ダジャレ好きなスケルトンは”先生”になる   作:ふにゃべえ

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遅くなりました!!!
サンズ君のほのぼの会を書こうとしたらなぜかシリアスになってしまった。何を言ってるかわからない?私もです。


閑話
世界の裏側


 

〜???〜

 

一定のリズムで揺られる電車に、2つの影があった。

外の景色には地平線が続いており、太陽が黄金色に染まりながら沈み込もうとしている。

 

 

 

 

「元気にしていましたか?サンズ先生(救世主)。」

 

 

「こちらこそ、元気にしてたか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

連邦生徒会長(責任者)。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シャーレ_執務室〜

 

アビドスの一件から数日が経ち、サンズはのんびりしながら仕事をしていた。

多少怠け癖は治ったものの、サンズは変わらずサボることが多い。

 

 

 

 

「何事にもメリハリってのは大事だよな。休みと仕事のバランスさ。もちろん比率は9:1だけどな?」

 

『そんなだからいつまで経っても書類が片付かないんですよ?あの時の説教忘れたんですか??』

 

「…もちろん覚えてるさ。あの時は久しぶりに背"骨"が凍ったよ。hehe。」

 

 

 

 

思い出すのはセミナーの会計がシャーレの当番に来た時、書類が溜まりすぎてるのを見られて2時間ほど説教を食らったことだ。

 

 

アレはやばかったぜ(本骨談)

 

 

 

「まああの説教のおかげでオイラの仕事への意欲は1.0000000001倍になったぜ。数字に表すと桁が多くてすごそうだろ?」

 

『"桁だけ"ですよね。実際ほとんど変わってませんが???』

 

 

 

 

そんな雑談をしながら書類を片付けていく。

連邦生徒会からやってくる書類は銃撃戦で壊された建物の被害報告や新たに設置する建物の費用、各自治区の悩み相談などだ。

 

 

「なあ見てみろよアロナ。」

 

 

『はい?どうかしましたか?』

 

「悩み相談が来てたんだけどよ。"購買のプリンがいつも買う直前で売り切れます。"だってよ。こんなのオイラに聞いてどうするつもりなんだろうな?」

 

『私に聞かれても…まあプリンをもっと多く作って欲しいと頼むとか?』

 

 

「それは本当にオイラがする仕事で合ってるのか…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぁ〜あ。そろそろ寝るとするか。アロナ。」

 

『そろそろいい時間ですもんね。先生は昼寝をよくしてるのによく夜でも寝れますよね。昼夜逆転したりしないんですか?』

 

 

「オイラにとって昼寝はご飯みたいなもんさ。ご飯を食べても生活リズムは崩れないだろ?そういうことさ。」

 

『…そうですか。まあ働きすぎで倒れるよりはマシですかね。』

 

 

 

そんなこんなで業務も終わり、執務室の電気を消して寝る。

 

シッテムの箱の電源も消え、充電されている。

 

 

 

 

もう慣れた新しいベッドに入って目を閉じる。

 

毛布をかけると自分の体温で中が暖かくなり、自然と意識を落としていく。この瞬間がとても心地よ……

 

 

 

 

 

…なんだか今日は眠れないな。

 

 

(アロナの言う通り昼寝のしすぎか…?いや、"前"はそんなことなかった。ここに来てからもそんなことはなかったんだが…)

 

 

 

突如、頭が真っ白になる感覚に襲われた。

 

(…!!?頭が…!!)

 

 

 

激しい頭痛がサンズを襲う。

 

(頭蓋"骨"が砕けそうだぜ…。っ、はは。冗談言ってる場合じゃないな…!)

 

 

…!?

 

ピキッ、と一際大きい頭痛がサンズを襲い、ゆっくりと意識を離していった。

 

 

 

 

 

 

 

〜???〜

 

 

「…なあ、連邦生徒会長さんよ。オイラをここに呼び出すのはいいんだけどよ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう少しマシな方法ないか??」

 

 

 

 

いやあ、と申し訳なさそうに連邦生徒会長は頭をかく。

 

「しょうがないでしょう?潜在意識の空間に呼び出すのは難しいことなんですから。」

 

「だとしてももう少しなんとかならないか?前回も痛かったし…」

 

 

サンズの目の前にいるのは、サンズをキヴォトスに呼んだ張本人であり、尚且つ失踪していると言う連邦生徒会長である。

 

 

「まずは、アビドスの件はお疲れ様でした。無事にアビドスの子達を救ってくれたようで何よりですよ。」

 

 

その言葉にサンズはため息をつく。

 

「もとはアンタが生徒会長の時に助けてやりゃあ良かったんだ。"超人"さん?」

 

 

皮肉たっぷりに口角を上げながら話すサンズから苦笑いしながら目を逸らす。

 

「あはは…。……それで、例の件ですが。」

 

 

一気に雰囲気を変え、真面目な顔つきでサンズを見据える。

 

 

「ああ、一応調査は進めている。だが、残念ながら何もわかってない。そう簡単には尻尾を掴ませてくれないみたいだ。」

 

「そうですか。…まあ、焦っても仕方ありません。」

 

 

 

 

何の話だ?と思う人もいるだろう。

 

 

話はサンズがキヴォトスに来る直前まで遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…なぜ、こんなことに…!」

 

頭を抱え、データと睨めっこするのは、まだキヴォトスにいた頃の連邦生徒会長。今はそばに誰もいないので、ここまで狼狽えた姿を見られていないのはまだ幸運だった。

 

 

これからの物語に向けて準備を進めていた矢先に、一通の書類が届いた。差出人不明の手紙を送られ、不信感と共に読んでみたらこれだ。

 

 

「シャーレの先生が、死んだ…!?いや、厳密には"シャーレの先生になる予定だった人"が、ですが…、不味いですね。こうなるとこの物語が始まらない…。滅びの一途を辿るだけになってしまう。それだけは止めないと…!」

 

 

連邦生徒会長がここまで狼狽えているのは、シャーレの先生のある特性が関与している。

 

 

知っている言葉で言うなら"主人公補正"だ。

 

どこまで追い詰められたとしても、例えば、"腹を銃弾で撃ち抜かれた"としても。シャーレの先生という人物は 運命に愛されているため(ゲームの主人公であるため)死ぬことがない。

 

 

連邦生徒会長がミスをしない限りは。

 

 

途中でミスをした時間軸があの"バッドエンド(捻れて歪んだ先の終着点)"なのであるが、この時間軸は違う。"そもそもシャーレの先生がキヴォトスに来なかった(または来れなかった)世界線"になる。

 

 

「死因は………自殺……?!おかしい。あの人はそんなことをする人じゃあないはず。動機がないのに自殺なんて…」

 

 

必死に脳を回転させ、ありとあらゆる可能性を考えてみる。私の記憶が正しければ、あの人が自殺をするほどの出来事は起きていないはずだ。動機がないのに自殺?そんなことはあり得ない。……なら、あり得る可能性は?

 

 

最悪な可能性を考えた次の瞬間、部屋の後ろにとある"扉"ができていることに気がついた。

 

 

「…?こんな扉はなかったはず…。い、いや、動揺で見間違えてるだけ。今はとにかく…」

 

 

だが、なぜかその扉からは目が離せず、誘い込まれるような感覚に陥った。…自分の好奇心も多少はあるが。

 

 

椅子から立ち上がり、扉に手をかける。灰色をベースにした変哲のない扉だ。ドアノブをひねり、扉をこちらがわに開ける。

 

 

「暗いですね…、」

 

中は真っ暗だった。漆黒の闇に包まれており、一歩踏み出せば方向がまるでわからなくなってしまう。

 

 

「電気とかないのでしょうか?」

 

 

そんなことを言いながら中に完全に入った瞬間、扉が一気に閉まる。

 

「なっ?!扉が!」

 

 

急いで扉に駆け寄るが押しても引いてもまるでびくともしない。鍵でも掛けられたかのように。

 

 

「外には誰もいませんでしたし…、いったいなぜ?」

 

 

考えてもしょうがない、先へ進もうと扉から離れるように進んでいく。自分がどこを歩いているのか、どの方向を向いているのかすらわからない暗闇の中でも、なぜか引き寄せられるように進んでいく。

 

 

ある程度進んでいくと少し明るい場所があった。といっても灰色の場所であるため外と比べたら暗いのだが。

 

そんなことを考え灰色の場所に足を踏み入れた瞬間、不気味な音と共に謎の人物が現れた。

 

 

「…っ!?誰…?いや、そもそも人なの…?」

 

 

言うなればお化け──のようなものは目の前の人を認識すると紳士のような所作で礼をした。…浮いている両手で。

 

 

☠︎♓︎♍︎♏︎ ⧫︎□︎ ❍︎♏︎♏︎⧫︎ ⍓︎□︎◆︎ ✋︎ ♋︎❍︎ ☝︎♋︎⬧︎⧫︎♏︎❒︎

✡︎□︎◆︎ ♋︎❒︎♏︎ ✌︎☼︎⚐︎☠︎✌︎ ❒︎♓︎♑︎♒︎⧫︎✍︎

 

 

何を言ってるのかがわからない。私たちが使う言葉とは全く違う発音で、全く知らない言語を話している、…でも、なぜか理解できる。しっかりとした言葉は入らずとも、内容だけが頭に入る謎の感覚に襲われている。

 

 

「…っっ!なぜ、そのことを……そもそも貴方は何者ですか?何が目的で私を呼んだのですか?」

 

 

❄︎□︎ ♌︎♏︎ ♒︎□︎■︎♏︎⬧︎⧫︎ ✋︎ ♋︎❍︎ ⧫︎♒︎♏︎ □︎■︎♏︎ ⬥︎♒︎□︎  ♓︎●︎●︎♏︎♎︎ ♒︎♓︎❍︎

♌︎♏︎︎♍︎︎♋︎︎◆︎︎⬧︎︎♏︎︎ ⧫︎︎♒︎︎♋︎︎⧫︎︎ ⬥︎︎□︎︎◆︎︎●︎︎♎︎︎ ♓︎︎■︎︎⧫︎︎♏︎︎❒︎︎♐︎︎♏︎︎❒︎︎♏︎︎ ⬥︎︎♓︎︎⧫︎︎♒︎︎ ⧫︎︎♒︎︎♏︎︎ ♏︎︎⌧︎︎◻︎︎♏︎︎❒︎︎♓︎︎❍︎︎♏︎︎■︎︎⧫︎︎

 

「……何ですって?……嘘、でしょ?」

 

✋︎■︎⬧︎⧫︎♏︎♋︎♎︎

✋︎︎ ⬥︎♓︎●︎︎●︎︎ ⬧︎︎♏︎︎■︎︎♎︎︎ ⍓︎︎□︎︎◆︎︎ ❍︎︎⍓︎︎ ❍︎︎♋︎︎⬧︎︎⧫︎︎♏︎︎❒︎︎◻︎︎♓︎︎♏︎︎♍︎︎♏︎︎

✋︎︎ ♋︎❍︎︎ ●︎︎□︎︎□︎︎ ♓︎︎■︎︎♑︎︎ ♐︎︎□︎︎❒︎︎⬥︎︎♋︎︎❒︎︎♎︎︎ ⧫︎︎□︎︎ ⬧︎︎♏︎︎♏︎︎♓︎︎■︎︎♑︎︎ ⬥︎︎♒︎︎♋︎︎⧫︎︎ ♒︎︎♋︎︎◻︎︎◻︎︎♏︎︎■︎︎⬧︎︎

 

そう言ってそいつはその場から忽然と消えた。そして気づいたらもとの部屋に戻っており、扉も消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、第一話に話が繋がる。

 

 

 

 

「最初にその話を聞いた時は本当に驚いた。まさかアイツに助けられて連れてこられたなんてな。…だが、本来なるべきだったシャーレの先生が殺されたってのはオイラとしても許せるものじゃない。実験のためなら何でもするタイプだとは思ってたが、まさか無実な人を手にかけるなんてな…。」

 

生徒会長は目を伏せ、暗い表情で話す。

 

「本当に。…自殺に見せかけた他殺とは。それに、あれが言っていた実験、というのも非常に気になります。サンズ先生を使って何かをするつもりなのでしょうか?」

 

 

「さあ、オイラにはアイツの考えることなんてわからん。…まあおそらくは「ケツイ」と「神秘」についてだろうけどな。」

 

 

「私もおそらくはそうかと。それについては……」

 

 

生徒会長が話そうとしたその時、視界が薄くなるのを感じる。

 

 

「時間、ですね。またしばらくは会えないのが残念ですが。私は先生が無理をするかどうかが…いや、貴方は無理なんてしないでしょうね。そこは安心できますよ。」

 

「ははっ、無理をするなんてオイラから一番遠い言葉だぜ?…まあ任せとけ。一応子守りには自信があんだ。あの先生の分まで…しっかり、面倒見てやるさ。全員な。」

 

 

「面倒くさがりなのに、そういうところはしっかりしてるんですから。ふふっ、期待してますよ?」

 

 

ああ、と頷いてサンズは消えゆく意識に身を任せた。

 

 

 

 

「どうか…私では救えなかったこの世界を…お願いします。」

 

 

 




書きたい場面が色々ありすぎて書いてる間に3ヶ月経っていた私の気持ちを答えよ。A,びっくり。

ちなみにサンズ君と生徒会長は今回含めて計3回会っています。
1、プロローグ(電車内)
2、シャーレ奪還後(書いてない)
3、今回

なーんか深いお話をしていますが、結局言いたいのは本来の時空から外れた世界線なんだよってことです。元々のシャーレの先生が消え、サンズ君が新たに投入された。これによってブルーアーカイブのお話はどう変わるのか、というのがおおまかなコシヒカリ()の言いたいことです。もっと言えばこの作品を書いている私を映している、とも言えるし、この作品を見ている読者も映している、と言ったところでしょうか。まあ、面白ければそれでヨシッ!

あ、もしコシヒカリの言ってることが知りたいならこちらからどうぞ。
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