ダダダダダダッ
「本当にあてるつもりで撃ってるのか?」
「一発も当たってない…!さすが先生ってとこかしら。」
「私たちも行きましょう。」
ユウカは前衛になり、シールドを展開する。そのシールドに敵が撃った銃弾が弾かれる。
ハスミは遮蔽物に隠れながらスナイパーで敵を一撃で仕留めていく。
スズミは閃光弾を使い固まっている不良たちを一網打尽に。
チナツはダメージを負った人のカバーを行う。
「ふう、これで一旦終わったかしら。」
最後の一人を倒すと、奥から狐の面を被った人物が現れた。
「連邦生徒会の子犬たち、ですか。まあいいでしょう。小手調べと…あら?」
狐の面の生徒、および、災厄の狐はサンズに目がいく。
「どうした?オイラに何かついてるか?」
「……気が変わりました。私はこれで失礼します。またお会いしましょう。」
「逃がさないわよ!」
ユウカが銃を撃つが、ワカモは一瞬でその場から消えた。
「さて、目的地に着いたわけだが…」
「シャーレの中へお入りください。サンズ先生。」
〜シャーレ〜
サンズは中に入り、リンと合流する。
「ここに、連邦生徒会長が残したものが。」
リンはタブレットをサンズに渡す。
「シッテムの箱というもので、正体不明のものです。これで、権限が渡ると言っていましたが、起動すらもできず…」
「そしてオイラなら開けるかもと。」
「そういうことです。では、頼みました。
シッテムの箱を触ると画面がつき、パスワードを求められる。
(パスワード?オイラは知らな…)
サンズの脳裏にとある言葉が浮かんできた。
ダメもとで入れてみると認証され、意識が朦朧とする。
(またこの感じか…)
〜シッテムの箱_内部〜
中に入ると周りは海で囲まれ、欠けた教室のようなとこに出た。
サンズは辺りを見渡すと机に突っ伏している少女を見つけた。
「むにゃ…いちごミルクは…世界一…」
「おーいそこのお嬢さん、起きる時間だぞー」
サンズが頬をつつくと少女はハッと目を覚ました。
「ありゃ?もしかして…!」
「先生?!先生ですか?!」
「ああ、一応先生と呼ばれている。名前はサンズっていうぜ。」
「そうですか!私はアロナと言います!このシッテムの箱のAIのようなものです!」
「(AI?機械のようなものか…?)そうか、よろしく、アロナ。」
「はい!早速ですが、私と指を合わせてください!指紋で本体確認をしますので!」
サンズは骨に指紋があるのか気になったが、合わせてみる。
アロナは少し困った顔をしたり、悩んでいたが、最終的にはまあいいかという顔になった。
「認証されました!サンズ先生ですね!これからよろしくお願いします!さて、サンクトゥムタワーの問題についてですね!」
アロナがそう言った瞬間、どこかで機械音が鳴った。
「これで制御権は完全に回復されました!先生がいえば、連邦生徒会に権限を渡すことができますがいかがでしょうか?」
「あぁ、それで構わない。オイラにはよくわからんのでな。」
「了解しました!それではまた会いましょう!」
〜シャーレ〜
サンズの視界が歪み、直ると元の場所へ戻っていた。
「権限が確認されました。本当にありがとうございます。」
リンがこちらに向かって礼をした。
「いやーオイラは何もしてないぜ。まあ礼は受け取っとくとするか。」
「そういえば、もう一つありました。着いてきてください。」
リンに着いていくととある部屋の前にきた。ドアには「近々始業予定」と書かれている紙が貼られており、それをリンがとる。
「お入りください。」
中に入ると机と椅子、パソコンや本などの様々なものが置かれていた。
「こいつは驚いた。いろんなものがあるんだな。」
「ええ、ここでお仕事を始めるといいでしょう。シャーレは何かをする、というわけではなく、先生が自由に行動できます。」
”自由”という言葉にサンズは反応する。働くのは嫌だったが、自由にできるならやってもいいかという気持ちになり、少しやる気が湧いた
「わかった。何から何までありがとな。あー…」
「気軽にリンでいいですよ。」
「(ちょいとからかってみるか。)わかった。よろしく、リンちゃん。」
「誰がリンちゃんですか!まあよろしくお願いします。先生。」
こうして「シャーレ」での生活が幕を開けた。
サンズはもう過去のようなファンキーな性格ではなくなっ…
「ここの場所は”シャレ”てるな。シャーレだけに。」
「…w」
そんなことはなかったようだ。
「おいおいリンちゃん、もしかして笑ってるのか?」
「そんなことありません。」
「でも口角が上がってるぜ?」
「…さっさと書類仕事に取り掛かってください!」
「へいへーい」