転生先はガンダムの世界?え?生き残れ?は? 作:スウェーデンクラス
転生してから十数年が経ち、俺は18歳になった。
俺は少しでも自分の身を守るために勉学と体力錬成に励んできた。
なぜなら、士官学校に入学するためだ。
「オレはジオンの士官学校に入る」
その言葉に、孤児院の仲間たちは驚き、そして羨望と期待のまなざしを向けた。
孤児院には親を亡くした子供たちが多く、軍人になりたいと考える者も少なくなかった。しかし、士官学校に入るのは並大抵のことではない。
ジオンの士官学校は基本的に貴族階級や裕福な家庭の出身者が優先される世界であり、一般家庭出身の者は推薦や特別枠を得ない限り、入学は難しい。
そんな中、俺は成績優秀な孤児に与えられる推薦枠に目をつけた。
その制度を使えば、俺だって入学できるかもしれないと思ったからだ。
孤児院の中でずば抜けた学業成績を維持し、さらに軍関係者とのコネクションを築くため、院の手伝いや教会の神父たちと積極的に関わった。
その努力が実り、孤児院を支援する軍関係者からの推薦を得ることに成功した。
孤児院の仲間たちは驚き、そして羨望と期待のまなざしを向けた。
「イオリが士官になれたら、オレたちみたいな奴でもチャンスがあるって証明してくれるよな」
そんな言葉に、彼は軽く笑って答えた。
「ま、まずは受からないと話にならねぇけどな」
こうして、イオリは推薦を受け試験を受けた結果、ジオン士官学校に入学することになった。
孤児院の食堂は、いつもより少しだけ賑やかだった。
俺の士官学校入学が決まったことで、同じ孤児院で育った連中が集まってきたのだ。
「イオリ、お前マジで士官学校行くのか?」
そう言ってきたのはヨハン。
俺と同じ年で、孤児院でも特に仲が良い奴だ。
口は悪いが面倒見がよく、よく年下のガキどもの面倒を見ていた。
「マジも何も、明日には出発する」
俺が答えると、ヨハンは大げさにため息をついた。
「ったく、お前が偉くなっちまったら、もう俺たちみたいな下っ端とは口も聞いてくれねぇんだろ?」
「バカ言え。俺は俺だ。立場が変わったからって、仲間を切り捨てるわけないだろ」
俺がそう返すと、ヨハンはニヤッと笑って肩をすくめた。
「ま、そうだよな。お前が偉ぶるなんて、想像つかねぇしな」
「だろ?」
「でもさ……すげえよ、お前」
ヨハンの声が少しだけ真剣味を帯びる。
「士官学校に行けるのなんて、一握りだぜ。俺たち孤児院出身の中で、お前だけだ」
「まあな」
俺は淡々と答えたが、内心では複雑だった。
それが「生き残るため」だということは、周りには言えない。
ヨハンはしばらく黙ったあと、ポツリと言った。
「俺は……一般兵として配属される」
「……そうか」
「お前とは違って、俺は士官になる頭もねえしな」
そう言って笑うが、どこか無理しているように見えた。
「でも、戦場に出るのは同じだ」
俺は少し迷ったあと、静かに言った。
「……生き延びろよ、ヨハン」
「おうよ。お前もな、イオリ」
そう言って拳を突き出してくるヨハン。
俺も無言で拳を合わせた。
――生き延びる。それが俺たちの唯一の誓いだった。
⸻
孤児院の子供たちとの最後の夜
士官学校への出発を翌日に控えた夜、俺は自分の荷物をまとめながら、寮の部屋で物思いにふけっていた。
「……士官学校、か」
明日から始まる新しい生活。
軍に入ることは避けられなかったが、士官学校に進むことで、少しでも生存率を上げることができる。
俺が荷造りをしていると、部屋の扉がノックされた。
「……入れよ」
扉を開けると、ヨハンと、同じ孤児院で育った連中が数人立っていた。
「なんだ?」
「お前、明日出発なんだろ? だったら今夜は送別会ってことで、みんなで飲もうぜ」
「……飲むって、お前ら何持ってきたんだ?」
そう聞くと、ヨハンはニヤリと笑って、酒の瓶を取り出した。
「こっそり厨房から拝借してきたぜ。どうせ最後の夜だ、楽しもうや」
俺は呆れたようにため息をついたが、結局、連中に付き合うことにした。
――深夜、食堂の隅で、小さな送別会が始まった。
「お前が士官になったら、俺たちの面倒見てくれるんだろ?」
「軍に入ったら、まずは『隊長!』って呼ばせてやるよ」
「ははっ、それは勘弁してくれ」
普段は厳しい孤児院の規律も、今夜ばかりは特別だった。
みんな、これが最後の時間になるかもしれないと、どこかで感じていたのかもしれない。
「……なあ、イオリ」
ヨハンがぽつりと呟く。
「なんだ?」
「俺たち、これからどうなるんだろうな」
「……戦場に行くことは避けられない」
「そっか」
ヨハンは、しばらく黙ったあと、静かに言った。
「……でも、お前が士官になってくれるなら、少しはマシな戦場になるかもな」
「……俺は、無駄死にさせたりはしない」
そう呟くと、ヨハンは笑って酒を煽った。
「信じてるぜ、イオリ」
⸻
翌朝、俺は孤児院を後にし、士官学校へと向かった。
俺の新たな戦いは、ここから始まる――。
おそらく、ヨハンはもう出てきません笑
生き残れよ!ヨハン!!
正直いうと、転生直後の話とか孤児院での話は深掘りするつもりはありません、どんどん進みます笑
僕はある女性キャラを早く出したいだけなので、この小説を書くに至ったのもそのキャラを主人公レベルで描いてる小説がなかったからです笑
なので出てきたら一気に失速するかもしれません笑
書き溜めていたのでもうちょっと投稿します。
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