Z-ONE先生のブルーアーカイブ5D's   作:福留しゅん

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スズミ、アツコと交戦する

 ◆三人称視点◆

 

(……何が起きた? 爆発……攻撃された? 状況は?)

 

 ヒナがやっとの思いで瓦礫の中から抜け出すと、一面には残骸となった古聖堂が広がっていた。目に水が入ったと思って拭った手が朱く染まる。どうやら頭皮を切って血が流れているらしい。

 

 ちなみにヒナはサオリからアリウスが襲撃を計画していることは連絡されているし、何ならナギサがシャーレに赴いた際に当番だった際に説明されている。SRTを派遣して巡航ミサイル発射を阻止しようとしていることも。

 

(SRTが失敗した……? いや、トリニティが掴んでない第二の矢があったと考えるべきか。最悪の事態に備えてイオリを屋上に配置していたけれど、撃ち落とせなかった……。イオリは大丈夫……?)

 

 目の前の惨劇はアリウスが一枚上手だったため。それを認めるしかなかった。

 

(アコは……無事。なら、次に動くべきは……"先生"の無事を確かめないと……!)

「ひ、ヒナさん、まだ立ってますねぇ……」

 

 そんな満身創痍なヒナの前にアリウスの部隊を率いたヒヨリが姿を見せる。周りで動けるのは自分ひとり。まさに絶体絶命の危機に追い込まれてしまった。

 

「ど、どうしましょう……あれを受けてまだ立っているなんて、どうして……痛いはずなのに、苦しいはずなのに……」

(アリウス分校……地下で食い止めてたチナツたちがしくじった……? いえ、そんな連絡は来てないから、こいつらは地上に潜ませてた部隊か……)

「あ、あなたを先に行かせないように言われてるので……すみませんが、これも命令でして……」

「……。……どきなさい」

「やっぱり、辛いことばっかりですねぇ……お互いに」

 

 ヒヨリとアリウスチームⅢ部隊、ヒナと交戦開始。

 

 

 ◆◆◆

 

 

「地上から爆音と振動……! まさか、巡航ミサイルが直撃した……!?」

「ハスミさん、地上との連絡が取れません……!」

 

 地下のカタコンベで古聖堂出口付近に陣取ったトリニティ正義実現委員会とゲヘナ風紀委員会の部隊、それぞれ率いるのはハスミとチナツ。この二人は以前"先生"指揮下でシャーレオフィスビル奪還時に共闘したことがあるため、連携も出来るだろうとのナギサとヒナの人選だった。

 

 そんな守備部隊はキヴォトスではあまり馴染みのない塹壕を幾重にも掘っての防御戦を決行。巡航ミサイル直撃後すぐに地上へ侵攻する手筈だったアリウスチームⅣ、Ⅴ等の部隊は足止めを余儀なくされた。

 

「アリウスが地下と地上からの二方面作戦を展開している場合、私たちは挟み撃ちにあうかもしれません。撤退も視野にいれるべきかと思いますが」

「……。いえ、ヴァルキューレが突破されて古聖堂に集結されたとしても、地上に潜ませられる人数は限られるでしょう。それならツルギが何とかします。私たちは私たちの仕事を果たしましょう」

「……! ハスミさん!」

「あれは……!?」

 

 そんな戦闘しているさなか、アリウスの隊列、更には守備部隊陣地の後ろ側に出現していく聖徒会の複製。すぐさま一斉射撃をするが、銃弾を受ければ陽炎のように消えてまた顕現する。まるで霧をかき分けているかのようだった。

 

「くっ、一体何なんですか、あれは……!? いくら戦っても手応えの無い不思議な感覚……」

「無尽蔵に特殊召喚されるシスターのような者たち……。厄介ですね。トリニティで使い手の多い《大天使クリスティア》を立てるのはどうでしょうか?」

「でしたら、これで……!」

 

 ハスミが召喚したのは何やら光り輝く球体だった。目と口のような文様が浮かび上がったそれは周囲を照らしていく。その光を受けた聖徒会の複製体は正義実現委員会委員の銃弾を受けて消失、再度出現はしなかった。

 

「《聖なるあかり》が存在する限り、互いに闇属性モンスターの召喚・特殊召喚は出来ません。本来は闇属性使いの多いゲヘナへの秘策だったのですがね」

「これで見える範囲ではあの幽霊みたいなシスターは現れないみたいですけど……」

 

 しかし、聖徒会の複製はカタコンベの奥の方から、そして入口から続々となだれ込んでくる。その場に現れなくなった分不意打ちを考えなくて済むようになったが、状況はさほど改善できなかった。

 

 これがナギサの《大天使クリスティア》だったらもっと広範囲で特殊召喚出来なくなるのに、とハスミは歯噛みする。自分が《虚無の統括者》を使ったところできっとそれほど変化は無いだろう。

 

「ハスミさん、さすがにこのままだと退路が塞がれて退却も出来なくなります」

「……。やむを得ません。防衛線を放棄して後方を突破します。私が殿を務めますからチナツさんは先に行って下さい」

「いえ。私がハスミさんの援護に回った方が生存確率は上がるでしょう」

「分かりました。背中は任せます」

 

 ハスミの早い判断もあって聖徒会の複製体が古聖堂を埋め尽くす前に防衛部隊は地上へと上がり、丁度ミサキを捕らえたナギサとツルギと合流した。すぐさま古聖堂地下のカタコンベ入口を崩落させて埋めてしまい、アリウスの進軍を阻止する。

 

 彼女たちはそのまま生存者の救助活動へと移行する。サクラコ、アコを初めとして負傷した者たちを見つけ出し、エデン条約調印式の参加者名簿と照らし合わせる。重傷を負って気絶したイオリとマシロを発見したところでナギサはこの場所の放棄を決断した。

 

「古聖堂の外区域に待機させていた予備戦力と合流して出直しましょう。崩壊した古聖堂に残ってももう意味はありませんから……」

 

 トリニティへと帰る道中、ナギサは失意のあまり肩を落とし、涙が零れそうになるのを必死にたえる。そんなナギサの肩をツルギがしっかりと抱きかかえた。その隣ではハスミがナギサに微笑みかける。

 

「これで終わりじゃありません。今日が失敗でも明日やりなおせばいいんです」

「ツルギの言うとおりです、ナギサ様。ゲヘナの連中と手を取り合うなんて絵空事を実現まであと一歩までこぎつけたんです。とても素晴らしいことだと思いますよ」

「ツルギさん、ハスミさん……ありがとうございます」

 

 こうしてナギサやサオリの事前準備も報われずにエデン条約調印式は失敗に終わった。

 しかし、阻まれたナギサたちは希望を捨てず、すでに次を見据えていた。

 

 

 ◆◆◆

 

 

 ヒヨリたちを一旦退けたヒナは"先生"と合流し、退路を切り開く。しかし無尽蔵に増える聖徒会の複製を相手にさすがのヒナも消耗していく。そしてもう複製体を何百体倒しただろうか、ヒナの体力が限界を迎えようとしていた。

 

「はあっ、はあっ……! 《DDD超死偉王ホワイテスト・ヘル・アーマゲドン》で攻撃……」

「あらかじめシンクロ召喚しておいた《赫聖の妖騎士》で攻撃するね。ソードソウル・パニッシュメント」

 

 ヒナが《ホワイテスト・ヘル・アーマゲドン》で攻撃を仕掛けようとした瞬間、その巨体が引き裂かれた。倒れ伏す巨体を踏み締めたのは、禍々しくも秩序を伴った白い鎧を纏い、歪ながらも澄んだ雰囲気を纏う大剣を手にする聖女、《赫聖の妖騎士》だった。

 

 ヒナは精神力も底をつき、とうとう地面に倒れ伏す。何とか這い上がろうと試みるが手に力が全然入らず、逆に意識が泥沼に嵌まるように落ちていく。ヒナは自分の舌を思いっきり噛んで気絶をかろうじて防いだ。

 

"ヒナっ!!"

「ヒナさん!」

「えへへ……ゲヘナの風紀委員長、やっと倒れましたか……痛かったですよねぇ、よくあの傷でここまで……」

"……君たちが、アリウススクワッド?"

「ええ、そう。私たちが「アリウススクワッド」。初めまして、先生」

 

 "先生"とヒナタがアリウススクワッドの二人、ヒヨリとアツコと対峙する。アツコの傍には先ほど大型シンクロモンスターを撃破した聖女も控えている。"先生"が怪しい素振りを見せればすぐにでも斬り伏せられる間合いまで距離は詰まっていた。Dパッドを構えようとしていた"先生"へのけん制だった。

 

「何をしたのかって顔をしてるね。私たちはトリニティに代わってこの「通功の古聖堂」で条約に調印したの」

"……どういう意味?"

「私たち「アリウススクワッド」が楽園の名の下に条約を守護する新たな武装集団……「エデン条約機構」になったってこと」

"!?"

 

 "先生"へと語りかけるアツコはどこか嬉しそうだ。今にも讃美歌でも歌ってしまいそうなほどに。花畑の中でなら違和感は無かったろうが、戦場と化して至るところから煙と火が立ち上る市街地ではその様子は異質だった。

 

「だってアリウスこそがユスティナ聖徒会の正統後継者。だから紛争要素を鎮圧する対象はアリウスが選定するのが筋でしょう?」

"それは、つまり……トリニティとゲヘナを消し去るつもり?"

「他のみんなはそう思ってるかもしれないね。別に消し去るところまではいかなくていいんだ。ただ、トリニティとゲヘナにアリウスと同じ目にあってもらうのって素敵じゃない?」

 

 ユスティナ聖徒会の複製が銃を構える。狙うのは"先生"。ヒナタが"先生"をかばうように立ちはだかるが、横から現れた《教導の神徒》の強襲により深く爪を突き立てられ、腹を押さえつつうずくまりながら膝を付いた。

 

「私は"先生"には特等席で見てもらおうと思っていたのだけれど、"先生"が計画の一番の支障になりそうだってマダムが言っていたから」

"(銃口が……)"

「それじゃあ、おやすみなさい。良い夢を……」

 

 《赫聖の妖騎士》が大きく踏み込んで突きを繰り出す。非戦闘員の"先生"は反応も出来ずにただ迫りくる凶器を眺めている他無かった。

 

 今にも剣先が"先生"の腹部に刺さろうとする、そんな時だった。

 

「ああぁあぁぁぁっ!!」

 

 咆哮を上げて立ち上がったヒナが突進。"先生"の肉を穿ち始めた《赫聖の妖騎士》の剣がそれる。"先生"を助けることを最優先に《赫聖の妖騎士》の剣にぶつかったため、ヒナの肩と腕がえぐれて骨が露出した。

 

「うわぁっ!? ま、まだ動けるんですか……!?」

「セナっ! こっち!」

「先生! 手を!」

 

 ヒナの合図に答えるように突如として救急車を走らせて乱入してきたゲヘナ救急医学部のセナは伸ばされた"先生"の手を取ると車の中に引きずり込んだ。すかさずヒナも最後の力を振り絞って車に乗り込む。急発進した車は巧みにヒヨリの射撃をかわしながらこの場から逃げ去った。

 

「……逃げられちゃいましたねぇ」

「胴体の両断は出来なかったけれど、《赫聖の妖騎士》の剣は"先生"の腹部を大きくえぐってる。"先生"はキヴォトスの外の人だから、もしかしたら死んじゃうかもね」

「えへへ……でもあの様子……あの"先生"がそんなに大事なんですかね……?」

「"先生"に期待が寄せてるのは私から見ても分かるよ。それにアズサもきっと……」

 

 その名を紡いだからか、遠くの方から駆け足が聞こえてきた。やがて息を切らせたトリニティの生徒、補習授業部のアズサがアツコたちの前に現れる。その目は怒りで鋭く、その顔は憎しみで歪んでいて、銃を持つ手は力がこもって振るえていた。

 

「どうして、どうして……」

「どうして? なんて答えてほしい? シャーレの"先生"がマダムの計画に邪魔だったから? アズサの居場所なんてこの世界に無いことを思い知らせるため? "先生"の苦痛に歪む顔が見たかった? アズサの好きな理由でいいよ」

「アツコおぉぉぉぉっ!!」

「……ああ、心地いい殺気。いいよ、アズサの全部を受け止めてあげる。怒りも憎しみも悲しみも嘆きも。トリニティや"先生"なんかじゃなく、今は私だけを見て」

 

 アズサはDパッドを展開して手札になるカードを5枚抜いた。非戦闘員の"先生"と違ってその流れるような動作には隙がなかったため、アツコは《赫聖の妖騎士》での妨害をしない。

 

「私は罠カード《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》をセットしてそのまま発動! モンスター扱いで特殊召……!?」

 

 すぐさまレベル4モンスターを並べようとしたアズサだったが、初動になる罠モンスターを特殊召喚出来なかった。いくらアズサが焦りながらDパッドをタッチしても罠カードの発動すらされないでいる。

 

 アツコが不思議に思ったのも束の間、突如として巨大な影がアツコたちを覆う。いち早く察知した《赫聖の妖騎士》が飛び上がり、巨大な落下物を撃ち落とそうとする。《赫聖の妖騎士》が振り上げた大剣は振り下ろされた大鎌に弾かれた。

 

「ザ・タイラント・デスサイス!」

「フルルドリス……!?」

 

 地面に叩きつけられ転がる《赫聖の妖騎士》そのまま戦闘破壊されて姿を消した。代わりに地響きを立てて巨大な四つ足の爬虫類族モンスターが姿を現す。

 

 それはアリウスであれば誰もが耳にしたことがある、恐怖の象徴だった。生徒会長ベアトリーチェのもたらす秩序に逆らう悪い生徒を処罰するために執行人が用いた切り札。その冷たき暴君の名をアリウスの生徒は全員知っている。

 

「うぅぅ、《The tyrant NEPTUNE》……! まさか……!」

「アリウススクワッドの2人を発見。アツコさんとヒヨリさんですか」

 

 冷たき暴君の背に乗っかっていた生徒、スズミが地面に降り立ち、アズサと肩を並べた。異常事態だというのにスズミは冷静沈着なままアツコたちを見据えている。その涼やかな眼差しに気圧され、ヒヨリが軽く悲鳴を上げた。

 

 スズミはアリウス時代もトリニティでも美しき翼を持つ鳥たちの【LL】デッキを用いているが、一つだけ当時と決定的な違いがある。それがこの《The tyrant NEPTUNE》で、トリニティではこのモンスターを決して使わない。何故ならこれこそアリウスでの執行人としてのスズミの象徴だから。

 

「ヒヨリさんも身を持って知ってる通り、《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》を餌に召喚した《The tyrant NEPTUNE》は攻撃力6,000、毎ターン5,000バーンを与え、完全耐性です。勝ち目はありませんので投降を勧めます」

「えへへ……でもこっちには無限に出現するユスティナ聖徒会の複製が……」

「特殊召喚出来ませんよ。対策させてもらってますから」

「……! そ、そんなぁ……!」

 

 冷たき暴君の隣で浮かぶのは《烈風の結界像》。お互いの風属性モンスター以外の特殊召喚を封じ込める、特殊召喚メタモンスターだった。

 

 アズサが闇属性の罠モンスターを特殊召喚できなかったのはこのモンスターの効果範囲に入っていたため。スズミはアリウス時代にも反抗する者をこのモンスターで封殺していたので、アリウス内でも悪名高い。

 

 なお、《烈風の結界像》はキヴォトスでは禁止指定されている。本来なら召喚出来ないはずだがスズミは平然と使い続けている。キヴォトスではデュエルディスクが認識して正常に処理されるなら禁止カードも使用可能なのだ。もっとも、連邦生徒会指定の制限を無視出来るほどカードの神秘を引き出せる生徒はごく僅かだが。

 

「返答を聞かせて下さい。それとも抵抗して制圧されますか?」

「ああ、残念。スズミとも踊ってみたかったけれど、そろそろ時間切れね」

「ええ。私が先行しましたけれど、直にトリニティとゲヘナ双方の予備戦力が到着します。ただでさえカタコンベを通ってきた強襲部隊が足止めされていて動員数も少ない中、ユスティナ聖徒会の複製も封じられたアツコさん達に打つ手はありません」

「ええ、だから撤退させてもらう」

 

 スズミの死角から《教導の神徒》が奇襲攻撃を仕掛けるが、スズミが放り投げた閃光弾が《教導の神徒》の目の前で炸裂。視界を潰されて目もとを押さえた《教導の神徒》は《The tyrant NEPTUNE》の大鎌で真っ二つにされる。

 

 《教導の神徒》への対処を冷たき暴君に任せたスズミは疾走、瞬く間にアツコとの間合いを詰める。近距離戦に持ち込み無力化するつもりだったが、ヒヨリが割り込んで銃口を向けてきた。

 

 そんな強引な妨害の隙を逃すアズサではなかった。

 

「Vanitas vanitatum et omnia vanitas!」

 

 アズサが放った銃弾がヒヨリの額に直撃。その身体が地面に倒れ伏す。しかしスズミにとって不幸なことに丁度彼女の進路を妨害する形になり、アツコへの行く手を阻まれてしまった。

 

「魔法カードの《シフトチェンジ》を発動。私と待機中だったユスティナ聖徒会の複製と位置を入れ替え――」

「ザ・タイラント・エクスキューション!」

 

 ならばとスズミは《The tylant NEPTUNE》に《LL-インディペンデント・ナイチンゲール》のバーン効果を発動させる。魔法カードを発動しかけていたアツコへと冷たき暴君が投げ放った大鎌が襲いかかる。

 

 大鎌がアツコの腹部を裂き、鮮血が辺りに飛び散る。しかし上半身と下半身が離れ離れになる前に転移の魔法カードが発動され、アツコはその場から消え去る。代わりに出現した複製が胴体を両断されて掻き消える。

 

「逃げられましたか……」

「スズミ。サオリに言われて来たのか?」

「ええ。アズサさんのことだから巡航ミサイルが古聖堂に着弾したら必ず飛び出すだろうから、付き添うようにと」

「そうか……助かった。私一人だとアツコとヒヨリの2人相手はきつかったかもしれない」

 

 アズサは気絶したヒヨリを縄で拘束して担ぎ上げた。スズミも倒れたヒナタを抱える。このままゲヘナの部隊に見つかればまた面倒なことになるため、早急にこの場をあとにする必要があった。

 

 アズサとスズミが相対したアツコの様子は2人の記憶にある彼女とは全く異なっていた。ベアトリーチェに何かされたかとも疑ったが、卒業生が受けたようなデスピアかとはまた違っているようだった。

 

「……。あのアツコさんは《赫の聖女カルテシア》のようでしたね」

「だとしたら、マダムのやろうとしていることは……!」

 

 2人は何となくだがベアトリーチェの真意を垣間見た気がした。




◇秤アツコ
使用デッキは【ドラグマ】
エースモンスターは《教導の騎士フルルドリス》
切り札は《赫聖の妖騎士》
よほど相性がいいのか、アツコの召喚するフルルドリスはどことなくアツコに似ている

◇守月スズミ
使用デッキは【LL(リリカルルスキニア)】
エースモンスターは《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》
アリウス時代の切り札は《The tyrant NEPTUNE》
アリウス時代は《烈風の結界像》でよく蓋をしてくるため、とても恐れられていた

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