思い付き小説倉庫   作:yakyo

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「全力回避フラグちゃん!の世界に斉木楠雄が居る話 その2」


Ψ悪な機内テロ

 

僕の名前は斉木楠雄。

 

超能力者である。

 

 

どうやら今回はサラリーマンの設定らしい。

僕は現在、モブ男と共に出張の帰りとして航空機に乗って帰ろうとしていた。

 

本来だったら瞬間移動で行けるのだが、モブ男が居るので使わなかった。

もしモブ男の目の前で超能力なんて使ってみろ。

 

 

モブ男『ちょっと超能力でさ、可愛い巨乳の女の子を洗脳させて俺に好意持たせるようにしてよ!』

 

 

とか言いかねないからな。

だからこいつに僕の超能力って事は絶対に知られたくない。

面倒だからな。

 

 

しかし最悪だ。

 

まさか   

 

 

テロ1「日本政府に次ぐ!今から30分以内に美少女の脱ぎたてパンツ100枚を用意しろ!我々は18歳以下のパンツしか認めない!不正はするなよ!この要求が通らない限り乗客の命はないと思え!」

 

モブ男「まさか出張の帰りにこんな事に巻き込まれなんて!しかも何という信念の犯行なんだ!!斉木やばいぞ!!・・・斉木?」

 

 

まさか出張先でスイーツフェスティバルがあったとは・・・しかも今日!

 

なんて事だ・・・僕としたことが調査ミスするとは・・・。

 

・・・いや、まだ間に合う。

着いたらすぐに報告して瞬間移動で移動すれば問題ない筈だ。

 

 

モブ男「あ、あの~斉木?聞いてる?」

 

   何だ。僕は今大事な考え事をしてるんだ。

 

モブ男「いや機内テロおきてるから!!」

 

 

そんなものこの航空機に乗った時から知っていた。

 

奴らは銃を持っているが、撃つ度胸もない奴らばっかだ。

 

 

テロ1(やっべ、ついに言っちゃった!これはもう後戻りできないぞ~。)

 

テロ2(拳銃は本物だけど正直撃つのが怖いよ~。)

 

テロ3(頼むから言う通りにしてくれよ。俺時間稼ぎとか無理だから!)

 

 

な?だから問題ない。

変に騒がしくしなければ良いだけの話だ。

 

だから大人しく隣の死神と雑談でもしていろ。

 

 

死亡フラグ「立ちました!」

 

モブ男「え?」

 

死亡フラグ「またまた会いましたねモブ男さんに斉木さん。」

 

モブ男「き、君は死亡フラグちゃん!」

 

テロ1「貴様ら!さっきから何呑気にくっちゃべってんだ!!変な気を起こすなよ?俺達が美少女のパンツを手に入れるまではな・・・!!」

 

 

しかし、なぜそんなにあのテロたちは女性の下着を欲しがるのか全く理解は出来ない。

 

唐突だが僕には「透視」という力がある。

この力をもってすれば下着どころか全裸にして見る事だって出来る。

 

・・・で?

だからどうしたという話である。

よくわからない女性の裸見て何が嬉しいのだろうか。

 

例えば女性の鼻を見てうれしいか?

気になる異性の鼻を見て「なんていやらしい穴だ」と言って興奮するか?

 

普通はしない。

 

それにこの透視能力は油断すれば、皮膚を一枚脱がしてしまうのだ。

この能力はテレパシー同様コントロールが効かない仕様だ。

なので「嫌なら見るな!」という訳にはいかないのだ。

 

もし僕がミスコンを見に行ったら「あぁ、2番の子は中々血色良い内臓だな」という感想しか出てこない。

 

おっと、横道にズレたがつまり女性の下着を貰ってどうするんだって話だ。

 

興味ない僕からしたらそんな特級呪物貰った所で迷惑でしかない。

よくこんな事でテロをしようと思ったもんだと呆れる。

 

 

モブ男「この状況はやべぇよ。」

 

死亡フラグ「大袈裟ですねぇ。」

 

モブ男「いや、大袈裟じゃない。あの血走った眼を見ただろ?あいつら完全に本気だよ・・・。」

 

テロ1(何が何でも美少女のパンツを手に入れる!そのために俺はこの一週間禁欲したんだ!!)

 

 

必死過ぎだろ。

 

 

死亡フラグ「斉木さん、男の人ってそんなにパンツが欲しいんですか?」

 

 

僕に聞くな。

少なくとも僕は欲しくない。

 

 

モブ男「それに30分に100枚なんてどう考えても不可能だ・・・。」

 

死亡フラグ「そうですか?」

 

モブ男「よりにもよって美少女のパンツなんだぞ!誰も文句なく美少女認定できる女子なんて100人に1人いればいいくらいだ!それを100枚集めるなんて・・・。いっそドラゴン〇ール集めた方が早ぇ。」

 

 

いやどっちも無理だろ。

 

 

 

モブ男「くそぉ死にたくない・・・。」

 

死亡フラグ「というか美少女のだろうがそうでなかろうがパンツなんてどれも一緒です。だから不正しても分かりませんよ。」

 

モブ男「いや、分かる。」

 

 

は?

 

 

モブ男「触れば普通、そのパンツの持ち主が美少女かどうかくらい分かるよ。」

 

死亡フラグ「正直気持ち悪いです。」

 

   同感だ。

 

 

まぁ僕も触れれば誰の物かはわかる。

 

別にモブ男と同じ思考で言ってるわけではない。

 

僕には「サイコメトリー」という能力があるからだ。

手に触れるだけで物体に残った残留思念を読み取る事が出来るのだ。

 

まぁそのせいで見たくないものまで見てしまうからあまりいい能力ではない。

 

 

テロ1「そこのモヒカン何やってんだ!」

 

乗客「すみません!!ちょっとチンポジ直してて・・・!」

 

テロ1「あぁ!?チンポジぐらい誰にもバレない様に直せ!!」

 

 

やれやれ。

下着程度でここまで必死になれるのは逆に感心する。

 

 

死亡フラグ「暇ですねぇ。」

 

モブ男「暇じゃねーよ!こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんだぞ!政府が要求を吞まなかったら俺達は終わりだ・・・!」

 

 

確かにこんな事では終わりたくないな。

 

 

テロ1「乗客の皆さんよぉ。残念なお知らせだ。政府から一報が入った。30分でパンツを100枚集めるのは無理との事だ・・・。」

 

 

そりゃ脱ぎたてパンツなんて気持ち悪い事言いだす奴に誰も協力したくはないな。

 

 

テロ1「今からお前たちの中から一人を選び見せしめに殺す!そしたら政府の言い分も変わるだろう。」

 

モブ男「そんな・・・。」

 

死亡フラグ「ピンチですねぇ。」

 

モブ男「いやそんな事無い。乗客の中から一人見せしめになるとして、俺が選ばれることはない!」

 

死亡フラグ「どうしてですか?」

 

モブ男「俺は目立たないからだ!」

 

 

確かに、普通だったらモブ男は人質に選ばれることはない至ってどこにでもいる平凡顔の変態だ。

 

だが残念な事に今日に限ってそれがあだとなったな。

周りを見るといい。

 

モブ男「え?・・・ファァアアアアアアアアア!!」

 

 

そう、この機内には普通とは程遠い容姿や服装、版権的にアウトな人まで載ってるため逆にその地味なのが目立ってしまっている。

 

認めたくないが僕も普通とは程遠いため狙われることはない。

 

更に叫んだ事でテロリストに目を付けられたようだ。

 

 

モブ男「ま、待ってくれ!人質なら隣の奴にしてくれ!」

 

死亡フラグ「モブ男さん、いつも斉木さんを身代わりにしようとしますね。それと、斉木さんはトイレに行かれましたよ。」

 

モブ男「いつの間に!?」

 

 

こいつのクズさはすでに予想していたからもう慣れた。

 

さて、こっそりとトイレにこもった事だし、色々と準備しなきゃな。

 

僕が準備をしている間、テロリストはモブ男の頭に銃を突きつけた。

 

 

モブ男「何で俺が・・・。」

 

テロ1「不運だったな兄ちゃん。パンツのために死んでくれ。」

 

 

パンツで死ぬモブ男も可哀想だな。

 

 

モブ男「ちょっと待って。一言言わせてくれ・・・。」

 

テロ1「何だ?」

 

モブ男「俺も・・・美少女のパンツが物凄く好きだ!!特に苺パンツ。今は絶滅危惧種となったあの柄はまさしく男のロマン!!」

 

 

逆に本望だったか。

 

 

テロ1「貴様まさか同志だったか・・・。俺も苺パンツ派だ!」

 

死亡フラグ「気持ち悪い・・・。」

 

 

まったくだ。

 

 

 

モブ男「あんな達の想いはよく分かる。何より苺パンツ派に悪い奴はいねぇ。」

 

 

いやお前を人質にしようとした悪い奴だが。

 

 

モブ男「魔が差したんだろ?手遅れになる前にこんな事やめるんだ。」

 

テロ1「もう手遅れなんだよ。パンツのためなら命など惜しくない!」

 

 

惜しめよ。

 

 

む?さっきからトイレに引き籠ってるのになぜ状況が分かるかって?

 

それは僕が「千里眼」を使っているからだ。

 

離れた場所の風景を見渡す事が出来る。

 

ただこの能力の難点は僕の目がより目になってしまう事だ。

正直これは目が疲れる。そして人前に見せられない。

 

それと、僕の身体はトイレにあるが、精神は別にある。

 

では僕の精神はどこかって?

 

 

テロの身体の中に入っている。

 

トイレに入る前に1人気絶させて入り込んだのだ。

 

 

僕の策としては、政府に下着が入っていると偽って段ボールを用意し、そこで捕獲させる。

 

正直、こんな回りくどい事せず僕1人でもできるが、乗客に被害が出るかもしれないし、何より僕は目立ちたくないし超能力者だって事はバレたくない。

 

 

『だからパンツはすぐに用意・・・え?段ボールだけでいい?』

 

   そうだ。銃の方は僕に任せていつでも確保できるように待機していればいい。

 

『き、君はなんなんだ!?』

 

   こんな下らない事でテロをしている内通者とでも言って置こう。

 

『あ、ちょっと!待って!!』

 

 

さて、これで僕の役割は終わった。

 

もうこの身体には用は無い。本体に戻るとしよう。

 

 

 

さて、身体も戻った。

モブ男達はどうなっているんだ?

 

千里眼で機内の様子を伺っていたらモブ男は頭に銃を突き付けられていた。

 

 

何やってるんだか。

仕方がない。少しだけ手助けするか。

 

僕は軽く地面を蹴って機内を揺らした。

 

その振動を利用しモブ男がテロが持ってる拳銃を奪い取り、頭に銃を突きつけ形勢逆転となった。

 

 

まぁ、作られた世界で何度も復活すると分かってはいるが、流石に目の前で殺されては目覚めが悪いからな。

 

僕が手を貸すのはここまでだ。

あとはしばらくそのテロを人質にして着陸まで待って・・・。

 

 

テロ2「リーダー!!大変です!!政府から新たな連絡が来ました!!」

 

 

なんだ?もしかして政府は用意したという嘘を言ったのか?

 

 

テロ2「現状用意できた30枚の中には・・・橋本〇奈ちゃんのパンツもあるとの事です!!」

 

 

なんつー嘘をついてるんだ。

 

 

下っ端らしきテロの発言で場が静かになった。

 

 

モブ男(橋本・・・〇奈ちゃんの・・・・パンツ・・・。)

 

 

ん?おい、お前。まさか・・・。

 

 

モブ男「よし!これからオレがテロの全指揮を取ろう!!」

 

 

自ら死亡フラグを選びやがったよこの馬鹿は。

 

 

 

 

その後。

 

モブ男は新しいテロリストのリーダーとして組織が結成されたが着陸後、僕の能力「アポート」で拳銃と高級バナナとすり替えさせ、モブ男率いるテロ組織はお縄に付いた。

 

さて、あの馬鹿は社会的にDEAD ENDした事だし、僕は出張先にテレポートしてスイーツフェスティバルに参加しよう。

 

 

 

 

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