対策委員会はなかなか帰ってこないセリカを心配していた。
部屋にも行ってみるがいなかった。
3人が悩んでいるとサンズとホシノが外から帰ってきた。
「ど、どうでしたか?」
「先生が持ってる権限を使ってセリカちゃんの場所を特定できたよ〜」
「まあ、バレたらオイラは怒られるだろうがな。」
淡々と言ったサンズとホシノに驚きながら、タブレットをみんなで見る。
セリカの居場所は今この瞬間も移動していた。
「カタカタヘルメット団の仕業…でしょうか?」
「間違い無いだろう。アジトって感じの場所に向かってる。」
「人質、ってことかな。」
「考えても仕方がないです!助けにいきましょう!」
サンズたちは頷き合い、セリカを助けに向かった。
セリカは振動で目が覚めた。
「ん、ここは…?」
セリカが隙間から覗くと砂漠の上を高速で移動していた。
「はっ!私…あの時に倒れちゃって…」
全てを思い出した時、セリカは理解した。
もうみんなに会えないということを。
それを思って瞬間、セリカは後悔した。
くだらないプライドでサンズを拒否していたこと。
みんなとの最後の言葉が悪口だったこと。
サンズに助けてもらったお礼もちゃんもできていないこと。
思い返せば思い返すほど後悔の念がどんどんと出てくる。
セリカは気付けば涙を流していた。
「うぅ、みんな…ごめんなさい…」
セリカは無理だと思いながらも助けを呼んでいた。
「お願い…助けて…サンズ先生…!」
ドガーーーーーン!!!
その瞬間、ものすごい音と共に車は移動を止めた。
「ん、半泣きのセリカちゃんを発見。」
「何ー!セリカちゃん、ママがいなくて寂しかったのね。よしよし〜」
「な、泣いてなんかないわよ!」
シロコとホシノがセリカを救出し、3人で冗談を言い合っているとセリカが呼んだ人がやってきた。
「よう、助けに来たぜ。無事で良かった。」
サンズが安心した笑みを向けるとセリカはそっぽを向いた。
「ふん!でも、助けてくれて…ありが、とう。」
セリカは顔を赤くしながら言った。
「へへ、まあ、ストーカーしてほしい、って言ってたしな。」
「ばっかじゃないの!!!そんなの言ってないわよ!!」
軽口を言い合っていると奥からゾロゾロと敵がやってきた。
「さーて、ふざけるのはいつでもできる。今は目の前の敵に集中だ。」
サンズがそう力強く言うと対策委員会は各々武器を構える。
「セリカは避難させる。4人でいけるか?」
「まかせてよ〜おじさんたちは強いんだから。」
ホシノが目を少し鋭くさせながら答える。
「頼もしいぜ。じゃあ、任せるぞ。」
サンズはそう言い、倒れそうなセリカを抱えて消えた。
「よーし、セリカちゃんを泣かせた罰は受けてもらうよー?」
「容赦しません〜♡」
「ん、全力で潰す。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーまあ、ただの一般不良だとこんなもんか。
ー目には目を。生徒には生徒を…だな。
ーはい、こちら…
「くそっ、やられた…」
不良生徒はアジトに戻っていた。
その後ろにいくつかの影が迫ってくる。
タタタタタッ
「うわぁぁ!!」
ーこっちは終わったよー、ボス。
ーこっちもだよー。
ーこんなアジトだなんて、かわいそうね。
「な、何のようだ!」
ーあなたたちは任務に失敗した。だからもうクビなのよ。
ーアビドスの件は私たちが請け負うわ。
「何者だ!?」
ー私たち?私たちは…
月の光が少女達を照らす。
「便利屋68。金さえ貰えば何でもする…何でも屋よ。」
「便利屋…?」
ーそれじゃあ、また会いましょう?生きていたら…ね。
そう言い残し、便利屋と名乗る4人はあっという間に消えた。
その瞬間、爆発と共にヘルメット団のアジトは一夜にして消えた。
前も言いましたが3日に一回のペースぐらいで更新予定です。
アビドス編いつ終わるかなぁ…
感想やお気に入り登録してくれると嬉しいです!!