ラスボス系少女愛歌ちゃんが征くFate/EXTRA(仮)   作:暁刀魚

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Chapter1.純潔/熱烈
01.月に堕ちた魔術師たち


 セイバーを伴って、愛歌は校内の散策に繰り出した。

 目的は月の裏側からの脱出を図るマスターを募ること。

 曰く、“生徒会”の役員招集。

 

 廊下を歩く愛歌は上機嫌のように思える軽やかな足取りだ。

 本人にそのつもりはないだろうが、それでも決して不愉快そうに顔を歪めている訳ではない。

 無論、愛歌の場合、そもそも怒りなどそうそう向けることはないのだが。

 

 ともあれ、側のセイバーからみても、今の彼女は普段より二割増し程度に上機嫌だろう。

 

 件の愛歌は、まず最初に目についた者へと声をかける。

 平凡な学生服ではあるが、特長的な顔立ちであった――

 

 どこか苛立ちのような表情を平常的にはりつけた、ワカメ髪の少年。

 十七かそこらの青年と呼ぶべき容姿ではあるが、顔にはどこかあどけなさが残るのだ。

 齢十と少しにして、既に童女と思わせない雰囲気を出す愛歌とは正反対な少年。

 

 

「……あ? なんだ、沙条じゃないか。どうしたんだよこんなところで」

 

 

 ――間桐慎二である。

 

「…………?」

 

 愛歌の気配に気が付き慎二が振り向くが、愛歌はといえば、小首を傾げて立ち止まってしまった。

 しばらくその状態でのにらみ合いが続く。

 不可思議を隠さない慎二と、観察するような愛歌。

 

 やがて、愛歌が言葉でそれに返答した。

 

「――――工藤○一?」

 

「バーロー!? ってか誰だよ! 僕の名前忘れたっていうの!? たしかにちょっと似てるけどさ! 僕の名前はま――――」

 

「前原○一さんね?」

 

「ちっがーう! ちょっと惜しいけどまたずれた! なんでシンはあってるのにそれがケイになるんだよ! 僕の名前はそんな名前じゃなぁい!」

 

 ぜぇ、ぜぇ、と慎二は息を荒げる。

 確かここに来るまでに、何度か本名で呼ばれたことがある気がするのだが?

 急に名前を忘れられた慎二、その事実に肩が怒りで震える。

 ――しかし、すぐにそれを引っ込めると、

 

「あのさぁ、僕はこれでも君と電脳上とはいえ面識があるんだ。なんで名前忘れるかな! 忘れるかなぁ!」

 

「……?」

 

「小首を傾げてもだめだコラァ!」

 

 あざとい動作に、しかし慎二は即座にそれを否定する。

 ちょっとムネキュンだが、それはそれだ。

 

「僕の名前は間桐慎二、アジアゲームチャンプ、聖杯戦争でも有数の量子ハッカーなんだからな!」

 

 忘れるな、と憤慨する。

 愛歌はクスクスと笑って、

 

「シンジ、ね。覚えているわ」

 

「覚えてるのかよ!」

 

「ふふ、さてどうかしら」

 

 それで、と愛歌は話題を転換させる。

 

「貴方に用があるの。生徒会――この月の裏側からの脱出を目的とした集まりに参加して貰いたいの」

 

「――――へぇ?」

 

 慎二は、憤慨の顔から愉快そうな笑みへと変える。

 何かを品定めするような顔は、整った顔立ちには似合わない悪役顔だ。

 ただ、彼自身はそれを意識していない。

 

「ふぅん……沙条たちはここから脱出するつもりなんだ?」

 

「えぇそうよ。当然じゃない、わたし達は聖杯戦争をしなくてはならないのだもの」

 

 レオにしろ、愛歌にしろ、その意思は変わらない。

 願いを叶えるために聖杯戦争へ飛び込んだのだ。

 であれば、こんなところでの停滞は、まったくもって本意ではない。

 

「――っは、そうかよ。ま、僕には関係ないっていうか、そもそも君たちと慣れ合うのも馬鹿らしいっていうか」

 

「じゃあ、参加するつもりはないのね?」

 

 話の腰を折るように、愛歌がそう問いかけると、自身に満ちた慎二の笑みが、より一層人を小馬鹿にしたものへ変わる。

 

「ッハ、当たり前だろ! 僕を誰だと思ってんの? この僕が、間桐慎二が何の見返りもなく力を貸すなんて、そんな甘い考えじゃダメだぜ?」

 

 ふん、と鼻を鳴らす慎二は、瞳を閉じ完全に自分の世界に入っている。

 そんな気取っている彼は素敵――というよりもどちらかというと愛嬌がある。

 なんとなく、そこには年齢相応の表情が見て取れた。

 

「で、でもまぁ? あの沙条の頼みだし? その、なんというか、そう、助力してやることも吝かではないというか……むしろ沙条の役に立ちたいっていうか。…………ぁ、い、今のは無しだぞ! 忘れろよ!」

 

 なんて、矢継ぎ早の散弾銃のようだ。

 しかし、慌てて視界を開いた彼の目の前に――

 

 ――――沙条愛歌の姿は既になかった。

 

 参加する意思がないことを確認した時点で、愛歌は諦めてしまったのだ。

 というよりも、とりあえずそこにいたから勧誘しただけだ。

 ぶっちゃけ、この場にいるマスター全員に声をかけるつもりである。

 

 その思考は遠坂凛はどこか――などと、考えて慎二のことなど一切意識してはいないのだった。

 

「っておい、ちょっとまてよ沙条! なぁさーじょーぉー! 何処行ったんだよ、なぁってば……さじょぉー!」

 

 涙をこらえ、慎二が周囲へ叫ぶ。

 虚しく響くその音は――しかし誰からも返ってくることはないのであった。

 

 

 ◆

 

 

 愛歌と霊体化したセイバーは教室の扉の前にいた。

 別にそこに誰かがいるという確証があったわけではない。

 ただ、とりあえず目についたから扉に手をかけた、それだけ。

 

 故に彼女は油断していた。

 故に彼女は迷わなかった。

 

 故に、少女は即座に狼狽することとなる。

 

 勢い紛れに扉を開けた先――

 

 

「ランラン」

 

 

 ――バタン。

 

 おかしな道化が、そこにいた。

 思わず扉を閉めてしまった。

 何と見えない顔で空白に消えたセイバーを眺め――

 セイバーが無言で首を振ったのを感じ取る。

 

 諦めろと、その気配は言っていた。

 

「……はぁ」

 

 嘆息と共に、少女はもう一度扉を開く。

 

 

「ツイ……ヤッチャ」

 

 

 ――ガララッ。

 

 慌てて愛歌は扉を閉じた。

 つなげては行けない区画につながっているようだ。

 

 頭を抑え、何とか平静を保ちながら、もう一度愛歌は扉に手をかけた。

 

 

 ――――鼻先三寸、もはや身体が扉に密着するかというところに、ピエロが立っていた。

 

 

 悲鳴が漏れなかったのは、一つの奇跡か、はたまた愛歌の性分故か。

 そんな区別ができなくなるくらい、それは衝撃だった。

 

「…………」

 

「…………」

 

 互いに、ただ沈黙しあって立ち尽くす。

 沈黙を破ったのは、道化の方だ。

 

「ヤァ……久シブリ」

 

 ――道化の名を、ランルーくん。

 とあるハンバーガーチェーンのマスコットを模した道化姿。

 その本質は、真実狂人。

 それも愛歌とは違う“後天的な”狂気の持ち主。

 

「元気ニシテタ? オ腹スイテナイ? 夜ハ……チャント毛布ヲ被ッテ寝ルンダヨ?」

 

 ――何故か親身に話しかけてくる。

 

「ソレト……」

 

 ニィ、と口元が歪む――既にゆがんでいるが。

 どこか楽しげに、しかし顔に満ちた狂い故にそれは獰猛な笑みへと変わっているのだ。

 

「話ハ聞イテイルカラ……生徒会? ランルーくんモ参加……スルヨ?」

 

「……え?」

 

「任セテ……オイテ……チャント君ハ……月ノ表ニ帰シテ……アゲル!」

 

 ――その言葉に、きっと嘘はないのだろう。

 ある種ランルーくんは赤子よりも純粋だ。

 純粋に狂気に満ちているが故に、手遅れでもあるのだが。

 

「ええっと……」

 

 拒否したい。

 丁重に、丁重に拒否したい。

 しかし――“話はつけておいた”というランルーくんの言。

 嫌な予感しかしない。

 

 そも、ランルーくんは話も聞かず、愛歌の横をすり抜けた。

 

「ソレジャア……」

 

 先に行っていると、きっとこのピエロはそう言いたいのだろう。

 はいそうですかと納得などできやしないが――全くもってできないが。

 

 愛歌は声をかけられなかった。

 ――完敗である。

 

 かくしてランルーくんは生徒会室へと歩いて行った。

 その背中を、愛歌は見守るしか無かったのである。

 

 

 ◆

 

 

「――さて、次はここかしら」

 

 ポツリと漏らし、目の前にある用務員室に目をやる。

 二階のすべてと一階部分がコレで半分。

 時間にして三十分も立っていないだろうが、微妙に疲れを愛歌は感じている。

 どう考えてもランルーくんのせいであった。

 

 投げやりにためらうこと無く扉を開く。

 遠慮など何一つなかった。

 通常の彼女の思考が、ランルーくんによって更に大雑把になっていたのだ。

 

 故に、

 

 

 ――そこを占拠している“それ”を、愛歌はついぞ認識していなかった。

 

 

 ごちゃごちゃと、見るに堪えないほどちらかった室内。

 原因は――おそらく、中央に在る“それ”のせいだろう。

 

 そこには、腐った駄肉が鎮座していた。

 ――否、豚か何かである、生きてはいるようだ。

 

 愛歌はふん、と鼻を鳴らすと扉を閉めた。

 

 ――駄肉、もといふとましい体格の女性が口をあんぐり開けて停止している。

 近くには何やら重厚な気配があるが、反応はない。

 無視してもよいものだろうと決め付け、愛歌は用務員室を離れようとした。

 

「――ちょ、ちょ、ちょ! 何なんスかいきなり! 一体何が在ってさっきのお子様はボクの部屋に侵入(トツ)って来たッスか!?」

 

 狼狽した声が扉越しに聞こえる。

 

「……良いのか?」

 

 思わずセイバーが霊体化して問いかける。

 今のは間違いなくマスターであった。

 それを無視してもよいものか、一応愛歌の役割は生徒会メンバーのスカウトである。

 であれば、彼女も一応戦力候補であるはずなのだが。

 

「何を言っているの? セイバー、わたしは忙しいの、こんな誰もいない部屋の前で時間なんて潰している暇はないのよ?」

 

 ――この少女、完全にふとましい女性を認識していなかった。

 無視ではないそもそも“いないもの”と理解しているのだ。

 

「ちょぉ! 酷く無いッスか? 今一度ボクのこと見たッスよね? 目が合ったッスよね!」

 

「……だそうだが」

 

 一応、改めてセイバーは問う。

 

「ねぇセイバー? わたし、もしかして幻覚でも見ているの? あそこにあったのはもう食べられなくなった豚のお肉よ? あんなもの食べたらお腹を壊してしまうわ」

 

「む、むぅ?」

 

 辛辣どころではない物言いだ。

 ――それなりに長い付き合いのセイバーでも、こんな反応は初めてである。

 

「わたし、一応貴方のことはそれなりにかっているのよ? そっちはこちらのことをかなり信頼しているみたいだし。わたしとしても、貴方のことを信用してあげたい」

 

 ――それを、貴方はさせてくれないの?

 そんな風に愛歌は問う。

 

 そこに偽りなど存在しなかった。

 本気で彼女は“怒りもなく”セイバーに疑問を投げかけているのだ。

 それは単なる疑問でしか無く、また彼女はセイバーを責めてもいない。

 これだけ剣呑であるというのに、愛歌の言葉はどこか優しげですらあるのだ。

 

 なるほど、今の彼女はほんとうの意味で狂気に満ちた沙条愛歌というわけだろう。

 おそらくは彼女の姉が亡くなる前の、まだまともでなかったころの愛歌は、きっとこんな少女だったのだ。

 

(……それは解ったが、それにしても、ずいぶんとこれは過剰ではないか?)

 

 原因は何であろう――セイバーにはそれがどうにも解らない。

 コレほどまでに誰かを“侮蔑”するなど、愛歌からしてみれば異常の一言。

 少なくとも、愛歌は姉の沙条綾香に対して不満を抱きこそすれ、嫌悪することは無かったというのに。

 

 最も近くで関わらなければならない姉ですらそうなのだ。

 ――普通の人間に、これほど無関心になるなど、愛歌らしくないとすら言えるだろう。

 

 とはいえ、

 

(あぁ……なるほどな)

 

 らしくないのなら――らしくない原因に思い当たれば良い。

 セイバーは一人納得すると、もう愛歌に何も言うこと無く霊体化でその場から掻き消える。

 

 愛歌も同様――こちらは空間転移だ――立つ鳥跡を濁さず。

 すっかり綺麗に、その場に人はいなくなった。

 

「……あれ? 放置ッスか? ジナコさん、放置プレイされちゃってるんスかぁ?」

 

 ――そんな用務員室に、ふとましい女性、ジナコ・カリギリの声が残されたのであった。

 

 

 ◆

 

 

 ――図書館を出て、そこに佇む一人の女性を愛歌は見つけた。

 僧衣に包まれた彼女は、まぁその姿に違わず尼なのであろう。

 身体のラインが浮き出ており、それがまた実に女性らしい丸みを帯びた体型だ。

 

 見るものを惹き寄せる、それは誘蛾灯か、はたまた甘い香りの蜜であるか。

 

 ともあれ、彼女は聖職の身でありながら、どこか悪魔めいて淫靡だったのだ。

 ――隣には、陰気そうな青髪の少年。

 苛立ちを隠さない顔つきであるが、それが彼の素なのだろう。

 

 さて、女性の方はといえば、愛歌の視線に気が付き、艷を伴った笑みとともに身体を向ける。

 ゾクリと、背筋が震えるような視線。

 どこかで――これを感じたことが在るような、そんな錯覚を愛歌は覚えた。

 

「貴方も、この月に落とされたマスター?」

 

 既視感を振り払い、端的に女性へ向けて問う。

 女性は少し驚いた様子で目を見開き、即座に柔和なモノへと切り替える。

 

「……えぇ、そうですわね」

 

 そう頷き、少し考えるふうに腕を組む。

 

「もし、貴方様の名前を聞かせてもらえませんでしょうか」

 

 その表情はどこか物憂げで――心底、申し訳無さそうな。

 ただ、どうにもそれが愛歌には女性特有の“しな”に見えてならないのだが。

 媚びている、と感じるのは女性らしい感性故か。

 無論、気のせいである、愛歌にそんな感性はない。

 

「――沙条愛歌……あなたは?」

 

「私は……殺生院キアラともうします。どうぞ、以後よしなに」

 

 よしなに、と返されても、あまり愛歌としては近づきたくない手合いだ。

 困ったことに、彼女の雰囲気に当てられているようだ。

 

「既にレオから聞いているかしら。貴方を生徒会の役員にスカウトしたいのだけれど」

 

 とはいえ、それは無視できないほどではない。

 どうにも“慣れてしまって”いるようだ。

 あまり良い傾向とは思えないが、ともあれ。

 

「……申し訳ございません」

 

 沈黙の後の、返答。

 熟慮の末ではあるが、それは否という解答であった。

 

「叶うことなら、お助けしたい、というのが本当の私の意思ではあるのです。ですが、どうしてもそれはできない……何時か、訳をお話する時は来るかと思います。その時まで、どうか」

 

「…………なら、いいわ」

 

 実に申し訳なさそうに、丁寧すぎるほどの解答。

 愛歌は安堵に近い声でそう返す。

 

 ――なぜだか、少し緊張しているようだ。

 

 それが“何故であるか”に愛歌は意識を向けることすらせず、殺生院キアラから背を向ける。

 

 ――その時、再びゾクリと、身体が震えた。

 何かが、愛歌の背筋を這ったかのような――

 

「……何かしら?」

 

 振り返り、問う。

 ――しかし、そこには菩薩のように笑みを浮かべるキアラが在るのみ。

 違和感など、どこかへ霧散してしまっていた。

 故にか、思わず愛歌は、キアラの隣の少年へと目を向けてしまった。

 

「――何だ」

 

 少年らしくもない重厚な声で、返事はあった。

 しかし、その顔に実によく沿った、不機嫌そうな声だった。

 

「俺に何か用でもあるのか? ふん、ずいぶんと無駄な時間を浪費するものだ。そこの毒蛇よりも更に時間の無駄だぞ?」

 

 ――毒蛇、おそらくはキアラのことであろうが、彼はサーヴァントではないだろうか。

 ずいぶんと不遜なものいいだ。

 とはいえ、それを気にする愛歌ではない。

 

「そう、ご忠告痛み入るわ。そうね、貴方の場合、口を動かすより先にすることがありそうだものね」

 

「そうだな、そのほうが俺としてもよっぽど有益であるとは思う。――だが、貴様のその態度、口に出せば悪態がでるのは必然というものだ」

 

 ――ふん、と不機嫌そうに鼻を鳴らして見せる。

 間断なく襲い掛かる言葉の群れは凶器そのものである、がしかし。

 その程度で怯む愛歌でも、また無いのであった。

 

「そう、口を塞ぎたければ幾らでも手伝ってあげるわ。暇があれば声をかけてちょうだいね」

 

 全く堪えていない。

 どころか、完全に善意で愛歌は言っているのだ。

 そのほうが有益だから、というのを、本能的に理解していた。

 

「あぁもういい、さっさとこの場から消え失せろ。こちらとしても、貴様のように派手な輩は御免こうむる」

 

「――アンデルセン、あまり口が悪いのは頂けないけれど、今はさらに頂けないわ。相手は少なくとも貴方の見た目と同じくらいの女の子なのですよ?」

 

「ふん、何が女の子、だ。マスター、貴様のそれと、この小娘の本性がそう違うものか。であれば、こうして苦言の一つも飛ぶというもの」

 

「何処が苦言なのですか、まったく」

 

 やれやれと嘆息し、キアラは愛歌へと謝罪の意味を込めた礼をする。

 

「ごめんなさいね。まったく口の減らないサーヴァントで、これで戦闘も何もできないのだから、言ってしまえば穀潰しのようなものですわね」

 

 それは、どこか愚痴めいたものではある。

 ――同情はするが、しかしそれに応える必要はあるまい。

 愛歌はそう、とヒトコトだけ返し、改めてキアラの下を離れた。

 

 

 ――かくして、これで月の裏側に堕ちたマスターのスカウトは終了。

 愛歌は生徒会室に帰還するのだった。




 というわけでランルーくんが生徒会入りです。
 求道僧? ノーコメントで。
 色情狂さんに関しては、今はあっさりです、どういうことかと言われると……
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