ニチアサの世界に転生とは聞いていたが…! 作:よく酔うエンジン
一度日間ランキング6位に載って、もう未来永劫乗ることはないんだろうな…って思ってたんですが、急にお気に入り登録者数やUAが爆伸びしてて、確認したらランキングに載ってたので驚きました…皆様本当にありがとうございます!
にしても…なんで急に伸びたんだろう…曇らせを晴らす希望が見えたからかな…(?)
ちなみに、書きすぎて15000字を超えたので、展開や文字を頑張って端折って、なんとか12000字にまで短くしたのですが…変な部分ないといいな…
暴食と色欲の権化さん。ラジワフさん。雪森さん。佐賀らしんさん。誤字報告ありがとうございます!
『家族ゥゥゥァァァッ!!』
キラメイレッドにチェンジが終わったあたりで、超新星鬼が俺の方に鬼険棒を構えて突進してくる!
「ハーッハッハ!!けいたお前!なおにチャンバラは禁止されていただろう!!」
ガキィン!!
『ギィッ!!?』
俺は、その鬼険棒の一撃を、召喚したキラメイジャーの標準武器である、"ブルーダイヤ"と呼ばれる"キラメイストーン"で作られた"キラメイソード"で軽々と受け止める。
やはりけいた君…子供が変身していることもあって、今まで戦ってきたヒトツ鬼よりもパワーは圧倒的に低く、簡単に受け止められる。
『ギィッ!!ァァッ!!』
「おいおい!そんな振り方じゃいつまで経っても当たらないぞ!」
『グゥゥ…!!』
それどころか、振りも遅い。受け止めなくても見てから簡単に回避できる。
ここだけの話、鬼険棒は、普通のヒトツ鬼でも両手じゃなきゃ振り回せない程重い剣だ。ただでさえパワーが低いのにそんなもの振り回したら、そりゃ遅くなって当然だ。
「お前には、そんな物騒な剣よりも、家族を守る勇者になった時に使う木の枝の剣のほうがよっぽどお似合いだ!!」
『ギィィッ!!?』
俺は、キラメイソードで鬼険棒を横から勢いよく振り抜いて、超新星鬼の手から吹き飛ばす。
「ほーら!相撲勝負だ!!」
『ギィィッ!!?』
俺はそのままなおことマーチから引き離すかのように超新星鬼を押し出す。さて…みんなの煌めきを取り戻すだとか、みんなの輝きを取り戻すだとか言ったが…具体的にどうするか。
え?なんでそんなことを考えるのかって…実を言うと…
(自信満々に救うとは言ったが…ノープランなんだよなぁ…)
アバターの内側で、俺の額に汗が滲む。
実を言うと、自信満々に救う的なことを言ったはいいが、実は俺の頭の中では具体的にこの状況を打破するか考えていなかった。キラメイレッドにチェンジしたのもほぼノリだ。
(前の黄瀬さんの時もそう!あぁもう…俺のこう言う思い立ったらその場の勢いでなんか言ったりやったりするの、みっともないしこうやって困るから直すべきだっつうのに…!!!)
いや、反省は後だ。とにかく、今この状況をどうするかだ…
いや、語弊があるな…どうすればいいか
簡単なことである、それは超新星鬼に必殺技を叩き込んで、浄化してあげることだ。そうすれば万事解決である。
なのだが…少々問題点がある。
(
『家族ゥゥゥッ!!!』
「おっと危ない!!」
俺は頑丈なキラメイソードで超新星鬼の拳を受け止めながら思考を続ける。その問題点。それは、こちらから攻撃できない。と言うことである。
どう言うことかと言うと、先ほどのプリキュア達の反応を見るあたり、彼女達はおそらくだが"ヒトツ鬼への攻撃は全て中にいる人間にもフィードバックされる"と考えている。
つまり、彼女達からしてみれば俺が超新星鬼の顔面をぶん殴れば、けいた君の顔にも衝撃が行ってしまうということだ。
そして、こちら側から攻撃すればプリキュア達が中の人にもダメージが入ったと勘違いしてしまう。
そうなれば彼女達の絶望を助長する結果になりかねないのだ。
別に超新星鬼自体、プリキュア達が本調子じゃなかろうと、このパワーを見る限りそんな手こずる相手でもないはずだ。
しかし、その情報も相俟って、思うように戦えずに色々考えたり、精神的なダメージを負うなりして疲労が響いてしまい、あそこまで追い込まれていたのだろう。
それよりもまず、そう言った
ヒトツ鬼は確かに人間が変貌した化け物であるが、浄化すれば中の人は元の位置に転送されて元通りになる。
確かに浄化後は気絶していることは多いが…外傷を負わせるなんて事態になったことはない。
嘘情報を掴まされたか、対プリキュア限定のそういう性質があるか…色々可能性は考えられるが、おそらく前者だ。
(ともかく…一発でもぶん殴ればなおを心配させちまう…とはいえどうするか…)
しかし、攻撃ができなければ絶望を晴らすとは言ったが、何もできなくなる。浄化技すら使えないわけだから…
幸い、物理攻撃だけしか使ってきてないので今は捌けているが、他の手札を切られたら…
そうだ…なおが見ていないところで倒せば…よし、ワープドアを使ったり、ブンレッドにチェンジして運べば…
(いやいやダメだダメだ!そんなことしたら余計心配させるだろ!)
側から見たらそんなの弟を連れ去ってるも同義だ。余計絶望を深めることになる。
まずい…どうしよう。せめて、割とマジでなおがどっか行ってくれたら嬉しいのだが…弟が怪物化してる以上そんなことするわけないし…
考えろ…考えろ…何か、何かないか!?キラメイレッドもどんなピンチも発想で切り抜けてきたんだ。その姿を借りてるんだ。それに恥じない何か…何かアイデアを…
そう考えていた時だった。
「よっと!」
キラーン!
「ゥグッ!"眩シッ"…!」
「ん?」
何?今なんて言った?"眩しい"だと?
今キラメイソードの光か、俺の頭の宝石の光に反応しなかったか?
さっき、あんな強烈な光攻撃を使ってた敵が"眩しい"…?普通、ああいう光攻撃を持ったキャラは、目に光耐性とか持っていると思うのだが…
待てよ…まさか…!!
キラーン!!!
「はっ…ひらめキーング!」
頭の中に煌めいたぜ…!今この状況で取れる、攻撃するところも見られずに、安心して浄化できる手段をな!!
***
「すごい………!」
緑川なおこと、キュアマーチはそう思わず呟いた。目の前にいるけいた…否、超新星鬼の攻撃に一度も掠りもせずに、全て対処して捌き切っている。
「マーチ!!大丈夫!?」
「緑川さん!!」
「すまん!遅れてもうた!」
「クル〜!!」
「っ!!みんな!」
背後から声が聞こえたので振り返ってみると、目のダメージが回復したハッピー、サニー、そしてピースの3人と、キャンディがそこにいた。
「星空さん!あかねに…やよいちゃんも!あっ!大丈夫!?怪我は…」
「これくらい平気!あたしこそ勝手に突っ込んじゃってごめん…あたしは大丈夫…だけど…」
「ハーッハッハッハ!!」
「っ!?今の声、桃太郎さんか…ってあれ?どこや?」
「っ!!あそこクル!」
キャンディが指を差すと、川の方へと超新星鬼を押し出すドンモモタロウの姿…否、見たことない戦士の姿があった。
「ハーッハッハッハ!!ほらほら!こっちだこっち!こっちにこい!」
『ギィィッ!!?』
「って!?誰やあれ!!?桃太郎さんの仲間!?」
頭の上に真っ赤な宝石をくっつけて、襷のようなものをつけたその戦士など、サニーの記憶にはない。誰と思うのも不思議ではなかった。
しかし、その言葉に対して明確に違うと言うのもが居た。
「ちがうよサニー!あれはヒーローさんだよ!」
「え?そ、そうなん?」
「怪獣さんに変わっていた時みたいに、きっとまた姿を変えているんだよ!フォームチェンジだよフォームチェンジ!ヒーロー作品の基本のキ!」
「えぇ…そんなこと言われても、ウチやよいが見るようなものそんな見てるわけやないし…」
「むー!!ベルトが一緒なんだもん!よく見てよ!怪獣さんの時と一緒だってば!」
「あーっ!本当だ!じゃあ!怪獣さんの時と一緒だ!」
「…あーなるほどなぁ」
そう、それはヒーローオタクの黄瀬やよいことキュアピースである。
様々なヒーロー作品を日頃から見漁る彼女に取って、ドンモモタロウのフォームチェンジの一つだと見抜くことは容易であった。その発言を受けて、ハッピー達もリュウソウレッドの時と同じと気づいたようである。
「ピースすごい!じゃあアレは桃太郎さんなんだね!」
「ほうほう…って待て待て待て!!いま桃太郎さん戦っとるやんけ!止めにいかんと!!あのままじゃけいたが危ないで!!?」
「あっ!そ、そうだ!」
そう言って、3人が疲れた体ながらもかけ出そうとしたその瞬間だった。
「待って!!」
「えっ!?」
「いっ!?」
「おっ!?」
そう、それを止めたのはマーチであった。
静止の声を聞いた彼女達は、慌ててその場に立ち止まる。
「ほとんど直感…だけど…きっと大丈夫!桃太郎さん…だよね?あの人なら大丈夫だと思う」
「ええっ!?でも、ええんか!?さっきけいた君痛い痛い言うておったし、攻撃しちゃったら…」
「それに…浄化技を当てちゃったら…」
「それでもきっと大丈夫…だと思う」
確信は無い、だがそれでもなおは続ける。
目の前で弟を食い止め続ける男が誰なのか詳しく知らない。そもそも敵か味方かもよくわかってない。けど、彼女は一つ心当たりがあった。
(もしかして…桃冴なの…?)
数々の言動、自分の名前を呼んだり、弟のことを知っている。
思い出すのは、あの時に自分に投げかけてくれた言葉。あそこまで聞けば、いくら頭を使うことがそんなに得意じゃない彼女でも、疑問は生じる。
だが、ドンモモタロウの全ての言動を覚えてるわけでもなく、ましてや絶望の最中に心はあったので、よく聞こえてなかったところの方が多い。
だが、もし仮に自分がよく知る幼馴染ではなかったとしても、何故か彼女はあの戦士を信じようと思えた。
(もし桃冴じゃなかったとしても…あの人なら…きっと…もしかして…!)
不思議な彼の力と雰囲気、そして任せろと言わんばかりのあの背中。
信じていいのかもしれない。
そんな気持ちが彼女の心の中に芽生えていた。
その目は、ヒーローに助けられた時の少女の目に似ていた。
***
『ギィッ!?』
「さあさあどうしたどうした!物理攻撃はてんで俺に効かないぞ?まだ勇者の剣を持ったけいたの方が手強かったな!」
『グァァァァッ!!』
奴がうるさいとばかりに鬼険棒を振り回してくるが、俺はまたキラメイソードで受け止める。
ここまで一切攻撃はしていない。軽く押したり、腕を押さえるなどの行為はしたが、殴ったり蹴ったりはしていないという意味だ。
さっき閃いたことを実行するため…俺の目的の攻撃が来るまでひたすら耐え続ける。
『ギィィッ…!!』
(よし…十分イラつかせられたな…)
さっきから攻撃がまともに通らないし当たらないから、ヒトツ鬼のストレスはかなり溜まっていることだろう。
ここまで来れば…よし、やってみるか!!
「ハーッハッハッハ!って、まずい!俺今サングラスつけてないから、光攻撃をされたらっ…!」
『ッ!ギィィィッ!!!』
俺は、わざとらしく
イラついていたからというのもあるだろうが、こいつが単純で助かった。超新星鬼が、しめたと言わんばかりにその場にうずくまった。
『ァァァァッ!!』
ピィィィン…ピィィィン…
(来たっ…!!)
奴の体が異様に薄れていく。
さっき使った発光攻撃の前兆だ!そう、俺はこの攻撃を使うのをずっと待っていたのだ!
「ああっ!さっきの!」
「プリキュアッ!目を閉じろ!!」
「くっ!」「うわっ!」「んっ!」「クルッ!」
プリキュア達もその様子を見て、慌てて目を閉じて腕で顔を隠す。
よっしゃ!狙い通りだっ!
『俺ハココダヨォォォ!!!』
ビカァァァァッ!!!
そして、周囲が閃光弾レベルの光に覆われてしまった。
プリキュア達は今度は間に合ったようで、しっかり目を保護できている…
肝心の俺だが…無論目を閉じている。
それだけだと光攻撃に耐えただけなのだが…俺の狙いは別にある!!
キラーン!!キラーン!!
「かかったな阿呆がっ!」
ビッカァァァァッ!!
『ギャァァァァッ!!!??』
俺の頭上や肩に取り付けられた宝石パーツが煌びやかに光り輝き、超新星鬼が放った強い光を全て反射したのだ!
宝石を通した真っ赤な光は油断していた超新星鬼の目に突き刺さる!!
(待っていたぜ…この瞬間を!)
そう、俺が閃いたのはこれだ。
奴の光を利用して、キラメイレッドのアバターについた宝石で反射してそのままお返しすることで、隙を作り出したのだ!
奴が光を出すとなれば、先ほど手痛いダメージを目に受けたこともあって、目を守るべくプリキュア達も目を閉じる。
そうなれば、しばらくは超新星鬼のことを見ることができない。
(つまり…俺が超新星鬼に攻撃している瞬間を見られないと言うこと!!)
一瞬のうちにして、一切攻撃せずに奴に必殺技を叩き込む隙を与えつつ、プリキュア達に都合の悪いものを見せないようにできる…一石二鳥というわけだ!!
え?プリキュア目線奴の目を傷つけてるように見えるじゃ無いかって?いやまあ、彼女達見てないし、バレなきゃ犯罪じゃあねぇ。
「ァァッ…見エナイ…!オ姉チャン…!」
ともかく、狙い通り、やつは目を押さえてうずくまっている。隙だらけだ。
先ほどからの様子を見る辺り、自分が出す光には耐性はあるが、他の人間が出す光は耐性が無いのだろう。
「さあ!トドメだ!」
俺はザングラソードを取り出して、ドンブラスターの上部にあるボタンの上にザングラソードの鍔の部分を押し付ける。
『パァァァリィィィタァァイム!』
ブブブブブーン!
『キラメイジャー!』
やかましい音が鳴り響き、鍔の部分へとドンブラスター越しにデータを受け取ったザングラソードが真っ赤に光り出す。そして、アバターに宿った魔進の輝きが刀に宿り溢れ出す…!
「魔進怒桃…!」
すると、キラメイレッドにの相棒キラメイ魔進である"魔進ファイヤ"がオーラとなって背後に現れ、光が溢れ出るザングラソードにそのオーラがまとわりつく。そして剣は宝石の結晶をを模したような大剣へと変化した!
そして、トリガーを引いて一気に振り抜く!!
「キラメイ斬!!」
『チェックメイト!!』
宝石の結晶が巨大な飛翔する斬撃となって、超新星鬼を浄化の輝きで切り裂いた!!
「オ姉チャン…大好キィィァッ!!」
ボガーン!
「カラッと解決…なんてな!」
河川敷にで巨大な爆発を起こし、浄化の光があたりを包み込む。あまりにも暗かった空気は、キラキラと輝き元の空気へと戻り始めた…
「くぅ…えっ!ば、爆発音!?」
「っ!!?えっ!けいた!!?」
「ああっ!?だ、大丈夫なんか!?」
目を開けたプリキュア達から心配の声が上がる。さっきの爆発…彼女達が信じていることが事実とするならば、弟がとんでもないことになっているも同義だからな…だか…
「安心しろ!お前の弟は無事だ!!」
「っ…!あっ…ああっ…けいたぁぁぁっ!!」
黒煙の中から、元に戻って気絶しているけいた君を抱き抱えてプリキュア達の前に現れる。それと同時に、マーチがこちらに今にも泣き出しそうな表情で勢いよく近づいてきた。
「けいたっ!しっかりしてっ!怪我は…怪我はない?何処にも痛いところはない?」
「落ち着け、気持ちはわかるが、気絶しているだけだ。今は休ませておけ」
「ううっ…良かったよぉ…けいたぁっ…」
そう言って、なおはけいたを抱き抱えて、はち切れんばかりの涙を流す。
しかし、その顔は絶望に染まったものではなく、心の底から安堵しきった笑顔であった。
「やはり笑顔はいいものだ!笑え笑え!だが、そんな涙なんて跳ね飛ばせ!お前が泣いているのはあまりにも不似合いだからな!ハーッハッハッハ!」
「うっ…うぇぇぇん!!」
「わぁ…!本当にありがとう!桃太郎さん!緑川さんを…けいた君を助けてくれて!」
「ハーッハッハッハ!気にするな!そんなこと…俺に取っては当たり前のことだ!」
ハッピーの感謝の声に、そう俺が笑い声をあげ、扇子を取り出して仰ぐ。別にこの一件はなおが関わってようが関わってまいが同じことをしている。俺に取ってはいつもやってることとなんら変わりない。
「その…桃太郎さん…すまへんかった…ウチら、勘違いしとって…」
「ごめんなさい…」
「フン、そんな事逐一気にするな!俺は自分の"使命"を果たしたに過ぎんからな…それよりも、お前らの方こそ、体は大丈夫か?」
「ん?安心しぃ!ウチらは元気いっぱいやで!」
「ハーッハッハッハ!ならばいい!」
まあ、けいた君も無事だし、色々精神的なストレスが消えたから、疲労もマシになったのだろう。側から見ても全快とは思えないが、さっきよりかは明らかに元気そうだ。
よかった、俺はみんなの光を取り戻せたようだ。
まあ、何はともあれ!
「ハーッハッハッハ!!めでたしめでたし!!あ大勝利ぃ!!」
「ふむ、貴方も"物語の異分子"でしたか」
「っ!?誰だ!」
急に背後から声が聞こえて、俺は慌てて振り返る。
そこには、明らかに異質そうな雰囲気を身に纏い、黒と紫のカジュアルドレスに身を包んだ、真っ白な目をした不気味な顔の少女が空を浮遊しながら立っていた。
「っ!お前は!まだおったんか!!」
「"ソノゼロ"…!!」
「…………ソノゼロ…ん!?待て!?ソノゼロだとっ!?」
「おや?自己紹介の手間が省けたのです。ありがたいのですなり…」
おい待て!ハッピー!!今お前ソノゼロって言ったか!!?
(ソノゼロ…"ソノゼロ"だと!?)
そんなドストレードな数字込みの名前、俺ことドンモモタロウが出る原作ドンブラザーズに登場する"
脳人達は、"ソノイ(その1)"やら"ソノニ(その2)"やら"ソノザ(その3)"やら、その◯(◯には数字が入る)という人間目線直球な名前をしている。
彼女達の言い振りにその法則に当て嵌まるやつが今目の前にいるということになる。
「お初にお目にかかります…グラサン野郎さん♪にしても、不思議なお力をお持ちなことでして…」
「お前っ…!」
成程、プリキュア世界によりによってなんでヒトツ鬼が出るのか今だに謎だった。
異物がドンブラザーズ関連の奴だったっつうなら、いくら
「気をつけて!桃太郎さん!あいつが
「バッドエンド王国の幹部クル!!」
「何……?」
おいおい、ますます繋がっていくな…となると、ほとんど確定と言っても過言じゃ無いな。
つまり、ようやく縁が巡りに巡り合って俺の元に来たと言うわけだ!
「お前が…
「イレギュラー?あぁ"筋書きにいない存在"と言う意味ではそうなりますね」
だが…俺はこいつを知らない。ソノゼロなんて名前のやつはドンブラザーズには出てこなかったはず…
「貴様…新しい脳人か!?何者だ!!」
「ノート?なんのことです?なんで文房具の話なのです?まあ良いのです」
彼女は、俺の言葉に何を言っているんだと言う態度を言わんばかりに両手をあげて、わからないといった仕草をした後飛び上がる。
「素晴らしいのです!プリキュア!それにグラサン野郎さん!私も良い時間を過ごすことができました…ここに、最大限の感謝を」
そう言って、彼女は持っている羽ペンのようなものを使って顔を描き換えて、目を閉じた表情へと
こいつ…顔がない…?のっぺらぼうなのか?なんとも薄気味悪い野郎だ…
「ふざけんのも大概にしろっ!!アタシの家族を…けいたをこんな目に遭わせておいて…!」
「そうだよ!みんなをハッピーじゃなくして…絶対に許さないんだから!」
「クルッ!!」
「きゃあ…こわいこわい…満身創痍の体でよく吠えるのです…そこは普通の人なら無茶せずお話を聞くところなのです…」
弟を化け物にされたマーチは怒りの声をあげ、ハッピーもそれに追随する。しかし、ソノゼロはどこ吹く風といった様子だ。
そして、そのまま顔を描きかえて、ニヤリと笑うような表情になると、グーンと彼女が上昇する。
「まあ良いのです!今お疲れの皆様に免じて、本日はお帰りしますね」
「ああっ!ちょい待ちぃ!!」
そう言って、彼女が手を振って、ふふんと笑う。他の幹部と同じように、瞬間移動のように飛び上がり、どこかへと消える…
その瞬間だった。
ドドン!!
「っ!!??」
瞬間、彼女の眉間から火花が散った。
かぶっていた貴婦人のような帽子が宙を舞い、空中に浮遊していながらも仰け反る。
「お前…どこに行く気だ。まだ話は終わってないぞ」
「…………………」
撃ったのは俺だ。
ドンブラスターを構え、ジッとソノゼロの方を見つめる。
「
「……素晴らしい射撃技術をお持ちなのですね。帽子がなければ致命傷でした。私、感激なのです」
「貴様…!」
額を撃ち抜かれたと言うのに平然とした様子のソノゼロに対し、俺は怒りと共に不気味さを覚える。その様子を見るや否や、ソノゼロがニヤリと微笑むかのような顔へと自身の表情を変えた。
「成程…グラサン野郎…いえ、桃太郎さん。なんとなく私も貴方のことがわかったのです」
「………なんだと?」
「ここは一つ、私と貴方の何かの縁ということで、素晴らしい忠告をしてあげるのです」
「あん…?」
「貴方の存在が、プリキュア達を大いなる不幸へと誘うのです」
ドドン!!ドドン!!
「っ…!!貴方…無言で撃ってくるだなんて…!」
「黙れ。お前の世迷言に付き合う理由はない」
「ううっ…酷いのです…」
俺は、お構いなしにソノゼロの肩を撃ち抜く。俺がプリキュアの不幸の元…だと?そんなことあるわけ無い。なにせ…
(いやだが…今日の一件…下手をすれば…)
いや、今はそれはいい。俺はソノゼロを睨みつける。今はこいつだ。こいつから少しでも情報を掻っ攫う。俺は、肩を押さえるソノゼロに対してゆっくり詰め寄る。
「これ以上撃たれたく無いなら自分のこと、ヒトツ鬼のこと、お前の目的、全て吐くんだな」
「フッ…脅しているつもりなのです?こんなのかすり傷でしか無いのです」
ガチャリ!
「なっ!!?」
瞬間、彼女の足元の空に俺が使うワープドアと同じドアが現れる。
こいつ…俺と同じ力を持っているのか…!
(まずい!逃げられる!!)
逃さんと言わんばかりに走り出しながら、ドンブラスターを連射するが…
「ふふふ!
ドドン!ドドン!
「っ…間に合わなかったか…」
そう言って、彼女はドアの先へと消えてしまうのだった。
辺りには、キビ弾丸により生じる火薬の匂いだけしか残っていなかった。
「ふざけるな…お前との縁…?できればそんな悪縁、今すぐにでも断ち切りたいがな…」
くっそ…しかし、せっかく辿り着いた、おそらく俺の宿敵であろう存在…だというのに、こうもみすみす取り逃がしてしまうとは…情けない限りだ…
「も、桃太郎さん、大丈夫?」
「あの様子…知り合いやったん?」
「……………いや、初対面だ…が、因縁がある」
「ど、どういうことや…?」
「もしかして…ライバル…とか?ルナーマンと太陽マンみたいな…」
「いやピース…ようわからんけどちゃうと思うで…」
「……お前ら、あのソノゼロについて知っていることはあるか?何かあれば少しでも教えて欲しい」
「えっ?うーん…私たちもさっき会ったばかりで…」
「……そうか」
つまり、有力な情報は無し…か。くそっ、またアイツがくることを待つしか無いか…何者なんだアイツは一体…俺の持ちうるなけなしのプリキュア知識にも、戦隊やライダー、ウルトラマンといった特撮知識にも何もヒットしない…
「ていうかちょい待ち!教えるっつうなら、ウチらも桃太郎さんのこと知りたいねん!」
「あーーっ!!そうだよ!今までずっと話せず終いだったし!」
「そうだよ!前の怪獣さんの時も!ヒトツ鬼ング…?倒したらいなくなっちゃったし…」
「アタシも…ずっと引っかかって…聞きたいことがあるんだ。桃太郎さん…貴方のことについて…!」
……………そういえば…そうじゃん!!
なんか、すんなり喋ってたから特に気にしてなかったが…結局俺が誰かすら彼女達目線知らないままだったじゃあないか!
ええい、この際ソノゼロのことは後だ…もうどこかに消えてしまった以上、いくらでも考察はできる…今は彼女達と縁を深める方がいいだろう。
異物の正体も分かったのだし…今後とも協力は大事になってくるだろうからな。
ここでいっちょ、名乗っておくとしよう。
「……それもそうだな。いいだろう、ならば教えてやる!」
俺は、ドンブラスターをしまって、扇子を取り出して、大地をドドンと踏み締める!
「まずは聞かせてやろう!俺の真の名をな!」
「桃太郎さんの…」
「真の…名前…?」
そうさ!さあさあ!聞いて驚け!記憶に焼き付けろ!
「俺の…名前はぁぁっ!!!」
「"桃kバシュン!
瞬間、ドンモモタロウが、赤い光となって
「あっ…?」
「いっ…?」
「うっ…?」
「えっ…?」
「クルッ…?」
ヒュオオ……
まだ春だと言うのに、肌寒い風が彼女達の体を伝った。
先ほどまで、視界に入れない方が難しいほど目立っていた桃太郎の姿は、どこにもなかった。
「え…も、もも…」
「桃太郎さんが…」
「「「「消えたぁぁ!!??」」」」
「クルー!!!?」
***
バシュン
「"桃から生まれた!!"…えっ?あっ、あれ?」
名乗ろうとしたその瞬間…気がつけば、俺は例の中華料理屋の前にいた。日も沈み始めて、おおよそお昼ご飯を食べる時間とは思えない空の色をしている。だと言うのに、店から漂う美味そうな匂いが鼻腔をくすぐる。
いや、それはいいのだが…
「えっ?ちょ、ちょっと待って?」
原作でもヒトツ鬼を倒し終えたら、元いた場所に変身解除して強制ワープで戻されることがある。
おそらく、その機能が今発動したのだろう。つまり、さっきまで元居た場所付近に戦闘が終わったから帰ってきたと言うわけだ。
まあ、強制転送した後帰れないなんてことがあれば普通に困るし、その機能に対して別になんの文句はないのだが…
「今あぁぁぁ!!!??」
俺の絶叫が町中にこだまする。
なんで!?なんでこれから親睦深めようってタイミングで!?なんで強制帰還システムがこの時期に働くの?ここんところ最近起動してなかったのに!?
「はっ!いや、今からすぐ戻れば…」
そう言って、俺はサングラスを掛け直して手頃なドアを探す。またワープドアを潜って彼女達のところに戻ればなんの問題もない…と思ったのだが。
「な…無い…!どこにも無ぁぁい!!」
俺が帰ってくる時に使ったドアまで消えて、周りに奇跡的に何処にもドアがなかった。ここから河川敷に走って行っても、この空の色だ…もう帰ってることだろう。
「えっ…おいおい…また?これで何度目だよ…!?」
嘘だろ…せっかく、せっかく全部言うチャンスだったのに…!プリキュア達と縁を深めれるチャンスだったのに…!!
「また言いそびれたじゃねぇかぁぁ!!!」
3度目の絶叫が、街に響き渡るのだった。
***
「さーさ!いくぞー!!」
「このままシュートだ!!」
ソノゼロが何処かへと消えたことで、今度こそバッドエンド状態は解除され、空は元の色に戻った。
先ほどまで気絶していたけいたも元気に動き回り、弟妹で、帰る前にワンプレーだけどいうことで遊んではしゃいでいる。
いつも通りの日常の風景へと、河川敷は姿を戻していた。
「いやー…一時はホンマどうなることかと思ったけど…なんとかなったな!」
「うん…結局、またヒーローさんのこと、聞けなかったなぁ…」
「みゆきもやよいも、これで三回目やろ?桃太郎さんとせっかく会えたのにほぼなんも喋ってくれずに帰ってまうの」
「うん…」
「なんやろ…ウチらを避ける理由とかあるんかな…」
戦いを終えた少女達は、それを河川敷の上から見守っていた。
やよいとあかねは、ほとんど何も喋らず浄化だけして帰って行ったドンモモタロウについてで頭がいっぱいだった。
敵ではないとは思うが、それにしてはあまりにも謎が多いその存在に、彼女達は頭を痛めていた。
「ん〜…わかんない、なんでなんだろう…ヒーローさん、すっごく強くて優しくてかっこいいのに…」
「かっこいい…かっこいいんか?あの服…?」
「私はかっこいいと思うよ!って…あっ!そうだ!」
みゆきが、はっと気がついたように道の端にて弟達を微笑みながら眺めているなおの後ろに立つ。
「あの!緑川さん!」
「ん?あぁ、なおでいいよ!」
先ほどまで安堵しきって泣いていた少女は、いつもの凛々しくかっこいい顔つきに戻っていた。
この時、みゆきは、改めてお願いしようとしていた。一緒にプリキュアをやって欲しいと。
「あっ…!じゃあ、"なおちゃん"!私たちの…」
「みゆきちゃん!アタシたち、いいチームになりそうだね!」
「「「え?」」」
私たちの仲間になって欲しい。その言葉を遮るように、なおがそう喋った。
「弟達を守ってくれてありがとう!アタシもみんなの力になりたい!あと、桃太郎さんに、けいたを助けてくれたお礼も言いそびれちゃったからさ…一緒にいたらきっとまた会えると思ってね!それに、なによりも…」
なおは、改めて向き直って、"笑顔"を見せた。
「なんかみんなといると楽しいし!仲間に入れてくれる?」
「わぁっ…!もっちろーん!!」
「ほんまか!?」
「やった!なおちゃんが仲間になったー!」
「よかったクル!4人目のプリキュアクル!!」
そう言って、みゆきはなおに抱きつくのだった。あかねもやよいもキャンディも大はしゃぎだ。
(ってことは…あとは1人…だったっけ…?もしあと1人も揃えば…きっともっとハッピーだよねっ!!)
そう、みゆきが未来にあるであろうハッピーに心をときめかせてた瞬間だった。
「あぶなーい!!」
「えっ…?へぶっ!?」
ベチーン!
「あっ!?」
「いっ!?」
「うっ!?」
なんと、けいたが蹴っ飛ばしたボールが大きく逸れてしまいみゆきの顔面にシュゥゥゥーッ!!されてしまった。
これがゴールであれば、超エキサイティンであったが…
「うへぇ…」
ビターン!
顔面。物語が動き出してから2度目の物体の顔面衝突。クリーンヒットだったせいか、彼女はその場に倒れ込んでしまった。
「み、みゆきちゃん!?」
「大丈夫!!?」
「うへへ…仲間が増えてウルトラハッピー…!」
こうして、一時は最悪の結末に行きかねない道を辿った彼女達であったが。1人のあばたろうの介入により、良い結末を掴み取ることができたのだった…
(そ、そういえば…桃太郎さん…あの時、幼馴染とか、なおちゃんのこと言ってた気がするけど…気のせいだったのかな…?)
(仲間…結局、聞けなかったな…でも…あの桃太郎さん、きっと…アタシの勘が正しければ…って!そうじゃない!みゆきちゃん!!大丈夫!?)
ロボ戦はお休みです。やってたらお話長くなっちゃう()
怪人ファイル
・ソノゼロ
身長/ピースより少し小さいくらい
外見/耳が尖っておりのっぺらぼう。服装は黒と紫、白で纏められたゴシック調のカジュアルドレス。貴族帽のようなものを被っていたり、日傘を指している時もある。のっぺらぼうである為、持っている筆型アイテム"ルイスペンタクト"を使用して表情を描き、笑顔や悲しい顔などを再現している。
概要/ついに判明したこの世界には存在しないはずの存在である、ドンモモタロウと並ぶ
バッドエンド王国の協力者であり、独自の目的を持って動いている模様。
名前からして、原作"暴太郎戦隊ドンブラザーズ"のソノイ、ソノニ、ソノザのような脳人達と同じような名前をしていることから、脳人の関係者ではないかと思われるが詳細は不明。
プリキュア達の絶望する姿を望んでおり、プリキュア達が絶望する際に飛び出るエネルギーを"宇宙のような柄の本"に収めている。が、それが一体なんなのかはよくわかっていない。
幸せな笑顔を大切にするスマイルプリキュアやドンモモタロウに対して、笑顔なんて一切浮かべられないのっぺらぼうな上、ペンで描いた偽りの笑顔を見せるという存在。
桃冴とは逆で、プリキュア達に関してある程度知識はあるようだが、ドンモモタロウ、戦隊等に関してはほとんど知識がゼロと推察できる。
ルイスペンタクトと呼ばれるアイテムを持っており、これで表情を描いている。このアイテムには、ヒトツ鬼を洗脳して意のままに操る能力が込められており、さながら"爆竜戦隊アバレンジャー"の"アバレキラー"が持つ"ウイングペンタクト"のような効能をしている。また、ワープドアを扱えるなど、ドンモモタロウと同じ能力を一部持っているようだ。
プリキュア達の絶望を求めハッピー達の前に現れて、一同を絶望へと叩き込んだ。
"筋書きにいない存在"というセリフや、ドンモモタロウへの警告など、さまざまな謎を残していくことなったが、果たして彼女がこの世界にもたらすものとは一体…?
・超新星鬼
身長/175cm
体重/202kg
スキン/プリズム恒星
むかしむかし/緑川けいたは夢の中で家族と離れ離れになったそうな…
願望/『離れ離れになった家族に会いたい』
外見/原作超新星鬼と同じ。しかし、変身元が子供であるため、原作よりも小柄
概要/元気一杯の緑川家長男"緑川けいた"に取り憑いた…いや、取り憑かされたヒトツ鬼。
突如現れた原作には存在しない異物である"ソノゼロ"によって、アカオーニが敗走した後にヒトツ鬼化。
その際に、けいたは丁度バッドエンド状態に陥り、"家族がバラバラになってしまい会えなくなる"という最悪の結末を夢として見せられていた。
その夢によって感じたストレス、そして"家族に会いたい"という願望がヒトツ鬼にとって良い餌となり、実体化してしまい、プリキュアに変身したばかりのなおは勿論のこと他のプリキュア達も絶望に叩き落とした存在。
ソノゼロの語る
原点のモチーフヒーローであるフラッシュマン達を踏み躙るかの如く、ネタバレになるので詳細は語らないが
「目の前に会いたいと願う家族はいるのに、ずっと気づかずに家族の名前を、まるで駄々をこねる子供のように叫び続けて探し続ける。そして、家族(なお)の説得には耳も傾けず、挙げ句の果てには動けなくなった家族を(家族と認識できていないとは言え)殺そうと攻撃を仕掛ける」
という、魔進鬼レベルの皮肉、冒涜を感じられるヒトツ鬼の一体。
「プリキュアが人が変身したヒトツ鬼を浄化すると中の人も死ぬ」
という脳人のような性質が発覚したことで、思うように動けなくなったプリキュア達を絶望へと叩き込んだ。
元のヒトツ鬼が持っていなかった能力は『発光能力』である。
まるで、家族に、自分はここにいると救難信号を送るかのように強く光り、その光は閃光弾を優に越すレベルであり、ただでさえ連戦で満身創痍のプリキュア達の視界に大きなダメージを与えて動きを鈍らせた。
文字通り、プリズムフラッシュで光らせるその閃光は、駆けつけたドンモモタロウにも無論使用されたが、サングラスをつけていたことで無効化されてしまった。(原作ドン11話参照)
元のヒトツ鬼にもっていた能力が、すぐ無効化されてしまうほどあまり強くないことや、素体は子供のため他のヒトツ鬼よりもパワーは低いため、実はヒトツ鬼の中でもかなり弱い部類。
しかし、状況的に現時点では最もプリキュアを追い込んだヒトツ鬼と言っても過言ではないだろう。
活躍としては、ヒトツ鬼に変貌した後すぐにキュアハッピーを暴走の傍で吹き飛ばすが、それ以降はあまり活発な動きは見せなかった。
これは、けいたは、バッドエンド状態を打ち破るプリキュアの素質を持つなおの血が、姉弟なので流れているからであり、それにより暴走が少し押さえられていたのではと推測されている。
(実際は、作者がプリキュア達に曇って欲しかったので、その描写に文字を使っていたせいで暴れさせている暇がなかっただけ)
しかし、バッドエンド王国の協力者、ソノゼロの持つルイスペンタクトによって強制的に洗脳されてしまい、プリキュア達に襲いかかった。
その際に、攻撃を受けると痛がらせるように命令し、ソノゼロが"ヒトツ鬼が受けた攻撃は中にいる人にも伝わる"と嘘情報を流すなどして、なおの絶望をさらに煽った。
しかし、彼女の想像以上に、とうごとの縁によって成長していた心は思う様に曇らなかった。
その後、他プリキュア達も立ち直り、わずかな希望に賭けて説得で人に戻そうと試みるも、ヒトツ鬼は基本的に言葉が通じない暴走状態にあるため失敗。
そして、弟妹達の存在を気付かれてしまったことで、再度ピンチに陥る。散々会いたい会いたいと願っている家族に対して、何も気付かず幻想に目を囚われて手を挙げ、そのまま襲おうとするが、プリキュア達のピンチにドンモモタロウが駆けつけなんとかことなきを得る。
コミュニケーション不足によって、一時は両戦士達に微妙な空気が流れてしまうものの、なおの絶望する姿を見たドンモモタロウが、みんなを絶望から救い出すと決めて、キラメイレッドに変身してから状況が一転。
宝石モチーフ戦隊同士、剣で斬り結びあうものの、ドンモモタロウに基本圧倒されていた。
全ての攻撃を捌かれて、発光能力を逆手に取られ直接傷つける様子を見せるわけにはいかないプリキュア達の目を奪いながら、隙を作られてしまい、原作未使用の必殺兵装"魔進怒桃・キラメイ斬"によって無事浄化された。
本当は前話の最後にあった不穏な言葉が示すように、プリキュア達と桃冴の間に亀裂を走らせ、双方共に曇る、更に暗い展開を予定していた(なおがドンモモタロウの攻撃を身を挺して庇ってしまう。プリキュア達の静止を振り切って無理やりドンモモタロウが浄化した後、転送機能で帰ってしまい、誤解が解けぬまま終わると言った感じで)のだが、字数問題、そしてそうなるとなおちゃんが曇りすぎて晴れないままなのでいくらなんでも可哀想だなと思ったのと、雰囲気がめちゃくちゃ暗くなりそうだったのでやめたという裏事情がある。
(超新星鬼をピックした理由は、なおを曇らせる際、家族関連のヒトツ鬼がいいよなぁ…となって、最初は救急鬼や魔法鬼などを出そうかと思ったのですが、超新星鬼の方が皮肉感出そうだなとなったのと、キラメイレッドの活躍を書くのにちょうどいいかもと思いピックしました。
個人的に、晴れない曇らせの良さもわかるが、基本曇らせは晴らしてなんぼだと思っています(?))
一応無事に解決できたとは言え。
・ヒトツ鬼の性質
・ソノゼロがプリキュアの絶望を望む目的。
・ソノゼロの最後のセリフの意図。
・そもそもソノゼロとは何者なのか。
・今までプリキュアが遭遇したヒトツ鬼には人が入っていたことを、プリキュア達は知らないこと。
・結局ドンモモタロウのことに関してまたしても何も情報を得ることができなったプリキュア達。
などなど、まだまだ不安となる要素は残っている。
ちなみに、作者は、なおちゃんは今話でかなり曇らせれたので、次は誰を曇らせようか悩んでいる最中である。まあ、話のノリでおそらく決まる。(おい)
(ちなみに、"魔進怒桃・キラメイ斬"は、”仮面ライダーゼロワン”の”アルティメットストラッシュ”をクラスターセルではなく赤い宝石にして、規模を縮小して放った感じをイメージしてくれるとありがたいです)
ちなみに、ドン4話のサブタイトルは全て超新星フラッシュマンのサブタイトルをオマージュにしている。(”⚪︎⚪︎!×××××”みたいなタイトル形式が多い)
(完全に余談ではあるが、このままだとドンモモ一強で、プリキュアは…みたいな感じになっちゃいそうな雰囲気あるので、どこかでいい感じのエピソードを挟もうと作者は考えているのだが、そのエピソードがドン6話の予定という…
はよ書き進めたい。勉強もしたいのに…勉強の合間合間に休憩で書いているけど、一万字とか書いてる暇じゃない(泣)ペースが死ぬぅ…(泣)文字減らしたい…)
じかーいじかい…
「プリキュアも後1人!青木さん!私たちとプリキュアやってくださいっ!」
「えっ!?星空さんが土下座してる!?プリキュアも土下座ってするのか!?」
「ちょいまち、それどういう意味や」
「プリキュア?なんですかそれは…」
(えっ、れいかまでプリキュアになるのか…?いや、悪いわけではないんだが…)
「綺麗で優しい青木さんがいいの!」
「イメージにぴったりクル!」
「すみませんがお断りします…私やらなければならないことがありまして…」
「えええぇぇぇっ!?そ、そんなぁ…」
(あ、断るパターンあるんだ…幼馴染の2人はプリキュア!みたいなお話にはならんかったか)
「ううっ…あ!だったら!赤峰君!もしよかったら私と…」
「断る!」
「即答!?なんでぇぇ!?まだ何も言ってないよ!?」
(俺がプリキュアになるとか…原作ブレイクにも程があるだろう…!というか、男じゃなれないだろ!)
(2度目だと思いますが、彼はキュアウィングなどの存在を知りません)
「…おや?その様子…赤峰君はプリキュアについては知っていたのですか?」
「…………………えっ!?あ、いやえっと…」
「あっ!!確かに!あ、私聞きたいことがあったんだ。そのね、赤峰君!」
「な、なんだ……?できれば手短に…」
「桃太郎って言われて何か身に覚えがあったりするかな…?」
「…………………フッ」
「てなわけで、次回、『ビューティがしめすみち』!楽しみにしとくんやで!」
『みんな笑顔でウルトラハッピー!』
「わぁっ!すごい!ドンゼンカイオーが!ドンゼンカイオーがっ!!」
「な、なんやあれ!?」
「す、すっごーい!!」
「わぁ…弟達がこう言うの好きだったなぁ…」
「クルー!かっこいいクルー!!」
「ハーッハッハッハ!これが俺の新しい力だ!」
『さあ楽しもうぜ!』
感想お待ちしております!
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かっこいい…とは思わんかな()