バカとダイヤと召喚獣   作:アマノジャック

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テスト科目・国語

【問題】表面的に共通点はあるが全く本質が異なるもの、という意味のことわざを1つ答えてください。


サトノダイヤモンドの答え
「月とすっぽん」

吉井明久のコメント
「正解。丸いというところは一緒でもそれ以外は全然違うよね。他には『雲泥の差』や『提灯に釣鐘』も正解だよ。」


ヒシミラクルの答え
「バンブーちゃんとヤエノちゃん」

吉井明久のコメント
「確かに似てるかもしれないけどバンブーメモリーさんは頭にハチマキを…え?ヤエノムテキさんもハチマキ着けてることあるの?」


ヤマニンゼファーの答え
「月見風ですっぽんぽん」

吉井明久のコメント
「すぐに服を着なさい。」どばばば…


第二十三問 清涼祭アフター(後編)

突然だけど少し前…具体的には3年くらい前の話をするね。僕と瑞希ちゃんの間にできた子供がついに生まれたんだ。

 

「おぎゃー!おぎゃー!」

 

「瑞希ちゃん!無事に生まれたよ!女の子だよ!」

「本当ですか…?良かったです…」

 

名前は僕の"あ"と瑞希ちゃんの"ずき"からとって『小豆』に決まった。…うん、雄二と霧島さんの影響だよ。

 

あの2人は文月学園を卒業した後は毎年のように子供が生まれてきてて、付ける名前に困ると雄二が言ってたな…晶優(醤油)虎勝(胡椒)を始め、刻人(黒糖)とか紫音()とか好羽()とか美空(味噌)とか調味料縛りがあるとか無いとか。

 

一度、2人の名前を取って『ゆうこ』と木下さんと同じ名前を採用しようとしてたけど…何やかんやでそれは無しになってたとのこと。

 

「赤ちゃんも瑞希ちゃんも無事なようで何よりです。そしてアキくん、貴方は父親になったのですね。」

「そう言う姉さんは伯母になったね。」

 

吉井玲…僕の姉でハーバード大学卒業と凄く賢い。もう30超えて…っ!?永遠の17歳です!永遠の17歳なのだけど…恋人はいなく独身。その割にはスタイルも維持しつつ凄い色気があって…本当、何で出来ないのだろ?

 

「アキくん、今失礼なこと考えませんでした?」ゴゴゴ

「いや、姉さんは何で恋人がいなぐえごぼぐじゃ!?」

 

…弟に北斗百○拳を食らわせる時点で色々と察せられるかもしれない。まぁ、最近は手加減してくれてるのか痛みはそこまで長引かないけどね。

 

「…別にアキくんがもらってくれてもいいのですよ?」

「いや、僕たち姉弟だし僕は結婚してるからね。それに姉さんはまた海外にいくのでしょ?」

「それならアキくんの赤ちゃんがいれば寂しくないと思うのですよ。」

「それは…どっちの意味かな?」

「ふふふ…」

 

意味深な笑顔で僕の腕へと胸を押し当てる姉さん…冷や汗により胸の感触が全然分からない。最近はかなり露骨になってきており、風呂への乱入、僕の目の前での突然の脱衣、ラブホへの誘導etc…ここまでくれば鈍いと言われた僕でも分かる。100%僕との子供を作る気だ!

 

何とか回避し続けたある日、先程の発言が原因か分からないけど、1歳になり離乳した小豆ちゃんを姉さんは連れて海外へと行った。仕事でかつ僕にトレーナー試験への勉強に集中して欲しいとのことだったが…これも突然の話だった。

 

───

 

場所は戻ってチェーン居酒屋の個室。そこにいるのは僕と青い顔の久保君と呆れた顔の鉄人の3人。

 

「…先輩、1つ確認ですけどお姉さんとその…一線を超えてませんよね?」

「僕の記憶が確かなら超えてないはずだけど…」

「先輩っ!?」

「吉井お前…自分の記憶だろうが…」

 

姉さんが家に来ると毎回2回くらいは意識を持っていかれるから…大丈夫だと自信を持って言えないんだよね。実際に瑞希ちゃんが用意した晩御飯で気絶した翌日にベッドの上で目が覚めると裸の姉さんが僕に抱きついてることがあった。シーツに血痕は無かったから安心したけど…いや、流石に超えてないよね?ないはず………もし、あの日よりも前に超えてたら?

 

「…すみません!焼酎をボトルでお願いします!」

「おい待て吉井!お前明日も仕事だろ!?」

「飲ませてください!忘れさせてください!もしも小豆ちゃんにXXXXによる異母兄弟がいたなんてことがあったら…僕は地球を滅ぼす殺せ○せーになってしまいます!」

「先輩落ち着いてください!えーと、この場合は…」

「…歯を食い縛れ吉井!」

 

ボキッ!

 

「さとのっ!?」

 

突然に僕の後頭部に深い衝撃(ディープインパクト)が走り、脳内が地獄のようにかき混ぜ(ヘルシェイク)られる。これは鉄人のゲンコツ…それと同時に僕のズボンのスマホが回収された。

 

「先輩!?西村先生、手加減しましたよね?先輩、死んでないですよね?」

「…当たり前だ、よし。姫路…ではもうなかったな。とりあえず、彼女を呼び出した。まだ話たいことはあっただろうが…ここで解散にするぞ久保。」

「は、はい!タクシーも呼んでおきます!」

「お待たせしました。焼酎のボトルを…」

 

けど、これくらいで意識を失う僕では無い!

 

「ありがとうございます。」スパッ

 

「えっ!?」

「吉井、お前…起きてて…いや、手刀で瓶を切ったのか!?」

 

「あー、喉が焼ける焼ける~」ごくごくごく

 

一気に瓶を傾けて飲む僕…四合瓶だからかすぐに中身が空になって…あれ?何で僕、こんなバカなこと…?にゃんか頭がフワフワして…

 

「ちょちょちょっ先輩!?何でそんな危ないことを!?」

「水を持ってきてくれ!大至急だ!」

「は、はい!」

 

「…あ、普通にキャップを回せばよかったにゃ。」

 

僕はボーッと、切られた瓶の先端を眺めていた。

 

───

 

「…。」ぼー

 

「西村先生、久保先生…私の明久君がすみません…♡」

 

「い、いえ…こちらこそ…大事にならなくて良かったです。」

「久保、お前が謝る必要はない。…吉井に伝えてくれ、次会ったらアルコールについて特別補習だってな。」

「分かりました♡西村先生、久保先生、本当にご迷惑をかけました♡明久君、帰りますよ♡」

「…」ぼー

 

西村宗一と久保良光に呼ばれ、吉井瑞希は吉井明久の回収に来ていた。当の明久は意識こそあるものの反応は無く、そのまま瑞希に肩を持ち上げられタクシーの中へと入っていった。

 

「…西村先生、気のせいかもしれませんが先輩の奥さん…」

「…久保。俺らは出来ることをした、それだけだ。」

 

2人は思った…瑞希もかなり酒臭かったな、と。

 

「吉井先輩が何年か前に口を滑らせたこと覚えてますか。酔った先輩の奥さんはサキュバ…」

「久保!」

「…すみません。けど先輩は明日ちゃんとトレセン学園に行けますよね?」

「…はぁ、何で俺らがこんなことで頭を悩まさないといけないんだ。」

 

2人は明久へ酔いが冷めたら返事を入れるようにと連絡し…飲み会は解散となった。

 

───

 

「─っ!?」ガバッ

 

寝てしまっていたようで目が覚める………頭と喉が痛い。ここは…家じゃなくて…どこかのホテルのベッドじゃん。…あれ?隣に誰か寝ているのだけど…ヤバくない?瑞希ちゃんにバレようものなら…そう思うと同時に馴染みある声が聞こえた。

 

「おはようございます明久君。…昨日は凄かったですね♡」

「…お、おはよう。あちゃー…」

 

そこにいたのは身体中にキスマークを付けた裸の瑞希ちゃんだった。…僕も裸じゃん。

 

「さて。家に帰って…お仕事の準備をしましょうか。」

「そ、そうだね…」

「続きは今夜ですからね♡」

「…」

 

その日は激しい二日酔い、鉄人と久保君への謝罪、掠れた声での授業、召喚獣を使ったとはいえトレーニング用タイヤなど重い備品の運搬となかなかハードな日となった。…ダイヤちゃんとノブレスさんが凄く心配してくれて…何か心にジーンと来た。そんなことを思い出しながら自宅の扉を開ける。

 

「お帰りなさいませ…明久君♪」

 

出迎えてくれたエプロンオンリーの瑞希ちゃん。正直に言うと…今からが一番ハードになりそうかな。奥のテーブルには瑞希ちゃんが用意した晩御飯のそばにスッポンの滋養ドリンクがあり、それは僕のこの後を物語っていた。

 

ワンチャン、晩御飯でのハズレを期待したものの普通に全て美味しくいただき…そして、最後は僕がいただかれた。

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