アイアンメタルハート≠hundred 作:Ciel@1999
キーンコーンカーンコーン…と、授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響く。
「起立!礼、ありがとうございました」
そう係が行った後に、全員で同じように復唱し、1人がガラガラ…と開けたドアから教師やクラスメイトがそれぞれ帰っていく。
「なぁ!赫堵、今日一緒に帰らね?」
そう、金城が言ってきた。
僕の名前は
毎度毎度、自分の名前を見ると本当に珍しいなと思っている。マジで。なんなんだ赫堵って…まぁ、考えるだけ野暮か。
「あ〜…今日はちょっと無理かも、また今度でもいい?」
聞いた金城はしょぼんとした顔をしていて、申し訳ないなと少し罪悪感を感じた。
「ちぇ〜…、なんか用事でもあったのか?」
「うん、今日はちょっと大事な検査があってさ」
「ふーん……検査か、どんな奴かは分からんけど、デリケートそうだから、聞くのはやめとくわ。じゃあな!」
と手を振ってから金城は去っていった。
今更だが、アイツの名前は
言動から分かるがゴリッゴリの陽キャラだ。
まぁ…性格は普通。ノリが良くて、ムードーメーカーという単語がしっくりくるヤツ。
「はぁ…検査とは言ったものの、これでやるの何回目だよ……」
この…僕が受けている検査と言うのは、アイアンメタルハート?という特殊機器に纏わる数値を調べるものらしく、ほとんどの人が5〜10%、高くても25%が一番多いらしい。僕は今日で受けるのが5回目!普通は1回だけで済むとか言ってた研修医の人を恨みたい……。
「ま、今日が最終日だって母さんが言ってた気がするし、この辛さもついに終わりだ」
僕は教室を出て階段を降り、集合玄関から外へ出て、駅に向かって歩いていた。道中で思ったが、何とも風が強い気がする。車のせいだろうか?
そう考えているとあっと言う間に駅に着いた。切符を買い、改札を通って電車に乗り込む。さすがに通勤ラッシュの朝よりかは人が少ない、毎秒にガタンゴトン…ガタンゴトン…と振動を感じる。
電車のアナウンスが流れた。
「次は○○○駅。○○○駅です。お出口は左側です。」
それを聞いて俺は電車から降りた。
「ん〜…赫堵君だったかな?、状況が変わった。もう一度だけ待合室で待っていて欲しい」
「え?」
駅から研究所に着いた、この研究所は医療機関の中に組み込まれているらしい。検査を受けた僕事赫堵 幹三はそこはかとなく嫌な感じがしていた。……なんかやばい結果だったのかな…もしかして0%だったり!?そんなんじゃ金城の奴に絶っっ対にバカにされる!どうか0はやめてくれ!
「次、赫堵 幹三さ〜ん」
自分の名前を呼ぶ看護師さんの声が耳に入る。
「あ、はい!」
そしてもう一度診察室に入ると…謎の服?を着ている男女の2人組が先生一緒に僕を見ていた。
「あの…先生?」
「ん…どうしたのかね?赫堵君?あぁっと、これは失礼、そりゃあ、見ず知らずの謎の2人組に見られていれば、緊張ぐらいして当然か」
「あぁ…見られてるのは別に平気なんですけど、それよりもこの2人組は?」
「あぁ、もう話はある程度わかった、あの2人組に着いて行きなさい」
お医者さんがそう言うと、2人組は診察室の奥へと進んでいき、扉を開けると(中に入れ)と言うように手を振って中へ入っていったので、僕も中へと進んだ。バタンと音がして、扉が閉められる。
「そこの椅子に座ってくれ」
突然の声に少しビックリした。なぜさっきはジェスチャーで誘導したんだ?
「あの…喋れるならさっきはジェスチャー無くても良かったんじゃ…」
「ん?あぁ…ここは病院だろう?声を出してしまうのは行けないと思ってな」
あ…忘れてた、ここ病院だわ!驚きのあまり頭から完全に抜けてた…。なんだか恥ずかしい。
「そ、そうでしたね…えっと、どうして自分はここに?」
「心当たりが無いわけじゃない…よな?」
ん〜…何かあったっけな…、別に俺犯罪とか犯しちゃった訳でもないしな、重い病気でもないし…あ、もしかして。
「それって…さっきの検査関係だったりします?」
「ご名答だよ 赫堵君」
ま…まさか、当たっているとは!。何…もしかして余程酷い数値!?嫌だなぁ〜!嫌だなぁ!ホント!!
「私達の特殊部隊hundredに入隊して欲しい」
「え」