世界の旅人   作:神の子、与希

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新年明けまして、おめっとさん。
ちなみにこれを投稿してる時は12/30です!そしてこれを予約投稿にするつもりはないので12/30日に投稿されますね!だから、新年明けてから見る人と明ける前に見る人がいるわけですねーだからなんだって話ですが。
えーっとね〜自分、小説持ってるんですけど、それを読み直ししながらではなく、確かこうだったなーってやってるのでいろいろ雑になってきます。まあ、勘弁してね☆


京都にて…

どうしてこうなった。

今俺の後ろに西洋人のボンキュッボンなグラマーな聖女が一人、卑弥呼のお嬢さんが一人、厨二病が一人。

 

聖女「朱鳥さん、やはり神に祈りを捧げてみなさんを諭しましょう。心の迷いからくる行動ですよ」

 

卑弥呼「朱鳥、さっさとやってよいぞ」

 

厨二病「ククク…黙示録ビースト」

 

厨二病に至ってははっきり言って何言ってっかわかんねえ。黙示録ビーストって言った後に何言ったかわかんないわ。

でだ、今なんだか知らない間にどこの軍かわからない連中に囲まれている。

何を言ってるかわからないと思うから、俺のわかる範囲で説明をするぞ。

 

 

事の始まりは遡ること卑弥呼と会ってからだ。彼女を助けからいろんな奴らに戦いを挑まれたり、助けてくれたりを繰り返していたらパツキン美女と眼帯を付けた少女が襲われていたのです。パツキン美女だよ?普通は助けちゃうよね?強いられているんだよな…ボンキュッボンだし。んでんで、助けたらこうなった。

これはきっと悪い夢だ。そうだな。出なけりゃこんなよくわからん状態になるわけがないさ。

 

聖女「人は分かり合えるのです。みなさんも神に祈りましょう」

 

今の俺は神を知っている。いや、正確には神と名乗る存在がいることを知っている。殺した天使が言ってたから、本当かどうかは定かではないが、おそらく嘘ではないだろう。嘘をつく理由がない気がするし。

んなこと考えてる暇はないのだ。

ってか、聖女の前だ。あまり人を殺したくはない。動きを止めればいいか。

 

男「外来人は皆殺しじゃあ!」

 

一斉に襲いかかってくる。俺は刀をしまいながら、前にいるやつから順に鳩尾や金的、喉仏などを狙って攻撃した。たぶん全員死んではいない。

 

聖女「あら…大変、人が…」

 

「大丈夫です。殺しにかかって来た奴らですけど、全員気絶してるだけです」

 

悪い夢だとしてもタチが悪い。こんなにべっぴんでボンキュッボンな清楚なお方がいるなんて…たまらん。

けして私は変態ではない。が、こればかりは誰しも通る道と思う。

 

⁈「貴様が朱鳥か…?」

 

気絶させたはずの一人が不自然な動きで起き上がる。

なぜかは不明だが、首が左に曲がっている。気持ちが悪い。

 

⁈「今、貴様は気持ち悪いと感じただろうな…わかりやすいやつだ。こんな奴に殺られたなど、飛んだ恥さらしだな」

 

疑惑は確信に変わった。こいつは天使だ。

 

「そこの聖女さん、この二人を連れて今すぐここから離れてくれ。こいつは人間じゃない」

 

聖女「え?でも…」

 

「いいから早く!…助けも呼ぶな。ここら辺に人がいたら避難させながら行ってくれ」

 

渋々従った聖女さんを横目に、やつ本体の気配を探す。そしてようやく見つけた。

こいつ、人間に取り付きやがったのか…それで天使を語るなどと、愚の骨頂だな。

 

⁈「さあ、貴様の守りたいものは遠くへ行きましたね。だが、貴様を殺した後で貴様のところへ送ってやる」

 

「今だけはその減らず口を許してやろう。さっさと本当の姿になったらどうだ?てめえが本気出しても勝てない相手に対して、本気も出さないってか?」

 

⁈「ほう…そこまで言うなら、本気を出させてもらうとしよう…」

 

そう言うとまたまたどこかで見た仮面なんたらにそっくりな姿へと変わった。いつ見ても弱そうと感じる。

 

⁈「いつまでその余裕たっぷりな顔が続けられるかな?」

 

勝ちを確信しているのか、とてもうざったいドヤ顔(表情は動いてないが雰囲気は)を決めている。とりあえずキモい。

名前を聞けなかったからここからは仮面としよう。

仮面は肘についてる刃物のようなものを俺に向けて突撃してきた。

俺は右からきたそれを、小刀で左へと受け流す。仮面の力はかなりのもので俺は後ろへと飛ぶ。

左へ受け流したそれは峰の部分を俺の左側に振ってくる。

俺はそれをギリギリで躱すものの、刃の先端が右腕をかすめた。毒付きだったようで俺の右腕が痺れ始める。

その後の攻撃を警戒して、一旦距離をとった。

 

仮面「この程度か?まさかな…本気を出さなくていいのか?その毒が全身に回ったら、貴様は死ぬぞ?」

 

天使のくせしてくどい手を使ってくるな。

だが、こいつの攻撃はだいたい読めた。攻撃の一つ一つは重たいが、スピードが少し遅い。だからこいつには筋力強化する必要などない。

加速という魔法がある。五分間音速で行動できるが、五分たったら、自分のスピードが元の1/3に落ちる。これは一日中続く。だから五分で終わらせる。

音速で仮面の右腕の横に行き、腕の腱を斬る。今度は左の腱、両足を次々と斬る。

 

⁈「そんな細かい傷、大したことはな…!?」

 

仮面は力なく倒れこむ。

 

「知ってるか?人ってな、腱を切られると何もできないんだぜ?そしてな…喉元を切るとな、多量出血で即死だぜ?脆いよな」

 

仮面が震え始める。

 

仮面「い、嫌だ…やめろ…」

 

無様にも命乞いをしようとしている。

醜いなぁ…天使の名を借りた人ってのは…

俺はこいつとの戦いで確信した。こいつらは元々人間だ。他のことはいまいちわからないが、それだけは確かであろう。

 

「醜いな…醜いな…人ってのは醜いな…俺のように穢れた人間が言えたことじゃないが、お前ら天使、いや同じ人間だったな…だから醜いわけか」

 

核心をついた俺に対する見方が変わったのだろう。ただ、人殺しを楽しむような輩だとでも思っていたのだと思う。

 

仮面「な、なぁあんた、俺たちと、こ、こないか?」

 

血迷ったな。俺を味方につけようと考えたわけか。腐ってる。

 

「そんなにも、お前は生きていたいのか…俺を味方につけようなどという愚かな考えを思いつくほどに」

 

俺は人斬りだ。だが、私利私欲を満たすための方法としてではなく、生きるための殺しだ。

こいつらは違う。自分たちの地位のために名誉のために人殺しを繰り返す。正直、一緒とは言われたくない奴らだ。

 

「世界は腐ってるよな…人殺しをなんとも思わない奴らがうじゃうじゃいる」

 

仮面「ひぃっ、」

 

こいつは俺の一つ一つの行動に恐怖を感じている。

気が弱すぎるな…こんなやつでさえも、人を殺すのか…悲しい世になったものだな。

 

「でも、そんな世界にも、世のため人のため自分のためのでかい夢を持った女の子がいるんだ」

 

少しづつ少しづつ、歩み寄る。

やつには恐怖を感じる長い長い時間。おそらく奴の耳には入ってないだろうが、奴の耳に入った言葉を神を名乗るものは聞いているのだろう。

アクエラは俺の名前を知ってはいなかった。アクエラの遺体になんらかの通信機みたいなものがあったと考えるのが妥当かと。

 

「俺は、今まで夢なんてなかった。夢を持った人も見たことなかった。だから、初めて見た夢を持った少女の夢を叶えてみたい。夢の行く末を見てみたい、そう思ったんだ」

 

俺の魔法は解けた。スピードはかなり遅くなってしまった。奴が回復するかもしれないのに。でも、神とやらに言っておきたかった。

 

「彼女らの邪魔をするなら俺は容赦しない。貴様らを地の果てまで追いかけ、必ずその息の根を止めてやる。俺を殺しに来るのは構わねえが、返り討ちにあうだけだと学べ」

 

仮面はおもむろに起き上がる。

 

仮面「さっさと殺せば良いものを、私の回復をなぜ待った?」

 

待ったわけではないのだが、勘違いしているならそれはそれで好都合。俺がまだ余裕を持っていると思われるのは、相手からするとかなりの恐怖心を持たされるのだ。

 

「簡単に死なれては困るからな…こんな弱っちいやつは久々なもんだぜ」

 

仮面「舐めた口をっ…!」

 

言葉を言い切るとまたも肘の刃で襲いかかってくる。

こいつの刃は右肘にしか付いていない。だから右からしか最初の攻撃はできない。

全く頭の悪い敵だ。こんな低脳なやつ久々だっなんて考えながら右手に持った短刀で受け流す。

その後に来るのは峰だと思ったが、膝だった。

 

「グゥフッ!?」

 

鳩尾にまともに食らってしまう。久しぶりのダメージ。

襲いくる吐き気と仮面の右肘の刃。

上からくる刃をギリギリでかわしつつ、二の腕に短刀を刺す。

 

仮面「イギッ!キサマァッ!」

 

人間らしくない声を上げ、乱暴に刃をブンブン振ってきた。

適当すぎる攻撃を見るに堪えないと思ってしまう。だがそんな油断をしていたから仮面の膝と拳に気がつかなかった。

右膝が俺の脇腹に入り、その後に左ストレート。そして左回し蹴り。

俺の体は近くの民家に吹き飛ばされる。

木片などが多少体の節々に刺さる。

 

仮面「どうした?さっきまでの余裕は!」

 

刃が振り下ろされる。

俺はかわしたように見えだが、左手の薬指を失った。そして民家は真っ二つ。後で指を回収せねば…

俺は太刀を抜く。

スピードが無い今、テクニックでやつを圧倒するしかない、そう考えた。

当たり前のように刃を横薙ぎしてくる。やつは少し頭が働くようだ。力はセーブしている。天使とてあまり目立つことは避けたいのだろう。風貌的にも。

やつの攻撃を三回かわしたところで、やつに隙が生まれた。疲れからくる隙だ。

右になぎ払った右腕を俺がすかさず太刀で斬る。

攻撃を避けてからの攻撃なのでリーチのいる武器、つまり太刀でなければ出来ない芸当だった。考えられた行動よ!ドヤァ…

 

仮面「ひ、卑劣な手をぉッ!?」

 

右腕を無くしたこいつは完全に丸腰な状態と化している。

 

「なんとでも言え、俺は善良な勇者などではない。小狡い手を使ってでも守りたいものを守るだけだ」

 

仮面の体に太刀を斜めに振り下ろす。

ある意味では極楽浄土で極めた研ぎ師の才能が開花した瞬間だ。

そして、俺が神とやらと戦うことがここで決まったのかもしれない。

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