ドキプリ世界で蒐集家   作:大きいお友達

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第十話「上司の娘とかいう世界一気まずい相手」

「貴方ね? ジコチューではないのに私たちに協力する奴って言うのは」

「誰だおめぇ」

 

 久しぶりにジコチュートリオの元を訪れてみれば見知らぬロリっ子がいた。何やら偉そうだし黒ゴスだしジコチューの一人か? でもこんなやつ見たことないぞ。

 

「私? 私はレジーナ。キングジコチューの娘よ」

「……ほう?」

 

 ……成程ねぇ。闇ロリ事レジーナはキングジコチューの娘ねぇ?

 

「何よ」

「……いや、キングジコチューも面白いことをするもんだなと思ってな」

「ちょっと! パパの名前を呼ぶときは様をつけなさいよ!」

「やめとけ。キングジコチュー様が許しているせいで直す気がないんだよ」

 

 ロリっ子らしくレジーナは騒がしい奴だ。しかし、娘、娘か。成程。まぁ系譜的には孫って感じもするが別に気にする事ではないか。

 

「それで? お前が派遣されたって事はキングジコチューも苛立っているってことか?」

「まぁそうね。何時までもジャネジーを集められない不甲斐ない貴方たちに代わって私が行う事にしたのよ」

「そうか。なら精々頑張りな」

「……やる気はないわけ?」

「別に俺は命令されていないからな。そこの3馬鹿がメインで「誰が3馬鹿よ!」やっている事だしな。俺は俺で好きにさせてもらっているわけだ」

「そう? ならば貴方も手伝いなさい。早速行くわよ」

「へいへい」

 

 別についていく必要もないが予定もないし付き合っても問題はないだろう。個人的にはレジーナが暴れれば暴れるほど滑稽で楽しいからな。

 

「んで? どうするんだ?」

「貴方、プリキュアと仲がいいんでしょ?」

「ん? そうだがそれが何だ?」

 

 マナに案内させていた所を見られたのか終了後にジコチュートリオが詰め寄ってきたがうるさいからキングジコチューに許可をもらって黙らせていた。まぁ、なぜか特に何も言われなかったことに不気味さを覚えるが向こうは向こうで俺の関係を利用して何かを考えているんだろう。

 

「なら今プリキュアたちがいるところに連れて行きなさい」

「はいよ。確か、スタジオだったかな」

 

 今は紫ロリが主演を務める映画の撮影を行っているはずだ。今時白雪姫なんて流行らねぇ! って思っていたがまぁよく知られている童話だしどうってことはないだろう。

 

 そして魔力を使ってスタジオの天井、照明が設置された場所に跳んできたがレジーナは早速大暴れをしてくれた。普通、ジコチューを生み出すには人が持つプシュケーに自己中の心、ジャネジーが出ないといけないんだがレジーナはそれを無視してジコチューを生み出すことが出来る。レジーナ曰く「自己中じゃない人間なんていない」らしいがまさにその通りだ。一応、前世は人間だった俺が証拠だ。

 

 だが、そこはプリキュア。この程度の事などピンチでもなんでもない。一人でダメなら皆でと一斉攻撃でレジーナの特別製ジコチューを浄化してしまった。一応、1人だけの浄化では倒しきれないんだが、プリキュアも強くはなってきているようだな。

 

「すごい凄い! 私のジコチューを倒すなんて!」

 

 しかし、レジーナの方は無邪気に喜んでいやがる。まぁ、倒された事で不機嫌になるよりもマシか。あ、勝手に帰りやがった。マジか。案内だけさせてさっさと一人で帰りやがった。

 

「まぁいいか。なら次は俺だな」

「っ! また貴方!」

「安心しろ紫ロリ。今度は敵としてやってきたからな。それらしく振舞ってやるよ」

 

 まぁ、あれから幾日も経っていない為力はそこまで上がっていないだろうがな。

 

「くっ!」

「だがまぁ、安心しろ。今回は出血大サービスだ。技を使って疲れているだろうし先ほどの技、俺に打てば今日の所は勘弁してやるよ」

「え? それはどういう……」

「いやなら格闘戦をするか? それでもいいぞ。お前ら程度、まだまだ余裕だしな」

 

 そう、本当に余裕なんだ。何しろ俺の戦闘スタイルはバリアジャケットを羽織って初めてスタートラインに立つ。今は準備運動にもならない状態だからな。

 

「……良いよ。その代わり、どうなって知らないからね!」

「まぁ、確かにどうなるかは分からないがな」

 

 ジコチューではない俺に聞くかはわからないが撃てと言っても当たるつもりはない。

 

「行くよ! 皆!」

「「「「プリキュア! ラブリーフォースアロー!」」」」

 

 マナの掛け声とともにプリキュアの必殺技が飛んでくる。成程、威力も桁違いだ。これなら蒐集する価値があるな。

 

「闇の書!」

【プロテクション。蒐集】

 

 俺を中心に丸い結界が出現、それにあたると同時に闇の書が蒐集を開始する。……ふむ、魔力をかなり投入しているが中々に強力な技だ。正直、バリアジャケットを着ていないと俺も危ういと思える程度には強い。

 

「うそっ!?」

「これも効かないなんて……!」

「まぁ、相手が悪かったとしか言いようがない。今回は約束通りこれでおさらばだ。次がいつかは分からないがまた楽しもうじゃないか」

 

 半分ほど蒐集出来たし今回は満足だ。そもそもレジアスの案内人を務めただけだし今日はこれでおしまいだな。

 そう思いながら俺は転移魔法でさっさとこの場を後にした。

 

 

 

 

 

 

「プリキュアの力は大分たまった。後はジコチューの力だな。そうすれば、そうすれば俺の野望は達成される」

 

 

 ああ、その日が来るのがとても楽しみだ。

 

もし続編を出すならどのプリキュアが良い?

  • ハピネスチャージプリキュア!
  • 魔法つかいプリキュア!
  • キラキラ☆プリキュアアラモード
  • HUGっと!プリキュア
  • ひろがるスカイ!プリキュア
  • 小説版ドキプリ
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