バカとダイヤと召喚獣   作:アマノジャック

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テスト科目・国語

【問題】アルセーヌ・ルパンシリーズを執筆した作者は誰でしょうか?フルネームで答えてください。


サトノダイヤモンドの答え
「モーリス・マリー・エミール・ルブラン」

吉井明久のコメント
「正解…ダイヤちゃん、よく知ってたね!僕としては『モーリス・ルブラン』でも正解にしようと思ってたから…うん!素晴らしいよ!」


サトノアラジンの答え
「ガストン・ルルー」

吉井明久のコメント
「不正解。それは『オペラ座の怪人』などで有名な作家だよ。モーリス・ルブランとはライバル関係だったから…混ざっちゃったかな?」


サトノルパンの答え
「モーリ・ス」

吉井明久のコメント
「そこで区切っちゃったか…そういえば、昨日の重賞にその名前のウマ娘が出走していたね。かなり出遅れてたけど、最後の直線で一瞬とはいえ先頭に立っててさ、かなりのポテンシャルを……おっと、話がずれたね。アルセーヌ・ルパンは君の名前の由来になっているから1度読んでみることをオススメするよ。」

サトノルパンの返答
「……また吉井トレーナーがメイド服を着てくれるなら。」ニヤッ


第十二問 サトノの怪盗紳士と寡黙なる性識者

 

「ここがルパンさんの控え室になります。」

「…サブトレーナーの僕が入っても大丈夫なのですか?先週のノブレスさんは僕に来ないでって言ってましたし…」

「ふふふ…その時はまだノブレスさんがアナタに心を開いて無かっただけで、次からはむしろ来て欲しいと言ってくれますよ。」

「だといいのですが…」

「今日の主役はルパンさんです!彼女にとっては初めてのG1…かなり緊張してると思います。最後にここでメンタルを整えるのが私たちの役目…さぁ、行きましょう!」

 

場所は東京レース場の控え室…ルパンちゃんがG1レースであるNHKマイルCへと出走する。あと1時間程で出走だが、今回は控え室にいるルパンちゃんの様子を見にきていた。

 

「ルパンさん、失礼します。」

「失礼します。」

 

ドアをノックして中へと入る。すると…

 

「……」くるっ

 

黒い仮面をつけ、シュッとした黄緑斑模様タキシードを纏うルパンちゃんが軽く回っていて…

 

「………」カシャカシャカシャカシャ

 

それを無言で連写している男がいた………あれ?

 

寡黙なる性識者(ムッツリーニ)!?」

「………明久?」

 

高校時代の旧友がそこにいた。

 

「あら?明久トレーナー…土屋さんと知り合いですか?」

「…あ、はい。…いや、何で彼がここに?はっ!まさか堂々と盗撮しに…」

「それはただの撮影ですが…」

「………相変わらず失礼な奴だ。」

「……お父さんと明久トレーナー、知り合い?」

「お父さん?」

 

ってことは…ムッツリーニの娘!?ちょっとムッツリーニっぽいとは思ってたけどマジで!?

 

「ムッツリーニ、子供作れたの!?」

「………本当に失礼な奴だ。」

「だって裸見たら出血死するよね?」

「死!?でもルパンさん、アナタの家族って…」

「……うん。……お姉ちゃんが3人いる。」

「大家族!?え?本当にムッツリーニの娘だよね?それともここにいるムッツリーニはクローンとか?」

 

ムッツリ商会の資金でここまで…

 

「………明久、聞け。」

「サイボーグという説も…どうしたのムッツリ4号?」

「4号?」

「……ププッ。……トレーナー、ちょっとごめん。」グイッ

「…へ?」

 

ファサ

 

「………!」ドバババババ…

 

カシャカシャカシャカシャ

 

ルパンちゃんが月日トレーナーをスカートをめくると…ムッツリーニは鼻血を出しつつ、写真を撮り始めた。その間、僅か0.5秒。

 

「ふむふむ…普通に血はあるのか。これでサイボーグの線は無くなったと…」

「………黒。」ガクッ

「ルパンさん!何を……きゃあああ!土屋さん!?」

「……お父さんは家でもこんな感じだよ。」

 

部屋を血で染めた後に貧血で気絶するムッツリーニ。その顔は幸せそうだった……黒か。

 

「……あ、そろそろパドックの時間。」

「はっ!?そうでした!って、本番直前にこんな景色を見せることなるなんて…」

「……大丈夫、血なら見慣れてるから。」

「それはそれでどうなの…月日トレーナー、部屋は僕が綺麗にしますので行ってきてください。」

「は、はい!お願いします。」

「……ついでにお父さんもよろしく。」

「うん、ルパンちゃん!しっかり決めてきてね!」

「……もちろん。」

 

そう言うと2人は控え室を後にした。掃除をするとして…気絶したムッツリーニを背負った状態だとパドックは見れそうにないから、直接観客席に向かうことになるかな…。

 

………

 

NHKマイルCはクラシック級のG1レースであり、1600mというマイルのレースである。

 

「ついにルパンさんの姿が見えてきましたわよ!先週の私はダメでしたが…彼女ならサトノにG1勝利を…!」

「私といっぱい併走したんだ…いい勝負をしてくれよルパン!」

「ルパンさん、素敵な勝負服ですね…はぁ、早く私も着てみたいです!」

「うむ…スラッとしていて軽やかに走れそうだ。」

 

観客席にはチームカペラのみんなもいて、僕とムッツリーニは後ろの方からターフを眺めていた。

 

「………俺は明久がトレーナーになっていたとは知らなかった。」

「僕もムッツリーニに子供がいるとは思わなかったよ…と言うか工藤さんってウマ娘だったの?」

「………愛子の父がウマ娘から生まれたとのことだ。」

「そうだったんだ…」

 

初耳のことだけど…やっぱり、遺伝的な所はあったか。もっと詳しく話を聞きたいけど…

 

「………ファンファーレが始まった。」

 

今はルパンちゃんの応援をするとしよう。最終的には…4番人気か。

 

───

 

『スタートしました!

ロサギガンティアとアルマエルナト出遅れか。

先頭に立ったのは1番人気のミッキーアイル!

早くも後続との差を広げる!

2番手にはホウライアキコ…』

 

ルパンちゃんの出遅れは無し。不安だったゲートは何とかなったけど…内に入っちゃったか。今は中団の6,7番辺りだけど周りに囲まれている状態。どこかで外に抜けて欲しく思う。

 

「………いいポジションにはつけれなかったか。」

「ムッツリーニ、分かるの?」

「………レースはかなり見てきた。上の姉2人は重賞を勝ってる。」

「へ?お姉さんたちもウマ娘なんだ。サトノ…何?」

「………それはルパンに聞け。もう最後の直線に入る。」

 

『第4コーナーをカーブして各ウマ娘たちが最後の直線へと入ります。

先頭は逃げるミッキーアイル。

ホウライアキコも並びにかかる。』

 

ルパンちゃんはどこに…!囲まれてるままだ!隙を探して前へ出ないと…

 

「ルパン!頑張れー!」

「ルパンさん!いっていって!!」

「ルパンちゃーーん!」

 

必死に応援するカペラのメンバーたち。しかし、ルパンちゃんは抜け出せず…前のウマ娘たちが次々と仕掛けていた。

 

『先頭は逃げるミッキーアイル!

ホウライアキコも続くが…外からタガノブルグとキングズオブザサン!

大外からはロサギガンティアが追い込んできた!

大接戦だが、粘るミッキーアイル!

ミッキーアイルが今、ゴールイン!』

 

結果は末足を伸ばせれず9着…掲示板にも入れなかった。

 

………

 

「ムッツリーニ…色々と話したいことはあるけど、サブトレーナーとしてすることがあるから…」

「………俺ももう行く。明久、スマホを見ろ。」

「…?」

 

言われた通りに見てみると…LANEに通知が入る。ムッツリーニから写真?さっき控え室で撮ってたルパンちゃんのかな?とりあえず、開……っけ!?

 

「ぶー!」

 

さっき撮ってた月日トレーナーの写真じゃん!?黒と聞いてたからスパッツかと思いきや…かなりセクシーよりのデザインじゃん!?

 

「………ルパンに手を出したら殺す。」

「ごめん。この写真の後にその台詞は意味分からない。そもそも僕は結婚してるからね?」

「………姫路にバレないように送信したのは消しておこう。じゃあな明久…今度、飯でも行こう。」

「あ、うん…ルパンちゃんのウイニングライブはいいの?」

「………今から行く。撮影禁止だから少しでもいい所で見たい。」

「そっか…」

 

そう言うとムッツリーニは観客席を後にした。…これからはルパンちゃんも召喚トレーニングに入ってくるから…彼女用の課題を考えないとね。

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