ダジャレ好きなスケルトンは”先生”になる   作:ふにゃべえ

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便利な骨の取引

サンズはシッテムの箱を頼りに便利屋の事務所へと向かっていた。

 

「結構遠いんだな?」

『あと5キロですよ!キヴォトスの人にとってはこの距離なんて短い方です。』

「おいらにとっては遠いんだよ…。」

 

ブラスターに乗りながらアロナと話していると事務所が見えてきた。

 

 

「本格的だな。これを借りれているならラーメンぐらい食べれそうなもんだがな?」

『先生だってシャーレのくせに貧乏ですよね?』

「いや、おいらだって頑張れば貯めれるぜ。しないだけだ。」

『それじゃだめですよ…』

 

 

 

ピンポーン

 

 

「あら?誰かしら。ハルカ、出迎えてあげなさい。」

「分かりました!アル様。」

 

 

ガチャ

 

 

「よう。さっきぶりだな。」

「うわああああ!!?」

 

 

 

ハルカは動揺してしまいショットガンを打つ。

『危ない!』

 

 

アロナは咄嗟にバリアを張り、サンズを守る。

「助かったぜ、アロナ。あー、ハルカ?オイラは戦いに来たわけじゃないんだが…。」

「え?そ、そんな!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!ど、どうかお許しを…」

 

 

ハルカの大声と銃声につられて便利屋の3人が玄関にやってきた。

 

「ど、どうしたの!ってハルカ?!なんで土下座を…」

「あ、先生じゃーん。てことは先生がハルカになんかしちゃったんだー。」

「多分先生は被害者だと思うけど…」

 

 

この後誤解を解き、便利屋のオフィスでサンズとアルは対談していた。

 

 

「改めて自己紹介するとしよう。オイラはサンズ。シャーレの先生をしてるぜ。」

「私はアル。この便利屋68の社長よ。社員は…」

 

 

アルは紹介しようとするがサンズが手で制す。

「紹介はしなくてもいいぜ。知ってるからな。」

「そ、そう?ならいいわ。で、私たちに何の用事かしら?アビドスの件をまだ根に持ってるとか…?」

 

 

サンズは軽快に笑いながら話す。

「まさか、そんなわけないだろ。一応生徒だからな。傷つけるような真似はしないさ。オイラが言いたいのは…」

 

サンズの表情が一転し、白目がなくなる。

 

 

「その依頼は誰からのものだ?」

 

 

サンズのあまりの圧に便利屋の4人は冷や汗をかいていた。そして思う。

(この人は敵にしてはいけない…)と。

 

 

「へへ、怖がらせちまったな。悪かった。で、誰からの依頼なんだ?」

「い、いや…依頼人の情報は渡すわけにはいかないわ。」

 

 

サンズはそれを聞き手を顎に当てる。

「ふむ、確かにそうだな。なら…」

 

 

サンズは懐からカードをを取り出す。

 

「クレジットカード?

「ああ、連邦生徒会がくれたんだ。シャーレの先生としての経費ってやつだな。さて、お前さんたち便利屋のモットーは"金さえ貰えば何でもする"だったか?」

 

 

「ええ、そうよ。アウトローって感じがするでしょ?」

「…ああ、そうだ。そこで、お前たちにこれぐらいの額を渡そうと思う。」

 

 

サンズが示した額はかなりのものだった。それこそ、アルがあのセリフをいうぐらいには。

 

 

「ななな、何ですってーーー!!?」

 

 

「社長、うるさいよ。ねえ、先生?」

カヨコはアルを注意しながら先生に問う。

 

 

「なぜ、こんな額を?たかが依頼人の情報だけで、こんな金をかける必要は…」

「疑ってるのか?まあ、むりもないか。ただ、オイラはアビドスを助けたいんだ。そのためにはまずは情報をって思ってな。」

 

 

「へぇー、なるほどねー。アルちゃん…じゃなくて社長。この依頼、というか取引。受けた方がいいんじゃない?こんなチャンス、訪れないかもよ?」

 

「う、でも…」

アルは考えていた。ここで情報を売ってしまえば、アウトローではなくなってしまい、依頼人を敵に回してしまうのではないかと。

 

 

「依頼人を敵に回すのを恐れているのか?」

 

サンズがこちらを見つめて言う。

考えていたことを当てられてしまい、驚くアル。

 

 

「え、ええ。そうよ。それに、そんなのアウトローじゃない…と思うし。」

「なら、オイラが、"シャーレの先生"が後ろ盾になるとしよう。」

 

 

その言葉に4人が驚く。単純にサンズが味方になるということだ。これほど美味しい取引は他にないだろう。

 

 

「…いいわ。その取引、承諾しましょう。サンズ先生。」

 

アルは決心したような目でサンズの手を握る。

 

 

「良い返事が聞けて何よりだ。じゃあ、情報をもらうとしよう。」

「ええ、私たちが受けた依頼人は…」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

サンズが校舎に戻ってくると集金会社の人が来ていた。

 

「これからもカイザーローンをご贔屓に!」

 

 

「あれが借金の会社か?」

「先生、戻っていたのですね。そうです。カイザーローンという会社で、毎月利息を返してるんです。」

「死んでも返しきれないけどね!」

「あはは…先生、みんなが待ってます。会議を始めましょう。」

 

 

 

今回の会議は前回と比べてかなりまともな内容だった。

 

memo

・先ほど襲ってきたのは便利屋68という部活。ゲヘナ学園では素行の悪い生徒らしい。ブラックマーケットでもいろんな騒ぎを起こしているとか。

・つい最近セリカが攫われた時に戦った兵器は現在は取引されていない、どうやらブラックマーケットでしか手に入らないそう。

 

・便利屋68、生産が中止された武器や兵器に共通するのは「ブラックマーケット」ということ。

 

 

「なるほど、じゃあ、ブラックマーケットに行ってみようか?」

「手がかりがあるかもしれませんね!」

「決まりだな。ブラックーマーケットに行ってみるとするか。」

 

「「「「「おー!」」」」」

 

 

 

 




サンズのカード

・サンズがリンから貰ったクレジットカード。
・どうやら蓮浦生徒会長からのものだとか。
・お金は連邦生徒会からでるため、緊急時しか使わない。おかげでサンズはいつも貧乏。
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