「なんだ、あれ?」
友達の呟きに釣られて空を見ると、空に変な輪っかが浮かんでいた。
「雲がたまたま変な形なっただけでしょ」
「いや、絶対宇宙人が作ったゲートだ」
こいつそういえば宇宙人とかUMAとか好きだったな
「何の為にだよ?」
「そら、勿論地球を侵略する為だろ」
「妄想乙」
「お前はロマンが足りないんだよ」
他愛もない会話をしながら家に帰る。
「あー生き返る」
やっぱクーラー最高。小学校に何で出校日なんてあるんだよ
なんか、アイス食いたくなってきたな
「後一個あんじゃんラッキー」
あの輪っか結局何だったんだろうな?マジで宇宙人が作ったゲートだったりして、そんな訳ないか。
「ただいまーって、お兄ちゃんそれ私が今日食べようと思ってた奴なのに」
「ふふふ、残念だったな妹よ、帰ってくるのが少し遅かったな」
次の日、窓から空を見ると、まだ輪っかは浮かんでいた、しかも中の色を変えて。なんでだ?マジで宇宙人なのか?
ニュースで「空に奇妙な発光現象が確認されました」それに続けて「政府は『気象現象の一種』と発表しましたが、専門家の間では異例の出来事として注目されています。」
ぼーっとそれを見ていたら
大きい何がが輪っかの中から出てきた。
叩きつけるよな大きな音が響いた。連続で何度も何度も大きな黒い何かが、街に落ちてきている。窓ガラスがびりびりと震え、壁に掛けたカレンダーが落ちる。
はっ?なんだよあれ、
急いで窓から外を見る。確かに現実のようだ。
何なんだよ、やっぱ宇宙人なのか?宇宙人なのか??
地面割れてしかも、車吹き飛んで、空飛んじゃってるじゃんヤバ
ってこっちに黒いのクッソ速い速度で飛んできてね?逃げなきゃやばいけど絶対間に合わねーじゃん、あー詰んだ、まだ死にたくねぇ
あっ…
俺まだ学生だっていえる年齢なのに、世の中は不平等だぁ。あいつらみたいに学校いきてえー
俺なんて今から命懸けの仕事なのに
「乗れ」
はぁ行きたくないなあ、この人怖いし化け物も怖いし
「今日はどんな仕事ですか?」
「廃都で発見された禍根の討伐だ、絶対に逃すなよ」
「はい」
「降りろ、討伐したら連絡よこせ」
仕事の始まりだ。気合い入れるぞー、えいえいおー
とりあえず、ビル登って上から探すか
うーむいないな、て事でいなかったって事で帰ったいいかな駄目?駄目ですかそうですか。
てかレーダー位支給しろよ地道に探すしかねぇじゃん、あーあ、せめてもっとまともな会社に入れてればな
辞めたいけど、俺を雇ってくれる様な会社は大体黒い所だけだもんなぁ
向こうで物音がする。
行きたくねぇ絶対いるじゃんあいつ
いた、奴だ、でもこっちに気づいてなさそうだな。ラッキー、能力でコイツをあいつの頭にぶち抜いてやる
近くのビルの中から狙撃するぞ
「ふっ!」
俺の能力、念動力を使い、手の前に鉄球を浮かせて回転をかける。これ以上無理って所で止める
狙いを定めて撃つ
ドッン
くそっ!貫通はしなかったか、やっぱ人型は硬いな
ビュン、ってはっゃ!
「ふっ!」
ダッン
轟音が響く。慌てて崩れかけた壁を蹴り飛ばし、即席のコンクリートの盾を作った。間に合ったのはよかった。このまま盾越しに左手で鉄球を撃つ。
ドォン、ドォン、バキッバキッッ
不味い、このままだと盾が破壊される。鉄球が少し間に合わない、確実に倒せる自信がないけど、撃つしかないのか
いや違う!
思いつちまった、あれなら確実にやれる。しゃーねえ気合い入れろよ俺!
バキッ、グシャ
腕に焼けるような激痛が走った。いや、熱いどころか、何かが削られる感覚。視線を向けると、右の肩から先がなくなっていた
だげど、それでも!
この少しが欲しかったんだよ、喰らえ!
ドッン!!
バタっ
倒した?
息は…ないな!よしっ!
って報告しなきゃ
さっきの作戦で右の肩から先が喰われて、そこから血が出てきて止まらない。その影響か意識が朦朧としてきた。
あいつら俺死ぬまでに間に合うか?
あっ、ヤバい