ダジャレ好きなスケルトンは”先生”になる   作:ふにゃべえ

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一週間空いてしまい申し訳ないです。その分長くしたので許してくだしあ。


便利屋の下剋上〜骨を添えて〜

「風紀委員長、ヒナの相手をしてほしい。」

 

その言葉に他の3人は目を見開いて驚いた。

 

 

「カヨコちゃん、本気で言ってるの?」

 

「いくら先生でもあれが相手じゃあ…」

 

 

「まあ、理解はした。でも、おいらは生徒を傷つけたくないぜ。一応先生だからよ。」

 

カヨコが頷く。

 

「それは分かってる。でも、先生が便利屋と関わってるって知ったら向こうは本気で来ると思う。手加減する余裕はあるの?」

 

カヨコに言われ、サンズは難しい顔をする。

 

 

「ふむ。確かに、便利屋と関わりがあるって言われたら何も言い返せないな。なら、足止め程度なら協力してやる。」

 

 

サンズのその言葉にカヨコは満足そうに頷く。

 

「準備は整った。社長、いついく?」

 

その言葉にアルは目つきを鋭くする。

 

 

「今すぐにでも行きましょう。便利屋の力を見せつける時よ。」

 

 

 

便利屋と風紀委員会の戦いが始まろうとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「社長、そろそろ来ると思う。」

 

「ええ。こちらもみんな準備できてる。」

 

 

便利屋たちはアビトスの住宅街で構えていた。

 

 

『どうやって風紀委員会を呼ぶんだ?』

『噂を流す。「シャーレの先生と便利屋は仲間だ。」ってね。』

 

 

「うまく来てくれるでしょうか…?」

 

「予想が正しければあの行政官が独断で来ると思ってるけど…。」

 

 

 

そんなことを話していると奥からゾロゾロと軍隊が歩いてきていた。

 

「!あれだよ。ゲヘナ最強戦力の『風紀委員会』は。」

 

 

 

何百、いや、何千という大群がこちらに迫っており、先頭には灰色髪、褐色肌をした生徒が指示を出していた。

 

 

 

「あー、あー、聞こえるか!便利屋!さっさと武器を捨ててお縄につけ!」

 

「それで降参するとでも思ったの?風紀委員会も頭が悪いねー。」

 

 

ムツキがその生徒をからかうと怒った顔をして銃を放つ。

 

 

ターンッ!!

 

 

「調子に乗るなよ!お前らなんぞ一瞬で潰せるんだからな!」

 

 

その生徒がキレそうになっているとチナツが落ち着かせる。

 

「イオリ、挑発にのってはいけませんよ。それに、目標は便利屋だけではないでしょう?」

 

 

チナツがそういうとイオリは少し冷静になり落ち着く。

 

「そうだな。私たちの本当の目的は『シャーレの先生』だ。便利屋はついでに捕まえとけ。私は先生のところへ行ってくる。」

 

イオリはそういい便利屋の方へ突撃して行った。

 

 

「イオリ!…もう、しょうがないですね。じゃあみなさん、便利屋を捕らえるとしましょうか。」

 

「こっちだって、さらさら捕まる気はないから。」

 

 

 

 

イオリは敵陣へ突っ込み、サンズただ一人を狙って飛び蹴りをする。が、体を捻るだけで避けられる。

 

「なっ?!」

「それじゃあ当たんないぜ。まあせっかくだし1対1で話すとしようか。」

 

サンズはそう言い、イオリの重力を変えて便利屋も風化委員もいない方向へ飛ばす。

 

 

「なんだその力は!どう言う原理なんだ…?」

 

「まあ、魔法みたいなもんさ。それで、なんで急に攻めてきたんだ?」

 

 

サンズの質問にイオリは当たり前少し不満そうに言う。

 

「シャーレの先生と便利屋がつるんでるって聞いて、アコち…行政官が捕らえてこいーって言ったからきたんだよ。」

 

「なるほど。オイラを捕らえてどうするつもりなんだ?」

 

サンズは作戦が上手く行ったことに安心しながら更なる疑問をぶつける。

 

 

「そんなの知らないさ。あの人が勝手に言ってるだけだし。」

 

イオリはそう言うと、スナイパーをサンズに合わせる。

 

 

「そういうことで、おとなしくしていてくれないか?便利屋を捕まえたらあとは安全にゲヘナに運ぶからさ。」

 

イオリが頼むように言うとサンズは首を横に張る。

 

 

「そいつはできない相談だな。おいらはアビドスを助けたいし、便利屋にも恩があるんでな。」

 

 

「そうか。なら、痛い目に合わせてやる!先生だろうと容赦はしないぞ!」

 

 

イオリはそう言うと同時にサンズに駆け出しながら銃を撃つ。

サンズは銃弾をその場で軽く体を捻るだけで避け、骨を飛ばす。

 

 

銃弾とほとんど同じ速度で飛んでくる骨をイオリは軽々と躱し、銃で弾く。

 

「食らえ!!」

 

イオリは速度を上げ、サンズの背後を取る。

 

 

完全にサンズを捉えた、つもりだった。

 

 

「消えたっ?!」

 

サンズはテレポートをつかい、その場から消える。そして、空中に空いているイオリをブラスターでつかむ。

 

 

「空の旅へ、招待するぜ。」

 

 

「うわぁぁ!!?」

 

ブラスターはイオリをつかんだまま空高く上り、そのまま急降下する。

 

地面に着弾した瞬間、ブラスターが青白い光を放ち、大爆発を起こす。

 

ドガーーーーン

 

 

「く、くそ…」

 

 

「手荒なまねをしてすまないな。いつか埋め合わせはする。」

 

そう言い残しサンズは便利屋の方へ戻って行った。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、アルちゃん。そろそろきつくない?」

「そ…そうね。先生が来てくれれば…」

 

 

風紀委員は指示により、大砲や空撃をうまく活用して便利屋を攻撃する。便利屋の雇った生徒も負けじと抵抗するが、数の暴力でだんだんと押されていた。

 

 

「こ、こんなにいるとは思わなかった。いくらシャーレの先生とはいえここまで兵力をかけるものなの…?」

 

カヨコは計算が狂い、内心焦っていた。頼みの綱であるサンズもここにはいなく、仲間たちもそろそろキツくなっていた。

 

 

 

「!カヨコちゃん危ない!」

 

 

「?!」

 

考え事をしているカヨコに大砲の弾が飛んできていた。

その時、直感が叫ぶ。

 

(当たったら、怪我じゃすまない…!!)

 

しかし、カヨコが気づいた時にはもう目の前まで来ており、痛みに備えて目を瞑る。

 

 

 

 

 

「…?」

しかし、痛みはなにもなかった。

 

カヨコが目を開けると目の前に骨の壁ができており、それが守ってくれたのだと理解したときには便利屋のみんながこちらへ駆け寄ってきていた。

 

 

「大丈夫?!」

「うん、この壁が守ってくれたから、怪我はない。」

「この壁…もしかして!」

 

 

 

「危ないところだったな、カヨコ。」

 

「サンズ先生!」

 

カヨコはサンズの方へかけ寄り、抱きつく。

 

 

「おう。お前さんがこんなことをするとは思わなかった。」

 

「…怖かったんだからしょうがないでしょ。助けてくれてありがと。」

 

 

サンズは少しセリカとカヨコを重ねながら頭を優しく撫でる。

 

 

「便利屋のみんな、よく頑張った。あとはオイラに任せておいてくれ。」

 

 

サンズはカヨコからそっと離れる。

その時、カヨコが少し寂しそうにしていたのをサンズは知らない。

 

 

 

「さて、便利屋に協力している立場だからな。ちょっと本気をだすか。」

 

 

サンズは目を青白く光らせる。

 

その瞬間、サンズを中心に重力が重くなる。

 

 

「な、なんだ?!体が重い…!」

「う、動けないよ…!」

 

 

「くっ…!これが、シャーレの先生。最初に会った時も思いましたが、やはり別格ですね…!」

 

 

チナツは片膝をつき、サンズをまっすぐ見つめていた。

 

 

「な、なに?!何が起きてるの?」

「私たちには何もないみたいだね。」

「先生、さすがです…!」

 

 

「こんなもんか。」

 

サンズが指を鳴らすと重力が元に戻り、体が軽くなる。しかし、体力を奪われ、風紀委員で立っている者はほとんどいなかった。

 

 

「あー、チナツ?これは誰の司令によってきたんだ?委員長か?」

 

「いえ。これは…」

 

 

チナツが説明しようとした瞬間、電話が鳴る。

 

「あ、少々お待ちください。ちょうど話したいそうなので。」

 

 

ピッ

 

 

 

ホログラムで人が形成される。その生徒は少し過激な服を着ており、サンズは少し面食らってしまう。

 

 

「まったく、イオリともまったく連絡がとれないし、風紀委員のほとんどはやられてしまうで散々でしたが、こんにちは。シャーレの先生。」

 

 

その生徒は笑顔だったが、怒っている雰囲気が隠しきれていなかった。

 

 

「初めまして、だな。オイラはサンズ。」

「ええ。知っていますとも。私は風紀委員会行政官のアコと申します。」

「今回は便利屋を捕らえるために攻めてきたって感じか?」

 

 

サンズがアコに問いかけるとアコは否定する。

 

 

「まあ、間違いではないのですが。おそらくバレているでしょうから言いますが、本当の目的はサンズ先生、貴方ですよ。」

 

 

 

 

「そうか。やっぱり人気者は"骨"が折れるな。」

ツクテーン

 

 

辺りが急に寒くなり、アコは苦笑いを浮かべる。

 

「なーんて、冗談は程々にしておいて。なぜ、オイラを狙ってここまでするんだ?」

 

アコは待ってましたとばかりに話し始める。

 

 

 

「まず一つ目はシャーレの先生と便利屋が関わり合っていると言う情報を聞いたからですね。まあおそらく貴方たちが噂を流したってところでしょう。」

 

アコに言い当てられ、アルは少し動揺する。

 

 

「二つ目は、ティーパーティの件です。エデン条約に向けてゲヘナ学園は動いています。しかし、シャーレという不確定要素がやってきた。エデン条約にどう影響を及ぼすかはわからないので、せめて終わるまではシャーレの行動を把握し、管理しておこうと思いまして。」

 

 

「なるほど。エデン条約ってのはあんまり知らないが、オイラがいると面倒だと。」

 

「その通りです。ついでに犯罪者も捕まえられて一石二鳥かなと思ってですね。」

 

 

そうしてアコが指を鳴らすと奥からさらに増援がこちらにきていた。

 

 

「と、いうことなのでおとなしくしていただけると嬉しいのですが。」

 

その言葉を聞き、サンズはアルに問う。

 

「らしいけど、どうする?社長さん。」

「そ、そんなの…」

 

アルは決心したような目で言う。

「やるに、決まってるでしょ?私達はアウトローなんだから。」

 

 

その言葉に便利屋メンバーは頷く。

「アルちゃんならそう言うと思ったよー。」

「一生ついていきます…!」

「なら、頑張んないとね。」

 

「分かった。手伝うとしようか。」

 

 

サンズがブラスターと骨を展開しようとするとどうやら見知った人影がこちらにやってきていた。

 

 

「せんせーい!探しましたよー!」

「先生、って、風紀委員会!?なんでここに?」

「ん、便利屋もいる。」

 

 

ホシノを除くアビドスのメンバーがきた。どうやらサンズはどこかへ行くしホシノも消えるしで収集がつかなくなり、一旦サンズを呼びにきたようだ。

 

 

 

「これはこれは、アビドスの生徒さんたち。細かい話は後にして、一つ問いましょう。何も言わずに先生をこちらに渡すか、それとも抵抗するか。」

 

 

対策委員会は首を横に振る。

 

 

「そんなことすると思う?」

「サンズ先生は私たちの先生ですからー。」

「私たちの自治区で暴れた挙句、先生をよこせだなんて、そんな横暴は認めません。」

 

 

 

 

アコは大きなため息をつく。

「まったく、仕方がありませんね。では、容赦はしませんよ。」

 

 

アコが司令を出そうとしたその時、

 

 

 

「何、してるの?」

 

 

「ひ、ヒナ委員長?!」

 

 

ゲヘナの最高戦力が、その場に現れた。

 

 

 

 

 




ごめんなさい、ヒナとサンズは戦いません。ただいつか何かしらの方法で戦いさせたらいいなぁって思ってます。
感想などどんどん待ってます!
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