バカテスト
国語
問 以下の意味を持つ諺を答えなさい。
『(1)得意な事でも失敗してしまう事』
『(2)悪い事があった上に更に悪い事が起きる喩え』
姫路瑞希の答え
『(1)弘法も筆の誤り』
『(2)泣きっ面に蜂』
教師のコメント
「正解です。他にも(1)なら『河童の川流れ』や『猿も木から落ちる』、(2)なら『踏んだり蹴ったり』や『弱り目に祟り目』などがありますね」
土屋康太の答え
『(1)弘法の川流れ』
教師のコメント
「シュールな光景ですね」
吉井明久の答え
『(2)泣きっ面蹴ったり』
教師のコメント
「君は鬼ですか」
上田祐一の答え
『(1)河童も筆から落ちる』
『(2)弱り面蹴ったり』
教師のコメント
「混ざってますよ」
◆◆◆
この学校は成績順にA~Fクラスに所属し、成績順に教室の設備のランクが下がっていくのだ。
Aクラスの教室は超豪華だ。
高級ホテルでも此処までの充実してないんじゃないだろうか?
次のBクラスは良いとこの大学のような教室だ。
Cクラスは金がかかってる高校の教室っぽい。
Dクラスはいたって平均的な教室で、ここが成績の平均値といわんばかり。
Eクラスは、ボロい田舎の学校の様な教室だ。
殆ど木製だしな。
そして俺が所属するFクラスはというと。
「時代が違う」
まるで明治時代辺りの村塾の様なイメージがあるぞ。
畳みにちゃぶ台に座布団。
しかもどれも腐ってたり、傷んでたりしている。
腐ってたり傷んだりしてるものを使う必要は無かったんじゃないだろうか。
ランクは最底辺でも普通のでいいじゃん。
「まだ誰もいないか」
確かに結構早い時間帯だが、まだ誰も学校に来ていない時間帯という訳では無い。
朝練をしている運動部の掛け声が聞こえてくるしな。
流石は最底辺クラス。
早く学校に来るなんて殊勝な奴はあまりいないらしい。
「席は適当でいいのか?」
普通なら出席番号順とかなんだろうが、誰が何処のクラスなのかは其々に配られる封筒を開けなければ分からない。
つまり、誰が何処のクラスになるのか、教職員しか知らないのだ。
ま、明久はこのクラスで間違いないと思うが。
出席番号順で教師が教室にいないのなら、誰が何処に座るのかなんて分からない。
ちゃぶ台に名前がある訳でもなさそうだし、適当でいいのだろう。
取りあえず、一番後ろの窓際を陣取ろう。
学園物の主人公ポジションだ。
「何で窓割れてんだよ」
ホント、設備環境酷すぎだろ。
今日はそんな手持ちねぇからな、明日色々持ってくるか。
「うーむ、暇だな」
まだ授業開始まで時間がある。
取りあえず一服するか。
俺は鞄から水筒を取り出し、コップに水筒から茶色い液体を注ぐ。
「ま・・・まずは新学年に乾杯ってな」
グイッと、俺は窓から見える桜の花弁を肴に茶を飲んだ。
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