転移転生したら錬金術師だった件   作:裏路地のフィクサー

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10話 イフリートとの戦い

 あの時から一日たちシズさん達を見送ろうと皆が集まりカバル達の準備ができ、後はエレンとシズさんを待っていた。

 

「お待たせ〜」

 

 エレンとシズさんの女性組がこちらに向かってくるが、こちらに合流する途中でシズさんが立ち止まった。

 

「ん、シズさん、大丈夫?」

「ガ! ウグゥ! ガァ! アアァァァァァア‼︎」

 

 突然苦しみだしたシズさんの仮面がひび割れシズさんから強大な魔力が天へと放出され空が雲に覆われシズさんから炎が燃え上がりシズさんを包む。

 

「シズさん!」

「シズ……シズエ・イザワ⁉︎」

「へ⁉︎」

「シズエ・イザワって……!」

「爆炎の支配者かぁ⁉︎」

「そっそれって五十年前に活躍したギルドの英雄よね! シズさんが……」

「爆炎の支配者……」

「グゥ! もう引退したんじゃなかったのか⁉︎」

 

 カバル達はシズさんの正体を知り驚いているが、今はこの状況から皆を避難させなくては

 

「リグルド! リグル! すぐに皆を避難させろ!」

「しっしかし!」

「アルケ様!」

「命令だ! 皆を守れ!」

「は! 承りました!」

 

 リグルド達は皆の避難させるべく動きだし、そして炎に包まれているシズさんから仮面が落ち、その瞳は何か別の者に支配されいるようだった。

 

「真理得者! シズさんに一体全体何が起きている⁉︎」

『シズエ・イザワと同化している炎の上位精霊イフリートが主導権を取り戻そうと暴走しています』

 

 暴走? クソッタレなんで今? まあいいしかし呪って言って言っていたのは自分に宿っている精霊か。

 恐らくなんらかのスキルで同化していたイフリートが制御できずに暴走してしまったことが過去にもあったに違いない。しかし、なんで今何だよ!

 そう考えていると、シズさんの瞳に涙が流れるがその涙さえ炎が蒸発させ、シズさんの体はイフリートに完全に支配されてしまった。俺達の前に炎の上位精霊イフリートが現れた。

 

「炎の精霊イフリート……」

「間違いないでやす」

「シズさんは……伝説の英雄爆炎の支配者……あっあんなのどうやっても勝てないんですけど‼︎」

「無理でやす。あっしらは此処で死ぬでやす……短い人生だったでやんすね」

「ヌアァァァァァァ‼︎」

 

 イフリートが雄叫びを上げると凄まじい衝撃波が俺達に迫る。俺はカバル達の前に出て変化者で手を巨大な壁にした後硬化して衝撃波を防ぐ。防いだ後手を元に戻して土煙が晴れるのをじっと見る一秒も立たず土煙が晴れるとイフリートの周り八つの火柱が立ち中から炎の竜の魔物が現れた。

 

「あれは竜か?」

『イフリートが呼び出した妖精サラマンダーです』

「つまり竜もどきってこったな!」 

 

 これは間違いなく戦闘は避けられない。俺はカバル達に逃げるように言う。

 

「お前達も此処から避難しろ!」

「いや……そう言う訳にはいかねぇ」

 

 そう言ってカバル達は立ち上がり武器を構える。

 

「あの人がなんで殺意を剥き出しにしているのかわからんが」

「あっしらの仲間でやんすよ!」

「ほっとけないよ!」

「わかった。だが無理はするな」 

「えへへへ……まさか過去の英雄と戦う日がこようとはね」

「人生……何が起こるかわかりやせんね」

「おい! お前の目的は何だ⁉︎」

 

 リムルがイフリートに問うが、イフリートは片腕を上げリムルに火球を放つ。リムルは交わしながら水刃を放つがイフリートに触れる前に蒸発した。ファンタジーだからといってあんな高温なのはいかれてんだろ! そのイフリートの攻撃を合図したのか妖精サラマンダー達が一斉に襲いかかってくる。

 数としてはカバル達に1匹、リムルとランガに2匹、俺には残り5匹が襲ってくるしかし、随分警戒されているようだな、そりゃそうだ魔素ダダ漏れでしかも出してる量が狂ってるからな、そりゃ警戒するわなそう考えながら俺は

 身体強化で加速して自然影響無効をフル稼働させ竜もどきの火炎に突っ込みながら殴り飛ばすがダメージが与えられず、影支配は敵が光を放っているせいで使えない、悪態を付きながら何か有効的な攻撃与える方法がないか考えているとランガに乗ったリムルがエレンの放つ氷魔法水氷大魔槍(アイスクルランス)を捕食、そしてその氷魔法の応用した氷の散弾で襲いかかっていた竜もどきを一掃した、成る程その手があったか、俺もエレン達に向かう

 

「お前ら、ちょっと触れるけどいいか!?」

 

 俺の言葉にエレンがまた驚く

 

「え? いいですけどなんでi(タン!)」

「同じくですよアルケs(タン!)」

「返事聞く気がないでy(タン!)」

「すまんな!」

 

 そうしてエレン達の体に触れ変化者で魔法を獲得していく

 

《エレン、カバル、ギドの魔法及びスキル、アーツを獲得成功しました》

 

 うし! 狙い通りに〈氷魔法〉を獲得できたまあそれ以上の収穫もあったがなそう考えながらアルケがエレン達の前に飛び出すと、彼女らが相手取っていたものを含めて6匹の妖精サラマンダーが襲いかかる。

 

「おっおい⁉︎」

「まずいでやす!」

「アルケさん⁉︎」

 

 エレン達が俺を見る中、俺は手に氷魔法で作った氷の杭を構え一匹の竜もどきの頭に叩きつけ失われた竜狩りの奇跡を擬似的に再現する

 

「氷の杭!」

 

 そう再現するのは雷の杭、モドキととはいえ竜のウロコを貫くのなら、魔法を遠距離から放つのではなくその手で直接、竜に杭を突き立てるのだと考えたのでこれの採用が決まったしかし、電気は操れないので氷魔法で再現したのだまあ、死んだのか消えていったからヨシ! と考えて残り五匹も杭を構え刺し貫いていく

 

『変化者によりサラマンダーのスキルを獲得しました』

 

「……すげえ……」

 

 自分達が苦戦していたサラマンダーを軽々? と倒したアルケにカバル達は驚きをあらわにしていた。その光景をみて、今まで様子見をに徹していたイフリートが動き出す。

 さらにイフリートの左右にもう2体のイフリートが出現した。

 それを見て俺の人間としての心がガンガン警鐘を鳴らす「あれは能力を縛っている状態ではヤバい逃げろ」そう言っている感覚がする。さっきの竜はもどきは何とかできた、まだ自分より下の可能性があるというこで安心ができていた、しかし、今は違う個人的な制限が多くまともに戦える気がしないしかも真理得者からお知らせが届く

 

《イフリートの分身体です。魔力がかなり込められており、本物オリジナルと遜色ない分身となっています》

 

 どうやら俺は相当イフリートに警戒されているようだサイアクだ。

 

「アルケ! 皆!」

 

 そこにランガとリムルも駆けつける。

 

「お前達此処からはマジで危険だ。俺とリムルに任せて避難してくれ」

「アルケさん⁉︎でも!」

「イフリートが本気で暴れ始めたらお前達の体は消し炭だ。そんな事、シズさんは望んでないはずだ」

 

 俺の言葉にカバル達は悔しそうにするが理解してくれたようだ。

 

「わかった」

「アルケの旦那、リムルの旦那。シズさんを頼みやす」

「お願い!」

「ああ。任せておけ! セキロ!」

「はは!」

 

 俺の足元の影からセキロが飛び出る。

 

「この三人を安全な場所へ!」

「ランガもだ!」

「お任せを!」

「御武運を!」

 

 そうしてセキロはカバルとギドを、ランガはエレンを乗せて避難した。

 

「さぁて。これで心置きなく戦えるな」

「ああ。リムルは本体を頼む。多分イフリートからシズさんを分離できるのはリムルの捕食者だ。あと、できれば援護が欲しい能力縛った状態で戦うのはかなりきつい」

「わかった、こっちは本体を相手した後なるべく援護をするから任せろ!」

 

 俺はリムルに本体を本体のイフリートと離れるように走っていく。それをイフリートの分身2体が後を追う、俺は走りながら分身目掛けて攻撃する、氷魔法を連射し氷の塊がが雨のごとく分身達を襲うが分身体は構わず突っ込んでくる、そして2体同時に火球を放った俺は火球の直撃を受け、爆発が起こり分身2体はその場で静止し爆煙を見つめる、しばらく煙が立ち込む中で煙の中から服は燃えているが無傷のアルケが飛び出す、そして、分身のイフリートの一体に拳にまとった氷魔法を殴りつけるように叩き込む、拳は躱される事なく残りが1体。もう一体の方は仲間の敵とばかりに背後から襲いかかる、俺は足元を破壊し土煙を起こしアーツの隠密で姿を消しイフリートの視界から姿を消した、イフリートがキョロキョロと辺りを見渡しこの場から居ないと判断しリムルの方に行こうとした瞬間、イフリートの頭が氷塊になった。その後ろにはイフリートの頭だった物に手を触れている俺がいた、俺はそのまま変化者で分身体のスキルを獲得した後に全身を氷の塊に帰る。

 

『炎の巨人イフリートのスキルを獲得しました』

 

 誉れ高い方法(冥人プレイ)と捨て身の戦法によりこっちの戦いは終わった。後は本体だけだとリムルの方を向くと巨大な炎の竜巻が発生していた。

 

「わ〜お、すごい光景だなリムルにも俺にも炎が効かないのによくやるよ、因みにどんな事をしているんだ?」

『イフリートが炎系最上級魔法炎化爆獄陣(フレアサークル)で個体名リムル=テンペストを攻撃しています』

 

 イフリートはリムルも敵と認めていたと言うことか。だが、相手が悪かったな。俺は元々耐性スキルを持っていただからあんな無茶な攻撃もできた、それはリムルにも同じ事が言えるリムルはこっちに流れ着いてきた時に獲得した熱変動耐性があるから炎系の攻撃は効かない。やがて炎が弱まり、イフリートはリムルが燃え尽きたと判断して俺に向かうために振り返るが炎の中からから糸が放たれイフリートの体を絡め取り動きを止める、イフリートが振り返ると炎の中から何事もなかったかのように無傷のリムルが出てきた。

 

「今何かしたのか?」

 

 おっ中々の強者発言だな、余裕があって羨ましいな、そんな事を考えているとイフリートはリムルが放った糸を燃やそうとするがそれはできなかった、イフリートが糸を外そうともがいているとジタバタしていると、その隙にリムルがイフリートに近づく。

 

「俺もお前を舐めていたが、お前もアルケを警戒しすぎて俺を舐め過ぎたようだな」

 

 イフリートはリムルに周囲が歪むほどの炎の塊をを浴びせるがリムルには効果がない

 

「俺のターンだ」

 

 そう言ってリムルはイフリートを捕食した、それにより暗雲は消え空が晴れる、そして焼けた大地にシズさんが倒れていた気付いた俺達は、シズさんに駆け寄る。

 

「あっ! シズさん‼︎」

「……大丈夫だ。息はある」

「良かった。急いで皆のところに!」

「ああ‼︎」

 

 俺達はシズさんを皆のいる場所まで運んでいった。

 

 

 

 その頃リムルの胃袋の中ではリムルに捕食されたイフリートが脱出をここみようと暴れまわっていた、そんなイフリートの前に巨大な影が近づく。

 

「観念するがいいイフリート。貴様にはこの空間は破れぬ」

 

 イフリートが声のする方に顔を上げるとその瞬間に目を見開く。何故なら、現れたのは黒い黒い竜だったからだ。

 

「リムルとアルケは我の盟友ぞ。我は暴風竜ヴェルドラ=テンペスト。心ゆくまで相手をしてやろう。ふふふふ……グッァハッハッハッハッハ!」

 

 ヴェルドラの高笑いが響く中、イフリートはようやく口を開く。

 

「……暴風竜ヴェルドラだと…………」




転スラを買える限りで買いました近くの書店からなくなっていて驚いています、結局オンラインサイトで1〜8+設定資料集2冊を買いました届いてから書き始めますので2週間ほどお待ち下さい
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