ドキプリ世界で蒐集家 作:大きいお友達
ここ数日、キュアエースの観察を行った。正直に言って私の関心は彼女と、マナにしか向いていない。他のプリキュア等塵芥も同然だ。そんな奴等よりもキュアエースの方が問題だ。
戦った感触として、素の戦闘能力は互角だ。決して勝てない相手ではないが同時に簡単に勝てる相手でもない。場合によっては負ける可能性だってある。そんな存在だ。
なればこそ、やるべきことは相手の情報を得てそれをもとに戦闘プランを考える事だ。父さんならそうするだろう。あまりにも強大すぎてそれが疎かになってはいるがサーチャーを配備し、常に情報収集を行っている。姿を見せなくなった今も父さんのサーチャーは町中に飛んでいる。
「キュアエースが登場すると直ぐに決着がついている。それは短期決戦を望んでいる為? いや、あのデブたちのジコチューが弱いせいでそう見えるだけかもしれない。決めつけは危険だ」
その結果、これまでのキュアエースの登場から戦闘まで確認してみた結果、キュアエースは明らかに短期決戦を仕掛けてきている事が分かった。基本的にキュアエース登場後は数分、それも5分以内で決着がついている。正直、彼女の必殺技の威力が高いせいでそうなってしまうようにも見えるがそれでは説明がつかない時もある。
……残念ですが確定させるには情報が足りません。父さんなら既に弱点の一つや二つ、それこそ潜伏先に至るまで知り尽くしている事でしょうが私ではここまでが限界のようです。
「仕方ない。今は食事に集中しましょう」
答えが出ない以上これ以上考えても仕方がありません。なので今は目の前に並んだ食事に集中しましょう。今日は近くのレストランでちょっと高めのランチを食べています。話によると相田マナの実家の料理屋も絶品と聞きますがこの姿で訪れるのは無用な騒ぎを起こしてしまうでしょうからやめておきます。残念ですが。
「ふむ、これも中々……」
父さんからもらった通帳は毎月一定額が振り込まれるようになっている。その額は毎食外食しても余裕がある程度にはあるため遠慮なく使わせてもらっている。……一体どこからそれだけの金を用意しているのかは分からないがな。
「ん? これは……?」
「ご注文のハンバーグセットです」
ふと、キュアエースにつけたサーチャーから面白い情報が入ってきた。どうやら野点? というお茶会をしているようでプリキュアたちの間抜けな姿に思わず笑いそうになった。特に相田マナが痺れて倒れている姿はとても滑稽で無様で嘲笑したくなるほど酷いものだった。
「……ふむ、プリキュアも何か引き付けられるものでもあるのでしょうか?」
「追加注文のドリアです」
そしたら都合よく近くでジコチューが出現しました。あまりにも自然な流れで気づくのが遅れてしまうがあの二人は狙って行っているのでしょうか?
「っ! 成程、5分だけ……」
「つ、ついか注文のピザになります……」
そうしたらキュアエースの変身が突如として解かれたがその理由は5分しか戦えないからという物でした。成程、やはり時間制限があったようですね。5分、長めのインスタントラーメンが茹で上がるまでしか戦えない等哀れですね。
「ご注文いただいたパスタです」
「あ、食後にパフェもお願いします」
「うぇっ!? か、かしこまりました!」
となれば今後戦闘をする際には長期戦を想定して戦うべきでしょう。いや、向こうもそれをさせないために短期決戦を挑んでくるはず。そうなれば焦りで大ぶりな攻撃になる可能性が高い。そこを付いたカウンター戦術もアリですね。
「ふぅ、満足です」
結局、ジコチューはマナ達によって浄化されてしまいましたがあの二人も弱点を知った事ですし今後は長期戦を狙った戦いにシフトしていくはずです。戦いは今後も過激な物となっていくでしょう。
「さて、そろそろ出ますか」
「あ、ありがとうございましたぁ……」
お腹もいっぱいになった事ですし私もそろそろマナを排除する方向で作戦を練りますか。父さんは絶対に許してくれないでしょうけど父さんの性格上死んだら死んだでその程度だったと興味を無くしてくれるはずです。
そうなれば私が父さんの寵愛を一新に受ける事が出来ます。幸せの生活が待っているのです。少し、本気を出すとしましょうか。
「キュアエース、そして相田マナ。ついでに他のプリキュアたちも私が必ずや葬ってくれる……!」
私は決意を新たにレストラン近くの裏路地で転移魔法を発動し、その場を離れるのでした。
もし続編を出すならどのプリキュアが良い?
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