パルコ・フォルゴレの世間の認識。
世界的な大多数→【乳をもげ♡】の人。
イタリア国民→英雄。ヒーローではなく英雄。
良識あるイタリア国民→いくら功績あっても一般人を無理やりはちょっと。
イタリアのヒーロー→ありがとうございます、ごめんなさい。
イタリアのトップヒーロー→いつでもお譲りいたします。
他国のヒーローファン→そんな例外おかしいだろ。
他国のヒーロー→イタリアも落ちたな。
他国の厄介ヒーローファン→ヒーローの品格を汚す存在。
などです。
他にも色々ありそうですが、詳しく知っている人達は肯定的で、知らない人は乳をもげ♡の印象と、ファンに囲まれてチヤホヤされてるところを見て嫌悪しています。
またチャリティーに関してはイベントや仕事としては一切せず、空いてる時間にプライベートで行っています。ファンレターを見て近場だったら無理して行ったりもしています。
ちなみにですが、ヴィラン連合のやりとりは原作より早めで職場体験はステイン逮捕後になります。
職場体験の手続きや準備が終わり数日。
いよいよ明日から一週間の職場体験だ。
エンデヴァー事務所の場所は休日に一度行って確認済み。
いくらナビがあろうとも、当日初めて行く場所に迷わず到着する自信がないからだ。
かなりイレギュラーな勝己さんの件もなんとかなった。地元(実家のある地元はアレらしいが)であるイタリアと他国でかなり認識や評価に差があるフォルゴレだけど、根津校長をはじめとした雄英高校教師陣は正しくフォルゴレを理解してくれていた。
だからこそこれからも付き合いが持てるように、例外的な職場体験を認めてくれたのだろう。
しかし、
「来日してすぐにやらかしてるなあ」
フォルゴレによるヒーロー殺し・ステイン撃退からの逮捕。
そのニュースは戦友である俺達ですら度肝を抜かれたものだ。
「スね。なんつうかトラブル体質っていうか」
隣を歩くイナサはその言葉に深く頷いていた。
魔界の王を決める戦いでイタリアに行った時も、フォルゴレとキャンチョメペアの起こすトラブルに何回巻き込まれたことか。
「あんまり思い出したくないな」
「風が吹けば桶屋が儲かる、みたいなノリでトラブル起きてたっス」
「風が吹けば桶屋が儲かる」、風が吹くことで土ぼこりが立ち→目の不自由な人が増え→三味線を弾く人が増え→猫の皮(三味線の素材)が不足し→猫が減るとネズミが増え→ネズミが桶をかじることから桶屋が儲かるという流れ。
フォルゴレのトラブルもそんな感じで、女性の乳を揉んだ→(色々あった)→マフィア壊滅。という流れが何度あったことか。
「基本的に善意で動くから責めにくいけどね(乳を揉む以外)」
「なぜかだいたい人助けにはなるっス」
ゆえに今回もトラブルを引き寄せてしまい、勢いで解決してしまったんだろう。
それが日本中を騒がせていた大物ヴィランであっただけで。
「しかしヒーロー殺し、か」
飯田君の兄であるインゲニウムの件もあって、逮捕されたことは喜ばしい。
これでリハビリが終わり次第、安心して復帰することができるだろう。
だがヒーロー殺しの逮捕で問題も発生している。それが、
「英雄回帰、スね」
逮捕された後の供述で語られたヒーロー殺し・ステインの思想。
それは、ヒーロー殺しの粛清活動の効果について語った評論家の件もあり、ニュースや週刊誌に取り上げられ世間へと広まることになった。
けど、俺達はその思想について特に思うことはなかった。
ステインの行った粛清と称した殺戮。
それを俺達は許容できないのだから。
『どの魔物も消してはいかん者ばかりだ!!』
俺達は見たんだ、その姿を。
優しい王様の放つ金色の輝きを。
ゾフィスやリオウ(清麿から聞いた話によるとクリアすらも)を消さなかったその在り方を。
自らの基準に満たないから殺す、そんな奴の言葉なんて耳を貸す道理などないのだ。
「強くなりたいよな」
ガッシュのように。
「ス」
気に入らない者すら受け入れる、そんな度量ある存在になりたいと俺達は心から思うのであった。
職場体験当日。
駅までヒーロー科の担任が引率してくれて、あとはそれぞれの目的地へと向かう。
イナサと常闇君などは九州まで行くので、移動だけで一日が潰れてしまうだろう(一日でつくか?)。
ちなみに飯田君のインターン先は、保須市のマニュアル事務所だ。
あんな事件が無ければ兄の事務所を選んだのだろうが、リハビリが済むまではサイドキック達でなんとか事務所をまわさなければならず職場体験まで手が回らないそうだ。
そしてマニュアル事務所を選んだ理由だが、兄であるインゲニウムの勧めからだ。
インゲニウムが保須市で共に仕事した時に聞いた、一つのとがったところがあるより、満遍なく普通にこなせる方が良い、というマニュアルの方針は飯田君に合ってると感じたそうだ。
「こっちだ行こうぜ」
轟君に声をかけられた。
彼も同じ職場体験先。
ナンバー2ヒーローの率いるヒーロー事務所。さてどんなことを学べるか。
あと兄さんの職場体験先は雄英高校からのオファー先ではなく、直前にきたグラントリノというヒーローの事務所になったそうだ。
指名が来たら指名先から、それが一件だけならそこに自動で決まってしまうのだ。
勝己さんがメガンテマンと呼んだ兄さんを指名するとはいったいどんなヒーローなのだろうか?
「えっと最寄り駅は」
「駅についたら迎えがくるそうだ」
「それはありがたいな」
駅の近くに事務所を構えるヒーローは多いが、それは個人事務所が大半だ。
しかし数十人のサイドキックを抱えるとなるとそれではスペースが足りない。
本拠地として、訓練施設も兼ねているのならばなおのことだ。
「ん?」
スマホが鳴っていることに気付く。まだ移動中で良かった、職場体験中はこうならないように設定しておかないと。
「メールか?」
「そうみたい、えっと相手は勝己さんで」
【職場体験終わったら覚えてろテメェ(殺)】
どうやら勝己さんは無事フォルゴレと合流したらしい。
彼という人物を知って勝己さんがどんな影響を受けるのか。
正直楽しみだな。
【あんな女に囲まれて(画風が違う)ニヤけた面で乳や尻やら太ももやら撫でくりまわしている野郎に何を学べってんだコラァァァァァ!!】
いやそれはオールマイトも町中歩けばそうなると思うけど。オールマイトは撫でくりまわしたりはしないだろうけど。
「爆豪がどうしたんだ?」
「職場体験先で早速経験しているらしい」
「そうか」
ファーストコンタクトの印象はよくないだろう。さてこれからどうなるかな?
補足・説明。
今回は難産でした。
書けたのも繋ぎ回ですね。
職場体験はそれぞれのキャラにあてて、ダイジェスト式にしようかなと。
メインで書きたいのは爆豪勝己君くらいですし。グラントリノ事務所に行った緑谷出久君の描写はどうすべきかな?
ステインについて。
消えていい存在などいない(作者意訳)。
というガッシュの想いを知る二人にはその思想は響きません。
成二のガッシュみたいに強くなりたいと思ったのは、成二はゾフィスや、リオウなど許容できない存在がいるからですね。