ドキプリ世界で蒐集家   作:大きいお友達

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第二十一話「いらっしゃいプリキュアさん その1」

「くっ! これは……!」

 

 この日、マナ達はキュアエースこと円亜久里によって最後の試練を受けるべくとある無人島へと向かっていた。四葉財閥所有の大型セスナ機でその島へと向かっていたのだが突如として激しい衝撃波と熱波が同時に襲い掛かってきたのだ。

 

「セバスチャン! 大丈夫ですか!」

「ええ、コントロールは何とか。ですが念のために不時着します」

 

 水上機であるこのセスナ機の利点である水上着陸をするべく高度を下げて始めた時だった。高度を下げていなければ直撃していただろう場所をビームが通ったのである。

 

「今のは!?」

「あそこ! あそこに誰かいる!」

 

 続けてやってくる緊急事態にいち早く対応したのはマナだった。マナは遥か先の上空に人影を見たのだ。何かの乗り物に乗っているわけではないのに上空にいる事からジコチュー関連の人物だと判断しマナ達は変身する。

 

「ですが私たちは飛べるわけではありません。あれほどの上空の人物にどうすれば……!」

 

 しかし、変身した所で出来る事はない事をロゼッタが説明した時だった。第二射が放たれ、緊急着水したセスナ機を襲ったのである。これを破壊された場合、マナ達は絶海の孤島に取り残される事になる。それだけは避けなければならなかったが真っ先に反応したのは防御担当のロゼッタであった。

 

「プリキュア! ロゼッタリフレクション!」

 

 その一撃をロゼッタは防御技で見事防いで見せた。キュアエースとの出会いで力を強めている彼女にこの程度の攻撃が防げないわけではなかった。そしてそれを相手も理解しているようでそれ以上の攻撃はなかった。

 

「どうする? 何時までもこうしているわけにはいかないけど……」

「セバスチャン。セスナ機の方はどうですか?」

「見た限り損傷はなさそうです。これなら問題なく飛ぶことが出来るでしょう」

 

 流石は四葉財閥でも屈指の有能な人物であるセバスチャンである。一連の攻防の間にセスナ機の損傷チェックを終わらせ、飛ぶ準備を整えていた。

 

「ならば私が上に登って防御をします。その間に近くの島に避難しましょう」

「それなら目的の島がまもなくですわ! そこに向かうのが最善ですわ!」

 

 そして、一人変身せずにいた亜久里が助け舟を出す。彼女の目的、伝説のプリキュアが使用していたミラクルラブリーパッドを入手する為に訪れる予定であった島が直ぐ近くだと説明したのだ。

 その言葉は彼女たちの進路を決定するには十分だった。キュアロゼッタとその補助としてソードがセスナ機の上に上り、やってくる敵の攻撃を防ぐこととなり、ハートとダイヤモンドは何かがあった時に変身したまま中で待機する事となった。

 

「っ! 来ます!」

「細かいのは私に任せて!」

 

 セスナ機が動いたタイミングで次の攻撃が行われたが今度はビームではなく、複数の球体による攻撃であった。それをみたソードが即座に技で迎撃する。威力が低いが連発が出来るソードの技で球体は次々と撃ち落とされていき、結局、ロゼッタが防御しないといけない程近づかれる前に対応が出来た。

 

「この攻撃、恐らくですが彼女ですね」

「まさかここにまで現れるなんてね……!」

 

 数は少ないが戦った事のある彼女たちは即座に攻撃してきた人物が誰なのかを正確に当てた。そしてそれは少し前から行方不明になった彼女が何らかの目的で動いている事を意味しており、いやな予感が二人の中を駆け巡った。

 

「急がないと、行けないかもしれないですね」

「そうね。嫌な予感がするわ……!」

 

 二人は胸に巻き起こる予感に身を震わせながら次々と繰り出される攻撃を順調に防いでいくのだった。

 

 

 

 

 

 

「くそっ! 少しやらかしたな……!」

 

 何故かはわからないが怒りで我を忘れていたが無事に討伐する事は出来たようだ。しかし、表面は真っ黒だな。これでは使えるかどうかも分からないぞ。

 

「全く、こんな事は初めての経験だぞ」

 

 何か精神操作でも受けていたのだろうか? それとも闇の書の力か? 特典で得られたこれは忠誠心こそあれど俺がうまく使えるようにとは願っていないし神様もそんなことは言っていなかった。ついに俺の体が耐え切れなくなった、という可能性もあるがそれはいずれ分かる事だろう。

 

「闇の書」

【蒐集】

 

 死体から得られる力など微々たる物だが元が強いこいつなら十分満足できる分は回収できるはずだ。

 

『父さん。申し訳ないのですがプリキュアがそちらに向かっています』

「ほう? プリキュアが、ね。この島が目的という事ならメランに会うためか? 確かにこれだけ強ければかなりの戦力になっていただろうしな」

 

 正直キングジコチューといい勝負をするかもしれない。あれは意外と脆いからな。だが、残念だがそれも不可能になったわけだ。

 

「構わん。通してやれ。目的は達成された」

『はっ! かしこまりました』

 

 プリキュアという事は噂のキュアエースも来るのだろうか。それなら蒐集するいい機会と言える。あれはまだ蒐集を行っていないからな。それに他のプリキュアもここに至るまでかなりのパワーアップをしているはず。レジーナに連れ出された時から大分経っているしどれだけ蒐集出来るのか今から楽しみだな。

 

【蒐集完了】

「お、どれどれ……。何と! まさか死体でここまで蒐集出来るなんて! ちくしょー! これなら殺さずに蒐集すればよかったかもしれないな! 仕方ない。せめて死骸は使える状態であってくれよ?」

 

もし続編を出すならどのプリキュアが良い?

  • ハピネスチャージプリキュア!
  • 魔法つかいプリキュア!
  • キラキラ☆プリキュアアラモード
  • HUGっと!プリキュア
  • ひろがるスカイ!プリキュア
  • 小説版ドキプリ
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