【問題】下の英文を日本語にしてください。
『I dreamed a dream.』
サウンズオブアースの答え
「夢やぶれて」
吉井明久のコメント
「正解、音楽好きにとって簡単な問題だったかな。元となったのはとあるミュージカルの劇中歌だよ。」
サトノダイヤモンドの答え
「夢を夢みて」
吉井明久のコメント
「直訳しちゃったか…今回は部分点とするよ。」
サトノルパンの答え
「人の夢は!!!終わらねェ!!!!」
吉井明久のコメント
「ワンピ○スは僕も好きだよ。」
「おはようございます、月日トレーナー。」
「おはようございます、明久さん。貴方で最後ですのでルパンさんの控え室まで案内しますね。」
場所は再び東京レース場の控え室。集合時間よりは早いが…僕が1番遅かったようだ。月日トレーナーが部屋の扉をノックする。
「ルパンさん、明久さんが入りますよ。」
「……どうぞ。」
返事が聞こえてきたので入るとルパンちゃんが椅子に座っていた。……うん、勝負服も決まっているし、顔色も悪くない。
「ルパンちゃん、調子はどう?」
「……緊張はしてる。……2度目でもG1はG1だから。」
「そっか…」
なら、この秘蔵の写真を…
「……お父さんが来たら…また写真を撮ってもらう予定。」
「それがルパンちゃんのルーティン?」
「……かもしれない。……気合いが入る。」
使う必要は無さそうだ。
「それじゃあ、レースでの活躍楽しみにしてるよ。しっかり見させて貰うね。」
「……はい。」
「僕はこれで。」
短い会話だったが、これくらいでちょうどいいのかもしれない。そのまま部屋を出ようとすると…4人の男女が部屋の前にいた。月日トレーナーとムッツリーニと…
「『工藤』さん!?」
「やだな吉井君。今は土屋だってば…愛子でいいよ。」
「………呼んだら殺す。」
「どうしろと!?」
『工藤愛子』…いや、今は『土屋愛子』になるのか。彼女と…2人の栗毛のウマ娘がそばに……ん?1人はクラレントさん!?それで、もう1人は…誰だろう?
「…『クラレント』だ。私は学園内で何度か貴方の顔はみたことあるな。」
「僕も君のことは知っているよ…この前のG2レースで2着だったよね。お疲れ様。次の安田記念も見させてもらうよ。」
「初めまして、私は『リディル』と申します。ルパンがお世話になっているようで。」
「あ、ご丁寧にどうも…吉井明久です。ルパンちゃん、召喚大会で大活躍でしたよ……って!話は後にして!今はルパンちゃんでしょ!ルパンちゃん!」
「……みんな、こっちに来たんだ。」ひょこ
騒がしくし過ぎたためか、ルパンちゃんが控え室から顔を出して此方を見ていた。
………
「…全員サトノの名前じゃなかったんだね。」
「………寧ろ、それが付いたルパンが珍しい。」
場所は観客席。僕の隣には大きなカメラを構えたムッツリーニ。ちなみに愛子さん(そう呼ぶことになった)、クラレントさん、リディルさんはチームカペラのみんなと前の方で応援している。
「そういえば、娘さんがもう1人いるって言ってたよね…今日はいないの?」
「………。」びっ
無言でターフビジョンを指差すムッツリーニ。そこには京都レース場の10R"安土城ステークス"が映し出されていた。それと同時にそのモニターへとカメラを向けるムッツリーニ、対象は…この前の食堂でクラレントさんと一緒にいた鹿毛(緑)のウマ娘だった。
『最後にミッドサマーフェアがゲートに収まり…スタートしました!
ちょっと遅れましたサクラアドニス。
好スタートを決めたのはメモリアルイアー、それを追うワキノブレイブ。
3番手についたのは2番人気の『レッドアリオン』。』
………
『最後の直線、サクラアドニスが伸びてきた!
内は粘るメモリアルイアー、その真ん中にワキノブレイブ。
外からサンライズメジャーとニンジャ!
前3人をかわして先頭へとおどりでる!
大外からウインザムーン!!
サンライズメジャーか、ウインザムーンか…ウインザムーンだ!!
ウインザムーンが差しきってゴールイン!!』
カシャカシャカシャカシャ……ピタッ!
「………9着か、頑張った。」
「『アリオン』さん、ポジションは良かったと思うよ。けど…伸びなかったね。」
『レッドアリオン』、ルパンちゃんのお姉さんで…G1の掲示板にも入ったことがあるらしい実力者。しかし、僕は全然知らなかった…トレーナーとしてはまだまだだと思い知らされる。
レース後、手を膝に置いて呼吸するアリオンさんが少し映り…ターフビジョンは別の映像へと変わった。そして、ムッツリーニはカメラに新たなフィルムを入れ替える。
「ルパンちゃんのパドックみにいく?」
「………そうしよう。」
その後、パドックでも大量に写真を撮るムッツリーニの姿があった。
───
「いよいよですね日本ダービー!!」
「一生に一度の夢舞台…生で見れることに感動すら覚えますよ。」
「…私かクラウン、どっちかが出走出来れば…」
「その時までに私たちの誰かがサトノのジンクスを破ってると…」
「ルパンちゃんが今から破るから!!」
場所は再び観客席。僕はチームカペラの皆と、ムッツリーニは家族の皆と固まってレース場を見ていた。ついに出走時刻…出走するウマ娘たちが次々へとゲートに収まっていく。全員が収まり、レースが始まった。
『スタートしました!
ほぼ揃ったスタートですが…エキマエとワールドインパクトの先頭争い。
サウンズオブアースが3番手、ワンアンドオンリーが4番手につきました!
そこに並ぶ皐月賞ウマ娘イスラボニータ!
トゥザワールドが後方に控えました!
1コーナーを回っていきます!』
ルパンちゃんの位置はかなりの後方…スタミナ温存を考えるとそうなるか。それにしても先頭の子はかなり飛ばしているな…。
「ルパンちゃん、後ろ過ぎない?大丈夫かな?」
「まぁ、ルパンは差しとか追い込みとかで末脚を伸ばすタイプだから…」
「頑張れ!ルパンちゃん!!」
『3、4コーナー入ってエキマエ失速。
トーセンスターダムが先頭に変わって、1バ身後ろにイスラボニータ!
3番手に内からサウンズオブアース!
その外にワンアンドオンリー!
中団からタガノグランパ、後方からトゥザワールドが外から仕掛けて最後の直線に入った!!』
ルパンちゃんの位置は…まだ後方だ。大外も取れてないけど…末脚は残っているかどうか!
「ルパンいけー!!」
「ルパンさん!!」
「頑張れルパンちゃん!!」
「……!」
『先頭は半バ身差で粘るトーセンスターダム!
しかし、外からきたイスラボニータとワンアンドオンリーが前へと変わる!
内をついたのはマイネルフロスト!
外目からワールドインパクト、横一戦!
イスラボニータ抜け出した!
イスラボニータ、ワンアンドオンリー…ワンアンドオンリーが先頭か!?
差し返しを図るイスラボニータ!
しかしワンアンドオンリー、好位から捉えたワンアンドオンリーが今、1着でゴールイン!!
皐月賞ウマ娘イスラボニータは2着!』
夢の舞台『日本ダービー』…ルパンちゃんは最後まで伸びず14着に敗れた。
サトノレーヴ、お疲れ様でした。