ダジャレ好きなスケルトンは”先生”になる   作:ふにゃべえ

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黒市場と骨、そして大人の魔の手

手がかりを掴むために、ブラックマーケットにやってきたサンズたち。

特にこれといったものはなく、ぶらぶらと歩いていると、少女がこちらにむかって走ってきていた。

 

 

「うわあああ!!ついてこないでくださーーい!!!」

「待てっ!」

ババババババッ

 

 

「うわああ!!」 ドンッ

 

 

追われている少女は後ろを見て走っていたので目の前にいたシロコとぶつかってしまう。

 

 

「ご、ごめんなさい!怪我はないですか!?」

「ん、大丈夫。そっちこそ大丈夫?追われてるようだけど。」

「そ、それが…。」

 

 

追ってきた生徒がこちらへ近づいてきた。

 

「おい!!そこの連中。どけ。あたしたちはトリニティの生徒に用があんだ。」

「私はないのですが…」

 

 

「トリニティ!あのキヴォトス一のマンモス校の?」

 

アヤネが気づいたように話しかける。

 

「そうさ!そして1番金を持ってる学校でもある!」

「拉致れば身代金で稼げるってわけさ!どうだ?お前たちも興味があるなら…」

不良生徒がそう言った瞬間、一本の骨が飛び、頭に当たる。

 

「痛ぇ!?」

 

 

飛んできた方向を向いてみるとサンズがいつもの笑みで笑っていた。

 

「おいおい、そんな物騒なことを考えるんじゃない。バイトでもして金を稼げば良いじゃないか。」

 

サンズはあくまで諭すように生徒に語りかけた。それをみて、少したじろぐが、負けじと言い返す。

 

「はっ。これが一番手っ取り早いんだよ。先生に言われようと別にやめるつもりなんて…」

 

 

「やめるんだ。いいな?」

 

 

サンズが少し圧をかけて言う。その圧にびびったのか、生徒たちは冷や汗をかいてしまう。

 

 

「わ、わかったよ。やめればいいんだろ?」

「わかればいいんだ。生徒に犯罪はさせたくないからよ。」

 

 

生徒たちはゾロゾロと引き返していった。

 

「生徒を言いくるめてしまうなんて、先生さすがです〜⭐︎」

「うへ〜ちょっと怖かったけどねぇ〜。おじさん、ビビっちゃったよー。」

「まあ、怖がらせたのはわるかったな。」

 

 

なんやかんやあって落ち着いたサンズたちはお互いに自己紹介をした。

 

 

「ほんとうにありがとうございました。バレたらどうなるかと思いました…。」

「いえいえ。しかし、なぜトリニティの生徒がこんなとこに?」

「そ、それは…」

 

 

ヒフミは少しバツが悪そうな顔をしながらカバンから人形を取り出した。

 

「これのためです!」

 

その人形は決して可愛いとは言えない鳥の人形で、目も完全にイッている人のやつであった。

 

 

「わーモモフレンズですね⭐︎私も大好きなんです!ペロロちゃん可愛いですよねー!」

「そうですよね!私は最近ニコライさんの小説を買って…」

 

 

ノノミとヒフミはモモフレンズを知っている仲間が増えて、楽しそうに話していた。

その様子をサンズたちは眺めていた。

 

 

「ふむー、最近の若い子にはついていけんな。」

「歳の差ほぼないじゃん…。」

「キヴォトスでの流行りってやつなのか?」

「うーん…流行りではないような…。」

 

 

 

なんやかんやで仲良くなったヒフミに事情を説明し、ブラックマーケットの案内をしてもらうことにした。

 

 

 

 

 

 

 

「ここは連邦生徒会非公認の場所で、かなり危険な場所なんです。様々な企業が争っていて、学園数個分にもなるほどのスケールなんですよ。」

「じゃあ、銀行とかもあるってこと?」

 

「はい。ブラックマーケットで一番でかい闇銀行があり、そこではほとんどのお金がやりとりされています。 悪質な方法で稼がれたお金でさらに違法な銃や弾薬を買い、また犯罪が起きる…という悪循環になっていたりするんです。」

 

「そんな…。」

「ひどいですね…。」

 

「ねえ!あれって…!」

 

 

セリカが声を出し、指を指す。その方向を見てみると現金輸送車が走っていた。

 

中の人はどうやらサインをしていて、了解がとれたのか銀行の中に入っていった。

 

 

「カイザーローン!?」

「どうやらオイラたちはまんまと嵌められてたらしいな。」

「私たちが払った現金は全てあのブラックマーケットに…?」

 

 

この現実は少女たちにとって残酷なものであった。

自分たちが頑張って返していたお金は利用されており、そのお金によって襲撃を受けていたのだ。

対策委員会はその事実に絶望を感じ…

 

 

「ん。先輩。あとはあの方法しかない。」スチャ 覆面を被る

 

「あの方法しかないかー。」スチャ

 

「まあ、やるしかないよね!私たちは悪くないし!」 スチャ

 

「行きましょう〜♧」 スチャ

 

「え?え?ま、まさか…」

「銀行を襲うんですかーー!!???」

 

 

この程度で絶望する対策委員会ではない。

サンズはそれを見て楽しそうに言った。

 

「レッツ銀行強盗!てな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜便利屋事務所〜

 

「はい、便利屋68です。」

 

 

 

 

「…ふむ、なるほど、興味深い報告だ。さて、練習はもう十分だ。実戦はいつするんだ?」

 

「いや、実戦はもうし…失礼しました。アビドスの件ですが…辞退させていただきます。」

 

「何!?どういうつもりだ!」

 

「便利屋は取引をした。それによってあなた達との契約が破棄されたってだけ。何か?」

 

「…いいだろう。すこしは賢いやつだと思っていたが、残念だよ。便利屋68。次会ったら覚えておくんだな。」

 

 

ガチャ

 

 

「こ、これで良かったのかしら…?」

「まあ先生を信じようよー。」

「き、きっと大丈夫だと思います…!」

 

 

 

 

 

 

「便利屋と取引したのはどこのどいつなんだ。くそっ。」

「お困りのようですね。」

 

 

とある一室で大人たちは話し合いをしていた。

 

 

「ああ、とても困ってるさ。便利屋は取引をしたなどとほざき、アビドスの連中はデータ以上に強くなっている。計画が狂っているよ。まったく。」

 

「そうですか。どうやら共通点がありそうですね。私の方でも捜査してみましょう。」

 

「アビドス対策委員会…必ず潰してやる。」

 

 

 

大人たちの脅威はもうすぐそこまで迫っている。

 

 

 




アビドス2章までは普通に書くんですけど3章はどうしようかなーって考えてます。でもまあ本編と一緒で他のメインストーリーなどを書いてから後々書こうかなーって思ってます
感想や誤字報告など何でも待ってます!!!
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