(完結)ヘスティア・ファミリアに犬と猫が居るのは間違っているだろうか   作:景田

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前座的なお話。つまり繋ぎだね


クズメスのお話

「はぁ?試合をしようって?僕と若い僕とオッタルさんで?」

 

「そうだ…」

 

僕はその言葉に理不尽さと怒りを覚えた。折角あの世界の状況を(作品に書いてないけど)質問形式で答えていったのに急に質問ではなく提案をしてくるのだからびっくりした。

 

後何故に此方の若ベルがその試合に巻き込まれなあかんのだ?嘘だろう

 

「ほうほう成る程成る程………ヨシ!その話、ヘルメスが聞かせてもらった!」

 

「げ、ヘルメス………一体どうしてボクのホームにやって来たのさ?」

 

明るい声で【竈火の館】に高らかに叫ぶヘルメスに対して、【竈火の館】の主神ヘスティアが露骨に嫌悪感を醸し出しながら質問を投げかける。

 

「其れは勿論!面白そうな雰囲気だったからさ!」

 

「すみません!すみません!」

 

能天気というかマイペースというか…IKEMENな面してなかったら恐らくは周りからボコボコにされるタイプなヘルメスの発言により、お供しているアスフィが周りに頭を下げて謝罪する。

 

その光景を見て、半ばその光景の原因となったオッタルが、ヘルメスに振り回されるアスフィに対して、フレイヤに振り回される自身と重なり静かな同情心を抱くのであった。

 

「いやアスフィさんが謝る必要はないですよ。悪いのはヘルメス…其処のペテン神です。」

 

「あれ別世界のベル君の俺に対する対応が酷すぎない?!」

 

「五月蝿いヘルメス。また【瞬殺しての蘇生ループ】………は出来ないが私の攻撃を喰らいたいのか?」

 

「すみませんでした静寂様!誠心誠意な謝罪である土下座を貴女様に!」

 

「お前のその誠心誠意の謝罪…向こうで3桁は聞いたぞ」

 

「え゙………あ、因みに謝罪の理由は?」

 

「アスフィさんの過労などによる気絶。妖精喫茶(アニマルセラピー目的)の営業妨害擬きをさせられた諸悪の根源が貴方、ペテン神(ヘルメス様)です」

 

此れにはヘルメスも絶句だね!何故ならば別世界の自分自身が余りにも恨みや反感を買ってしまったのだから。

 

「更にはアスフィに対しての仕事の無茶振り、押し付けの繰り返し、業務の引き延ばし、平穏が遠ざかる日々、失われる女っ気…其れ等を放置した結果がベルなのニャ。」

 

「?…あの妖精様方…あのマドク様の発言はどういう意味なのでしょうか?」

 

「一度しか言わんからよく聞けよ皆の者、特にクズメス、「クズメス…?」つまりだ、ほぼほぼクズメスのせいでアスフィが婚期を逃し、其処の阿呆妖精マドクと百合の花咲かせようとなったりと散々な事になったワン。流石に駄目だと其れを妨害した結果、マドクも周りのリア充から目を背ける為の行き場は物作りに行き、【時空乱門(ランダムテレポート)】を開発して其処にベルが巻き込まれたというわけだワン。」

 

「………取り敢えずアスフィは休ませます。」

 

「其れがいいワンね、クズメス。」




次はオッタル・若ベル・大ベルの三つ巴かな?
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