東方死霊録   作:SCOPEWOLF

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どうもこんばんわ。
オリジナルの試作品を投稿してはや5日。
反応あったのが知り合いの物書きの人のみで、他の参考となる反応がないせいで試作四号ルートが確定しそうな今日このごろ。
いやぁ………どうしましょ?
個人的にはアレ、好意的な意見だろうが批評だろうが参考資料として使いたかったんですが………
読んでくださる方がそこそこ居てもその評価が無いとなると色々厳しいのですわ。
実際、今でこそこんな誰も読もうとしないような二次小説を書いていますけど……
いつかはオリジナル作品を書いて堂々と小説家を名乗りたいなぁと思ってはいるのですよね。
今の二次創作は趣味に加えてその練習も兼ねてたりするんですが……
そもそも読まれなきゃ練習したところで、直すべき場所とかわかりやすい表現の仕方とかを学ぶことができないんですよねぇ。
誰か……多少の批評は覚悟してますので、どうかお力添えを……!
ちなみに現時点で頂いてるご意見は色々と参考にはしてます。
物語のスピード感は……そもそも一話一話が2000文字ぐらいと短いのが原因かもですけど()
まぁそんな私の個人的な愚痴はともかく、本編をどうぞ


十一.花火

――時刻は15:40、妖怪の山の山頂付近

 

『そ、そろそろ例の神社が見えてくるはずよ。

ここからはアンタだけで問題ないわよね!?』

 

「……あの辺ね。案内ご苦労さま。

その荷物置いてさっさと行っていいわよ」

 

『言われなくともさっさと帰らせてもらうわ!

はいこれ!』

 

半ば押し付けるようにトランクケースを霊夢に引き渡し、たかねが操縦する鷹の鳥ゴーレム……識別名「ホーク」は山の麓目掛けて急ぐように飛んでいった。

 

霊夢の高機動飛行になんとか食いついて追いかけてはいたものの、色々と心臓に悪かったのだろう。

 

その飛んでいく姿には、まるで地獄から逃げるかのような必死さがあった。

 

「……じゃ、早速使わせてもらいましょうか」

 

霊夢はトランクケースを開け放ち、中にしまわれていた武器を取り出した。

 

取り出した直後、ガシャンと音を立てて収納されていた砲身が伸びる。

 

事前に聞いていたように霊夢は肩に担いでみたが、これが不思議なことに身体にピッタリと馴染むかのように持ちやすい。

 

陰陽玉などを扱うときのように霊力を流してみると、武器の横についた計量器のような物が一分も経たず一気に満タンになったのを指した。

 

「これで……!」

 

あらかじめ和人から聞いていた手順を一通り終え、霊夢は勢いよく上空へと飛び上がった。

 

一気に雲に触れるスレスレのところまで上昇すると、山の頂上辺りに見慣れない神社が建っているのが見えた。

 

「アレが例の神社ね……。

さぁお仕置きの時間よ、外様の信仰泥棒が……!」

 

霊夢は武器にマウントしてある照準器を覗き込み、引き金に指をかけた。

 

……一回のチャージで撃てるのは三発。

 

リロードまでに二分の冷却時間を要するため、撃ち終わったあとはしばらく重荷になる。

 

ならば、勘で奴らの弱点へと直接ぶち込む…!

 

「………そこぉぉッ!!!」

 

 

――カチッ……バシュゥゥンッ!

 

 

一発目、放たれた霊力弾は神社の本殿へと吸い込まれるように飛んでいって直撃。

 

本殿の三分の一が霊力の爆発によって吹き飛ぶ

 

 

「………もう一発!」

 

 

――カチッ……バシュゥゥンッ!!

 

 

二発目、コレまた本殿へと飛んでいったもののどこからともなく現れた御柱によって防御。

 

御柱は丸ごと吹き飛ばしたが、本殿には特に被害を及ぼさなかった。

 

 

「なら………ここッ!!」

 

 

――カチッ……バシュゥゥゥゥンッ!!

 

 

三発目、追加で霊力を流し込んで放った霊力弾は守りの薄かった鳥居へと直撃。

 

爆発により立派だった鳥居は跡形もなく消し飛んでしまった。

 

 

「ふふふ………あははははっ!!

ざまぁみなさい、余所者の神!

博麗神社に喧嘩を売った報い、今ここで晴らしてやったわ!」

 

もはや悪役のごとく高笑いをしつつ、小破から中破ぐらいの被害を受けた神社を見下ろす霊夢。

 

そんな彼女に対し、神社側から何本もの御柱が飛来してきた。

 

「っと、危ないわねぇ」

 

とはいえさすがは博麗の巫女。

 

常人なら回避できずに直撃をもらうであろう勢いで飛んできたそれらを回避しつつ、次弾の装填までの時間を悠々と稼ぐ。

 

丁度二分が経過して次弾を装填した頃、神社の方から一つの人影がゆらりゆらりと彼女と同じ高さまで上がってきた。

 

神社から現れたその人影……霊夢の推定ではこの神社の主神と思われる神は青筋を立てた恐ろしい形相で霊夢を睨みつけていた。

 

「……いきなり神社が吹き飛ばされて天狗達が襲撃を仕掛けてきたかと思ったら、まさかまさか罰当たりな愚行をしでかしたのが人間の巫女だなんてねぇ?

どうやら幻想郷の神への信仰は相当失われたみたいだが…

神罰を食らう覚悟は出来てるかい、博麗神社の巫女?」

 

明らかにブチギレていた。

 

その後ろにはどこぞの金ピカ英雄王のごとく、いくつもの御柱が展開されている。

 

まぁまさか通告もなしにいきなり家を吹き飛ばされたのであれば、たとえ相手が心の広い仏であろうともキレるのは避けられない。

 

……しかし、キレているのはなにも神だけではなかった。

 

「そっちこそ、うちの神社の境内に随分な物を生やしてくれたじゃない。

アレ、私が片付けることになるからめんどいし……

何よりも、博麗の巫女を舐め腐ったあんたらの態度には反吐が出そうだわ」

 

霊夢もまた、顔に青筋を立てて恐ろしい形相で大幣と和人製の武器……

 

霊力式バズーカ砲「エナジーシューター」を構える。

 

「……へぇ、外の世界の兵器かい?

見たところ霊力を使って撃つみたいだが……

そんな玩具で神に抗おうなど、愚かッ!!!」

 

「ふん、その玩具で痛い目を見てるのによくもそんな口を叩けるわね。

その傲慢な鼻っ柱、ここでへし折って這いつくばらせてやるわ!」

 

啖呵を切り合い、霊夢と神…「八坂神奈子」は互いに御柱と霊力弾を放ち合う。

 

幾本も空を覆い尽くすように飛来してくる御柱をスレスレでグレイズし、霊夢はエナジーシューターから的確なタイミングで霊力弾を放つ。

 

どうやら霊夢の放つ霊力弾は追尾属性が上乗せされているらしく、神奈子が避けようとするも彼女めがけて吸い込まれるように飛んでいく。

 

「チィッ、厄介な物を使う……!」

 

舌打ちをしつつ、神奈子は御柱を盾にするように目の前へと出現させた。

 

霊力弾自体は御柱によって防げたものの、その爆風の余波で神奈子は少しふらついてしまった。

 

「グッ、しま……ッ!?」 

 

「そこぉぉッ!!」

 

生まれた隙を逃さず霊夢はエナジーシューターを放つ。

 

しかし、そこでただで受けてやるほど神奈子は甘くなかった。

 

「なんのぉぉぉッ!!!!」

 

「なぁっ………きゃぁぁぁッ!?!?」

 

 

――ズガァァァァンッ!!ドゴォォォォンッ!!!

 

 

――ピチューンッ!ピチューンッ!

 

 

破れかぶれとばかりに神奈子が放った御柱。

 

偶然にも死角となっていた場所から撃ち込まれたソレに霊夢は対応しきれず、直撃してしまった左腕に持っていたエナジーシューターの爆発に巻き込まれて残機を一つ減らしてしまった。

 

一方神奈子もまた追撃の霊力弾の爆発をモロに受け、残機を一つ失ってしまった。

 

………しかし、それで気を失う二人ではない。

 

双方すぐに体勢を立て直すが、双方ともに先ほどの被弾でそれなりのダメージを受けていた。

 

「ぐふッ………や、やってくれる……!」

 

「いたた………もう!

これ借り物なのにどうしてくれんのよ!」

 

身体的なダメージは神奈子のほうが大きいのだが、霊夢はその逆………

 

和人からの借り物であったエナジーシューターだったものを見て精神的ダメージを受けていた。

 

霊夢は知っている。

 

普段は温厚で滅多に怒ることがない和人だが………

 

本気で怒った姿は本物の鬼である萃香すらもビビるほどの鬼の顔になるのだと。

 

ワンチャン戦闘中の不慮の事故で壊したと言えば許されるかもしれないが、それはそれとして罪悪感も含めてあとで地獄を味わう羽目になる。

 

今や霊夢の顔から青筋は消え去り、かわりに青ざめた顔が浮かんでいた。

 

「ふ、ふふ………神社を無残な姿にした罰だろう。

甘んじて受けることだな」

 

「………あぁもうッ!

こうなったらアンタをボコボコにして有り金全部弁償代として貰ってってやるわ!」

 

「さらに愚行を増やすか、この罰当たりがッ!」

 

「知るかッ!!この幻想郷じゃ私がルールなのよッ!」

 

二人の口の応酬はさらに激しさを増し、それに比例して放たれる弾幕もまたさらに苛烈になっていく。

 

神と巫女。

 

本来、祀られる者と仕える者であるはずの両者はそんなことは知らんとばかりに激しくぶつかりあっていた。




舞い散る弾幕、穿つ弾幕
山は戦火で燃えている
火のあるところに我らあり
鉄と硝煙、ほんのかすかな炎の匂いを漂わせ
最低野郎は今、微かにその目を覚ます
次回「始動」
棺桶の産声が今、ここに上がる
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