転生先はガンダムの世界?え?生き残れ?は?   作:スウェーデンクラス

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第18話 宇宙空間

艦内の通路はどこも無機質な金属壁に囲まれており、時折、配管や露出したケーブルが視界に入る。兵士たちが忙しなく行き交い、雑談や整備の掛け声が飛び交っている。

 

 歩きながら、カールがちらりとイオリを見た。

 

「そういえば、艦長に何か言われました?」

 

「特にはないよ。ただ、“軍人として恥じぬ行動をしろ” ってな」

 

「うわ、堅そうだな……でもまあ、納得できる話か」

 

 エリックは静かに続ける。

 

「少佐は、部下を見捨てるような命令は出しません。ただし、命令に従うことも軍人の責務です。戦場では、時に厳しい決断を強いられることもあるでしょう」

 

「あぁ、そんな場面も出てくるだろうな」

 

 俺は苦笑するが、心の奥に微かな引っ掛かりが残る。戦場では、“正しい判断” が必ずしも生き残る選択とは限らない。

 

 そんなことを考えているうちに、金属のぶつかる音や機材の駆動音が聞こえてきた。

 

 格納庫に近づくにつれ、油の匂いと、かすかに焼けた金属の香りが漂ってくる。

 

 

 格納庫に足を踏み入れると、そこは戦場へ向かう兵器を整備する職人たちの空間だった。

 

 クレーンが機体のパーツを吊り上げ、整備員たちが忙しそうに動き回っている。床には細かい金属片やケーブルが散らばり、作業音が響く中、整備員同士の短い指示が飛び交っていた。

 

 イオリの ザクII C型 は、まだ整備ベイの中央にあった。外装カバーが外され、脚部やバックパックの調整が途中のままになっている。

 

 機体の前に立っていたのは、いつものように酒瓶を片手にした クルト・ヘルツァー整備長 だった。

 

「ほう、ちゃんと戻ってきたか。新人少尉さんが艦長に呼ばれたからって、しばらく顔を見せねぇんじゃないかと思ったぜ?」

 

 ニヤリと笑いながら、酒瓶を軽く揺らす。周囲の整備員たちもクスクスと笑っていた。

 

「勘弁してください。ただの着任挨拶ですから」

 

「ったく、堅ぇのは苦手なんだがな……で、アイゼンの親父はどうだった?」

 

「厳しい方ですが、理不尽なことを言う人ではありませんでした」

 

「ふーん、まあアイゼンならそんなもんか」

 

 クルトは満足げに頷くと、イオリの機体を見上げた。

 

「で、こいつの調整だが、途中で止まってる。どこから再開する?」

 

 

 俺はザクの コクピット に乗り込み、シートに腰を下ろした。操縦桿を握り、軽く動かしてみる。

 

 ――僅かな違和感。

 

 シミュレーターと比べ、わずかに感触が違う。操作に対する反応が、ほんの少しだけズレている気がした。

 

 この微細な違いが、戦場では命取りになる。

 

「……やはり調整が必要ですね。感度がシミュレーターと違う」

 

 クルトが腕を組む。

 

「ん? そんなに違うのか?」

 

「ええ。小さな差ですが、回避や射撃に影響します」

 

 クルトが「仕方ねぇな」と言いながら端末を操作し始めた。

 

「ったく、手間のかかるやつだぜ。ほら、これでどうだ?」

 

 イオリは再び操縦桿を動かし、感触を確かめる。

 

 ――いい。違和感がなくなり、思った通りの動きになった。

 

「これなら問題ないですね。ありがとうございます」

 

「礼はいらねぇよ。俺は俺の仕事をしただけだ」

 

 クルトは手を振り、酒を一口飲む。

 

 

 操縦桿の感触を確かめながら、俺は細かく動かし、調整の仕上げに入っていた。

 

「これなら問題ないですね」

 

 俺はコックピットから降りて、整備長に対し調整の必要はもう無いことを告げる。

 

 端末を操作していた クルト が、「よし、そいつで決まりだな」と頷きながら酒をあおる。カールも「やっと終わったっすね!」と軽く笑う。

 

 そんな何気ないやり取りの最中、ふと 視線 を感じた。

 

 気のせいではない。確かに 誰かがこちらを見ている。

 

 視線の方向を探る。

 

 ―― シーマ・ガラハウ。

 

 彼女は、格納庫の向こう側――ちょうど整備エリアの端にある 作業デッキの上 に立っていた。

 

 距離はある。声をかけようと思えば届くかもしれないが、敢えてそうするほど近いわけでもない。

 

 彼女は 欄干に肘をつき、片手で頬杖をつくような格好 でこちらを見ていた。

 

 漆黒の髪がわずかに揺れる。柔らかな整備灯の光がシーマの輪郭を浮かび上がらせ、その瞳には鋭さと、どこか測るような色が宿っていた。

 

 表情には 笑み が浮かんでいる。だが、それは単なる微笑ではない。

 

 ――興味? それとも警戒?

 

 彼女の笑みは、 試すようなものにも見えたし、探るようなものにも思えた。

 

 イオリがその視線を受け止めると、シーマはゆっくりとまばたきし、次の瞬間、何事もなかったかのように 視線を外す。

 

 そのまま、くるりと身を翻し、デッキの奥へと 歩き去っていった。

 

 イオリはしばらく、彼女の背中が視界から消えるまで眺めていた。

 

「……なんだ?」

 

 別に 話しかけようと思っていたわけではない。

 けれど、 一方的に視線を向けられ、一方的に去られるのは、妙に気になるものだった。

 

「どうしました?」

 

 エリックが冷静な声で問いかける。

 

「いや、別に……」

 

 イオリは小さく首を振り、再びザクを見上げた。

 

ーーーーー

 

「この後はどうします?」

 

「今日は初日ですので、もう休みますか?」

 

 エリックが、俺を気遣うように問いかけてくる。

 

 今日は配属されてから、いろんな人物に出会った。疲れがないといえば嘘になる。しかし、

 

「いや、今日は初めて実機の対面と調整を、済ませたんだ。実際に搭乗して、感覚を掴みたい」

 

 初めてザクの実機が目の前にあるのだ、早々に感覚を掴む必要があるだろう。

 モタモタしていると、いつ戦争が始まるか分かったもんじゃないしな。

 ところで、実際に戦争が始まるのはいつ頃なのだろうか、アニメでは何か日付のようなものを、言っていたような気がするが覚えていない。

 

「分かりました。それでは私もお供します」

 

「あ!伍長だけずるいっすよ、俺も行きます!」

 

 俺が思案していると、エリックとカールから試運転に付き添ってくれると申し出があった、正直に言うと、ありがたい。

 初めての実機なので、少しばかり不安があったのだ。

 

「すまないな、2人共。付き合わせてしまって」

 

「大丈夫です、小隊長に付き従うのが小隊員の役目です」

 

 エリックが、静かに笑う。

 

ーーーーー

 

 機体チェックを終え、操縦桿を握り直す。

 

 視界には巨大なハンガー内部が広がり、無数のMSが並んでいた。

 

 《ギュン……》

 

 そっとスロットルを入れる。

 

 ズシン、ズシン……

 

 ザクII C型が歩き出し、鉄床に重厚な足音が響いた。

 

 「……おお」

 

 ――実際に動くと、やはり迫力が違う。

 

 シミュレーターでは何度も経験しているが、実機での歩行は独特の感覚がある。

 

 機体の振動、足元から伝わる重量感。

 

 慣れない感触を確かめるように、慎重に足を踏み出していく。

 

 『うまいですね……最初とは思えない』

 

 『俺なんか、最初の歩行訓練で膝をついたっすよ』

 

 『普通はバランスを取るのも難しいんだがな』

 

 ふと、ハンガーの奥にある巨大なゲートが視界に入った。

 

 ――宇宙空間への出入り口。

 

 そこには、青白い光を放つ質量バリアが展開されている。

 

 その先には、果てしない宇宙が広がっているのだ。

 

 初めての宇宙―未知への一歩

 

 「……」

 

 操縦桿を握る手が、僅かに強くなる。

 

 そこを超えれば、俺は――宇宙へ出る。

 

 (マジかよ……俺、本当に宇宙に出るのか……)

 

 ガンダムの世界に転生してから、戦場を生き抜く覚悟は決めていた。

 

 でも、いざこうして生身で宇宙へ踏み出すとなると――いや、生身ではない。MSの装甲に守られているとはいえ、本質的には同じだ。

 

 すぐ外は絶対的な死の世界。

 

 空気はなく、温度は極端に変化し、重力もない。

 

 俺が生きるには、機体と装備に頼るしかない――そんな非日常の極地。

 

 それが、これから俺が身を置く世界なのだ。

 

 「……怖いな」

 

 思わず、声が漏れる。

 

 『……少尉?』

 

 「いや、なんでもない」

 

 少し深呼吸して、慎重にスロットルを押し込む。

 

 ズシン、ズシン……

 

 ザクはゆっくりと進み、質量バリアへと歩を進め、ゆっくりと宇宙空間に身を投げ出すように出る。

 

 その瞬間、視界が一気に変わった。

 

初めての宇宙空間――恐怖と興奮

 

 「っ……!」

 

 宇宙だ。

 

 黒い。果てしなく、漆黒の闇が広がっている。

 

 基地の灯りが届かないところでは、本当に何もない。

 

 視界のほとんどを“空虚”が占めている。

 

 思わず喉が鳴った。

 

 これは――恐怖か?

 

 俺は今、宇宙にいる。地球ですらない、宇宙にいるんだ。

 

 「……すげぇ」

 

 じわじわと、恐怖の奥底に、別の感情が湧いてくる。

 

 ――興奮。

 

 現代の日本にいた俺が、今こうしてモビルスーツを操縦し、宇宙を目の前にしている。

 

 「夢みたいだ……」

 

 『隊長、問題はありませんか?』

 

 「……ああ、大丈夫だ」

 

 スラスターの調整に移るため、意識を切り替えた。

 

 まだ、これは始まりに過ぎない。

 

 戦場では、こんな感傷に浸る余裕すらないはずだ。

 

 「試運転を始める。ついてこい」

 

 『了解!』

 

 『了解、少尉』

 

 未知への一歩を踏み出した俺は、再び操縦桿を握り、スロットルを押し込んだ。

 

 スラスターの微調整を行いながら、ゆっくりと機体を動かす。

 

 「まずは旋回から試す」

 

 機体を傾け、左右へ滑らせるように旋回する。

 

 スッ……

 

 重力のない空間では、地上とはまるで違う感覚だ。

 

 動き出したら止まるまで時間がかかる。慣性が強く働くため、停止するには逆方向に推力をかける必要がある。

 

 慎重に姿勢制御スラスターを噴射しながら、感覚を確かめる。

 

 『動きがスムーズですね。最初はぎこちなくなるものですが……』

 

 『少尉は、本当に初めてですか?』

 

 「……シミュレーターでの訓練はやってたからな」

 

 実際の操縦とは違いがあるものの、基本的な操作は変わらない。

 

 だが、やはり慣性の感覚がシミュレーターとは違う。

 

 (これは……本当に泳いでいるような感覚だな)

 

 宇宙空間では、地上のような摩擦がない。

 

 一度動けば、推力をかけない限り止まらない。

 

 だからこそ、スラスターの使い方が重要になる。

 

 「次は加速と減速の確認をする」

 

 スロットルを軽く押し込み、前方に推力をかける。

 

 ブォン……

 

 機体がじわりと前に進む。

 

 さらにスロットルを押し込むと、速度が上がる。

 

 「減速する」

 

 プシュッ……

 

 後方スラスターを噴射し、減速。

 

 機体がゆるやかに速度を落としていく。

 

 スピードの調整が肝心だ。

 

 速すぎると制御が難しくなるし、遅すぎると戦場で狙われやすくなる。

 

 それを念頭に置きつつ、何度か加減速を繰り返した。

 

 姿勢制御

 

 「次は上下左右の動きだ」

 

 機体を傾けながら、上下左右へ移動。

 

 《プシュッ、プシュッ……》

 

 スラスターを細かく調整しながら動くが、意識しないとすぐに姿勢が崩れる。

 

 (少しの操作ミスが命取りになるな……)

 

 『やっぱりすごいな……普通、最初は思った方向に動かせずに焦るものですが』

 

 『俺は最初、回転し続けてパニックになりましたよ』

 

 「……そっちのほうが普通なのか?」

 

 『普通です。初めてでこれだけ動かせるのは異常ですよ』

 

 『少尉、どこでこんな技術を?』

 

 「シミュレーターで鍛えただけだよ」

 

 もちろん、転生者という事実を言うわけにはいかない。

 

 だが、こうして褒められると少し気恥ずかしい。

 

 戦闘機動

 

 「じゃあ、次は戦闘機動を試す」

 

 いよいよ、実戦を想定した機動に入る。

 

 スラスターを強く噴かし、一気に加速。

 

 「……っ!」

 

 身体がシートに押し付けられる感覚。

 

 Gはそれほど強くないが、無重力の影響で感覚が狂いそうになる。

 

 「回避行動に移る」

 

 急制動をかけながら、左右に大きく旋回。

 

 スピードを落としすぎないようにしつつ、敵の攻撃を避けるイメージで動かす。

 

 スッ、スッ……!

 

 「次は回転」

 

 旋回しながら、機体をロールさせる。

 

 グルン……!

 

 モニターが回転し、視界が一瞬で変わる。

 

 『……うまい』

 

 『いや、もう驚くのも疲れましたよ……本当に初めてですか?』

 

 「だから、シミュレーターで……」

 

 『シミュレーターだけでここまで動かせるわけがないですよ……』

 

 「まあ、動かせるならいいだろ?」

 

 『……まあ、そうですが』

 

 無線越しに、苦笑が伝わってくるようだった。

 

 試運転完了

 

 「試運転はこのくらいでいいだろう。帰投する」

 

 『了解』

 

 基地の方角に機体を向け、帰還準備に入る。

 

 スラスターの制御も、もう違和感はない。

 

 (問題なく戦えそうだ)

 

 もちろん、実戦はこれとは比べものにならないほど過酷だろう。

 

 それでも、今日のこの経験は大きな自信になる。

 

 「……悪くないな」

 

 この宇宙で、生き残るために――俺は戦う。

 

ーーーーー

 

 帰還の準備をしていたその時だった。

 

 『ずいぶん楽しそうじゃないかい、新入り』

 

 無線越しに、少し低めの女の声が響く。

 

 イオリは驚いてモニターを確認した。

 

 そこに映っていたのは――

 

 シーマ・ガラハウのザクⅡC型。

 

 機体が、ゆっくりと旋回しながら近づいてくる。

 

 モニターに映ったシーマは、不敵な笑みを浮かべていた。

 

 『あたしが、あんたの実力を見てやるよ』

 

 「……俺の?」

 

 『そうさ。戦場じゃ、頼りない奴がいると邪魔になるんでね』

 

 まるで子供を試す大人のような口調。

 

 「ガラハウ中尉、少尉は今機体の調整と慣らし運転を終えたところです、いきなりはキツすぎ…」

 

 「アンタらは黙ってな」

 

 シーマは、止めようとしたエリックに対しキツく遮るように言った。

 

 そして、彼女は挑発するように

 

 『あたしのケツを追いかけてみな』

 

 その瞬間――

 

 シーマの機体が爆発的な加速を見せた。

 

 翻弄される

 

 「っ……!」

 

 急いでスロットルを押し込み、推力を最大にする。

 

 ブォン!!

 

 俺のザクも加速する。

 

 だが、シーマは遥か先。

 

 いや――

 

 まるでこちらをからかうように 進路を変え、機体を翻す。

 

 (ちょっと待て……なんだあの動きは!)

 

 シーマの機体は、ただ直線的に加速しているわけではない。

 

 急旋回、ジグザグの回避運動、推力の急制動と再加速――

 

 まるで獲物をおちょくるかのように、機敏に、鋭く動き続けている。

 

 「クソッ、ついていく……!」

 

 俺は予測進路を読み、加速した。

 

 直線的に距離を詰める。

 

 (これで――!)

 

 だが――

 

 『甘いねぇ!』

 

 シーマの機体が まるで幽霊のように ひらりと進路を変えた。

 

 「なにっ……!」

 

 まるでこちらの動きを見透かしていたかのような回避。

 

 どこかで、乾いた笑い声が聞こえた。

 

 『随分と元気がいいじゃないか』

 

 「……っ!」

 

 完全に遊ばれている。

 

 実戦の動きとは?

 

 息を整え、必死に思考を巡らせた。

 

 (何が違う……?)

 

 シミュレーターの動きと、何が違う?

 

 『どうした? さっきまでの勢いはどこいったんだい?』

 

 シーマの声が、どこか楽しげに響く。

 

 奥歯を噛みしめた。

 

 「……このままじゃ、ただの遊びだな」

 

 スロットルを抑え、速度を少し落とす。

 

 シーマの機体のリズムを見る。

 

 (……なるほど)

 

 シーマの動きは、無駄がない。

 

 ただ速いだけじゃない。

 

 戦場で生き残るための動きをしている。

 

 無闇に加速するのではなく、相手の動きを制しながら、常に主導権を握っている。

 

 (これが、実戦の技術か……!)

 

 俺は、再びスロットルを押し込んだ。

 

 だが、今度はただ追いかけるのではない。

 

 シーマの進路を見極め、先回りするように動く。

 

 まるでチェスのように、一手先を読むつもりで。

 

 『へぇ……』

 

 無線越しのシーマの声に、少しだけ感心したような響きが混じる。

 

 『少しは考える頭を持ってるみたいだね?』

 

 だが――

 

 『でも、まだまだだよ』

 

 次の瞬間、シーマの機体が爆発的な機動を見せた。

 

 「……!」

 

 視界から消えた――

 

 と、思った瞬間。

 

 すぐ横に、シーマのザクが現れた。

 

 「……!!」

 

 完全に 意識の外から 回り込まれていた。

 

 『甘いねぇ』

 

 シーマの機体が、わずかに後方へ下がる。

 

 『そんなんじゃ、戦場じゃすぐ死ぬよ?』

 

 言葉の端々に、わずかに本気の色が滲む。

 

 そして――

 

 『今日はこのくらいにしとくかね』

 

 まるで 試験終了 とでも言うように、シーマは踵を返した。

 

 突きつけられた現実

 

 『悪くはないね』

 

 シーマの声が響く。

 

 『でも、まだまだ坊やの域は出てないよ』

 

 「……は、精進します」

 

 悔しいが、認めざるを得なかった。

 

 シーマの動きは、 実戦そのもの だった。

 

 それに比べれば、俺の機動は ただの訓練生のそれ だった。

 

 (俺は、戦場に出る準備すらできていない……)

 

 シーマの機体が、遠ざかる。

 

 『ま、せいぜい精進しな』

 

 最後にそう言い残し、シーマは基地へと戻っていった。

 

 その背中を見つめながら、イオリは深く息を吐いた。

 

 「……戦場か」

 

 まだ、先は長そうだ――。

 




ながすぎぃー!笑
シーマ様テンション上げ上げ
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