さて、牙狼族の元ボスに名前を付けてやると話し、名前を何にしようかと考えていた時、周囲が騒がしくなっていた。
「リムル様‼︎」
「リムル様⁉︎お気を確かに!」
「アルケ様!」
「アルケ様リムル様が‼︎」
「おい何が起きている? って、おいちょっとまて! マジで、何が起きた?」
ゴブリンと牙狼達の声に俺はリムルの方を見るとリムルがぐじゅぐじゅと溶けていた、俺はリムルの様子を見ながら真理得者に調べてもらったその結果、
『個体名リムル=テンペストは名付けにより体内の魔素残量が一定値を下回り込んだ為、低位活動状態スリープモードに移行されたようです。3日後には完全回復すると思われます』
それを聞き俺はホッとした。ポックリ逝った訳でなく省エネモードになったらしい。
死んだと思っていた、次からできる限り魔素の提供はしよう、すまないリムル。
「皆安心しろ。リムルは少し魔素を消費しすぎただけだ。3日後には目を覚ますだろう」
俺の言葉に皆が「良かった」と安堵の声をもらす。そこに元ボスの息子がリムルを自らの背に乗せ話しかけてきた。
「では我が主を安全な場所へ!」
「頼んだぞ。もうリムルには名をつけて貰えたみたいだな、その時はお前の親父と話をしていたから名前を教えてくれるか?」
「はいアルケ様! 我が名は
「ランガ……嵐の牙かいい名前だな。ではリムルを頼んだぞランガ」
「承知しましたアルケ様!」
そう言ってランガは行ってしまう。他の者達もリムルを心配し後を追って行った。
リムルの事は皆に任せるとして、俺は元ボスに名付けとは別に試したい事があった、それは、名前を付ける時の魔素の消費を抑える事ができるのかということだ、今の俺は、魔素を大量に消費を抑える事が重要である、そこで、俺は、真理得者にあることを、聞いてみた。
『なあ、真理得者、俺のスキルや体は、俺が知っているような形で、スキルが運用されたり、体が作られているのか?』
『否、違います体の方はマスターが知っているような、形で体が作り直されいますが、紋様などは、無くなっています、又、錬金術師は、全く違う物になっています』
『因みにどうゆうふうに違うんだ?』
『答、まず、国土錬成陣などの天体や土地条件人数条件が関係する一部術式が、天体の影響や地形、人数条件を受けずに使用可能になっていますが、その分陣のサイズが大きくなっており、規模で言うと、国土錬成陣の陣のサイズが3,000万
『そしたら、俺の身体に流れているのは、賢者の石で、体に紋々はなくて錬金術仕組みはかなり変わっているという認識で大丈夫か?』
『良、その認識で間違いがありません』
『わかった、じゃあ2つ目だ、俺の身体に流れている賢者の石を抜き出した時、どのぐらいの魔素を消費をするんだ?』
『答、450MLあたり現在の千分の一以下の魔素で再生できます』
『じゃあ質問を変えよう、その量の血液を注射した後名付けをしたら、リムルみたいに倒れる事はなくなるか?』
『答、名付け前に、対象の魔物の魔素を吸収した後血液を注射することにより消費魔素量がかなり減り、スリーブモードにならず、今後の活動にも支障が出ない名付けが可能です。又、名付けた魔物が人造人間の特性を引き継ぐ可能性も高くなります、しかし、その方法で名付けを行えるのはマスターのみであり、連続で名付けを行う事はできません』
『わかった、じゃあ、注射するから準備してくれ』
『了』
「おい、ちょっと来てくれないか?」
そうすると牙狼族の元ボスがスタスタと走ってきた
「呼ばれてまいりましたが、一体どのような、命令でしょうか?」
「いやお前に名前を付ける為に色々するから、来てもらったんだが、大丈夫か?」
「大丈夫であります、で、色々とは何でしょうか?」
「いや、俺の事情で、名付ける時に色々してから名付けたいんだがいいか?」
「大丈夫であります、アルケ様」
「じゃあちょっとチクッとするぞ〜」
そう言いながら俺は、魔素を吸収し、その後人差し指の先に小さな針を作り、ボスの体に血を打ちこんでいく、そして、俺は、元ボスの名前を考えていく、
確か、ハガレンのキャラで狼が関係があるのは、狼キメラぐらいしかいなかった気がするのでハガレン以外で考えていこう、確か、ランガは漢字で嵐牙で、ランガだったよな、なら漢字で考えるか、このボス、見た目は隻眼の狼だよな、隻眼……狼……御子の忍び、うん? なんか変なのが混じった気がするが、いや、でもな〜〜あのキャラは隻腕だからな、いや、ここ異世界だし知ってる奴いないだろうしいいよな!
「じゃあ、名付けるぞボスさん」
「は、しかし、今私は魔素を抜かれたので、私も貴方様も弱体化してしまうのではないでしょうか?」
「いや、それを何とかするために色々したからダイジョブだ、それじゃ、始めるぞ」
「は! お願いします!」
「じゃあお前の名前は、
「は!
そういった瞬間俺の体から魔素が減る感覚があり、ふらっとしたが、眠る程ではなかった、牙狼族の元ボスは、名付けた直後、眠ってしまった、リムルと元ボスが目覚める間の3日間は本当に色々驚く事ばかりだった。リムルが名付けをした皆が進化した。ゴブリンの雄はがっしりとした筋肉質の体のボブゴブリンに雌は女性らしいスタイルのよいゴブリナといった人間に近い姿へと進化したが、その中でも村長のリグルドの進化は尋常ではなかった。あのヨボヨボで杖を必要としていた御老体が若返り、ボディビルダーのような見事な筋骨隆々の体となっていた、これにはマジでダリナンダアンタイッタイ⁉︎と心底驚いた。そしてランガ達牙狼族もより体が大きくなり逞しい姿に進化した。とくにランガには額に一角獣のような角が生え体も元ボスのセキロよりも大きく立派な姿となっていた。
「そういえばランガ、確かリムルが低位活動状態スリープモードになる寸前に名付けされたのはランガだけだったはず? なのに何故他の牙狼達も進化してるんだ?」
「アルケ様。我ら牙狼族は『全にして個』なのです。同胞は皆繋がっております。故に我が名は種族名となったのです」
「つまり種族名として種族全体が進化したのか」
「もはや我らは牙狼族ではありません。
「嵐牙狼族か。セキロが今のお前達を見たらさぞ喜びそうだな」
「はい!」
俺とランガがそう話していると、1人のゴブリナのハルナがこっちに走って来た。
「アルケ様! リムル様がお目覚めになられました!」
「我が主が‼︎」
ハルナの報告を聞いたランガがリムルがいるリグルドの家に猛ダッシュをかまし、眼の前で家が、吹っ飛んでいった、同時にリムルがこちらに吹っ飛んできた、
「待てランガ! そんなスピードで突っ込んだらっ!」
「うあぁぁぁぁぁぁ‼︎」
「リムル⁉︎」
俺は飛んで来たリムルを受け受け止める事ができた。
「リムル大丈夫か?」
「あぁ……アルケ、なんとか、ありがとう」
「さっきの竜巻は何だったんだ?」
「あれか……ランガが高速で尻尾振ったら起こった」
へ? …………尻尾を振ったらって……いや嵐牙狼に進化したんだありえない話ではないな。
「我が主‼︎」
「リムル様! ご無事ですか‼︎」
そこにランガとリグルドが走って来た。リムルの無事を確認すると、進化した皆が集まりリムルを胴上げして回復を心から喜んでくれた、その後はリムルに低位活動状態スリープモードになっている3日間の出来事を話した。
「なるほどな。てかアルケ! 名付けに魔素を消費するの知ってたなら教えろよ‼︎」
「済まない。皆のあの喜びようを見てたら言えなくてな。それにいざとなったら俺の魔素を分けよう思っていたんだがセキロと話している間にリムルが低位活動状態スリープモードになってしまっててな」
「セキロそんなやついたか?」
「俺が元ボスに名付けしたんだ」
そして元ボス現在名セキロの事を説明した。
「アルケ……お前俺以上に頭のネジ外れてたんだな」
「あぁ? そんなに俺、頭のネジ外れてるか?」
「いや外れてるだろ! 名付けの魔素量を減らすために血を打ち込むなんていかれてんじゃないのか! しかもその名前俺、転生する前に聞いたことあるぞ! 確か……」
「知っているならそれ以上、言うんじゃない、だって、ハガレンのキャラで狼なんて、確か、名無しの狼のキメラぐらいしかいなかっただろ!」
「確かにそうだがな……」
そう、リムルと話していると、ランガが慌ててこちらに向かってきた。
「主殿! 親父が目覚めましたぞ!」
「お、まじか! リムルも一緒にいくか?」
「もちろんだ!」
ランガの言葉を聞き俺達はセキロの元に急ぐとセキロが目覚めていた。
セキロの見た目は、元のサイズより一回り小さくなっているが、筋肉が前よりついている感じがあり、毛皮が、灰色から茶色に近い黒になっていたそして、一番驚く事が隻眼ではなく両目が見えるようになっていたのである。
《個体名セキロは新種 人造忍人狼に新生しました》
この場の皆の頭に声が聞こえる。この声は世界の声であるそうだ。リグルド達が進化する時にも聞こえたらしく、これを聞く事自体が奇跡らしい。そういえば、俺が転移した時とくたばった時にに聞いた声ってそれだったってことか……真理得者の声にも似てるが……。てか今皆に聞こえたのは、それだけセキロのこの新生が大きいってことか? 俺が悩む中、セキロは俺の元にやってきた。
「アルケ様。お待たせしました」
「セキロ、無事に進化できた様だな」
「はい。アルケ様のお陰でこのような、姿になりました」
「そうか、これからもよろしくな」
「あとアルケ様、人化というスキルを獲得したのですが、使用してもよろしいでしょうか?」
「
「は、それでは、人化!」
そうセキロが言うと、黒い霧に包まれ、霧が晴れるとそこには、腕が切られる前の御子の忍びの服を着て、何故か左腕を失っており、顔はどこぞの葦名流の創始者と主人公がチョコラテカーペットしてる漫画の人化の術使ったあとの人の顔を合わせたような顔をしていた、俺達二人が驚いていると、ランガが新生したセキロに歩み寄る。
「親父殿」
「息子よ。……お前も立派な姿になったな。それにお前達も」
「親父殿こそ! なんと素晴らしいお姿に‼︎」
「これも全てアルケ様のお陰だ」
その後は色々あったが、新生したセキロを加えてリムルから皆にこれからのルールの説明をする事にした、最初に校長ネタをやっていたがこの異世界でそのネタが通じるはずはなかった。
「ルールは三つ最低この三つは守って欲しい。一つ人間を襲わない。二つ仲間内で争わない。三つ他種族を見下さない」
「質問がある者は構わずに言うといい」
「では、宜しいでしょうか」
リムルの言葉を聞きリグルが手を上げる。
「はい! リグル君」
「何故人間を襲ってはならないのでしょうか?」
まぁそうだよな。魔物である彼らからすればなぜ人間を襲ってはならないのかわからなくても仕方ない。
「こっこら! リグル!」
「まぁ いいからいいから。簡単な理由だ。俺が人間が好きだから以上っ!」
「なるほど! 理解しました!」
「え? 理解しちゃった? 本当?」
「リムルは簡単にまとめすぎだ、もうちょっと詳しく説明をしないといつか大変なことになるぞ、そして、リグルの質問への返答はこうだ、『人間は集団で生活してるだろ? もし此方から襲いかかれば俺達を討伐しようとより多くの人間が反撃してくる。数に押されれば敵わない』とリムルは言いたいんだと思うぞ,そうだよなリムル?」
「うん、ああそうだなアルケ、そう言いたかったんだ」
「なるほど! 流石リムル様!」
「そっそう言う事だ。だからこちらからの手出しは禁止だ。逆に仲良くすれば色々と得だしな」
「いや、ちょっと待てリムル、俺は、少し付け加えたいことがあるからいいかな?」
「うん? まあ、いいぞ!」
「じゃあ、引き継がせてもらうぞ、人間の中には当然善人だけではない。俺達魔物を悪と決めつける者達、私利私欲で俺達を利用するか邪魔と考え排除しようする者達もいる。こちらから手を出さないからといって人間の方から攻めてきた時はもちろん反撃するんだでも、勝てないと判断したらすぐさま逃げろ。自己犠牲なんかクソの役にも立たないし皆の命は大事だからな」
「…………そうだなぁ。俺その辺の事考えてなかったよ」
「俺達はイレギュラーだから当然人間を殺すとかに抵抗はある。だがこの異世界に俺達の世界の常識は通用しないと考えた方が良いからな」
「アルケ様、リムル様分かりました‼︎」
此処は異世界でヴェルドラは弱肉強食が全てと言い、異世界人を兵器として召喚する者がいる事を教えてくれたから。なら当然俺達の様に強くなり知性を持つ魔物を敵視する者達が現れる事を想定するべきだ。
「他に何かあるか?」
「はい!」
「ゴブタ君!」
「他種族を見下さないと言うのは?」
「それも俺が説明しよう。お前達は進化して強くなった。だが力を得たからといって弱者を虐げるなと言うことだ。見た目で判断して痛い思いをするのは自分だからな。その点に関してはセキロはもう理解して、現在の姿で体現している、そうだろセキロ」
「はい。アルケ様」
俺とセキロの会話で皆は3日前の事だと思い至ると納得した表情をしていた。
「俺達が今説明した事を含めてなるべく守るようにしてくれ」
「「「はい‼︎」」」
「それとだ、村長リグルド。君をゴブリン・ロードに任命する。ゴブリンの長だ」
リグルドは雷に打たれた様な表情となった。
「村を上手く治めるように」
「期待している」
「ははぁ‼︎このリグルド! この身命を賭してその任を引き受けさせて頂きます!」
「うむ任せた」
ぶっちゃけ俺達は、街の運営などしたことがないため、多少の経験のあるリグルドに丸投げなので、リグルドの感動してる姿に少し申し訳ないと思う。けれど、俺もリムルもいずれは人間のいる街などを見に行く予定だ。いつか俺達の指示なしで行動できるように頑張ってもらおう。俺達はリグルドがゴブリン達に役割を与えた所を見ながらいい感じだなと言っていたが、2つほど問題が出てきたまず村の周囲を警戒するチームと食料調達チーム。この二つのチームは問題なかったが、衣服を作るチームと家を作るチーム。衣食住の衣と住の部分が問題だった。
「家とは呼べないな」
「建て直したのはいいがやはりこれだと耐久性などが心配だな」
リムルは生前はゼネコン勤務だったらしいが、素人である俺でもわかる、まぁリグルド達ゴブリンがそういう技術を持ってないから仕方ない。
「お恥ずかしい話です」
「すみません」
「まぁリグルドの采配が悪いわけじゃないさ。建築技術を知らなきゃこんなものだろう」
「面目ない……」
「だがこうなるとやはり技術者との繋がりが必要だ」
「それなら今まで何度か取引をした事のある者達が居ます。衣服の調達もですが、器用な者達なので家の作り方も存じておるやもしれません」
「何処の誰だ」
「ドワルゴンに住むドワーフ族です」
ドワーフと聞いて俺とリムルの期待度が更に上がった。ドワーフといえばファンタジーでは鍛治の達人として有名だからだ。
「それなら間違いないだろう」
「決まったななら俺達はドワルゴンとやらに行ってくる。リグルド、留守の間は任せていいか?」
「は! お任せ下さい!」
こうして俺達はリグルドに留守を任せ、ドワーフの職人に会う為にドワルゴンに向かうのだった。
元ボスのスキルは、次回書書くか、いつの間にかスキル紹介の方に置かれているかと思います、少々お待ち下さい。
錬金術の仕組みは、見た目は同じく車だけど、内部パーツやエンジンが違うから動く仕組みが違うよー程度に今は捉えて下さい
追記
ハクロウに閻魔刀を持たせたくなったので投稿頑張ります