転生先はガンダムの世界?え?生き残れ?は?   作:スウェーデンクラス

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第11話 模擬戦 部隊戦

士官学校の課程も進み、ついに 本格的な部隊戦訓練 が始まることになった。

 

それまでは 個人戦 や 模擬的な1対1の戦闘 が中心だったが、ここからは チーム戦を通じた戦術訓練 に移行する。

 

教官が訓示を述べる。

 

「お前たちが実際に配属される戦場では、単独で戦うことなどほぼない。戦場は個人の腕前だけではなく、 チームとしての連携と戦術がものを言う のだ」

 

「これからお前たちは、小隊を組み、敵小隊と対戦する。状況判断、指揮能力、そして仲間との連携を試されることになる」

 

訓練生たちが緊張した面持ちで話し合う中、シャアがイオリの肩を叩いた。

 

「どうやら、俺とお前が同じチームになったようだな」

 

「へえ、そりゃ心強いな」

 

「ただし——俺は隊長を務める。異論はないな?」

 

シャアは自信たっぷりに言う。

少しだけ悔しさを感じつつも、 シャアが指揮を執るのが最適解であることは認めざるを得なかった。

 

「……まあ、当然か。俺はお前の指示に従うよ」

 

「そうこなくてはな」

 

 

初めての部隊戦シミュレーション

 

訓練場のシミュレーター室には、 複数の座席が並べられ、各訓練生が搭乗する形になっていた。

 

今回のルールは 4対4の小隊戦。

 

敵チームはエリック・マーベリック(成績上位者の一人で、冷静沈着な男)をリーダーとする、これまた 優秀な訓練生たちで構成されている。

 

「イオリ、お前は前衛だ。俺が後方で戦況を把握し、指示を出す」

 

「了解」

 

シャアの指示で、 俺は突撃役を担うことになった。

 

—— 模擬戦、開始!

 

訓練用の仮想空間に配置されたザクのシミュレーションモデルが起動する。

 

俺は、シャアの指示に従いながら、先陣を切って前線に出た。

 

「左から敵機が2機、正面に1機——もう1機はどこだ?」

 

「イオリ、落ち着け。敵の残り1機は恐らく迂回している。お前は正面の機体と交戦しろ」

 

シャアの冷静な指示に従いながら、俺は敵機と交戦を開始する。

マシンガンを撃ちつつ、ブースターを吹かして距離を詰める。

 

「くそっ、こいつ、動きが速い!」

 

相手は エリック・マーベリック。

 

「イオリ、無理に撃つな。近づけ」

 

シャアの言葉に従い、 イオリは思い切って接近戦を挑む。

 

「もらった!」

 

一瞬の隙を突き、 ヒート・ホークを振り下ろす!

 

ガギィィンッ!

 

「……クソッ! 防がれたか!」

 

エリックは見事に ヒート・ホークを受け流し、距離を取る。

 

だが、その瞬間——

 

「今だ!」

 

シャアのザクが狙撃し、エリック機の動きを封じることができた。

 

「もらった!」

 

イオリはすかさず ヒート・ホークを振り抜き、エリック機を撃墜判定へと持ち込む!

 

「……っ、やられたか」

 

シャアの指示に助けられた形ではあるが、確かな手応えを感じていた。

 

(今まで1対1で戦ってきた時とは違う。チームで戦うと、こんなにも動きやすいのか……!)

 

最終的に、 シャアの的確な指揮のもと、俺たちのチームは勝利を収めた。

 

「……よくやった、イオリ」

 

「まあ、指示通り動いたからな。お前がいなきゃ勝てなかったよ」

 

「だが、お前自身も確実に力をつけている」

 

シャアの言葉に、少しだけ誇らしさを感じた。

 

その後も、 チーム戦訓練は何度も行われた。

 

俺はシャアの指揮のもと、 前衛としての役割を磨き、戦場での立ち回りを学んでいった。

 

また、訓練後には シャアと戦術について語り合う機会も増えた。

 

「なあ、シャア。お前って、どこでそんな戦術の勉強をしたんだ?」

 

「俺は小さい頃から、軍事関連の書物を読んでいたからな」

 

「……さすが、物好きだな」

 

「はは、まあな」

 

シャアは、以前よりも砕けた口調で話すことが増えていた。

 

一方で、俺自身も シャアに対して遠慮なく意見を言えるようになっていた。

 

「でも、俺はお前の戦術に100%満足してるわけじゃないからな?」

 

「ほう……言ってみろ」

 

「お前の戦い方、理論的すぎる。時々、もっと直感的に動いたほうがいい場面があると思うんだ」

 

シャアは 興味深そうに俺を見つめた。

 

「ほう、それはどの場面のことを言っている?」

 

これまでの戦闘データを振り返りながら、シャアに具体例を挙げた。

 

シャアは 黙って頷きながら、それを聞いている。

 

「……なるほど。お前の言うことにも一理あるな」

 

「だろ?」

 

シャアは クスッと笑いながら、俺の肩を叩いた。

 

「イオリ、お前と話すのは面白いな」

 

「そりゃどうも」

 

俺たちの士官候補生としての生活も終盤に差し掛かっていた。

何故なら、卒業前の難関 大規模演習が迫っているからだ。

ヒロインは誰でしょうー!

  • ニナ・パープルトン
  • トップ 08小隊のザク部隊の隊長
  • モニク・キャデラック
  • ケルゲレンの女性オペレーター
  • シーマ・ガラハウ
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