ダンジョン始めました   作:かりん2022

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βテスト始めました。

春休みを終えると、局長からダンジョンの聞き取りを受けた。

ダンジョンにはダンマスがいて、コアがあって、それらに手を出したらダンジョン組合全体を敵に回し、スタンピードとか起きるかもよーと言っておく。

現状、安全なダンジョンを心がけていることも、採取しすぎるとダンジョンの維持に支障が出る事も。

大きな団体が移住に来ていて、この流れは妨害不可避である事も。

局長さんは頭痛そうにして、とりあえずβテストの鍵を要求していた。

ダンジョンに入った人は審査されてて、来年鍵を配布されるから、それを待つように告げた。

再来年にβテスト解禁だから焦らずともいいんじゃない? とも。局長さんに逆だと怒られてしまった。

なんだか凄く必死だったので、βテスト早めにお願いしといてあげよう。

それと、局長さんから負荷テストは全然足りないんじゃないか、自衛隊とかで入場制限や負荷テストの申し出などがあった。それは受けてもいいかな。

 

 

 

そして夏休み。

鍋に魔石と薬草を入れて、果実水をいくつか入れてお玉でぐるぐる。

最下級ポーションの完成である。

 

「あ! 果実水入れてる!」

「美味しいポーションの謎が解けたね」

「下手に入れると失敗するけどな」

「教えろー教えろー」

「自分で研究するのも楽しいぞ」

「スパルタすぎん?」

「めっちゃ甘やかしてると思うけど。カバンとハロワダンジョンだけでも」

「それはそう」

「いまだに薬草と雑草の区別がつかないわ」

「それは採取スキルと鑑定スキルを取れば解決する」

「鑑定スキル、出ないんだよね」

「他のスキルスクロールは取れた?」

「便利スキル四種は取れた」

「じゃあ行くか。カジノダンジョン!」

 

 ということで、翌日はカジノダンジョンに向かう事にした。

 カジノダンジョンでまずは戦闘をしてコインを集める。

 

「ここでガチャ機に使うんだ。スクロールが出るまで頑張れ。持ってるスクロールは出にくいからな」

「おー」

「ガチャか……」

「なあなあ、闘技場あるんだろ?」

「10階層にな。参加と賭けどっちもできる」

「行こうぜ、葵! 都!」

「あっ おいていくな!」

「待ってください、兄様!」

「私も出るわ!」

 

 元気である。さ、ガチャを回すか。

 

 大量のコインを抱えて来た4人がガチャを回すのを待つ。

 どうやら、無事狙っていたスクロールが出たようだ。

 

「じゃあ、1人ずつツアーするぞ。まずは葵」

「トップバッターは私かい? 楽しみだな」

「スパルタするぞ」

「こっからスパルタ!?」

「さらに!?」

 

 というわけで、葵達を連れてスローライフダンジョンの深部に連れていく。

 蜘蛛を攻撃して、トドメを刺させる。

 

「糸取れた?」

「とっ取れた!」

「じゃあ、次は染料を集めていくよ。次は強いから気をつけてね」

「これ以上!?」

 

 そんなこんなで染料の素材もゲットして、1階層に戻ってレッツ裁縫。

 

「ダンジョン内で作った方が出来が良くなるんだ」

「そうなのかい?」

「そう。魔力の関係でね。スキルや魔法もダンジョンの中の方が出やすいだろ?」

 

 糸を染めて、ミサンガを作る。

 

「完成! ミサンガを100個作ったら布が作れるようになるよ」

「またあの蜘蛛にチャレンジするのか……カジノダンジョンの素材は使っちゃダメかい? 糸がいっぱい取れてるから」

「低レベルで使うのはもったいないよ。せめてミサンガ終わった後にしな。自分で採取できるように頑張れー」

 

 次に、鉱山エリアに突撃する。その次は森エリア。最後は料理で締めた。

 

 夏休みの最後は、やはり美容ダンジョンで締め。

 

そうして、夏休みを終えた。

春、βテストの鍵が配布された。

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