Z-ONE先生のブルーアーカイブ5D's   作:福留しゅん

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イベントストーリーをやると約束したな。アレは嘘だ→ウアー
リクエストは引き続き募集中です。


Last Run. 明日へと続く道編
Z-ONE、ミレニアムを訪問する


Last 明日へと続く道編 OP 遊戯王5D's OP5より 明日への道~Going my way!!~

 

(ハシレーアスヘー)

Z-ONE

(アラタナー)

D.U.地区ハイウェイを走るZ-ONE、飛翔する《スターダスト・ドラゴン》

(タイトル画面)

シグナー竜、ただし《パワー・ツール・ドラゴン》は《ライフ・ストリーム・ドラゴン》

(ヤーリキレナイ)

ユカリ。召喚する《BF-アーマード・ウィング》、《A BF-驟雨のライキリ》、《BF T-漆黒のホーク・ジョー》

(カーノウセイーハ)

アル。召喚する《琰魔竜レッド・デーモン・ベリアル》

(ハジマリーハー)

アリス。召喚する《ジャンク・ウォリアー》を初めとする「ジャンク」シンクロモンスターたち。

(ダレモーガー)

アキラ。バックに《ブラックローズ・ドラゴン》

(ヒカリヲ)

モモイ。バックに《機械竜パワー・ツール》

ミドリ。バックに《妖精竜エンシェント》

シグナー竜は原作と同じ。

(ハーカーナーイー)

アロナと"先生"。

(キズナーツナーゲー)

ライディングで疾走するクロコ。

飛翔するゼアル先生こと《FNo.0未来皇ホープ・ゼアル》

(ゴーインゴーイン)

モモカ→アユム→アオイ→リン

(カゼニナレー)

ホシノとヒナ。《ゴッドアイズ・ファントム・ドラゴン》と《GO-DDD神■王ゼロ■■■■・■■》

(イマハー)

会長を除いた連邦生徒会一同。中央にリン。

連邦生徒会役員の後ろには《GENESIS OMEGA DRAGON》、《アルカナフォースEX-THE LIGHT RULER》、《CX 冀望皇バリアン》

その後ろにシルエット状態の《究極神アルティマヤ・ツィオルキン》

その後ろに連邦生徒会長

(ハシリダセー)

ZEXAL化した"先生"&アロナ、ZEXAL化したクロコ&ゼアル先生

戦う相手はシルエット状態の《絶望神アンチホープ》

(ゴーインマイウェー)

晴れた空の下、ミレニアムのエリドゥサーキットを疾走るアリス。

ライディングデュエルで《ジャンク・ウォリアー》をシンクロ召喚。

Z-ONEの《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》に攻撃。

 

 

 ◇◇◇

 

 

 どんなに遅くても疾走り続ければいつかはゴールにたどり着くものです。

 

 無事にゴールテープを切ったか、それとも途中で脇道にそれてしまったか、諦めてリタイアしたか。それは疾走者によって様々ですが、誰であろうと自分の進んだ道には胸を張るべきでしょう。例え栄光と挫折の両面があってもです。

 

 そして、キヴォトスも終わりが近づいてきました。

 これを境にキヴォトスは一変します。きっと多くの別れと出会いがあります。

 しかし、今が大事だからと未来を恐れて戻ってはいけません。

 いつかは皆旅立っていくもので、そんな時間を迎えたわけですから。

 

 そう、いよいよ学年末になろうとしていました。

 

 無もなき神々の王女、ゲマトリアの探求、色彩や黄昏といった脅威。それらをキヴォトスは乗り越え、アロナがやり直すことなくここまで来たのです。3年生は卒業し、1,2年生は進級し、新しい生活が始まるのです。

 

 3年生たちは全員無事進路が決まりました。キヴォトスに残り就職する生徒、キヴォトスから羽ばたいて大学に通う生徒、就職も進学も選ばず自分の道を歩み出す生徒など、様々でしたが、シャーレの先生がキヴォトスの3年生全員の面倒を見ました。思い返せば大変だったものです。

 

 卒業シーズンも近づいたことで、我々シャーレの先生は各学園を回ることになりました。誰がどの学校へ、というわけではなく、3人全員が全ての学校を回れるように上手くスケジュールを組みました。

 

「それで最初にミレニアムを選んでくれたのね。光栄だわ」

 

 まず私が向かったのはミレニアムサイエンススクール。セミナーとコンタクを取ると、リオが出迎えてくれました。リオだけではなくユウカやノアといった主だったセミナーメンバーも揃っていました。

 

「ミレニアム内を回るのでしょう? 私が同行するわ」

「リオが? 忙しいのではありませんか?」

「セミナー会長はユウカに引き継いだから、私はもういなくても大丈夫よ。それに……」

「それに?」

「せっかくだもの。ユウセイ先生とは語り合いたいわ」

「分かりました。ではお願いしましょう」

 

 リオが自分のタブレットを持って部屋を出ようとすると、ユウカがリオを呼び止めました。リオは髪をかきあげながら振り返ると、ユウカはノアやコユキたちと共にリオへと頭を下げていました。

 

「卒業おめでとうございます、会長」

「ミレニアムのことは私たちにお任せください」

「にはは、今以上に賑やかにしちゃいますからね!」

「……頼もしいわ」

 

 リオは朗らかに笑いました。

 

 

 ◇◇◇

 

 

「よお、ユウセイ先生! 早かったじゃん」

「こんにちは! ご主人様!」

 

 リオの案内で会ったのはミレニアムの誇るエージェント組織C&Cの皆さん。どうやら今日は誰も任務に出ておらず全員揃っていました。聞けば私たちシャーレの先生の訪問に合わせて任務を入れていないのだとか。

 

 この中ではネルやアスナたちが今年卒業します。次のリーダーにはカリンとアカネのどちらが就任するかで争ったのですが、結果としてアカネが成ることになったのだとか。ネルの鶴の一声でタイマン勝負になったのが決め手だったとか。

 

「あーあ。もうじきミレニアムともおさらばか。ま、二度と帰ってこれねえわけじゃねえから、そんな寂しい気分はしねえけどな」

「そうだよ。一度結んだ絆はずっと結ばれたままなんだから」

「ま、先生たちは来年度以降も生徒の面倒を見るんだろ? 次にアカネたちと入部してくる新人どもをよろしく頼むわ」

「ええ。シャーレの先生が引き続き生徒に寄り添いますから、安心してください」

 

 次に向かったのはエンジニア部。卒業を迎えるウタハは早くも工場内の自分の道具一式や作品群を整理しています。卒業してからもここの設備を使うわけにもいきませんし、次に工場を使う後輩たちのスペースを確保するためでしょう。

 

「そうは言っても私が持ち帰るのは雷ちゃんシリーズと持ち運び出来る工具キットぐらいだからね。旋盤とかの工作機械はここに残していくし、一年以上起動させていない作品は潔く解体処分することにしたんだ」

「ウタハは就職せずに進学するのでしたね」

「専門知識を増やしたいからね。もっと機能的で優れた工作をしてみせるさ」

「ウタハならきっとやれます」

 

 次に向かったのはヴェリタス。この中ではチヒロとコタマが卒業します。この二名は進学も就職もせず、起業して働く道を選びました。とはいえヴェリタスの部費を稼ぐために仕事をこなしていましたから、それの延長なのでしょう。

 

「LINK VRAINSの有料コンテンツも増えてきてるからね。それを元手にすれば結構色々と出来そうだよ」

「私は音響を仕事にするつもりでしたが、チヒロに誘われたので一緒に会社を立ち上げます。ですがセクションは分けてもらいます」

「まあ、今までも一緒にやってきたからね。多少分野が違っててもやっていけるでしょ」

「私たちの製品を町中で見かけたら手にとってみてください。きっと期待以上の満足を届けられるでしょう」

 

 次に向かったのは特異現象調査部。デカグラマトンの一件が解決してもキヴォトスにはまだまだ未知の現象が蔓延っています。ここの出番は当面無くならないでしょう。それにはヒマリの抜けた穴をどれだけ埋められるかが鍵になっています。

 

「お疲れ様です先生。お待ちしておりました。ミレニアムの至高の脳細胞を持つ私に会うためにこちらへ?」

「ええ。卒業おめでとうございます。研究機関を立ち上げ準備はどうですか?」

「後は私は入ればおしまいです。今か今かと待ち望まれていますよ」

 

 ヒマリは進学しませんでした。ヒマリの弁では今更大学で学ぶべきことなんて無いのだとか。個人的には視野を広げる意味でもキヴォトスの外に出てはどうか、と思いますが、ヒマリなら勉強や研究はどこでだって出来るでしょうし、心配はしていません。

 

 一方のリオは進学を選びました。リオは主に遊星粒子についてもっと研究をしていきたい、と語りました。そのためにこの世界でも最高峰の大学に行く彼女はそう簡単にキヴォトスに戻ってこれなくなります。不退の覚悟で自分を磨く道を選んだ彼女の勇気と決断に敬意を評します。

 

「ユウセイ先生」

「何でしょうか?」

 

 ミレニアム中を回ったおかげで夕刻を迎えていました。空が茜色に染まる下で私は帰路につきます。今からDホイールを飛ばしてもD.U.区に戻る頃には星空を拝める時間になっているでしょう。

 

「"先生"はシャーレに残るって言ってくれたわ。ゼアル先生はもう一人のシロコと相談して決めるって。多分ゼアル先生は退任するつもりね。ユウセイ先生はどうするつもりなの?」

「……。リオには正直に語りましょう」

 

 リオたち現3年生が卒業する、それはすなわちアロナとなった連邦生徒会長とエラーの決闘の終幕でもあります。様々な問題で絶望の終着点に到達していたキヴォトスが無事に明日へと続く道を歩みだした証に他なりません。

 

 となれば、エラーに導かれてこの世界にやってきた私の役割も終わります。この世界の住人でない私がこれ以上留まっていたらこの世界へ負担がかかってしまうかもしれない。であれば、用が済んだら去るべきでしょう。

 

「それは合理的ではないわ」

 

 しかし、意外にもリオは私の予定を否定しました。

 

「ユウセイ先生の世界はモーメントの暴走で滅んだのでしょう? たった一人になった世界に戻ってどうするの? それならキヴォトスに残るべきよ」

「私のいた世界なら不動遊星が変えてくれています」

「……。確か、ユウセイ先生たちが過去に遡って、モーメント暴走の要因を消そうとしたんだったわね。その末に不動遊星ってデュエリストが未来を変えてくれると信じて後を託した」

「私は不動遊星が変えた未来をこの目で見たいのです」

 

 アポリア、アンチノミー、パラドックス。同士たちが絶望の果てになお捨てなかった、信じた希望の行く末を確認する。最後の一人として生き残った私がしなければいけない最後の仕事でしょう。

 

 それを終えた後、私は英雄の不動遊星、最後の一人のZ-ONE、いずれでもなくなり、ただのしがない研究者に戻ります。そうして世界を動かす歯車の一つとなって私は見守っていきましょう。

 

「そう、決意は固いようね。残念だわ。キヴォトス……いえ、この世界に戻って来る予定は?」

「ありません。と、言うより、元の世界に戻れば私はこちらに戻ってくる術を失っていることでしょう」

「ユウセイ先生の時間・空間跳躍は科学技術によるものでしょう?」

「ここと私の世界では多くが異なりますので、世界同士が遠いと見込んでいます。なので時械神の力を借りて向こうへ戻る必要がありますが……」

 

 おそらく、全てが終われば時械神は私の元から離れていくでしょう。新たに助けが必要な者の下へと向かうために。

 

 それでいいのだと思います。世界を救うためなら神も奇跡もこの手に掴んで突き進まねばなりませんでしたが、普段生活を送る分には過大な力は不要。むしろキヴォトスでも力を貸してくれていたことに感謝しなければいけません。

 

「でも、ユウセイ先生の世界の相対座標さえ分かれば連絡は可能よ。そのうちワープだってアクセルシンクロと同じ要領で出来るかもしれないわ」

「……。そうですね。初めから諦めていては笑われてしまいますか。では向こうに戻ったらこちらとの通信手段の確立から始めるとしましょう」

「あいにくだけれど、ユウセイ先生より先に実現させてしまうつもりよ。待っていて頂戴」

「では競争になりますか。レースであれば負けるつもりはありません」

 

 向こうに戻って何をするかは考えていませんでしたが、あっさりと決まってしまいました。このキヴォトスでの役目を終えたからと歩んだ足跡は残り、私にも思い出が刻まれる。それを改めて感じました。




現時点で一番まとまりそうだった本概念ラストを進めることにします。
百花繚乱編等は原作の進み具合を見計らって、でしょうか。

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