言い訳タイム
本当は全話書いてから投稿したかったけど・・・我慢できなくなっちゃった。
もしかしたら途中で設定やら話やらを変更してしまうかもしれません。
そして作者はスパロボは好きですがロボットアニメにわかです。
ライブ感で書いてますので解釈不一致やツッコミどころがあるかもしれませんが温かい目で読んでいただけると幸いです。
それでも気に入らない場合は、パクってもいいので書いてください。
私はどちらかと言うと書く側より読む側なので自分の好きな作品の二次小説がもっと増えればいいなと筆記してますので。
言い訳タイム終了!
頭からっぽで本編読んでくれよな!
第一話
人類は退廃の中にあった。
『黄金の時代』と呼ばれた繁栄と野心の数十年・・・。
外宇宙の過酷な現実に打ちのめされ人類の情熱は敗北した。
生活圏を太陽系内に押し止められた人類・・・。
内側から腐り始めた世界は果てしない戦いの場となっていった。
新宇宙暦200年・・・。
退廃と諦めが支配する『黄昏の時代』で
人類は新たな戦いを迎えようとしていた・・・・。
新宇宙暦200年 4月1日
株式会社VTXユニオン
そこで、新設された特務三課に俺事、マルク・レッドは同期のサギリ・サクライと共に第1兵器試験場に向かっていた。
サギリ「今日から新しく3人がこの特務三課に転属してくるのかぁ。楽しみねマルちゃん!!」
マルク「マルちゃん言うな。1人は技術部から、もう1人は総務部から、もう1人が今日入社する新人の子だったな。この前渡した課員資料は読んだか?」
サギリ「読んだ読んだ!いや~マルちゃんの情報収集には脱帽もだわ!」
マルク「マルちゃん言うな。・・・はぁ。俺も転属してお前から離れたい。」
サギリ「えー。何でさ。」
それはお前の事を好いた女性社員たちが俺を睨みつけて怖いんだよ。
こいつは同期の俺から見ても容姿は良く真面目で明るいが、いかんせんずぼらな性格だ。そのせいで残念美人とまで呼ばれることがあった。
そこまではまだ可愛い方だ。
問題は、自分の生きたいように生きる姿が同性には非常に好評を博すようで、同僚の女性陣を無自覚に憧れさせる母性の持ち。
それもあってか、惚れ込んで道を踏み外した女性社員が大勢いるらしく、ついたあだ名が「VTXの堕天使」「オフィスの撃墜王」と呼ばれている。
そんな彼女が、この新設された特務三課の主任なわけだ。
俺はその補佐的なもんだ。
はぁ・・・胃が痛くなりそう。
サギリ「お、もうすでに2人来てるみたいだね!おはよう!」
マルク「おはようございます。」
俺らは既に来ていた女性陣に挨拶をした。。
確か、赤毛の女性はメリル・スパンナさん。
眼鏡の女性はエイミス・アーネストさんだったかな?
メリル「あ・・・おはようございます。」
エイミス「おはようございます。」
サギリ「今日から、この特務三課に配属されたメリル・スパンナさんとエイミス・アーネストさんよね。私はサギリ・サクライ。この特務三課の主任よ。」
マルク「俺はサギリ主任の補佐役のマルク・デッドです。以後よろしくお願いします。」
サギリ「固っ苦しく見えるけど、基本いい奴だから気軽にマルちゃんって呼んであげてよ。」
マルク「やめてください。」
ほら、お前のせいで2人とも苦笑いしてるじゃないか。
サギリ「始業まで時間あるから、私コーヒー買って来るけど、2人も一緒にどう?」
エイミス「お誘いありがとうございます。でも、大丈夫です。」
メリル「私も結構です。」
サギリ「そう・・・。じゃあ、マルちゃん行こうか。」
マルク「いや、俺は強制かよ。」
サギリ「だって一人じゃ寂しいじゃん!」
マルク「知るか!小学生じゃないんだからコーヒー買うくらい一人で行け!」
サギリ「むぅ。わかったよ。でもマルちゃんには何も買ってあげないもんね~。」
ベーっと舌を出してコーヒーを買いに行った。
メリル「マルク補佐。あの噂を本当ですか?」
マルク「噂って?」
エイミス「「堕天使サギリ・サクライ」の事じゃないですかね。」
あ~それね。
マルク「半分はあってるよ。ただ本人は無自覚でやってるわけで、基本はノーマルな筈だ。」
メリル「よくご存じですね。」
マルク「そりゃあ入社してからほぼ一緒だったから嫌でも・・・ね。」
エイミス「あはは・・・苦労してらっしゃるのですね。」
いや、本当にそう。
マルク「まぁ仕事は出来る奴だから、敬遠しないでやってほしい。」
メリル「その辺は大丈夫です。私は技術部に居たんですけど、彼女がテストパイロットを務めた機体はどれも順調に仕上がったと聞きますし、仕事面には特に文句はありません。」
エイミス「加えて、あのルックス・・・。「天使」と呼ばれるのは、そういう部分なのですね。」
アイツが天使って呼ばれるのはいささか疑問に思うが、今の段階は特に問題は無さそうだな。
マルク「とりあえず、お二方は初対面な筈なのでお互い自己紹介をしておいた方がよろしいかと。一緒に仕事する仲間になりますので。」
メリル「わかりました。私はメリル・スパンナ。技術部からの転属よ。」
エイミス「技術部第一課のメリルさんですね。お噂はかねがね。私はエイミス・アーネスト。総務から、こちらの特務三課に転属になりました。」
メリル「総務か・・・道理であの堕天使や私の事を知ってるわけね。じゃあ私が一課を事実上、追放になったのも当然ご存知か・・・。」
エイミス「それを言うなら、私も総務を追い出されたようなものですから。」
メリル「要するに、ここは吹き溜まりなのね・・・。」
エイミス「辞令を受けた時は社長室直轄と聞いてましたけど、そうみたいですね。」
マルク「それはお2人が優秀でこの特務三課にとって必要な人材だからです。むしろ、会社を辞めてくれなくてよかったです。」
メリル「・・・案外、マルク補佐は見かけによらず主任と違った人誑しの性格してますね。」
どういう意味だ。
俺は事実を言っただけだ。
エイミス(マルク補佐の情報ってあまりないんだよね~。まぁ普通過ぎてそこまで尖った情報はないって事かな?)
「皆さん、集まってますね。」
俺らの前に薄いサングラスを掛けた年上の男性。
ヒロスケ・アマサキ課長がやって来た。
マルク「おはようございます課長。」
アマサキ「おはよう。サギリ主任は・・・。」
エイミス「主任は席を外してて・・・。」
サギリ「サギリ・サクライ、ただ今到着しました!」
サギリが慌てて帰って来た。
服にコーヒーのシミを付けながら。
アマサキ「まだ始業まで3分ありますから、そんなに急がなくても・・・。」
サギリ「いえいえ!こういう事は最初が肝心ですので。」
マルク「肝心だと思うなら、シャツに着いたコーヒーのシミを何とかしたらどうなんだ?」
サギリ「え?あ!!・・・あは・・・あはは・・・・。流石に一気飲みは無茶だったみたいでした。」
アマサキ「なるほど、慌てて口からコーヒーを吹き出したと・・・。」
サギリ「いえ、鼻からです。」
おい、女子力。
だから他の人からがさつ、大雑把、テキトーの三冠王の堕天使って呼ばれるんだよ。
アマサキ「では皆さん。あらためて、おはようございます。この特務三課の課長を拝命されましたヒロスケ・アマサキです。よろしくお願いします。スパンナさんとアーネストさんとは初対面でしたね。」
メリル「メリルと呼んでくださって結構です。」
アマサキ「互いをファーストネームで呼び、チーム内の結束を高める。技術部のしきたりですね。では私達もそれにならいましょう。エイミスさんもよろしいですか?」
課長の意向により、部社内でファーストネーム呼びが義務づけられた。
アマサキ「ではメリルさんとエイミスさん。こちらが特務三課の主任のサギリ・サクライ君と主任補佐のマルク・レッド君です。」
サギリ「でも柄じゃないんで、私の事は『主任』って呼ばなくていいから。」
マルク「右に同じく、皆さんの呼びやすい方で呼んでください。・・・マルちゃん以外で。」
サギリ「え~可愛いじゃん!」
そう思ってるのはお前だけだ!
メリル「ではサクライさん、レッドさんと?」
サギリ「それも他人行儀だから『センパイ』でいいわ。」
エイミス「ご希望ならばそうさせていただきます。」
スパンナさんが無言でこちらを見ていた。
マルク「・・・マルちゃん以外なら何でもいいです。」
メリル「ではレッドさんと呼ばせていただきます。」
距離感はあるが、仕事ではこれくらいが丁度いいのかもしれないな。
アマサキ「本日より特務三課は始動します。皆さん一丸となって頑張っていきましょう。」
エイミス「課長。この課は試作機のデータ取りが主な業務と聞いてますが。試験課の主任や補佐、技術部のメリルさんはともかく、総務から来た私は何をすればいいのでしょうか?」
アマサキ「エイミスさんは経理課の経験もありますよね?この特務三課の主業務は新型機の開発ですが、新たな体制のモデルケースとして設立されたという側面も持っています。」
メリル「新たな体制?」
アマサキ「私達、特務三課は単独で業務を遂行し、最終的には独立採算を目指します。」
マルク「つまりは、株式会社VTXユニオンの中の一つの小さな会社って事です。」
アマサキ「そういう事です。エイミスさんは、その総務と経理を兼務してもらいます。」
メルク「そんな大変な事をこの四人でやるなんて。」
4人じゃないんだ。
もう1人、この特務三課に入る新人を含めた5人でやる事になる。
そろそろ本社の式典が終わってるころだな。
「失礼します!」
っと、噂をすれば。
「本日よりVTXユニオンに入社し、特務三課に配属になりました。ラミィ・アマサキです!至らない点だらけですが、ご指導の程、よろしくお願いします!」
メリル「この子が五人目の課員・・・。」
エイミス「アマサキ・・・?」
マルク「彼女は課長の娘さんだ。」
俺の言葉に2人は驚いた表情をした。
課長とアマサキさんは親子として似てないから驚いてる。
スパンナさんは謝罪するも課長が「ざっくばらんに行こう」と言い出した。
その課長の言葉に、スパンナさんは本領発揮したのか課長に「社運を賭けたプロジェクトに新入社員を配属する何らかの行為に自分は認めない」と嚙みついた。
遠回しに聞こえるが縁故入社が気に入らないと言ってるようなものだ。
俺の言えない事をアーネストさんは普通に口に出してしまった。
意外にズケズケと行くなぁ。
『ミス・ストレート』は伊達じゃないか。
ラミィ「わ、私は・・・。」
マルク「スパンナさん。落ち着いてください。アーネストさんも余計な事言わないでください。課長も娘だからって甘やかすつもりは無い筈です。アマサキさん。俺達はあなたを1人の社員として扱います。」
ラミィ「は、はい!課長の娘と思わず、厳しいご指導お願いします!」
マルク「という事ですので、よろしいですかスパンナさん?」
メリル「・・・まぁ、そこまで言うのでしたら・・・。」
これで一先ずは落ち着いた。
しかし流石は「鬼のメリル」と呼ばれただけのことはある。
クールなルックスの割に、誰よりも短気だ。
その俺の心に思った事をサギリが言ってしまった。
お前ってやつは・・・。
サギリ「ごめんね。課長の選んだ人材に興味があったんで、少し調べさせてもらったの。」
調べたの俺なんだがな。
エイミス「その情報をも続いて挑発して、私達の巣を引き出すつもりですか?あまり感心できないやり方ですね。」
サギリ「さすが総務の『ミス・ストレート』!直球で来た!」
お前も直球で来てるからな。
エイミス「・・・私だって、この癖は直したいと思っています・・。」
マルク「アーネストさん。そんな悲観する事無いですよ。こいつなんか『堕天使』なんて名前つけられてるんだし。」
サギリ「そうそう。いい迷惑よね。こんな美人に向かって堕天使なんて。マルちゃんもそう思うでしょ?」
マルク「それに、その癖も一つの個性だと思いますよ。」
サギリ「あれ?無視?」
マルク「この先衝突したりとかあるかもしれませんが、同じな課の仲間として頑張っていきましょう。」
何とかまとめようとするも、変に場が重くなってしまった。
ヴー!!ヴー!!
重くなった空気の中、突如警報が鳴り響いた。
ラミィ「え、火事・・・ですか?」
メリル「これってレベルAの警報・・・!?」
ラミィ「レベルA?」
マルク「当社に対して直接的な攻撃を加えられている可能性が高い場合に発令されるんだ。」
ラミィ「えぇ!?」
会社説明会にもあったと思うんだが・・・。
大きい会社だからこう言う事はたまにある。
アマサキ「しかし参りましたね・・・。レベルAが出たという事は、周囲の連邦軍も間に合わないという事になります。」
ラミィ「ど、どうするんですか!?」
サギリ「マルちゃん。これってチャンスじゃない?」
マルク「そうだな。」
メリル「何を言ってるの!?」
俺らの発言に驚きなのか怒りなのかを投げかける。
スパンナさんの言葉はごもっともだ。
サギリ「このピンチを切り抜ければ、特務三課の評価も一気に上がると思わない?そうすれば、次のボーナスもばっちりじゃない!」
エイミス「こんな時にボーナス査定を気にするなんて・・・。」
サギリ「だって、サラリーマンだもん。」
マルク「主任の言葉はあれだが。この特務三課の評価上げるのに、この状況を利用する手はないのは確かだ。」
サギリ「そー言う事!それによく言うでしょ?ピンチはチャンス!」
メリル「滅茶苦茶よ!」
マルク「このサギリが主任を務める特務三課に入った以上、最後まで地獄に付き合ってもらいますよ。」
アマサキ「皆さん、3秒で覚悟を決めましょう。3・2・1・0。」
メリル「え・・・え・ええ?」
アマサキ「はい、時間切れです。」
3秒は早い気がしますよ課長・・・。
アマサキ「メリルさんとエイミスさんは私と一緒にキャリアクスに搭乗してください。」
エイミス「キャリアクス?」
アマサキ「特務三課の虎の子。プロジェクトTNDの試作機『ティラネード』のための戦術支援機です。急ぎましょう。時は金なりです。」
そう言ってアマサキ課長はスパンナさんとアーネストさんを連れてキュリアクスに向かった。
ラミィ「課長!私は・・・。」
マルク「アマサキさん。あなたはサギリ主任と一緒にティラネードに搭乗してください。」
ラミィ「え、えぇ!?私がですか!?」
サギリ「それじゃあ行くわよ!新人ちゃん!」
ラミィ「ええええええええっ!?」
引きずられるようにアマサキさんはサギリと共にティラネードに搭乗していった。
さて、俺も行こうか。
俺はティラネードの隣にある、ゲシュペンストに向かった。