ダンジョン始めました   作:かりん2022

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ダンジョン巡り始めました

 静流と桜花と都が襲いかかってきた。少しびっくりしたけど、スムーズにうけなが。

 

「はぁー!? 本当に強くなってるし!」

「ずるいぞ、2人とも。私らも混ぜろ」

「本当に強くなっているのですか?」

「どちら様……?」

「焔 桜花。隣のクラスよ。で、そいつらの同僚」

「姫宮 静流。私はクラスメイトだぞ」

「玉泉 都。兄がお世話になってます」

「宝城 琥珀だ。一応、2人はお金払って守秘義務契約結んでるんだけど」

「30万円でしょ。持ってきたわよ!」

「ええ……。まあいいけど、明後日にここでこの時間集合な。こっちも準備があるし、今日からは無理。あ、それと宿題済ませてこいよ」

「わかったわ」

「済ませてある」

「ぐ、ぐぬぅ」

「じゃあ、こっちも今日明日は宿題デーな」

「りょーかい。弟がすまない」

「宿題も大事だからね」

 

 そういうわけで、私達は宿題を頑張った。

 桜花は鷲、静流は白猫、都が狼だった。

 宿題をしつつ、手順を横目で確認する。

 いつか私も亜空間鞄は作れるようになりたい。

 

 翌朝。

 待ち合わせて移動をする。

 行き先はハロワダンジョン。

 一応、私達のジョブだけ伝えておいた。

 静流がファンタジー!と慄いていた。

 宿題は終えていたので、私はダンジョンの小説や漫画を読む。

 琥珀は勉強してたけど、私は備え付けのこれらにかなり興味があった。

 帰ってからダンジョンもののフィクションを読んでみるつもりだ。

 

 桜花はジョブが吟遊詩人だった。生産職は木工職人。

 静流は魔法使いで料理・調合である。

 都は剣士で鍛治職人。

 

 吟遊詩人という選択にびっくりする。確かにいい声してたけど。

 試しに歌を歌ってみせる。

 

 なんだか勇気が出る歌だった。

 いずれ、癒しの歌が覚えられるようになるまで頑張るのだという。

 すごいな。

 癒しの薬は許可をもらった後提出しろと言われた。

 怪我人多いんだからと。確かにね。わかったよ。

 採取を念入りにしようじゃないか。

 

 ということで、ダンジョンである。

 

「こんなのが各地にあるってマジ? 大事じゃない!」

「だよねぇ」

「ウサギ倒すの?」

「そー。俺らが抑えてるから、解体ナイフで解体する感じで」

「動画は見たよね?」

 

 女子二人と少年一人は頷いて、早速狩りが始まった。

 

「体が軽い……! 剣が羽のようです!」

「剣士だからね。剣なら扱いやすくなると思うよ」

「俺は魔闘家だからなー。装備はなくていいだろ」

 

 頑張ったのだが、スキルはなかなか取れない。

 夏休み最後の5日は無理を言ってダンジョンに泊まり込んだ。

 出来るだけスキルで身の回りをどうにかして、ボロボロになるまで頑張った。

 おかげで私は水の生活魔法のスキルを得られた。

 

 ボロボロになってなんとか体を拭いて体裁を整えた帰り、琥珀は違うダンジョンに寄った。

 

 ゴージャスな感じのダンジョンで、美容ダンジョンという名前だった。

 静流と桜花が目を輝かせる。

 

「うーし、行くぞー」

 

 入り口の前の長い通路でモンスターが屯していて、モフっとした敵を倒し、タライとコインを得る。ここでも戦闘はするんだね。タライは一人一回しか出ないみたいだ。コインを集めながら門まで行ってさらに、門の所で人数分の魔石の支払い。結構高い。

 

 男湯、女湯、混浴コースがあり、琥珀の混浴コースでも安心だという言葉を信じて、今回は皆で楽しみたいと混浴コースへ。

 男手がある分、総合的に混浴コースの方がいいのだとか。

 

「ここから先のドロップはタライに入る分しか持ってけないからな。外へも持ち出せない。いらないのは捨てて必要なのだけ拾え。あと、湯系と湯着系のドロップはお土産用だから安心しろ。備え付けがちゃんとある。あと今回は浴衣をとっておけ」

 

 ひたすら敵を倒しながらお風呂セットを充実させていく。

 静流と桜花はめちゃくちゃ悩んでいた。女の子は大変だね。

 服もドロップするようなので、浴衣以外にも少し狙ってみようかな。

 やりすぎなければ、タライの上にこんもり盛る程度はサービスしてもらえるようだし、コンパクトに圧縮してあるのも大変助かる。圧縮してあるのやないのがあるようなのだ。モンスターの強さに関係しているらしい。

 敵の外見で何をドロップするかは大体わかるので、ちょっと強めの敵を倒してボディソープとシャンプーを女子にプレゼントする。

 

 そして、男女別の脱衣所で湯着に着替えて洗い場で体を洗い、荷物を転送ロッカーと転送洗濯機に入れて、いざお風呂へ。

 

 お風呂では、モンスターを倒してお湯を得る感じだった。

 風船みたいなモンスターを倒した途端、お湯が中から溢れ出てくる。

 それで湯船に入るのだ。

 

「気持ちいー」

「女の子は美容の湯もあるぞ」

「行くわよ。葵も倒すの手伝いなさい」

 

 そんなわけで、ピカピカになって再度洗い場で体を洗い、脱衣所で転送ロッカーに入った鞄と転送洗濯機に入った服を受け取る。着替えは指示された通り浴衣へ。

 

「美容ダンジョンサイコー! また来ようぜ」

「そうだね。悪くなかったかな」

「また連れてけ」

「古傷が消えました」

「中々いい湯だったわ!」

 

 ダンジョンを出ると。いろんな料理と花火の絵柄があり、コインを入れる場所が。

 これはまさか。 

 

 打ち上げ花火の所に、じゃらじゃらっとコインを入れる。

 そして、イカ焼きのところにコインを入れると、扉が開いてイカ焼きが。

 

 空に、花火が登っていく。

 

「1ヶ月、お疲れ様」

 

 その言葉に、全てが報われていく気がした。

 そのあと皆んなでめちゃくちゃ食べて花火を見た。

 




マシュマロ
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