転移転生したら錬金術師だった件   作:裏路地のフィクサー

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皆様どうも作者です
遅れてしまい申し訳ございません。
アンケートに答えていただいた方ありがとうございます。
又評価してくださった あい1203 uni_xj きらららら 桶の桃ジュース 冬島 深夜テンションの鮎様ありがとうございます。
またお気に入り登録していただいた、皆様もありがとうございます。
今回から転スラらしくなっていくと思います。
一様スキルや一部設定などの方は裏でガンガンかいていて(大体魔都開国編まで)
そこまで続けたいので、やっていきますが、現在大学生なので、時間がかかるでしょうが、エタる事はないと思います。


4話ゴブリンの村&牙狼族

 前回のあらすじ スキルの確認と習得及び洞窟からの脱出

 

 俺達は洞窟を出て歩いていると、リムルが声をかけてきた。

「そういや、何で、お前はライターなんて持ってたんだ?」

「いや~実は喫煙者で、ライターを持ってたんですよ〜一様タバコが数本ありますけど、いりますか?」

「いや、いらないというか、口調がすごいかわったな、どうしたんだ?」

「あ〜素がアレなだけであって、いつもはこの口調なんですよ〜」

「まじか、なんか意外だわ」

「そういうこと、職場の人やひなちゃんにもよく言われましたね〜あと、吸ってもいいですか?」

「ああいいぞ、(カパッ シュッ)おう、いきなり吸うのかよ、というか、ひなちゃんって誰だよ」

「ん〜あ〜幼馴染で中学時代の彼女ですよ〜」

「はぁ! お前彼女なんていたのかよ! 「まあ、ひなちゃん高校の入学式のあと行方不明になっちゃったんですけどね〜」まじかよ、それは、お気の毒だな」

「まあ、僕が転生したので、僕はひなちゃんがこの世界に来てるかもしれないって考えてますよ〜」

「ああ、出会えると、いいな」

「そうですね〜」

 そう言いながら歩いていると、急に狼が3匹ほど出てきた、真ん中の狼には額に星型のマークがあるしかし、俺達を見た瞬間

「「「キャイン!!」」」

「逃げていったな」

「逃げていきましたね〜」

 何で、逃げていったかわかるか? 真理得者? 

『告、個体名アルケ=テンペスト及びリムル=テンペストから、莫大な魔素が漏れ出ています』

 それって、抑えたりみたいなことができるか? 

『告、可能ではできますが、2/5ほど魔素が漏れ出ます』

 まあ、それぐらいならいいか、じゃあ頼むぜ。リムルは自分で気づくでしょ。

 そういう事がありながら、しばらく歩いていると30人ほど緑色の人? いや、ファンタジーだから、ゴブリンてやつか? そう考えていると、

「ぐがっ、強き者達よ……。この先に、何か用事が、おありですヵ?」

 そう言いながら杖をついたゴブリンが話かけてきた、そうするとリムルが思念伝達を爆音で使いながら

「えーと初めまして! 俺はスライムのリムルと言う! そしてこいつは、アルケだ!」

 リムルの思念が強すぎてゴブリン達はその場に倒れ立ち直ると平伏していた。

「ちょっと、リムルさん、思念伝達が強すぎてゴブリンの皆さまが怖がってますよ〜」

「貴方様の力は十分に分かりました! どうかその声を静めてください!」

「皆さん落ち着いてくださいよ〜。僕達は別に皆を傷つけに来たわけではないんですよ〜。そのバンダナを付けたリーダみたいな方? は何か用があったんじゃないんですか〜」

「はっはい! 強力な魔物の気配がしたので警戒に来た次第です」

「そんなもの俺には感じられないけど?」

「ご冗談を! そのようなお姿をされていても我々は騙されませんぞ!」

 まぁスライムがこれだけの妖気を放っていればそうだよな。

「強き者達よ貴方達を見込んでお願いがあるのですが」

 そう言われ、ゴブリン達に連れられ村に案内された。村といってもかなり原式的な作りのお粗末な村でそこにはメスのゴブリン達もいた。何処か子供らしい感じでゴブリンとは思えない。そう思いながら街を見ていると、俺達は村長の家に案内されそこにさっきの赤いバンダナのゴブリンと杖を持ったご高齢のゴブリンが入って来た。

「ようこそお客人。私はこの村の村長をさせていただいております」

「はい。どうぞよろしく」

「よろしくお願いしますね〜それで僕達に頼みってなんですか〜?」

「実は最近魔物の動きが活発になっているのはご存知でしょうか」

「いいや」

「そうなんですか〜」

「我らの神ヴェルドラ様が一月前にお姿をお隠しになられたのです。そのため近隣の魔物がこの地にちょっかいをかけ始めまして」

 俺は何気に家の中に飾られている壁画を見るとそこにはヴェルドラらしき竜が描かれていた。一月前とはちょうどリムルがヴェルドラを捕食した時期だな……なるほど魔物避けになっていたヴェルドラが消えたのが原因か。

「我々も応戦したのですが戦力的に厳しく」

「そっそこで貴方様達に!」

「力を貸して欲しいと……けどアルケは兎も角、自分スライムですし期待されているような働きはできないと思うのですが?」

「ハハハ。ご謙遜を」

「ご謙遜を」

「リムルさんまさか気付いてなかったんですか〜?」

「ただのスライムにそこまでの妖気は出せませぬよ。そちらの方も普通の者より、多く妖気が出ておりますので、相当に名を馳せる魔物なのでしょう」

 その言われたリムルはしばらくするとスライムなのに汗を流しているようなリアクションをしていた。そうするとリムルが念話で話し掛けてる。

(リムル。マジで魔素を出してる事に気付いてなかったのか⁉︎)

(恥ずかしながらって、アルケ! 念話は素なのかよ! どっちかに統一しろよ! とゆうかお前は俺の妖気が出てるの知ってたんだろ。教えてくれてもいいじゃないか!)

(俺はリムルがスライムだから他の魔物に襲われ難いようにあえて妖気を出していんだと思っていたが)

(ぐ……たっ確かに普通はそう思うな)

 リムルは俺との念話を終えると村長ゴブリンに話しかける。

「フフフ流石は村長分かるか」

「もちろんでございます。漂う風格までは隠せてはおりません。そちらの方も妖気こそ隠していますが強者の気配を感じます」

「そうか分かってしまったかお前達は中々見所があるな」

 そう言いながらリムルは妖気を抑える。

「ほぉ我々を試されていたのですね。その妖気に怯える者も多かったので助かります」

 そう言いながら村長が頭を下げた。

「そっそうだな。怯えずに話しかけて来るとは見所があるぞ!」

 なんとか誤魔化したリムルだが、言っていることは妙に合っているのがまた凄い。スライムだと侮らず、妖気に怯えず話しかけるのは中々できないことだ本当に。

「それで俺達に頼みってなんだ?」

「はっはい。それでお願いと言いますのが……」

 村長の話だと東の地から狼の魔物である牙狼族が押し寄せてきて戦いとなり多くのゴブリンの戦士達が討ち死にしたらしい。本来牙狼族1匹に対してゴブリン10匹で掛かっても勝てるかわからない戦力差があり、その中に名持ちの守護者の役割をしていた者もいたがその戦士も討ち死にして村は危機に瀕しているらしい。

 牙狼族は全部で100匹ほどいるらしくこの村のメスのゴブリン合わせも60匹で絶望的戦力差がある。そして牙狼族の情報はその名持ちのゴブリンが命がけで入手したものでそのゴブリンは村長の息子で赤いバンダナのゴブリンの兄だったらしい。

 そう話す村長達の顔はとても辛く悲しい表情だった。無理もない、村の英雄と言われていたとはいえ、息子が亡くなったのだから、村長の後ろからこちらを見るゴブリン達の表情も不安になっているのが分かる。

「村長少し確認したい」

 同じく様子を見ていたリムルが村長に聞く。

「俺達がこの村を助けるならその見返りはなんだ。お前達は俺達に何を差し出せる?」

 その言葉に村長と息子はさらに不安な表情となる。

(……リムル、どういう意図なんだ?)

(体裁を整えとかないと、後々面倒な事になりそうだからな)

 確かに無償で助けるのも普通はないからな。

 そう思念伝達で話していた時に村長が覚悟したような顔で話かけてきた。

「わっ我々の忠誠を捧げます! 我々に守護をお与えください! さすれば我々はリムル様とアルケ様に忠誠を誓いましょう‼︎」

「誓いましょう‼︎」

 その言って必死に頭を下げる村長と息子、村を仲間を守りたい一心で覚悟の上でまだ出会ってばかりの俺達に忠誠を誓うとは、この村長と息子の想いは本物だ、だからこそ俺は村長のその願いを聞き入れようと思った時、狼の遠吠えが聞こえた。

 ギャウオォ──ン‼︎

 その遠吠えにゴブリン達は怯え慌てふためいている

「リムル」

「あぁアルケ。言わなくても分かる。(あと素の方にしたんだな)」

(まあ、素の方にしたほうが念話の時楽だし)

(確かに)

 俺達は、家から出てゴブリン達の元に向かう。 村長は怯えるゴブリン達を宥めようと頑張っている。

「おっお前達落ち着きなさい……」

「怯える必要はない。これから倒す相手だ」

「! そっそれでは」

 俺達は改めてゴブリン達を見る。

「お前達の願い、暴風竜ヴェルドラに代わってこのリムル=テンペストと!」

「この俺アルケ=テンペストが聞き届けよう」

 俺達の言葉に村長は涙を流し村のゴブリン全員が俺達に平伏する。

「ありがとうございます! 我々はリムル様とアルケ様の忠実な僕にございます」

 こうして俺達はゴブリン達の主。守護者となったのだ。

 その後は村長に頼み怪我人の元に向かう。

「できるだけの手当はしたのですが……」

 そこにはおそらく牙狼族の爪や牙で引き裂かれた、苦しんでいるゴブリン達がいた。

 リムルはそんなゴブリンの1人を捕食した。

「リムル様何を⁉︎」

 突然のリムルの行動に村長は声を上げるが次の瞬間、リムルは捕食したゴブリンを吐き出すと、吐き出されたゴブリンは先程までの痛みがなくなっていることに気がつき立ち上がる。それに村長はさらに驚愕する。

「「おっおぉ! きっ傷が⁉︎治っている!」」

 そうリムルは傷ついたゴブリンを一旦捕食し自分の体の中に蓄えていたヒポクテ草から作った回復薬をかけて治したのだ、初めて見ると驚愕すること請け合いだ。

 俺も何かやりたいが、何かできるか? 

『魔素を等価交換し回復薬を生成します、生成しますか? YES/NO』

 おっ、できるのか? じゃあ頼むぜ

下位回復薬(ローポーション)の生成に成功しました、現在はこれ以上の純度の回復薬の生成は不可能です』

 そうか、それなら俺にできることはないな。そう思いながら見ていると、リムルは他の怪我人達を全員直したようだ。

「さっ流石はリムル様!」

 そう言って村長とゴブリン達は再びその場で平伏する。怪我人全ての治療が終わりリムルはゴブリン達に指示をだす。

「柵を作る! 村の防備を固めるぞ、後は使える武器を確認し戦う準備をしろ!」

 そんなことをリムルが言っていたが一つ疑問になったので、真理得者に武器や、村を囲むような柵を作れるか聞いてみた。

『告、土を錬金術師を使い操作しながら魔素を等価交換し土を足しながら行うことで作成が可能ですしかし細かい操作は不可能なので武器は簡単なものしか作れません』

 真理得者、作れるものを上げて言ってくれ、

『ロングソードやハルバードなどは作れますが、銃や、蛇腹剣などの複雑なものは作れません』

 わかったありがとよ、「おい、リムルちょっと、いいか? お前は回復薬でゴブリンを治療したが俺は何もできてなかったからここは俺にやらせてくれ」

「いや、お前は色々できるけど武器や柵を作ったりできないだろ? って……あ」

「思い出したか? 一応俺は錬金術ができるんだぞ柵を作るのも武器を作るのも楽勝だ」

 そう話していると村長が話かけてきた

「リムル様、アルケ様一体何の話をされているのですか?」

「いや、アルケに柵や武器を作ってもらおうかなと思っていてな」

「アルケ様そのような事が可能なのですか?」

「柵は可能だが、武器は簡単なものしか作れないぞ、それでもいいか?」

「ああ、いいんじゃないか?」

「じゃあ始めるぞ!」

 そう言いながら俺は手を打ち合わせ魔力を循環させ錬成をしていく、瞬く間に青白い稲妻を放ちながら目の前の土が盛りあがっていく、魔素がガンガン減っていく感覚があるが、あっと言う間に元に戻る感覚がある。そして、限界を試すためできそうなことをやっていく、

 真理得者材質を変えたりできるか? 

『告、水銀や鉛,金や魔鉱石なども可能ですがヒヒイロノカネなどは現在不可能です』

 それなら木に変える事は余裕だな? ついでに木に変えたあと柵を尖らせる事はできるか? 

『告、可能です』

 そう真理得者と話しながらいじっていき、1分後街全体を囲う木の柵を作り上げた

「よし! できたぞリムル」

「お〜いいじゃないか! しかもサラッと木の柵になってるし」

 そう話していると村長が話かけてきた。

「何をおこなったのでしょうか? アルケ様」

「ああ、俺のスキルで物を操ったり、材質を変えることができるんだ」

「そのようなことができるのですか! アルケ様も凄まじい力をお持ちなのですね!」

「そう言ってないで次は武器を作るから、そこに並んでくれ」

 

 ………………………………………………

 牙狼族said

 その夜。夜空に満月が輝くジュラの森の大森林。東の平原に百匹以上の牙狼族の群れがいた。その中で右眼が潰れたような傷があるボスは同胞に言った。

「いい夜だ。この森から暴風竜の加護は失われた。恐れる者は何もない。今夜! あのゴブリンの村を滅ぼしジュラの森への足掛かりを作ろうぞ!」

 ギャウオォ──ン‼︎

「我々はこの森の支配者となるのだ!」

 ギャウオォ──ン‼︎

「我々の爪は如何なる魔物を引き裂き! 牙は如何なる魔物を食い破る!」

 ギャウオォ──ン‼︎

 牙狼族の皆が遠吠えを上げ一斉に駆け出してゆく。目指すはゴブリンの村。先頭を走るボス、やがてゴブリンの村が見えてきたが村の様子がおかしい事に気付き足を止める。村をよく見ると村の周りを木で作った柵で防備していた。そして村の入り口には何故か下等なスライムがいた。

「フン! あんなすぐ折れそうな貧弱な柵何の意味がある!」

 我ら牙狼族の前ではあんな柵など簡単に薙ぎ倒せる。ゴブリンどもの悪足掻きだと思っていると、額に星形の模様があり毛色に白が混じった息子が隣に寄ってきた。

「親父殿、あの者です。例の……」

「お前が言っていた異様な妖気を放つ魔物か? ……くだらん! ただのスライムではないか」

 息子は昼間に言っていた魔物がまさかスライムだとは、多少警戒していたがその必要もなかったようだ。そう思っていた時にスライムが前に出て来る。

「一度しか言わない。このまま引き返すなら何もしないさっさと立ち去るがいい!」

 スライムが喋ったことに驚きはしたが、下等なスライム風情が我らに命令するとは許せん! 

「小賢しい! スライムごどきが我ら牙狼に命令するな‼︎あの柵を薙ぎ倒せ! ゴブリン共を血祭りに上げろ‼︎」

 ボスの命令で前衛の牙狼達が一斉にゴブリン達に向かって襲い掛かる。だが柵に近づいた瞬間に見えない何かに阻まれ傷付く者、ゴブリン達の矢に射抜かれる者などボスにとって予想外の光景が目に映る。そして柵の前をよく見ると牙狼達の血が何か光る細い物に垂れているのが見える。そう、柵の前に糸が張り巡らされていた。

「スキルの鋼糸だ」

 そして餓狼族のボスが吠える

「貴様の仕業か⁉︎」

「そうだ!」

 だが2匹の牙狼が矢と糸を突破して柵ごとゴブリン達に飛び掛かろうとする。ゴブリン達は迫る牙狼に恐怖して動けないなか、ゴブリン達の後ろから飛び出た何者かが飛び出て、

 2匹の牙狼達の頭を掴み、青白い光が弾け、2匹の頭は弾けとんだ。

 …………………………

 アルケsaid

 牙狼達が攻めてくる少し前、柵を完成させ武器を作り終えた後アルケ自分の武器を作りながら真理得者にあることを聞いていた。

「なあ真理得者さんよ」

『疑、何でしょう?』

「タンパク質を水したり、水を操って水蒸気に変えたりできるか?」

『告、可能です』

 なら良い、この世界に来てしばらくたったが、初めて自己防衛以外で生き物を殺すんだ、牙狼族が来たのかリムルの声が聞こえてきたな、さあ覚悟を決めていこう。

 

 ……………………………………

 突然の2匹の同族の死亡そしてそれを行った者の登場に牙狼達は戸惑うなか、牙狼族のボスはアルケを見ていた。

 この者から感じる強者の波動……並ではない。何故このような者がゴブリン共の味方をしている……。

 牙狼族のボスはアルケの強さを肌で感じていた。だが今はアルケのことより誇り高い牙狼族である自分達がゴブリンやスライムなどの下等な魔物に翻弄されていることを認められずにいた。

「矮小なる魔物の分際で! 捻り潰してくれる‼︎」

「親父殿⁉︎」

 牙狼族のボスはリムルに向かって襲いかかっていく、張り巡らされた糸は仲間達の血で場所を特定し、ボスは爪と牙で切断してそのままリムルに飛びかかっていく。

「リムル様……っ」

 村長を含むゴブリン達の声を上げるなか、アルケは動くことなくじっと見ていた。何故ならリムルに飛び掛かかろうとしたボスは今宙にぶら下がりっていたからだ。

「粘糸だ!」

「これしき!」

 ボスは粘糸の糸から抜け出そうともがくが、そんなボスの前にアルケが飛び上がりいつの間にか手に持っていた片刃剣*1を首に振り下ろしていた、ボスは死を覚悟したが剣はボスの首元で寸止めされていた。

「もうこの時点でわかるだろ? 大人しくしてれば命は取らない、だからじっとしてろ」

「く! なっ何故だ。お前ほどの力を持っている者が何故ゴブリンやスライムような下等な魔物の味方をしている⁉︎」

「ゴブリン達はリムルや俺に忠誠を誓った仲間だ。それにお前が下等と見下しているスライム名前はリムルって言うんだが。ハッキリ言ってお前より強いぞ」

「馬鹿な! 我がスライムなどより弱いだと‼︎」

「まあ認めたくないよな、よし! リムル、俺が攻撃するからその攻撃を無効化してくれ!」

 そう言いながら俺が指を弾くと藍色の炎*2がリムルに向かって膨張していく。

「え! まあいいがってうおっと!」

「馬鹿な……」

「こいつで分かるな。何故俺がお前の元に来ているのか、この時点でお前はリムルにその首を切り飛ばされてただろうよ。まだ納得いかないならリムル! 抑えている魔素を見せてやれ」

「了解だ!」

 その言ってリムルは抑えていた魔素を解放。リムルから放たれる凄まじい魔素にボスは唖然としてた。

「馬鹿な! 何故スライムがあれほどの魔素を……」

 ボスはリムルから放たれる凄まじい魔素に信じられずいたが、昼間に息子が言っていたことが事実だったと今理解した。

「お前達牙狼族はこの辺りでは中々強いだろう。仲間との連携にボスであるお前の統率力は本物だ。だが、お前達の敗因は相手を格下と見下し侮ったことだ」

 牙狼族のボスは言い返すことができなかった。アルケが言ったことがその通りだったからだ。

「わかった……我の負けだ……」

 牙狼族のボスが敗北を認めたのを確認した俺は剣を分解した。そしてリムルが粘糸の糸を解きボスが地面に降りる。

 そしてリムルはゆっくりと前に進み牙狼族に向かって叫ぶ。

「聞け 牙狼族よ! お前達のボスは敗北を認めた! 選択をさせてやる。服従か死か!」

 リムルの言葉に俺は驚き急いで念話で話しかける。

『おいリムル、何故二択なんだ? このまま立ち去るようにすれば良かったんじゃないのか?』

『すまん。ついノリで二択で迫ってしまった』

『ノリが良いのは戦闘だけにしてくれ! まあいいどうする? もしかしたら「服従するなら誇り高く死を!!」とか言って一斉に向かってくる可能性があるぞ。そうなったらなったらで虐殺しなきゃいけなくなるから覚悟はしておけ』

『待て待て‼︎今考えてるから! ん〜〜〜、お! そうだ捕食!』

 何か思い付いたリムルは俺が頭をふっ飛ばした牙狼の1匹を捕食した

 何を思いついたのか気になるので俺はもう1匹の方に手を触れついでに亜空間操作で死体を回収した、その光景にボスと牙狼達は目を見開く。

《変化者により牙狼固有スキル超嗅覚、思念伝達、威圧を獲得しました。又牙狼族への擬態が可能になりました》

 俺が解析などをやり終え牙狼のスキルを獲得した頃、リムルも捕食が終えるとリムルが黒い霧に包まれ霧が晴れるとそこには牙狼の姿があった。しかも此処にいるボスより大きい姿になっている。リムルには擬態のスキルがある。牙狼を捕食したから牙狼の擬態が可能になったようだがその再現度が高い、本物と変わらない姿にボスと牙狼達、更にゴブリン達も驚愕する。そして牙狼のスキルを得た俺はリムルが何をするかなんとなくわかったので耳を塞いでおく。

「ククク、聞け! 今回だけは見逃してやろう。我に従えぬと言うならばこの場から立ち去る事を許そう‼︎」

 ギャウオォ──ン‼︎

 リムルのそう言い放ちながらスキル威圧を込めた咆哮を轟かせた、その凄まじい威圧にゴブリン達や牙狼達は吹き飛ばされそうになる。

 牙狼達は威圧に抗いリムルに向かって突き進んでいく。やはり戦うのかと俺は思った。やがてリムルの前まで集まった牙狼達は一斉に平伏した。

「「「我ら一同 貴方様達に従います!」」」

 どうやら服従の方を選択したようだ。これにはリムルも予想外だったらしく少し唖然としていた、リムルが固まっていると村長がリムルに問う。

「勝ったのですか?」

「そうみたいだな、争う必要が無くなったのは良いことだうんうん 平和が一番」

「確かにそうだな」

 こうしてゴブリン村の戦いは実にあっさりと終決した。ゴブリン達は喜び合う中、牙狼族のボスはアルケをジッと見つめていた。

 

「ところでアルケちょっといいか?」

「どうしたリムル?」

「お前か持ってたやつどう見ても長ドs」

「いや、あれはエースブレードだよリムル」

「いやどっからどう見てもなg」

「いいねあれはどっからどう見てもエースブレードだ長ドスなんて物教育に悪いからね」

「そっそうか……」

*1
見た目はエースブレード

*2
着火する時に、インジウムを混ぜることでこの色になっている




確かアルティメットスキルは主にキリスト教の天使と悪魔のなまえだった気がするのですが、どうでしたっけ?調べて進めていきます。
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