バカとダイヤと召喚獣   作:アマノジャック

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テスト科目・英語

【問題】下の英文を日本語にしてください。

『I dreamed a dream.』


サウンズオブアースの答え
「夢やぶれて」

吉井明久のコメント
「正解、音楽好きにとって簡単な問題だったかな。元となったのはとあるミュージカルの劇中歌だよ。」


サトノダイヤモンドの答え
「夢を夢みて」

吉井明久のコメント
「直訳しちゃったか…今回は部分点とするよ。」


サトノルパンの答え
「人の夢は!!!終わらねェ!!!!」

吉井明久のコメント
「ワンピ○スは僕も好きだよ。」


第二十五問 サトノルパン、日本ダービー出走

「おはようございます、月日トレーナー。」

「おはようございます、明久さん。貴方で最後ですのでルパンさんの控え室まで案内しますね。」

 

場所は再び東京レース場の控え室。集合時間よりは早いが…僕が1番遅かったようだ。月日トレーナーが部屋の扉をノックする。

 

「ルパンさん、明久さんが入りますよ。」

「……どうぞ。」

 

返事が聞こえてきたので入るとルパンちゃんが椅子に座っていた。……うん、勝負服も決まっているし、顔色も悪くない。

 

「ルパンちゃん、調子はどう?」

「……緊張はしてる。……2度目でもG1はG1だから。」

「そっか…」

 

なら、この秘蔵の写真を…

 

「……お父さんが来たら…また写真を撮ってもらう予定。」

「それがルパンちゃんのルーティン?」

「……かもしれない。……気合いが入る。」

 

使う必要は無さそうだ。

 

「それじゃあ、レースでの活躍楽しみにしてるよ。しっかり見させて貰うね。」

「……はい。」

「僕はこれで。」

 

短い会話だったが、これくらいでちょうどいいのかもしれない。そのまま部屋を出ようとすると…4人の男女が部屋の前にいた。月日トレーナーとムッツリーニと…

 

「『工藤』さん!?」

「やだな吉井君。今は土屋だってば…愛子でいいよ。」

「………呼んだら殺す。」

「どうしろと!?」

 

『工藤愛子』…いや、今は『土屋愛子』になるのか。彼女と…2人の栗毛のウマ娘がそばに……ん?1人はクラレントさん!?それで、もう1人は…誰だろう?

 

「…『クラレント』だ。私は学園内で何度か貴方の顔はみたことあるな。」

「僕も君のことは知っているよ…この前のG2レースで2着だったよね。お疲れ様。次の安田記念も見させてもらうよ。」

「初めまして、私は『リディル』と申します。ルパンがお世話になっているようで。」

「あ、ご丁寧にどうも…吉井明久です。ルパンちゃん、召喚大会で大活躍でしたよ……って!話は後にして!今はルパンちゃんでしょ!ルパンちゃん!」

 

「……みんな、こっちに来たんだ。」ひょこ

 

騒がしくし過ぎたためか、ルパンちゃんが控え室から顔を出して此方を見ていた。

 

………

 

「…全員サトノの名前じゃなかったんだね。」

「………寧ろ、それが付いたルパンが珍しい。」

 

場所は観客席。僕の隣には大きなカメラを構えたムッツリーニ。ちなみに愛子さん(そう呼ぶことになった)、クラレントさん、リディルさんはチームカペラのみんなと前の方で応援している。

 

「そういえば、娘さんがもう1人いるって言ってたよね…今日はいないの?」

「………。」びっ

 

無言でターフビジョンを指差すムッツリーニ。そこには京都レース場の10R"安土城ステークス"が映し出されていた。それと同時にそのモニターへとカメラを向けるムッツリーニ、対象は…この前の食堂でクラレントさんと一緒にいた鹿毛(緑)のウマ娘だった。

 

『最後にミッドサマーフェアがゲートに収まり…スタートしました!

ちょっと遅れましたサクラアドニス。

好スタートを決めたのはメモリアルイアー、それを追うワキノブレイブ。

3番手についたのは2番人気の『レッドアリオン』。』

 

………

 

『最後の直線、サクラアドニスが伸びてきた!

内は粘るメモリアルイアー、その真ん中にワキノブレイブ。

外からサンライズメジャーとニンジャ!

前3人をかわして先頭へとおどりでる!

大外からウインザムーン!!

サンライズメジャーか、ウインザムーンか…ウインザムーンだ!!

ウインザムーンが差しきってゴールイン!!』

 

カシャカシャカシャカシャ……ピタッ!

 

「………9着か、頑張った。」

「『アリオン』さん、ポジションは良かったと思うよ。けど…伸びなかったね。」

 

『レッドアリオン』、ルパンちゃんのお姉さんで…G1の掲示板にも入ったことがあるらしい実力者。しかし、僕は全然知らなかった…トレーナーとしてはまだまだだと思い知らされる。

 

レース後、手を膝に置いて呼吸するアリオンさんが少し映り…ターフビジョンは別の映像へと変わった。そして、ムッツリーニはカメラに新たなフィルムを入れ替える。

 

「ルパンちゃんのパドックみにいく?」

「………そうしよう。」

 

その後、パドックでも大量に写真を撮るムッツリーニの姿があった。

 

───

 

「いよいよですね日本ダービー!!」

「一生に一度の夢舞台…生で見れることに感動すら覚えますよ。」

「…私かクラウン、どっちかが出走出来れば…」

「その時までに私たちの誰かがサトノのジンクスを破ってると…」

「ルパンちゃんが今から破るから!!」

 

場所は再び観客席。僕はチームカペラの皆と、ムッツリーニは家族の皆と固まってレース場を見ていた。ついに出走時刻…出走するウマ娘たちが次々へとゲートに収まっていく。全員が収まり、レースが始まった。

 

『スタートしました!

ほぼ揃ったスタートですが…エキマエとワールドインパクトの先頭争い。

サウンズオブアースが3番手、ワンアンドオンリーが4番手につきました!

そこに並ぶ皐月賞ウマ娘イスラボニータ!

トゥザワールドが後方に控えました!

1コーナーを回っていきます!』

 

ルパンちゃんの位置はかなりの後方…スタミナ温存を考えるとそうなるか。それにしても先頭の子はかなり飛ばしているな…。

 

「ルパンちゃん、後ろ過ぎない?大丈夫かな?」

「まぁ、ルパンは差しとか追い込みとかで末脚を伸ばすタイプだから…」

「頑張れ!ルパンちゃん!!」

 

『3、4コーナー入ってエキマエ失速。

トーセンスターダムが先頭に変わって、1バ身後ろにイスラボニータ!

3番手に内からサウンズオブアース!

その外にワンアンドオンリー!

中団からタガノグランパ、後方からトゥザワールドが外から仕掛けて最後の直線に入った!!』

 

ルパンちゃんの位置は…まだ後方だ。大外も取れてないけど…末脚は残っているかどうか!

 

「ルパンいけー!!」

「ルパンさん!!」

「頑張れルパンちゃん!!」

 

「……!」

 

『先頭は半バ身差で粘るトーセンスターダム!

しかし、外からきたイスラボニータとワンアンドオンリーが前へと変わる!

内をついたのはマイネルフロスト!

外目からワールドインパクト、横一戦!

イスラボニータ抜け出した!

イスラボニータ、ワンアンドオンリー…ワンアンドオンリーが先頭か!?

差し返しを図るイスラボニータ!

しかしワンアンドオンリー、好位から捉えたワンアンドオンリーが今、1着でゴールイン!!

皐月賞ウマ娘イスラボニータは2着!』

 

夢の舞台『日本ダービー』…ルパンちゃんは最後まで伸びず14着に敗れた。




サトノレーヴ、お疲れ様でした。
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