超時空要塞ホッカイドウVS最大強化深海棲艦 作:対人地雷LEG◯
第1話 転生当初から不安でしかない
目を開けると、真っ白な空間に俺と同様に混乱している人間が十数人。
はて、俺はさっきまで日常をと3秒前のことを思い出そうとするが、鈍痛が走って強制的に思考が止められる。
オーケー多分頭を強打して記憶障害でも起こしているんだ、ここはどこ私は誰というお決まりのやつだ。
ここはどこか。床は純白で硬い、おそらくタイル張りだろう。異様にツルツルで継ぎ目が見当たらないのは置いておいて。壁は、見当たらない。見渡す限り白、太陽とか証明とかの光源の位置は不明。というか影がない。手を握った内側ですら明るい。
「もしかして:俺死んでる?」
【左様、お主たちは今あの世とこの世の狭間に居る】
周りの人影も慌てたようなアクションをとっているが、声が聞こえない。手を振り回しても、風を切る感覚がない。そもそもここには空気がないのか?
息は、吸っている感触がない。胸に手を当てても動いていない、心臓の鼓動も聞こえない。
うん、そういや俺死んでたわ。幽霊の世界ではまぁこういうこともあるんだろう、知らんけど。
一周まわって冷静になった。あれ?空気がなくて音が伝わらない、ならさっきの声はなんなんだ?
疑問に思ったが、思い返しても声色がわからない、頭の中に直接書き込まれたような、そうかテレパシーか。てことは相手は少なくとも上位存在。超能力が使える人間の可能性をミリだけ頭の片隅に残しつつ、おそらく神様とかの類だとして次の思念を待つ。
【我は転生神■■■。滅びゆく世界の救世主として、同じ場所・同じ時間に死んだ主らの魂を譲り受けた】
なるほど、ラノベによくある異世界転生モノか。にしては物騒だな、滅びゆく世界。危機に瀕してるどころか滅びかけてるって今日日聞かないぞ。
死に場所が同じということは生前、事故にでもあったのか。こういうのによくある、「手違いで殺された」とか「ほかの勇者とかに巻き込まれた」わけではない、と。
【主らの国でゲームとなっている世界だ。題を「艦隊これくしょん」、望む力をしかと吟味せよ】
昨日夜更かししてプレイしていたゲームのタイトルがぱっと浮かんだ。その瞬間できることや操作方法がどんどんインストールされているように頭に入ってきて、って待ってこれで確定ですか?えっ
「待ってキャンセルできな「なんなんだよ今の自称神「チッオタクゲーの世「ありがとう神様「え「ど「ぬ「」」」」」」」」
「「「うるせー!」」」
「「あっ言葉通じるようになった!!」」
気まずい沈黙が走る。それもそうだ、「あなたは死にました」からの説明不足で能力押し付けられて「世界が滅ぶからいろいろ相談したほうがいいよ」、で初対面の人だらけの中に突っ込まれたんだ。誰だってそうなる。
「オッケー、この感じだと喋っていられるのも長くなさそうだし一旦仕切らせてもらうね。私は“先生”、多分指揮が得意で制限付きだけど無敵バリアがあるよ。名前は、多分みんな出せないから能力だけ言ってもらえるかな?」
いかにもコミュ力高い女性が取り仕切り始めた。もしかしなくても、その先生ってブル〇カのだよね?やっぱ戦闘に置いてはそっちのほうが強いよね?
「あーじゃあ次オレでw」
髪がよくわからん色に染められててピアス多数、いかにもなチャラ男。軽いノリで最初の仮称:女先生にボディータッチを試みつつ話し出した。不安だ。そこはかとなく不安だ。
「オレは金とか価値タケーのをいくらでも作れる。やっぱ世の中金っしょ!オレについてけば億万長者確定wwwどう?もし日本滅びても、ドル札出せるからどこでも逃げ放題!お姉さん、ヤバくなったらバカンスにでm」バシッ!
決まったー!見事なビンタだー!転生前からナンパとはもう筋金入りだな。というか戦争甘く見すぎじゃないか?大丈夫?コイツ真っ先に死なない?
「次オレオレ!オレはチート薬、ハイになれる奴からドーピングまで何でも作れるぜ!アニキとは多分マブダチ!」
「俺はロックスター、戦争だか何だか知らんけどラヴアンドピースと唸るグルーヴでどうにでもしてやる。」
おーん2番目のやつは医療品で役に立ちそうだ。自称ロックスターについては、うん、まぁ戦意喪失させる音を出せるってことならまぁ、音が届く範囲でなら、限定的に使え・・・るか・・・・?
「私は銃の腕前!FPSとかで鍛えてるからバリバリ戦えるよ!ただ、ぱっとイメージしたはがその、の〇太くんだから、もしかしたら来世で頭悪くなってるかも。」
「大丈夫だってwいざとなったら守ってあげるから。」
「時間がないので順番は守ってください!」
おお、戦闘系チート来た!あれ、でも艦これって銃弾じゃなくて砲弾の撃ち合いでは?
その後も
「まだ言ってない人いる?」
あっやべぇ分析に夢中になってて自分のこと忘れてた。
「自分まだでした!パラドゲーのHoiⅣ風の能力です」
「なんだよホイってwもしかしなくても君オタクでしょ?大丈夫、キミが戦えなくても俺たちで全部終わらせられるって。」
「まぁ確かに前線に出て戦う能力ではないけど」
「じゃぁスタート日本っしょ?どっち側誰やるか決めておこーぜ?」
おぉん、説明する暇がない。まぁ戦争シミュレーションでやること多くて複雑なゲームだし、説明してる間にこの駆け足感的に強制転移とか始まってもおかしくないから別にいいや。
それに資源無限なり戦闘系チートも多数いるし、俺はあまりものでいいか。HoiⅣ的にもある程度内政進めてからのほうが戦えるし、後方ならそれでよし。
「トーキョー、オーサカ、フクオカにキョート。オーサカはシコクのほうもカバーして、ホッカイドウどうする?」
「まぁあの陰キャにでもやってもらえばいんじゃね?」
決まったようだ。ふむ、北の大地か。日本の中では食料自給率が高く、資源も出るほうだし。何より土地が広い。
前線は他の皆が張ってくれそうだし、内政する時間もある。完璧だ。
「ホッカイドウ了解、基本的に守り固めればいいよな?」
「うおっw喋れたのかw」
例外はあるけど生産系が工業地帯、戦闘系が大都市と。悪くない布陣だ。ただ、その例外がちょっと気になるが。
「概ねいい配置だけど、なんで東京だけ生産系の人を入れたんだ?一番大きいエリアだし、戦闘系で固めたほうが「話し合いに参加してもないのに出しゃばんなよ!あれか?カッコいいとこ盗られて嫉妬でもしてんのか?根暗モブはモブらしく守りでも固めとけよw俺らで全部終わらせてくるからw」いやそういうことじゃなくて
【では、要望の通りに送ろう。頼んだぞ、英雄たちよ】
待って話はまだ終わってない!
【む?彼の者からこの通りにすぐに送ってくれと頼まれたのだ。この転生の間は非常に不安定故、もう取り消しは効か な i
なうろーでぃんぐ
まぁドーピングと音兵器おるし、艦娘もいるだろうしそんなそんな致命的なことにはならないハズ。だいぶ不安ではあるけど。
おぎゃりました。
いや赤ちゃんスタートではねぇから「おぎゃる」はおかしいか。
ある程度成長した姿、おそらく前世の姿が近いし転移、いや死亡直前と個人情報系の記憶ぶっ飛ばされてるから転生、どっちだ?
所々記憶が残っているからおそらくクオリア*1だけ引き継いだんだろう。魂だの脳科学だのは中二病の頃しか調べなかったから、この表現であってるのか正直分からんが。
自分を思い出せないが「何となく自分っぽい」身体ではある、ううん転生ってよくワカンネ。
暫く体を動かして「できること」を確認。
可動域から筋力、一般的な運動スキル全てにおいて一般人と同等かやや動ける程度。
さっきまで顔を合わせてたチート転生者達と比較すると雑魚もいいとこ、ただ痛いし血も出るし治るのに時間がかかるが一応死ににくいっぽい。
あと疲れない。眠れはするけど寝なくてもよさそう。知能は・・・瞬間的にはめっちゃ考えられるけど使いこなせない、集中しなければただの人。
あれか、Hoi4の人物はイベント以外では死なないってやつか。陸軍の将軍は負傷イベントある*2し、エースパイロットも撃墜イベントがある。*3国家元首・指導者や官僚になるとイベントでしか死なない。
要は俺が国家元首判定、ッテコト!?(
とか何とか言ってたら脳内にイベントウィンドウがポップした。えっ初手粛清されないよね?
戦っている気候や設定されている特性によって、病気や負傷でデバフを負うことはある。時間経過でデバフは解除されるが、その間割り当てられたアクティブスキルが使えず、能力低下も。なお、彼らが死ぬのはイベントで追放・処刑・粛清されるときだけ。
エースパイロットを割り当てると航空隊全体のステータスが向上し、撃墜されると人的資源が-1され、戦争協力度が少し下がるがそれだけ。敵のエースパイロットを墜とすと逆に戦争協力度が少し上がる。
戦争において命は軽い。というかHoiでは人の命が「人的資源」であらわされる数字でしかない・・・
メモ わかりにくいところ後で改稿