アビドスでの出会い
「起きてくださーい!」
「んぁ?もう朝かー。もっと寝させてくれよ、アロナー。」
「ダメです!書類がまだまだあるんですよ!」
サンズがキヴォトスに来てから何日か経ち、サンズはのんびり仕事をしていた。
「アロナが書類仕事をやってくれよ。そうすればオイラの仕事が楽になるからさ。」
「私だって頑張ってます!9割は私がやってるんですよー!」
「そうか、なら残りの1割が…」
「サンズ先生の仕事で「アロナがするってことだな。」
「なんでですかーー!!」
今日もシャーレは騒がしい。
「はぁ。もういいですよ。私がするのでサンズ先生は他の仕事を頼みます。」
「へえ、他に来てるのか?」
「そうです!どうやらシャーレの噂はキヴォトス全体に広がっており、いろんなとこから助けを呼ぶ声が上がっています!」
「そいつは嬉しい限りだな。どんな感じなんだ?」
そういうとアロナは一枚の手紙を渡してきた。
「アビドス高等学校からの手紙ですね。」
要約するとこんな感じらしい。
・アビドス高等学校は地域の暴力集団によって追い詰められている。
・目的は不明だが校舎を狙われている。
・ぜひシャーレの力を貸してほしい。
「なるほどな。先生として、問題を解決するとしよう。」
「おぉ!サンズ先生がやる気を出した!」
「ずっと”ボー”っとしてるわけにはいかないんでな。
「はあ、相変わらずですね。そういえば、アビドスという場所は昔はかなり大きかったそうです。」
「今は砂漠のようになってしまいましたが…町のど真ん中で遭難する人がいるとかいないとか。」
(砂漠、か。向こうにあったっけな。ホットランド…とはちょっと違うか。)
サンズは昔の自分の世界を思い出しながらアビドスに向かった。
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〜アビドス砂漠〜
「ミスったなぁ…」
サンズは町のど真ん中で遭難していた。
(テレポートを使おうにも場所がわかんないしなぁ…)
「食料も尽きたし、どうしたもんか。」
サンズがそう呟いた瞬間、自転車の音がした。
「……ガイコツ?」
「ん?オイラは生きてるぜ。」
「本当にしゃべった…」
水色のマフラーをして、狼のような耳をした生徒がこちらをのぞいていた。
「えぇと、名前は?」
「オイラはサンズ。シャーレの先生をしているぜ。お前さんは?」
「私はシロコ。アビドス高等学校2年生。」
「そうか。すまないが、その学校に連れてってくれないか?オイラ運動不足でさ。」
「ん。わかった。けど…」
シロコは自転車を見ながら言う。
「これ1人乗り用だから…」
「ああ、気にすることはないぜ、オイラ骨だし軽いから。」
「ん…わかった。じゃあ背負っていく。」
「ありがとな。」
〜アビドス高等学校〜
「ただいま。」
「おかえり、シロコせんぱ…い?」
「あーお邪魔するぜ?」
「うわぁ!!骨がしゃべった!!」
「まさか犯罪に手を……?!」
「まあ、落ち着いてくれ…」
「落ち着けるわけないでしょ!!」
シロコとサンズがアビドスのみんなを落ち着かせ、事情を説明した。
「お騒がせしてすみません…シャーレの先生。」
「あーいいんだ、気にすることはないぜ。」
「よかったですねアヤネちゃん!手紙にして正解でしたー!」
「そうですね。ようやく…ようやく助けが来ました…!」
「自己紹介を…あれ?ホシノ先輩は?」
「委員長なら隣の部屋で寝てるわ。起こしてくる!」
ダダダダダダッ
銃声がなり、窓ガラスが割れる。
「危ないです!先生!」
「またあいつらね!先輩!早く準備して!」
「もーろくに昼寝もできないやー。」
「みんなで出発ですー♡」
「オイラも行くとしよう。」
「わかりました。くれぐれも死なないようにお願いします!」
サンズ率いるアビドスメンバーは校門の方へ走って行った。
「ヘッヘッヘ。あいつらはもう資源がない!ここで畳みかけろー!」
不良生徒の一人がそう言った瞬間、どこからか骨が飛んできて頭に当たる。
「全く、油断はするもんじゃないぜ?」
「イッタイな。よしお前ら!あいつらを叩き潰せー!!」
「オイラたちも行くとするか。ホシノ、任せる。」
「うへ〜わかったよー。よーしみんな、行くよー。」
そこからの快進撃は凄まじかった。
ホシノは等身大もある盾を構え、銃弾からみんなを守りながら敵の至近距離で撃つ。
シロコはセリカと協力してホシノをカバーしていく。
ノノミはミニガンを構え、反動をモノともせず敵を一掃。
アヤネはドローンで全員の回復及び補助を行う。
その様子をサンズはドローンカメラで眺めていた。
(なかなか良い動きだな。これならしんぱいなさそうだ。)
「…?!危ないセリカちゃん!」
シロコが離れた時、セリカの死角から手榴弾が飛んできていた。
「なっ…!やばい…!」
それを見逃すサンズではない。
セリカが衝撃に備え目を閉じた。が、何も起きることはなかった。
「…?え。」
「危なかったな。間一髪ってとこだ。」
(テレポートが間に合って良かったぜ。)
セリカが目を開けると目の前に青いパーカーの背中が見え、手榴弾が空中で止まっていた。
「あ、せん…せい。」
「気にするな。ほら、向こうにもまだ敵がいるからよ。行ってこい。」
セリカは頷き、走って行った。
「さて…その手榴弾、普通のものより威力が高そうだ。それを投げたってことは、」
サンズは青く光った目で言う。
「相応の覚悟はできてるんだろうな?」
「ひぃ…!」
手榴弾を投げた生徒はサンズへの恐怖で気絶してしまった。
(…ちょっと怖がらせすぎたか。)
サンズは気絶した生徒を道路の脇にそっと寄せておき、援護に行った。
「お掃除の時間です〜♧」
ノノミのミニガンによる一斉射撃により敵は残りの一人になった。
「す、すまなかった!反省するから、命は…!」
「一回は痛い目見ないと、ね?」
バンッ
「ふう、終わったねぇ〜。」
アビドスのみんなが勝利した喜びを分かち合っているとサンズが来た。
「お疲れさん。お前さんたち強いんだな〜。よし、学校に戻るとしようか。」
みんなが学校に帰ろうとすると、セリカがサンズに声をかけた。
「あ、あの!」
サンズが振り返るとセリカは頬を少し紅潮させており、真っ直ぐサンズを見ていた。
「さっきは助けてくれて、その、ありがとう。」
「hehe、まあ感謝の気持ちはいただくぜ。怪我がなくて良かったよ。」
サンズがそういうとセリカはすぐにどこかに逃げてしまった。
「お礼言えて偉いですね〜♡セリカちゃん。」
「うへ〜ママは感動しちゃったよ〜」
「ん、でもあれは確かに危なかった。私からも礼する。ありがと。」
「おいおい、オイラは褒められるのは好きじゃないぜ。」
そんなこんなで学校に戻ったサンズたちはこれからの課題について話し合いを始めた。
そういえばこの小説を読んでいる人はアンダーテールをやったことある人が多いと思いますが、「AU」と言うものを知っている人はいるのでしょうか。もし知っている人が多ければAU関連の話題を使うかも…?