5人は約束を守った。誰にも何も言わなかった。
でも、5人が強くなったのと、俺の所で合宿してるのは知られてるわけで。
こうなる。
「是非うちの者も訓練をして欲しい」
「いやー。俺が面倒見られるキャパ超えるっていうか」
「金なら払う!」
「うーん」
もうすぐ、どのみちダンジョンは解禁されるんだよな。
なら、恩を売っていた方が得か……。
流石に雅達の組織の話は聞いている。
化け物を退治する公的機関らしい。ただし隠密。そんなものがあったんだ……。
実際、公共の福祉に貢献している存在でもある。
「よし。わかりました。ただし、個別には請け負いません。そちらの組織の希望者に纏めて便宜を図りましょう。期間は春休み。夏休みは先約があるので。費用と報酬も組織の方から纏めてもらう感じで。冬休みに準備するので、冬休みまでに名簿を作ってください。用紙はこちらに」
「おお!」
「ただし、特訓の内容は秘密。こちらの組織に口出し無用で」
「お、おお……」
そういう事で、忙しくなるのだった。
「協力してくれるって聞いたわよ。ありがと。友達に勧めといたわ」
「あのダンジョンって、どういうものなんだい?」
早速、桜花さんと葵に話しかけられた。雅と静流さんもいる。
「互いにそこはノータッチって約束だろ」
「こっちに隠すことはないわ。私たちのことが知りたいなら、なんでも話すわよ」
「話せることだけでいいからさ。君の他にもいるの? 鍵持ってる人。私たちでも手に入るかな?」
「βテストが始まったらもらえると思うよ? 今αテストだからね」
「αテスト?」
「そう。選ばれしもののみが入れる状態。近々βテストが行われて、無作為に選んだ人達が鍵を配られて入れるようになる。その後完全に顕現する。一般公開って奴ね」
「大事じゃん」
「大事だよ」
「βテストの鍵って横流ししてもらえない?」
「ルール守るって確約出来るなら、どうにかしてやってもいいよ」
「ルールは」
「ダンジョンコアに触らない。他のプレイヤーに迷惑を掛けない。撤退指示が出たら守る。無理に押し入らない。今、難易度調整してるから」
「あー」
「ダンジョンコアってやっぱり大事なの?」
「そりゃ命懸けだし」
「一般公開っていつ?」
「βテストが再来年で、一般公開がその次の年」
「春休みが終わったら局長に相談だな……」
「それも大事だけどさ。今日仕事空いてんだよ。うちの庭で料理するから食べに来い」
「やったー」
「俺はダンジョンに行くからダメかなー」
「連れてけー」
「仕事空いてるやつだけ連れてっていいぞ」
「じゃあ料理会場はダンジョンの中に変更な」
「お土産が欲しいです……今日お仕事なんだよ、俺」
「帰りに雅の家に寄るよ」
そんなこんなで、冬休み。
5人が全力で宣伝したらしくて、500人ぐらいの申し込みが来た。
これでも仕事でどうしても抜けられない人が多いらしい。
1日で終わらなそう……。後、ハロワダンジョン用の魔石集めないと。
そんなこんなで、流石にカバンも訓練服も手間を掛けられないので名前のみ刺繍をして出来次第発送した。なんか名前を見たら外国人も数名混じっていた。耳の早いことである。外国語は対応していないと念を押しておいた。
発送したら人数追加お願いしたいと言われたけれど、来年に回して貰ってください。
春休み。
ハロワダンジョンに向かった。
とんでもない時間掛かったので、宿題しつつ泊まり込み待機。
ジョブを得た人はその場で解散した。
次の日から、スローライフダンジョンに送った。参加出来る日は雅達も手伝ってくれた。
後半は負荷テストにちょうどいいという事で、いろんなダンジョンに送り込んだ。
熱意が凄いので、夏休みも連れて行くことになりそうである。
はやくβテスト来い。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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