【問題】デンプンにある成分で水に溶けにくいものを何というでしょう?
サトノダイヤモンドの答え
「アミロペクチン」
吉井明久のコメント
「正解だけど…ダイヤちゃん、これ…高校生向けの問題だよ?」
サトノシュレンの答え
「アミロース」
吉井明久のコメント
「不正解。それは熱水に溶ける高分子化合物だよ。」
サトノノブレスの答え
「 」
吉井明久のコメント
「ノブレスさんは化学は苦手かな?トレーニングで忙しいと思うけど…1度、僕の補習を受けて欲しい。君用の課題を考えるからさ。」
「…メジロマックイーンさん、メジロブライトさん。貴女たちに続いて私も春の盾をメジロ家に…そしてサトノ家には初のG1勝利を捧げますわ。」
───
「えーと、登録したデータとここから見える芝コースを比較すると…ハロン棒の位置がこれくらいズレているから…」カタカタカタ
「明久さん、そろそろ時間ですよ!」
「はーい。」
世間はゴールデンウィーク。そんな中、僕たちは京都レース場に来ていた…そう、ノブレスさんが天皇賞(春)に出走するからだ。…実はG1レースを現地で見るのは初めてだったりする。サトノグループの重役さんも近くにいる訳で…改めて入ったチームの規模に舌を巻くことになった。
「…あ。チームスピカのメンバーの姿も見えますね。」
「阪神大賞典を勝ったゴールドシップが出走しますから。」
「でも2番人気なのですね。」
「えぇ…去年、オルフェーヴルと共に凱旋門賞を走って4着、前走の産経大阪杯も勝利したダービーウマ娘『キズナ』がいますから。しかし、ノブレスさんも菊花賞2着に加えて日経新春杯勝利の実績があります。私たちは信じて見守りましょう!」
「はい!」
ノブレスさんのトレーニングは月日トレーナーが見ていたため、最初の挨拶以来僕が関わることは無かったけど…それでも全力で応援するとしよう!
『最後にデスペラードがゲートイン…おっと、ゴールドシップがゲート内で何か叫んでいるようです。
しかしゲートはオープン、スタートしました!
ゴールドシップ出遅れて後方からのレース。
先頭に立ったのは…やはり、サトノノブレス!』
ノブレスさんは後方からでも走れるが、どちらかと言うと前の方での走り得意とするウマ娘だ。そして、先頭に立ち続け今年の日経新春杯を勝っている。2年前にも逃げ勝ったウマ娘がいたから、このままでいて欲しく思う。
「ノブレスさん、先頭に立てましたね。」
「えぇ!ここは想定通り行けました!堅実にいいスタートを決めれるのはノブレスの強みですので!」
『注目のキズナとゴールドシップは後方からいつ動くのか?
ここで向こう正面に入り…淡々としたペースになりました。
先頭はサトノノブレス、それにアスカクリチャン、ヒットザターゲット。
少し間が空いてラストインパクト。』
ノブレスさんは先頭をキープし続けて…ついに最後の直線へと入る。
『先頭は粘るサトノノブレス!
ラストインパクトがとらえにかかるが…並ばせない!』
「頑張れノブレスさん!!」
「このまま!このまま!」
カペラのみんなが全力で応援する。しかし…
『外からフェノーメノとウインバリアシオン!
大外からはキズナ!
間からはホッコーブレーヴ!
しかし、先頭はフェノーメノ!
フェノールが、そのまま、ゴールイン!
フェノーメノが連覇達成!!』
ノブレスさんは先頭に立ち続けたものの、最後にバ群に呑まれ8着に敗れた。
───
「…勝てませんでしたわ。でもスタミナは足りていた…やはり、スピードが…いえ。何でもいいのです…私はもっと、強くならなくては!」
───
「…今回もサトノのジンクスは破られなかったか。」
「あの子の走りは悪く無かった。ただ…勝ったウマ娘たちがそれよりも強かった。…『エピファネイア』がいない今回は来るかとは思っていたがね。」
「…何、またあの子ならまた来年にでも挑んでくれるとも。名門メジロ家出身のあの子なら…」
重役であろう人たちの嘆きが聞こえる………メジロ家?
「月日トレーナー…ノブレスさんがメジロ家出身ってどういうことですか?」
「…現在のメジロ家は…トゥインクルシリーズへ出走するウマ娘を輩出していません。詳しい理由は分かりませんが…レースから手を引き始めています。そんな中、ノブレスさんはメジロ家から英才教育を受けた最後の世代だと耳にしています。明久トレーナー、ウマ娘の名前ってどう決まるか知っていますか?」
「…え?生まれてきた時に両親が名前を付けるんじゃ…」
「何故か頭の中に名前が浮かぶとのことです。三女神の囁きとも呼ばれているようで…多くのウマ娘はその時点で決まります。」
「そうだったのですね…」
普通に知らなかった…
「ですが、名前に頭に浮かばない場合もあります。その時は他の名門へと送り出し、そこの当主に名前を決めてもらうこともあるそうで…ノブレスさんはメジロ家へと送られました。」
「…あれ?それですと、ノブレスさんはメジロの名前になるのでは?」
「…その時点でメジロ家は既にレースから手を引き始めていました。故に名前を付けることは出来ず…サトノ家へと渡り、サトノノブレスという名前に決まりました。」
「複雑な事情があったのですね…」
「結果、彼女はサトノ家で重賞ウマ娘となり、今も最前線で活躍し続けています。メジロ家とサトノ家に恩返しをするために…」
「…」
だから召喚獣システムへの協力には否定的なのか。成果が出れば…彼女の力になれるかもしれない。
「…よし!」カタカタカタッ
「明久トレーナー?」
「ノブレスさんを来年勝たせるためにも…京都レース場、すぐに完成させます!今回のレースのデータを元に明日のトレーニングで色々試してみましょう!」
「本当ですか!ありがとうございます!」ダキッ
「ちょっ!?月日トレーナー!?」
抱きつかれると…柔らかくていい匂いが……!?
「…吉井さん?何をしているので?」
何かすごく不機嫌なダイヤちゃんがこっちを見てる!?ここは大人の余裕を見せないと…!
「ダイヤちゃん、実は召喚システムで使用する京都レース場が完成しそうでね…それで、月日トレーナーに抱きついてもらったんだ。」
「なるほど…トレーナーに抱きついてもらったと。では、ダイヤも抱きつきますね?」
「…へ?いや、待っ…」
「えい♪」ダキッ
うおぉぉお!?背中と左腕に2人の柔らかさがダイレクトに!?落ち着け僕…煩悩を捨てろ!唯一、無事な右腕で…プログラムを設定して……
『
あっ!?未完成のフィールドを展開しちゃった!?と、とりあえず…
『
【英語】
補習教師 吉井明久
325点
3200mを走って煩悩を払いのけてやるっ!!
「ほほぉ…あの状態で自らテストをするとは…中々、面白いお方ですな。」
「本業は文月学園の教師だとか…是非とも我がサトノグループの手中に収めたい。…恋人はいるのだろうか?いなければ誰かとお見合いを…」
「…クラウンちゃん、何か凄いことになってない?」
「そうね…あの状態で召喚獣を操作するとなると…かなりの集中力がいるわね。」
「そうじゃなくて…」
「私も彼にハグすればいいのかしら?エトワールも一緒にする?」
「これ以上ややこしいことにしないでよぉ!?」
「『
「クラちゃん!?わ、私だってノブレスみたいに走るもん!『
何故かクラウンちゃんとエトワールちゃんも乱入してきた。