書きたかった林間合宿編です。
ここからかなり改変がある予定です。
あとダークマイトことバルト・ゴリーニさんですが、魔物のパートナーで戦友の一人ですが、現在の姿がアレで気づかれてない感じです(フォルゴレだから気にしてないだけかも)。
本人も過去(英雄オタク引き籠もりおじさん時代)は語りたがらないので。
さらに本編にも登場します(かっちゃんごめんなさい)。
あと、緑谷出久君がフォルゴマイトを見たら、逃げ上手の若君の足利尊氏が足利直冬を見た時の変顔になります。
I・アイランドの騒動を終えて日本に帰国してから数日たった。
なんかフォルゴレとイタリアに行った(攫われた?)勝己さんが、大決戦の末にイタリアのヒーロー免許を取得したり(させられた?)とかしたらしい。
さらにその時に助けたエリに匹敵する危険な個性を持つアンナというお嬢様とその執事ジュリオはフォルゴレからシェリーさんに紹介され、現在はベルモンド家で保護されているそうだ。
彼女は近いうちにデュフォーさんにアレ(脳みそズブリ)して貰い、個性を制御できるようになってもらう予定だそうだ。
一番大変なのは世界放浪中のデュフォーさんに連絡することだけど、彼のことだから情報一つ知ったら駆けつけるんだろうなあ。戦友にはかなり過保護気味なトコあるし(なおエリにトウヤさん幼児化計画を思いつかせた元凶)。
あと恵さんがチャージルサイフォドン顔してI・アイランドに行ったとトガから連絡がきた。
俺は清麿とメリッサさんのことをスズメさんにも恵さんにもチクってないから、多分イナサが伝えたんだろう。
あの押しの強いメリッサさんと戦友の恵さんがどんな修羅場をするのか気になるな。
清麿はいい加減に恵さんの好意に気づいた方が良いと思うし。
あと何気に兄さんと麗日お茶子さんの距離が縮まったとA組でキャイキャイ盛り上がっていた。
小学生時代は無個性であることとあの目を見開いたブツブツトークで女子に避けられていた兄さんにそんなストロベリーな関係の相手ができて弟として嬉しく感じるよ。
さて、
アレコレはあったが夏休み最大のイベント、林間合宿当日。
雄英高校に集まった俺達はA組とB組で分かれて、合宿先へと向かう。
木椰子区ショッピングモールでの兄さんとヴィラン連合リーダーの遭遇により変更された合宿先。警備は万全、なにせ縁があって彼らも雇われたらしいからだ。
どんなことをするのか今から楽しみだ。
・・・・・・しかしまだこの時はまだ知らなかった、この林間合宿が俺達だけではなく、世界からも誰もが知る忘れられないイベントになることに。
「え?A組補習いるの?
つまり赤点取った人がいるってこと?!」
バスに乗り込む前、赤点を取り林間合宿先にて補習が確定している物間寧人君がこんなことを申しております。
(((物間お前)))
爽やかな笑顔で挑発する彼にB組の仲間達はドン引きである。
本当にその笑顔だけならタレントやれるレベルなのに発言と性格がアレな男だ。
「(トッ)ごめんな」
手早く手慣れた感じで拳藤さんが処理しB組唯一の赤点野郎こと物間君を回収。
彼女以外だと無駄に傷を負わしてしまうから、いつも彼女の手刀に頼ってしまう。
「物間、怖」
「体育祭じゃなんやかんやあったけど。
まァよろしくねA組」
女子勢がとりなすようにそう言えば、性犯罪者な目をした峰田君が涎を垂らしながらハァハァ言っていた。
「フッ」
そして小大さんだけど、暑いのに俺と腕を組みながら耳郎さんに笑いかけていた。
「仲良くすんのは無理だろ」
「個人的な理由過ぎる」
「耳郎ちゃん乙女がしたら駄目な表情になっているわ」
「前の爆豪君みたいな顔になってるよー」
?
そんなクラス交友後に俺達はバスに乗り込み出発した。
「さて1時間後に一回止まるが、そこでお世話になるヒーロー達と合流して合宿は開始となる。
今はしっかりと英気を養うように」
「「「「はいっ!」」」」
宿泊先についてから、ではなくヒーロー達と合流してから合宿開始という言葉に疑問を持つが、ブラドキング先生の言葉に従いゆっくりすることにした。
バス移動でのレクリエーションとしてカラオケなどをやりたそうにしていたクラスメイトもその言葉で残念そうに席についたのだった。
隣の席の小大さんに手を繋がれたまま1時間経過。
「(緑谷氏は男子達からの嫉妬の念に気づいておりませんな)」
「(ビヒャリと鈍感なんだよねー)」
「(接着剤も震えるくらいの圧力なのさー)」
森の入口らしき開けた場所にバスは停車。
どうやら到着したようだが、宿泊施設らしき建物はない。
鬱蒼とした森、薄暗い木々の隙間には僅かな光が漏れていた。
私有地につき立入禁止。
可愛らしい猫の絵柄付き看板の横には荷物が一杯詰まったリュックがズラリと並んでいた。
「うむ、全員おりたな。では、」
ブラドキング先生が確認した瞬間、さっきからこちらを窺っていた人達がシュタリと木から降り立って俺達の前に現れた。
「猫の手手助けやって来る!!」
「何処からともなくやって来る・・・」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」
猫を模したデザインを着た女性、女性?二人組。どうやらヒーローらしいけど、俺は詳しくないんだよな。兄さんが居たら説明してくれるのに。
「今回お世話になるプロヒーロー「プッシーキャッツ」の皆さんだ。四人組のヒーローチームなんだが半分はA組を担当している」
「「「「お世話になります!!」」」」
ブラドキング先生の紹介と同時にB組一同頭を下げる。
「ほう、礼儀は身についてるようだなァ」
「真面目なブラキンの生徒らしいニャン」
そんな俺達をヒーロー二人は感心したように見た。
「さて、これから俺達がやることは森林踏破だ。ヒーローコスチュームを着た状態で山岳救助に必要な荷物一揃いを担ぎ宿泊先まで向かう」
夏の森でやるには過酷な課題だな。
基礎重視なブラドキング先生らしいけど体力に自信がないと厳しいぞ。
「女子はバス内で着替えろ、男子は外で良いな。ヒーローコスチューム着用後に並べてあるリュックを背負うように」
あらかじめヒーローコスチュームを出しておくように告げられたはこの為か。
確かにヒーローは常にヒーローコスチューム姿。様々な場所でも問題ないように着慣れておく必要はあるな(だからUSJなんて施設を作ったんだろうが)。
「さぁ行動開始!!」
「「「「はい!!」」」」
なおB組には女子の着替えを覗こうとする不埒者はいない(一応バスの窓は見えないように覆われたが)。チラチラと意識している男子(円場君や回原君や黒色君とか)いるが、他のメンバーは気にせずに着替えていた。
「ホホゥ、眼福だニャン」
「良い身体してるじゃないか」
センセー、セクハラされてます。
三十代ヒーローが男子の着替えをマジマジニヤニヤと眺めているんですが。
「衆目の目に晒されるのはヒーローの常。慣れておくように」
あ、わざとなんだ。
コスチューム着用後に整列するB組。
1列で行軍して宿泊施設を目指すのだ。先頭には同じ荷物を背負ったプッシーキャッツの『虎』、列の最後には同じくブラドキング先生がついてくれる。
「じゃ、アチキはマタタビ荘に先に帰って準備しておくニャン」
「お願いします」
ラグドールはバスに乗り込み宿泊先へと出発していった。
「さてキティ共。
出発するが山や森林での活動の注意点も説明するのでしっかりと頭に刻みこむように」
「リュックの中に水は入っているから、喉が乾いたらすぐに飲め。ただどれくらい歩いたらどのくらい水分を摂ったのか記録はしろ。
肉体の限界値の把握は過酷な環境での活動には必須だからな」
虎とブラドキング先生が開始前の説明をした。慣れぬ場所で水分なんてすぐに確保できるものではない。どこまで水分を用意する必要があるのかもきちんと経験しておく必要があるんだ。
「それでは開始!!」
こうして林間合宿最初の課題、数時間に及ぶ森林踏破は開始したのであった。
ただまあ俺からしたら、
「久しぶりでテンション上がるね」
「ゼィゼィッ、元気だねえ君ィ」
息も絶え絶えな物間君がそう言うけど、田舎で祖父と一緒に狩猟してたから慣れっこなんだ。
もしかしたら狩りもできるかも知れないと考えるとウキウキと胸が弾むってもんだ。
「ずいぶんと生きの良いキティも居るじゃないかァ!!荷物追加ァ!!」
「はい♪」
キツそうだった小森さんの荷物を渡されるもこのぐらいならまだ平気だ。
「まだまだ緑谷の知らない一面があって驚くよ」
「ね」
楽しい森林踏破。
清麿はガッシュとイギリスの森で妖精さん(正体は伏せた)に会えたらしいが、俺達も出会えたら良いな♪
補足・説明。
かっちゃんイタリア編の後始末はこんな感じです。フォルゴマイトの肖像権に関してはあの格好なら許されました。アレならパルコ・フォルゴレと間違えることは先ずないので。
アンナ達はシェリーの元でお世話になります。シェリーの影響でパワフルになりそうですね(笑)。またこれがきっかけでシェリーがガッシュ2でクズ男との結婚することが無くなるかもしれません(ごめんよ子供たち、ドラえもんのセワシ君理論でなんとか)。
なお探そうとしたデュフォーは次の日には来て、ズブリと処理してから訓練内容を指示し旅に戻りました。
林間合宿のB組ですが、過保護なブラドキング先生によりこんな感じにしました。
流石のピクシーボブも2箇所の土魔獣操作は無理ですからね。
ただ課題自体は自衛隊がやりそうな内容で厳しいかなと。さらにコスチュームは露出多めなのもチラホラいますので枝や草に虫など大変です。
成二はむしろウキウキで楽しんでいます。その元気っぷりにB組は驚きました。
森の妖精。
プロフェッサー・ダルタ◯アン。
日本には居ません。というか居たら林間合宿がその場で終了です。
清麿は妖精に遭遇したと言いましたが、正体は伏せました。