思い付き小説倉庫   作:yakyo

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バイトテロはΨ低行為

 

カンナ「うわぁ~・・・。」

 

ヒサメ「えぇ~・・・。」

 

 

バイト終わりに、中学生になったヒサメとカンナと偶然会い一緒に帰る事になった。

普通思春期の女子は、男兄弟と一緒に居るのは嫌がる筈だが・・・。

 

 

ヒサメ(やった!くすおお兄ちゃんと一緒に帰れる!)

 

カンナ(もうこれって運命だよね!結婚一直線っしょ!)

 

 

こんな感じである。

僕は無意識に人の思考を読んでしまう。

 

だから2人が僕に対する好意はすでに気付いてるが、悪いが答えるつもりはない。

つまり結婚一直線はありえないからなカンナ。

 

 

それで冒頭の2人の反応の事で話を戻すが、コンビニを寄った時、ありえない光景を僕らは目にした。

 

 

モブ男「ずるずる。ずぞぞぉ。」

 

 

コンビニ店員のモブ男がおでんの白滝を啜っていた。

それを奇怪な行動をスマホで撮影していた。

 

何やってんだお前・・・。

 

 

死亡フラグ「はいフラグが立ちました~!」

 

 

でしょうね。

 

 

カンナ「あいつ、自ら死亡フラグ立たせてない?」

 

モブ男「斉木にヒサメちゃんにカンナちゃん!それにフラグちゃんまで!俺は死亡フラグ何て立たせてないよ!?」

 

ヒサメ「自覚無しかよ。」

 

死亡フラグ「非行をツイッターにあげるのは死亡フラグですよ!」

 

モブ男「そんなわけないじゃんw」

 

死亡フラグ「どうしてそんな事をしてるんですか?」

 

モブ男「ネットでは毎日何人もバズってるだろ?俺はその仲間に入りたいんだ。」

 

 

安心しろ、お前は既に馬鹿の仲間入りだ。

 

 

ヒサメ「これ以上の馬鹿な事はやめた方が良いですよ?」

 

モブ男「よし投稿しっちゃお~。」

 

 

あ~あ。

 

やってしまったな。

 

 

モブ男「見ろよ斉木!もう1万RTされてるよ!羨ましいだろ~。」

 

 

全然羨ましくない。

 

やれやれ、こいつはネットの怖さを全然知らないな。

 

 

カンナ「まぁ明日明後日辺り身の程知るんじゃないの?」

 

 

・・・おい。

スマホをモブ男に向けて何やってる。

 

 

カンナ「え?馬鹿店員を撮影してるんだけど?」

 

 

今時の中学生ってそんな感じなのか?怖っ。

 

 

モブ男「フラグちゃん、斉木。ちょっとあれやってよ。」

 

死亡フラグ「あれって?」

 

モブ男「ちょwおまっw有名人じゃんwwってやつ!」

 

 

安心しろ。数日したらお前は有名人になるよ。

 

悪い意味でな。

 

 

こいつらの事は放っておいて、コーヒーゼリー買って帰るか。

 

 

モブ男「斉木がSNSやってもコーヒーゼリーの写真ばっかでいいねとか貰えなさそうww」

 

 

そんなわけないだろ。

 

僕の事、コーヒーゼリー中毒者だと思ってるのか?

侵害だ。

 

 

ヒサメ「んー・・・それは・・・。」

 

カンナ「否定できない・・・かな~。」

 

 

おい、お前らは味方で居ろよ。

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

カンナ「うわぁ~・・・。」

 

ヒサメ「カンナちゃんどーしたの?」

 

カンナ「これ見てよ。」

 

 

居間でテレビを見ながら、カンナはいじっていたスマホの画面をヒサメに見せた。

 

 

ヒサメ「うわぁ~大炎上してるねぇ~。完全に悪口書かれてる。」

 

 

予想通り過ぎて驚くことも億劫だな。

 

 

カンナ「これ、住所教えたらバズるかな?」

 

ヒサメ「駄目だからね!?」

 

カンナ「じゃあ嘘情報でも呟こうかな。「この男、う〇こ漏らしそうだからって女子トイレに入ろうとする前に漏らしたんだよね~。」っと。」

 

ヒサメ「いや嘘は駄目だから!!」

 

カンナ「冗談だって。あーしまで炎上したくないし。」

 

 

いや、それがあながち間違っていない。

 

モブ美とのデートの待ち合わせに向かってる最中、腹を下さい、何とかトイレに向かおうとするも男子トイレが込んでいて屈指の覚悟で女子トイレに入ろうとした所をモブ美に目撃されあっけなく漏らしてしまったという訳だ。

そしていつもの如く振られるオチだ。

 

詳しく知りたかったら本家の動画を見るといい。

 

って僕は誰に言ってるんだ。

 

 

ヒサメ「「もっとやって欲しい」ってコメントもあるね。」

 

カンナ「煽られてるんだよ。」

 

 

アイツは煽られりゃ何でもしそうだな。

いや絶対にする。

 

アイツの性格上、人気になるならもっと過激な事しそうだ。

 

変にポジティブだからな。

っと言うよりただの馬鹿。

 

 

カンナ「うわ、新しいの投稿してる。」

 

ヒサメ「貯水タンクは温泉じゃないよ!?」

 

カンナ「3万RTされてるね。」

 

ヒサメ「こんなの賞賛してRTする人はおかしいよ!?」

 

 

何を言ってるんだ?

RTが全ていい方向にもっていくという訳ではないぞ。

 

 

カンナ「そうだよヒサメちゃん。現にほら。」

 

ヒサメ「あ、職場特定されてる。」

 

 

まぁそーなるだろうな。

 

一度ネットに出せば一生デジタルタトゥーとなって残り続ける。

 

だから僕はSNSなんて下らないものはやらないんだ。

行き過ぎた正義感を持つ奴らは超能力を持つ僕ですらある意味怖いからな。

 

 

カンナ「元ツイート消したみたいだけど、コピーされて拡散され続けてるね。」

 

ヒサメ「SNS・・・怖っ。」

 

カンナ「あぁ~あ、合成写真まで作られてるね。」

 

ヒサメ「ネット上の人間・・・怖い・・・。」

 

 

確かに行き過ぎではあるが、モブ男の自業自得だろ。

 

ん?友達が困ってるんだから助けてやれよって?

 

なぜ僕がそんな事しなくちゃいけない。

これはモブ男が調子に乗った事が原因だ。

 

決してコーヒーゼリーの事で根に持ってるわけではないからな。

 

 

カンナ(根に持ってるんだ。)

 

ヒサメ(根に持ってるんだね。)

 

 

持ってない。

 

 

カンナ「あーアカウント消したのに身バレされてるね。」

 

 

モブ男の同級生がバラしたんだろう。

人望は無かったからな。

 

 

ん?僕のスマホから通話が・・・。

 

モブ男からだ。

 

何の用だ?

 

 

モブ男『斉木!俺の身元バラしたのお前だろ!!卒業アルバムまで投降するだけでなく黒歴史までツイートしただろ!!』

 

 

僕がそんな面倒な事するわけないだろ。

何の理由でそんな危ない橋を渡らなきゃいけない。

 

 

モブ男『俺がコーヒーゼリーの事で馬鹿にしたのを根に持っての犯行だろう!!』

 

 

そうか、なら今すぐSNS始めてもっと恥ずかしいお前の黒歴史を投稿するとしよう。

 

 

モブ男『疑ってしまってすみませんでした!!』

 

 

今僕はこ〇亀を見てるんだ。用が無いなら切るぞ。

 

 

モブ男『待って!!助けてよ楠えもん!!みんなが僕の事いじめるんだよ~!!』

 

 

知らん。

それより自分の身を心配した方が良いぞ。

 

 

モブ男『え?それってどういう・・・。』

 

 

話してる途中で電話を切った。

 

 

ヒサメ「今のってどういう意味?」

 

 

こんなに大騒ぎになるんだ。

 

内定取り消し、バイト先からの賠償請求されるのは目に見えている。

 

 

カンナ「お得意の超能力で分かったの?」

 

 

こんなの超能力使わなくても誰でもわかる。

 

 

 

 

 

その後。

 

モブ男はインスタグラムを始め、タオル一枚で噴水を泳ぐがワニが出て噛まれたと投稿するも誰も信じてもらえず、あまつさえ通報され、公然わいせつ罪で逮捕された。

 

 

社会的にDEAD ENDだな。

 

 

カンナ「SNSやる時は、よく考えてから投稿してね!」

 

ヒサメ「私達との約束だよ!」

 

 

誰に言ってるんだお前ら。

 

 

 

 

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