ニグン達の方へと歩みを進める。ニグンにはその意味が即座に理解出来た。

 

「ま、待って欲しい、モモン殿、いや様!」

 

 それでもモモンガは止まることなく歩みを進める。

 

「我々の、いや私だけでも構いません。助けて頂けるのであれば望む、額を用意いた……致します……」

 

「蛆虫共が、モモン様が御手で命を奪って下さるのよ、大人しく死になさい」

 

 ニグンの命乞いももはや通じることは無い。しかし、最後の苦し紛れの一言がニグンを救うことになる。

 

「も……モモン様。もしや貴方は我らが神でありませんか?」

 

「神?」

 

 ニグンはモモンガが少し食いついたのを見逃さなかった。

 

 「いやぁ、間違えありません。そ……その……お……お姿に魔神をも葬るそのお力。我らの伝え聞く我らの神に違いない……っ!」

 

 ニグンは追加で言葉を繋ぐ、苦し紛れに言ったその言葉は偶然にも真実を言い立てるものだった。

 

「お前らの神とやらは知らんが、私のような力を持った存在がいると?」

 

「ええっ……我らが六大神であればモモン殿、いやモモン様に及ぶ、力を……も……持っていると思われ……ます」

 

「ほぉ……」

 

 モモンガは迷い始めた。ニグンの話が本当なら背後にはプレイヤーがいることになる。今こいつらをナザリックへ連れ帰るのは他のプレイヤーと敵対の可能性を秘めているのだ。

 

「であれば六大神とやらに伝えると良い、もしこの村を再び襲えば、このモモンが相手になるとな」

 

「かっ……畏まりました……」

 

 ニグンは偶然に感謝しつつも、もし本当にモモンとやらが六大神と同じ存在であることに微かな期待を寄せていた。

 

「いけっ!そして確実に我が言を伝えよ」

 

「ひっ……はいっ……!」

 

 

 ニグンが走り出すのをきっかけとして隊員たちが蜘蛛の子を散らしたように走り出す。一先ず戦闘は終了したため、モモンガは剣を鞘に納め、ナーベは「飛行《フライ》」を解除する。

 

「よろしいのですか?あのガガンボ共を逃がしても」

 

「ああ……他のプレイヤーとの対立の可能性が1ミリでもあるならば仕方がない。それよりも村へと報告した後、早急にナザリックに撤退するぞ」

 

「はっ」

 

 再びナーベの腕を掴み、「転移《テレポーテーション》」を発動させる、モモンガとナーベは村へと帰還する。

 




ニグンさん本編でもプレイヤーの存在を匂わせて居たら助かってた可能性あったのではと思い、そうしました。

流石にプレイヤーとの敵対はこの段階だと慎重なモモンガ様はしなさそうですし。

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