その紙束は誰が見るわけでもなくその場を漂う。
ふと、その紙は開かれた。
まるで、誰かがそれを読もうとするかのように……
種族 人間→半妖(死霊)
生年月日 20〇〇年〇月〇〇日
身長 170cm
体重 65kg→推定32kg
血液型 ✕型
血統 ■■■■、■代目■■■■、■代目■■、
■■代目■■の■■■、■■、■■■
人格 非常に理性的。かつ、人当たりが丁寧。
特に、幼い者に対してはそれが顕著に現れる。
好物 不明(本人の言及なし)
能力 「呪いを操る程度の能力」
↓
「呪いを喰らい、取り込む程度の能力」
確認されている技能
•魔導工学 •呪術(東洋、西洋の方式問わず)
•巫術 •陰陽術 •霊術 •気功術 •槍術 •魔法&魔術
•機械修理(外の世界の機械を修理可能)
•機械設計(紫様の無茶振りで描いた事がある)
•機械操作(重機をマニュアル無しで操作可能)
•兵器類の操作適性(現状では銃火器のみ)
•料理 •家事全般 •製菓
来歴
生まれは外の世界に存在した大企業に近しい規模の機械系の製造、整備工場の代表取締役社長の長男。
確認されている最も古い経歴として、20〇〇年に■■県■■市にて起きた交通事故の被害者兼唯一の生き残りであるということが挙げられる。
詳細は不明だが、当時の人間たちの間で起きた■■間の■■競争が原因で発生したということが、一部の記録から分かっている。
その後、対象の祖父母の元に引き取られて育てられた。
その祖父母は既に病などで死亡している事が確認されている。
こちらからの観測が行われた頃の対象は13歳程の学生。
当時から人間たちに疎まれている姿が確認されており、それは特に同じ年代の者たちが顕著であった。
当時から自身の能力を抑え込み、極力使わないようにする姿が目撃されている。
推測ではあるが、こちらからの調査や観測が行われる前にこの能力で何かしらのトラブルがあったと考えられる。
学舎での行動は品行方正というべきものであり、教師たちからは多少煙たがられながらも一定の評価はされていたらしい事が分かっている。
特に歳が低い人間に対する接し方が丁寧であることが目立ち、対象の下のもの……人間たちの言葉で「後輩」と呼ばれる者たちからは雌雄関係なく慕われていた。
〇月〇〇日、橙のおやつを買う為に目を離した隙を突かれ、結界の綻びから幻想郷へと侵入を許してしまう。
尚、この時に対象を追いかけていた獣がいたが、人間たちによって討伐された事を確認した。
その後、対象は常闇の妖怪と接触。
捕食されかけるも、香霖堂へと逃げ込んだことが橙の使役する猫たちの報告で明らかとなっている。
対象はそのまま幻想郷へと在留すると共に、香霖堂の店員として活動している姿が目撃されている。
〇月〇〇日、魔法を扱う人間に連れられて博麗の巫女と接触する。
互いに好感の具合は良好だが、博麗の巫女は白黒の人間に遠慮しているのか、積極的な接触はほぼない。
しかし、三人で行動することが多い故に互いにそれぞれが信頼をある程度築いていると思われる。
〇月〇〇日、珍しく休暇を取ったその日に事故が発生。
対象が悪霊に取り憑かれ、肉体の主導権を奪われかける。
しかし、奇跡的にというべきか対象は悪霊を討伐。
ただし、対象の種族は完全に変化してしまった。
現時点において、これらが対象に対して大きな問題となっている様子は見当たらない。
備考
現在、迷い家の蔵にて保管されている大型の▲▲▲▲……外の世界の非常に類似した存在から名前を取り「■■■■■■■」と呼んでいるこの▲▲を対象へと▲▲。
対象を中心として、こちらの技術で▲▲、▲▲ができないか試行する計画が上がっている。
私としては幻想郷のパワーバランスに悪影響を及ぼさないか心配ではあるが……立案者は己の主である紫様だ。
私にできることといえば、事がうまく運ぶことを願って職務を果たすこと。
ただ、それだけである。
紙束はまた、どこかを漂い出す。