(完結)ヘスティア・ファミリアに犬と猫が居るのは間違っているだろうか 作:景田
「んで、キリキリ吐いて貰うで…そちらの情報を。」
「情報って言ってもさぁ…ロキ。ボクも全てを把握して居ないんだよ………」
「チッ、頼りにならんなぁ。(ドチビ経由なら【静寂】の機嫌損ねんと思たのに)」
あれから数分。この世界のヘスティア・ファミリアの皆と合流し、一先ずロキ・ファミリアの幹部陣と僕達はヘスティア・ファミリアのホームへと向かい、こうして話合っている。
「一先ず…「待て」…【
と、其処にヘスティア・ファミリアの元へフレイヤ・ファミリアの幹部陣が集まっていることを察知して、フレイヤ・ファミリアの幹部陣とシル・フローヴァとヘルンが登場。
▲ ▲ ▲
「ベル・クラネル!!!女神の愛をその身に受けながら否定して、其処の疾風と結婚をするとはどういう了見ですか!」
そして、ちょっと省略して事情をフレイヤ・ファミリアに説明した後は憎愛をベルに向けているヘルンがリュー・リオンと結婚するとはどういう事かと声を荒げる。
「いやあのヘルン?別にベル×リューは問題ないのよ。」
と其処にシルの格好をしては居るが普通にフレイヤとして反応し止めるフレイヤ。
「何処が【問題ない】だ。普通に私達のファミリアに
「???」
アルフィアの言葉によりヘルンの脳内では女神が
吐露した先ほどの【ベル×リューは問題ない】の台詞とアルフィアの台詞により脳内ショートを起こし気絶。
「え、ちょっと待って?並行世界の私はベル×リューを見て軽く暴走したの…?」
そしてフレイヤは並行世界のベル×リューは問題ないのに軽くとは言え暴走する自分にドン引きする(おまいう)。
「成る程…君達の世界のフレイヤはファミリアトップのアルフィア、ザルドが居るから【
ロキ・ファミリアの団長フィン・ディムナは並行世界のフレイヤの行動を脳内で整理し、納得の反応を見せるのだが…
「いや普通に俺等は幹部としては居るがトップは又別だぞ」
「???」
ザルドの言葉により、フィンの思考速度が加速していく。何故ならば、幾らエレボスの誘いを断り現存していた並行世界の彼等でもトップでないという事に驚愕し過ぎているからだ。
なまじ誰よりも彼等…
「あ、そっか此方には居ないんだよね。」
「な、何がだい?ベル君」
「【
「あぁ…そういや道中見えなかったな。」
「そもそも彼奴らが居たらこんなヘスティア・ファミリアは貧相な生活はしていない筈だ」
「ベル、よく気づいたな。流石私の子だ」
「えへへ…」
「あー…その御三方で納得せずに私達にも教えては頂けないでしょうか…その【
春姫は、恐らくは種族名であろうその【妖精犬】(又は猫)の事が気になっていた。名前に妖精と付くからエルフに関係するのか、そして会話の雰囲気から察するにLV.10のアルフィアとザルドよりも強いという信じ難い情報。
と、その時。何とも間が良く…恐らくは虎視眈々とタイミングを伺っていたのだろう。
「デデデデーン!我等妖精団のご登場だワン!」「「「ワン!」」」「「「ニャ!」」」
妖精達が態々ポーズを取り、先ず武和が台詞を言い、其処に付随して各々の語尾を付け加える妖精達。
さながらそれは【ギニ◯ー特戦隊のレベルな団結力であった】byロキ…とのこと。
「「「「?!?!?!」」」」」
此れには全員驚きの表情を浮かべた。何故ならば、妖精達が声を発するまで気配が微塵も感じられなかったこと…見た目が完全に猫と犬のそれであること…精霊の気配がすること(アイズ)等々。
そして………
「チッ…【
「うわ!」「ニャ?!」「ワン!?」
「【スペース】…アブねぇワンねぇ…」
声を余りにも張り上げた妖精達に軽くジャブの様な形で魔法をぶっ放したアルフィアに対して妖精達とヘスティア・ファミリアの方々は驚いたが、スペが空間を歪めて相殺。
「ちょっとアルフィア君!ボクとベル君の愛の巣であるマイホームを壊しかねない行為は辞めてくれないかな?!」
「ふん、何が愛の巣だ?もしやこの世界線の貴方はベルに惚れているのか…面倒くさい事極まりない。ウェナスと両思いである私達の主神とは大違いだな」
アルフィアは、【
「誰の何が面倒だとー?!後ウェナスって誰だーい?!」
「「「貴方様の身の回りの世話をしている秘書役兼護衛役だワン。ヘスティア母ちゃんは子供達優先で自分の事を余り勘定に入れないからだワンね」」」
「凄くハモってるね?!仲良し小好しでボクは嬉しいよ!?並行世界のボクは子供達優先なのかい?!というか子供達って誰の子供だぁ~?!」
「「「私達の子供と孤児達でございますニャ」」」
「成る程!並行世界のボクは同じく優しいんだね!ヨシ!」
▲ ▲ ▲
「取り敢えず聞きたいんですけども、妖精さん達はお強いんですか?」
「フレイヤが何で此処の「シル・フローヴァです。」はいニャ。」
先程の登場の仕方でのてんやわんやを終え、一先ずシル・フローヴァが現れた妖精の強さを尋ねる。
「えーとですね、其処にいらっしゃる3部隊隊長の妖精達の内、武和がLV.11、黒古と白妃がLV.10。副隊長達の方々は皆LV.9、スペとマドクがLV.8ですね。最もマドクは今のLV.7のオッタルさんにボコボコに負けますが…」
「何じゃと?!この妖精達が嘗ての最強…ヘラの女帝すら越えていると?!」
「いやはや…並行世界ではベル・クラネル共々成長速度が凄まじいね。」
「そう言えば此方の僕はどんな偉業を何の位の早さで成し遂げたんですか?」
ベル・クラネルは若ベルの事に興味を持った。ので、フィンの言葉に反応して此方のヘスティア問いかける、そしてその情報を頭の中で整理し写す。
冒険者始めてから〜
・1ヶ月半で【片角のミノタウロス】撃破でLV.2にランクアップ
↓
・更に1ヶ月の間で主に【漆黒のゴライアス】と【ヒュアキントス】撃破でLV.3にランクアップ
↓
・そして2ヶ月間でイシュタルやイケロス・ファミリアの者とも戦い、【片角のミノタウロス】の生まれ変わりであるLV.7相当の【アステリオス】(超瀕死)と激闘を繰り広げたが敗北。けれどLV.4にランクアップ。それとフレイヤ・ファミリアによってイシュタル・ファミリアは壊滅。
↓
・更に遠征を成し遂げ帰還する時に偉業達成。が、ランクアップせず。
↓
・精霊の六円環というものを用いてのオラリオ崩壊を目論む闇派閥を協力して討伐。
↓
・フレイヤが愛だ恋だで暴走し、
↓
・派閥大戦でフレイヤ・ファミリアVSヘスティア・ファミリア+派閥連合+大人ベル(アルゴノゥト)にて派閥連合側が勝利を何とか収める
↓
・フレイヤ・ファミリアの解散とフレイヤはヘスティアの従属神となる。
↓
・今此処
「いや…割と僕より酷いな。余りにも半年で経験する事じゃない、濃過ぎるよ。」
「そうか?お前の方が濃度的に言えば凄いと思うが…」
冒険者始めてから〜
・先ず1週間の間でアルフィア、ザルドと武和、そしてリューの4人掛かりで1日中フルボッコ。訓練が終わり、初めてのダンジョンでロキ・ファミリアから逃げたミノタウロス数十匹を他の冒険者を守りながら全て返り討ちにして偉業達成しLV.2にランクアップ(ギルドに報告はしてない)
↓
・大体3週間程度の間にオッタルに襲撃され、LV.5のリリルカとの共闘の末、ファミリアの皆が仲裁に入って有耶無耶になったが偉業達成。ランクアップはせず。
↓
・そして、1ヶ月程経ち、中層にてヴェルフと共に
↓
・アポロン・ファミリアと
↓
・2ヶ月の間にてイシュタルやイケロス・ファミリアの者達と戦闘し、残りの偉業分を埋め、(偉業2個分)取り敢えずLV.4にランクアップし、LV.2にランクアップするきっかけとなった数十匹の内のミノタウロスの生まれ変わりであるアステリオス(瀕死)と戦闘し、善戦したが敗北。偉業分は大体残り1個分程度
↓
・六円環争闘戦時にて、LV.5にランクアップし貯蓄してあった偉業分はスッカラカン。
↓
・遠征にて偉業達成し、LV.6へランクアップ。
↓
・フレイヤが軽度の暴走を起こしてヘスティア・ファミリアに
↓
・フレイヤはヘスティアの従属神となり、財産だとかをぶん取られ傘下に加えられた。
↓
〜〜〜
↓
今此処。
「並行世界の僕の人生過酷過ぎない?!いやまぁ戦績で言えば僕以上で大丈夫そうだけれど!!!」